これからのゼミの予定

No.20570

 S校舎の駐車場も満車になることが多くなりました。後期への準備が始まったのだと思います。後期の授業は9月14日(月)から。これに合わせてゼミの史料講読会の再開はは17日(木)になりますが、それ以前にも集まる機会がありそうです。

  ◯ 8月31日(月) 学習院大学兵藤ゼミの六波羅・法住寺殿の跡の見学会。当ゼミメンバーからは、神戸大学大学院の斉賀さん・中桐さん、本学から下坂さん・川原さん・植村さんが参加。(まだ、受付可能です。メンバーのお友達も可)13時に京阪清水五条駅改札口に集合のこと。見学コースは>>No.20567を参照のこと。

  ◯ 9月7日(月)の午後に姫路城見学の計画があります。中田さんと下坂さんが参加予定。実際に行えるかどうか、まだ未調整です。参加希望の方は、上記お二人に連絡してみて下さい。なお、私は前日から姫路に滞在の予定です。 

  ◯ 9月19日(土)の午後に開かれる「女性史総合研究会」の9月(第185回)例会。これは、ゼミメンバーは出来るだけ参加しましょう。報告者は神戸女学院大学の栗山圭子先生で、テーマは「当腹について―「平氏政権」期の「家」・正妻・嫡子―」。詳細は>>No.20568を参照のこと。

 なお、1回生については、後期に『吾妻鏡』講読会以外の時間に集まる機会を設定できればとも思っています。1回生の間で検討してみて下さい。

 それから『紫苑』最終号の原稿締切も近づいています。これについては、いずれ編集長の岩田君(目下、欧州視察旅行中)から連絡があると思います。

 ☆ 神奈川県立歴史博物館の永井晋先生より、新刊の御高著『源頼政と木曽義仲 勝者になれなかった源氏』(中公新書)を御恵送頂きました。
 先年、当方のゼミの研究会でお話し下さったことを書かれたとのことです。
 永井先生に、あつくお礼を申し上げます。

 最後の夏休みももう終盤

No.20569

 8月ももうすぐお終いですね。ゼミの皆様におかれましては、それぞれの御予定を順調に消化されているでしょうか。
 当方、本日ようやく論文集の再校ゲラを出版社に発送することができました。師範代・副師範代にはいろいろお手伝いを頂き、ありがとうございました。これで、のこすところは論文2本と講演資料の作成。31日に予定されている学習院大学兵藤ゼミの史跡見学の際の資料はすでに作成済みです。20部作成してありますので、もしお暇な方はまだ受け付けられます。
 9月7日のことについては、1回生の方で方針がお決まりでしたらお知らせ下さい。
 それにしても、31日といい7日といい、一番心配なのは私自身の体力かも知れませんね。
 参加できなかった21日の古文書見学会とか、元木先生の研究室旅行のことなど、またお話しをうかがうことを楽しみにしています。ちなみに、師範代は本日、関空から欧州視察に旅立たれたはずです。また、ゼミの時間にたくさんの写真を見せていただくのが楽しみです。
 だんだん、夏休みも残り少なくなってきましたが、いろいろ締め切りの重なっている方や修論執筆中の方、身体を壊さないことを前提に、楽しみながら頑張りましょう。 
 
 ☆ 高松の野中寛文先生より、御高論「我拝師山の成立から西行の歌集まで」掲載の『西行学』第6号を御恵送頂きました。
 野中先生にあつくお礼を申し上げます。 
 野中先生に屋嶋などを御案内いただいたことを思い出して、また讃岐に行きたくなりました。

「平氏政権」期の「家」・正妻・嫡子

No.20568

 8月31日の六波羅・法住寺殿跡の見学会ですが、兵藤先生にお尋ねしたところ学習院大学の御一行は例年より少なく11名とのことです。となると、総勢は20名弱でしょうか。移動距離が長く、車の通行する狭い道を歩きますので、適切な人数かと思います。

 それから、女性史総合研究会の9月(第185回)例会では栗山圭子氏(神戸女学院大学)が報告されます。これは、当ゼミメンバーにとっては好適な勉強の場となりそうです、挙って出席し、おおいに質問・発言して下さい。会の詳細は下記の通りです。

  日 時:  2015年9月19日(土) 13:30~17:00
  報 告:  栗山圭子氏「当腹について―「平氏政権」期の「家」・正妻・嫡子―」
  場 所:  ウイングス京都
     〔地下鉄烏丸御池駅(5番出口)または地下鉄四条駅・阪急烏丸駅(20番出口)下車徒歩約5分〕.

