☆ 平成18年度 京都女子大学 宗教・文化研究所公開講座
シリーズ 東山から発信する京都の歴史と文化 ⑧
テーマ:「英雄と鎮魂」
6月24日(土)午後1時~午後5時
会場:京都女子大学J校舎525教室(市バス「馬町」下車、5分)
http://www.kyoto-wu.ac.jp/access/index.html http://www.kyoto-wu.ac.jp/library/riyou/guide/access.htm講演
午後1時~2時30分
「為朝・義経-日本的『英雄』の条件について」
神戸大学文学部助教授(国文学)樋口大祐氏
午後3時~午後4時30分
「安元3年の崇徳院鎮魂――天下静かならず――」
専修大学非常勤講師(歴史学)樋口州男氏
※ 樋口大祐先生からのコメント
①為朝・義経(及び正成ら)、日本で「英雄」とされる人々が、軍記物語の中で、武士の規範から逸脱する人物として表象されていることと、②現実の「武威」の支配(あるいは公武二重体制の存在)が、コインの裏表のような関係にあったのではないかということを、③中国の「英雄」の表象などと比較しながらお話したいと思います。また、時間がございましたら以上の論点を④現代でも拘束力を失っていない「日本」的な行動美学の批判的分析につなげたいと思っております(時間的には①②のウェイトが大きくなると思います)。
※ 樋口州男先生からのコメント
崇徳院鎮魂行事を通して後白河院にとっての安元の大火や鹿ケ谷事件の意味を考えてみたいと思っています。ほかにも考えてみましたが、京都で京都のお話をする緊張感も良いかなと覚悟を決めました。
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>山本君 公開講座の「上卿」役、ありがとうございます。
金曜日、同志社の授業後、京女に戻って資料の用意のお手伝い、宜しくお願いいたします。
>山岡さん・石井君 同じく、金曜の件、宜しくお願いします。