☆ 馬の博物館の長塚孝先生より、御高論「武蔵原氏と上足立郡」(『地方史研究』71)を御恵送頂きました。
 長塚先生に、あつく御礼を申し上げます。

【追記】☆ 国立歴史民俗博物館の田中大喜先生より、新刊の御高著『新田一族の中世』(吉川弘文館)を御恵送頂きました。
 田中先生に、あつくお礼を申し上げます。

【追々記】 上記、女性史総合研究会におけるコメンテーターは、佐伯智広君がつとめて下さるそうです。

31日の六波羅・法住寺殿跡の史跡散歩について

No.20567

 夏休みも、もう後半に入りましたが、いかがお過ごしでしょうか。

 明日は元木先生から御案内を頂いた古文書学会の見学会がありますが、ゼミメンバーのみなさんにおかれましては、ヨーロッパ旅行を筆頭に、それぞれ所属のゼミや研究室、あるいはサークルの旅行や合宿などもあって御多忙のことと思います。

 さて、これはゼミのイベントという訳ではありませんが、すでにお知らせしたとおり、8月31日に学習院大学文学部の兵藤裕己先生のゼミの皆さんを六波羅・法住寺殿跡へ御案内致します。
 せっかくの機会ですから、ゼミメンバー・関係者のみなさんにも参加を呼びかけたいと思います。資料を用意しますので、参加希望者は私に連絡してください。
 これまで、参加を確認しているのは、本学の下坂さんと、神戸大学(院)の中桐さん・斉賀さんの3名です。

 当日の予定ですが、以前Facebookの宗教・文化研究所に書いたとおり、13時に京阪の清水五条駅に集合。六条河原→六道の辻(珍皇寺・西福寺は余裕があれば)→六波羅密寺→ 平家六波羅亭跡(泉殿跡・池殿跡など)→河合寛次郎記念館(中には入らず)→方広寺跡(豊臣関係ですが)→大仏殿跡(同)→豊国神社(同)→耳塚(同)→ 京都国立博物館・三十三間堂(自由見学と休憩1時間程度)15時頃再集合→後白河天皇陵→法住寺南殿園池跡→最勝光院跡→今熊野神社(解散16時すぎ頃)。というほぼ半日の日程になります。

 資料は、こちらで作っておくつもりです。もしかしたら、お手伝いをお願いするかも知れませんが、今のところ大丈夫そうです。
 なお、参加される方は、髙橋昌明編『院政期の内裏・大内裏と院御所』(文理閣)に目を通しておけば、大変勉強になり、見学の効果が倍増することと思います。
 ともあれ、参加希望者は早々に連絡をお願い致します。

 中世戦記研究会開催のお知らせなど

No.20566

 昨日(18日)は1回生のメンバーと宇治の史跡を歩いてきました。詳報はFacebookの方を御覧下さい。
https://www.facebook.com/minoru.noguchi.39
https://www.facebook.com/pages/%E5%AE%97%E6%95%99%E6%96%87%E5%8C%96%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80%E3%82%BC%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%AB/214913758595920
 次は、31日に学習院大学の兵藤先生のゼミ御一行を六波羅と法住寺殿跡に御案内いたします( >>No.20466および>>No.20454参照。13時に京阪清水五条駅に集合の予定です)。神戸大学大学院のお二人も参加して下さる由。ほかに参加希望の方がおられましたら御連絡下さい。現役以外の方も大歓迎です。
 9月7日に私は姫路で講演を致しますが、その日の午後、姫路城の見学をしようという計画も1回生との間でしています。

 それから、中世戦記研究会の事務局を担当されている秋田大学の志立正知先生から、次回研究会について御連絡をいただきました。日時、研究発表担当者が決まったそうです。

 日時:10月24日(土) 13:30~18:00
 研究発表:(文学)鈴木啓子氏 (史学)山本みなみ氏

 輪読担当者および会場については、まだ未定とのことですが、会場は東京都内の大学になると思います。山本さんには、御多忙の所申し訳なかったのですが、私の推薦でお引き受け頂きました。『吾妻鏡』の史料性に関わる御発表になるものと期待しています。
 交通費がかかりますが、何らかの調査、どこかの見学とリンクさせて、ゼミメンバー・関係者が参加されることを期待します。

 東大寺には正倉院、東山には焦燥人!

No.20565

 昨日で夏季休業期間が終わったので、研究室に来て原稿を書いています。
 原稿のタイトルは「十二世紀の千葉氏」。一般市民を対象にした自治体の刊行物に掲載されるものですから、力を入れると分かりにくいものになってしまいますし、説明しすぎると冗長になってしまう。ボランティア原稿ですが、なかなか気を遣います。これを早く片付けないと月末締め切りの定期刊行物の原稿に取り掛かれません。

 今日の京都は少しばかり気温が低いのですが、湿度は高くて、窓の外ではときどき大雨が降っています。明日の宇治散歩は気温も湿度も低く、それでいて雨も降らないという、さわやかな天候のもとで行いたいものです 。
 それにしても8月も、もう17日。みんなで焦りましょう。

 「戦後」を語り続けられる未来をつくる

No.20557

 今日から16日まで、大学は夏季休業期間になります。図書館もお休みです。
 当方は、今朝公立学校共済の「退職共済年金決定請求書」なる書類を投函して参りました。生存に必要な手続きですが、こういうのはよく分からないことが多くて困ります。
 論文集、紀要の論文、依頼された原稿、などなど、為すべき仕事は山の如しです。

 ゼミのメンバー、とくに修論の人はしっかり頑張ってください。
 君たちは「未来」のため。私は「幕引き」のためです。

 18日の史跡散歩は参加者が確定しました。少人数ですが、その分密度が濃くなることでしょう。

☆ 佐伯真一先生・清水眞澄先生・鈴木彰先生・源健一郎先生の御連名で、新刊の日下力監修『いくさと物語の中世』(汲古書院)を御恵送頂きました。
 600ページにもおよぶ大論文集。「あとがき」の末尾に「今ここに確かに存在する「戦後」を「戦後」として語り続けられる未来をつくりだしていくことに、中世文学の研究はかならず寄与できるはずである」とあります。
 佐伯先生以下の先生方に、あつくお礼を申し上げます。

 9月7日(月)は姫路に行きます。

No.20545

 1回生のメンバーとは8月18日(火)に宇治の歴史散歩を行う予定です。もう一日、1回生の都合のよい日として9月7日 (月)があげられていましたが、私は当日の午前、 姫路市市民会館で市民教養講座の歴史講座で「源実朝」をテーマに講演を致します。
   http://www.city.himeji.lg.jp/s110/2212782/_9450/_9470/_33314/rekishiC.html
 そこで、もし希望者があればお昼過ぎに駅に集合して姫路城の見学でも如何かと考えています。

 8月18日の宇治歴史散歩については>>No.20537を御覧下さい。目下、下坂さんと中田さんから参加の連絡をいただいています。
 夏休み期間中のゼミ活動全般については>>No.20466を参照のこと。

 それから、日本古文書学会の見学会も予定されています。時間のある人は、この機会にぜひ見学させて頂くと良いと思います。元木先生から詳細な御案内(>>No.20463)をいただいております。
 なお、9月の『吾妻鏡』講読会は17日(木)から開始ですが、土曜の会の方も日程調整をしなければなりませんね。

 ☆ 当ゼミが東京大学史料編纂所の見学を行ったときに大変お世話になった保立道久先生より、新刊の論文集『中世の国土高権と天皇・武家』(校倉書房)を御恵送頂きました。大著です。
 保立先生に、あつく御礼を申し上げます。

 18日(火)の午後、宇治を歩きます。

No.20537

 18日の「1回生と宇治の史跡を歩く会」の日程案です。

 13時、京阪宇治駅の改札口に集合。
 宇治橋→橋寺→宇治上神社→宇治神社→宇治中島の三重の塔→平等院(途中、喫茶休憩有り)
 (平等院の拝観料600円が必要です)
 17時頃、京阪宇治駅またはJR宇治駅で解散の予定
 (小雨の時は「源氏物語ミュージアム」を見学します)。

 参加する人は前日までに、中田さんまたは野口まで御連絡下さい。
 当日、見学資料を配付します。
 また、31日(月)に予定されている学習院大学の兵藤先生のゼミを御案内する「六波羅・法住寺殿跡見学会」の資料もお渡しします(参加の可否に拘わらず)。

研究室で北山の空を眺めながら思うこと。

No.20471

 ゼミのみなさんは如何お過ごしでしょうか。私は例になく、毎日大学に出勤しています。来春定年だから、できるだけ大学にいる時間を味わっておきたいとか、学期中は使えない駐車場が空いているとか、そんな理由もありますが、なにしろ仕事が終わらないからです。レポートの採点、論文集の校正、原稿の執筆等々。自宅で出来る仕事もありますが、空間が狭くて書類がおけないし、大量のコピーもできません。郵便局も遠い。それらの不便が大学では一挙に解決されます。ただ困るのは、もうすぐ食堂や売店がお休みになり、図書館も休館になってしまうこと。
 一般の人たちが夏休みで海や山が混雑している間に大学に来て大いに学問に励むというのは理想的な生き方だと思うのです。実際、ゼミ草創期には夏休みに一週間ぶっ通しで史料を読んだりしました。その勢いで現地への旅行も行ったように思います。
 また、そんな日々を復活させたいところですが、私自身はもとより、みんなが忙しすぎる時代になってしまいました。なんとか打破せねばと考えています。
 そんな意味からも、18日の1回生との宇治散歩は是非実現したいと思います。

 あっそうそう。これを言いたくて書き込んだのですが、レポートを採点していたら、参考文献欄に宗文研ゼミ掲示板というのがありました。『紫苑』も業界でけっこう知られるようになりましたし・・・と思っていたら、HPの掲示板までとは!
 うれしくもあり、面白くもあり・・・と言ったところでしょうか。
 【追記】
 ☆ 京都大学の山田徹先生より、御高論「足利将軍家の荘園制的基盤-「御料所」の再検討-」(『史学雑誌』123-9)、「室町時代の支配体制と列島諸地域」(『日本史研究』631)、「南北朝中後期における寺社本所領関係の室町幕府法」(『日本史研究』635)ならびに書評二点を御恵送頂きました。
 山田先生に、あつくお礼を申し上げます。