明日の演習と講義

No.8200

 Ⅲ講時の基礎演習Ⅰは、鶴田さんが「人体の構造と日本の医療」というテーマで報告されます。どういう話になるのでしょうか?

 Ⅴ講時は、ジェンダー論にからめて中世の「女武者」についてお話しします。巴御前や板額御前、御存知でしょうか?。15回の講義全体からすると、コラム的な内容ということになります。

 ☆ 千葉県立佐倉高校の外山信司先生より、御高論「原文書「千葉胤富覚書」について」掲載の『戦国遺文 房総編 月報』2を御恵送頂きました。
 学生時代、故・清川一史さんの御案内で森山城跡を歩いたことを思い起こしながら拝読しました。あの城跡も本佐倉と同じように、国史跡になってもよいと思います。
 外山先生に、あつく御礼を申し上げます。

【追記】☆ 東北芸術工科大学の入間田宣夫先生より、御高論「武家儀礼(宴会)の座列にみる主従制原理の貫徹について(ノート)」(『家具道具室内史』3)・「鎌倉期における那須氏の世系について」(『栃木県立博物館研究紀要-人文-』28)を御恵送頂きました。
 前者については、私も侍所について一文を草するつもりであったのですが、これでその必要がなくなりました。後者の那須氏については、いずれ私も検証を加えたいと考えております。那須与一の実在については、未だに肯定しがたいものがあります。なお、「扇の的」説話成立の背景については、瀬田勝哉先生の「伏見即成院の中世」(『武蔵大学人文学会雑誌』142)が示唆的な内容を含みます。
 入間田先生に、あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 千葉県文書館の岡野浩二司先生より、御高論「長福寿寺の住持と寺格-延暦寺再興事業の前後を中心に-」(『千葉県の文書館』16)・「常陸国東城寺と最仙・広智に関する考察」(『土浦市立博物館紀要』21)を御恵送頂きました。
 岡野先生に、あつく御礼を申し上げます。
 ちなみに、同封下さった千葉県文書館のリーフレットには、ひところ品切れになっていた『千葉県の歴史 資料編 中世2』などが載っていました。品切れになっていた巻は、保存分の一部を販売に回したのだそうです。 

宗教・文化研究所公開講座のお知らせ 

No.8198

 ◇京都女子大学宗教・文化研究所公開講座◇

 「東山から発信する京都の歴史と文化⑬ 『鎌倉時代の公武権力と文化・宗教』」
 開催日時:6月25日(土)午後1時~5時
 会場:京都女子大学J校舎525教室
    交通アクセス→http://www.kyoto-wu.ac.jp/access/index.html
    キャンパスマップ→http://www.kyoto-wu.ac.jp/student/campus/map/index.html
 講師と演題:平 雅行(日本中世史、古代中世仏教史)「鎌倉の顕密仏教と幕府」
        坂井孝一 (日本中世史、中世政治史・文化史)「源実朝と京都―和歌を通して考える朝幕関係―」
   **********************************************
  無料、申し込み不要 
  当日、同じ校舎で法学部の公開講座が開催されておりますので、会場をお間違えの無いように、お気をつけ下さい。

公開講座受講のための参考文献紹介 

No.8199

 先日、今回の公開講座の受講にあたって、事前に勉強するための参考文献を教えて欲しいというお申し出がありました。
 そこで、私の知る範囲で、講師の先生方の御研究で、御講演テーマに関連性のあると思われるものを御紹介させて頂きます。

 平先生:「鎌倉山門派の成立と展開」(『大阪大学大学院文学研究科紀要』40、2000)
      「鎌倉における顕密仏教の展開」(『日本仏教の形成と展開』法蔵館、2002)
      「鎌倉幕府の将軍祈祷に関する一史料」(『大阪大学大学院文学研究科紀要』47、2007)
      「鎌倉寺門派の成立と展開」(『大阪大学大学院文学研究科紀要』49、2009)
      「鎌倉中期における鎌倉真言派の僧侶ー良瑜・光宝・実賢」(『待兼山論叢』43、2009)

 坂井先生:『『曽我物語』の史実と虚構』(吉川弘文館、2000)
       「源実朝覚書-青年将軍の心にさした光-」(『創価大学人文論集』21、2009)
        「「血の叙述」と軍記物語」(佐伯真一編『中世の軍記物語と歴史叙述』竹林舎、2011)
       「源実朝にとっての和田合戦」(『創価人間学論集』4、2011)

「まんぢう」こわくとも、藤戸饅頭はうまい

No.8197

 6月8日、藤戸寺の門前で手に入れられずに、畠山先生と私が悔しがった藤戸饅頭ですが、教育実習を済ませた山本さんがお土産に買って来て下さいました。目下、美味しく頂きながら入力中。うんま~い。

 大手饅頭よりは小ぶりですが、甘酒の風味が致します。包み紙には創業寿永三年とありますが、寿永三年とは元暦元年(1184)のこと。藤戸合戦のあった年を伝えているのでしょう。

 それにしても、私は>>No.8184に(土産物は不要です)と書いたのですが、多くの方々から、それでは催促だと叱られました。いや、たしかにこれは字義通りには受け取れませんよね。山本さんはこのほかに、なかなか手に入らないというチーズの御菓子まで持ってきて下さいました。

 もちろん、お土産話もたくさん伺いました。たいへん充実した日々を送り、高い評価をいただいたようです。実習先の生徒や先生方からの実習生にたいする評価。これは大学評価に直結するものだと思います。
 
 25日の公開講座のお手伝いをお願いしたところ、多くの方たちから応諾のメールを頂きました。心強いこと限りなし。懇談会・懇親会も楽しく充実したものになりそうです。
 それから、『紫苑』第9号をまだ受け取っていないという方は、自己申告をお願い致します。関係者分にもまだまだ未発送があるようです。申し訳ありません。

『紫苑』は学界で市民権を得られたか?

No.8195

 ゼミメンバーと関係者の皆さんに公開講座(>>No.8174参照)当日のお手伝いをいただけるかどうか、また懇親会への出欠について、あらためてお伺いを致します。当方、もしくは山本さんへの御連絡をお待ちしています。(>>No.8183>>No.8192参照)

 残念ながら、私は行けないのですが、明後日の軍記・語り物研究会第390回例会(2011年春例会)で、今春学位を取得したばかりの長村祥知君の 「木曾義仲と源行家の上洛」と題する研究発表があります。
 → http://gunki.sakura.ne.jp/menu/nextmenu.htm

 すでにお知らせしてあるように、長村君は「源行家の軌跡」を『季刊iichiko』110に発表、また今月末に刊行される季刊『古代文化』第63巻第1号にも「木曽義仲の畿内近国支配と王朝権威」という論文を発表いたします。これらは、源行家・義仲にたいする従来の認識を覆し、内乱の政治史的な理解に再検討をせまる好論です。今回の報告は、その総合的成果の提示というべきものになると推察されます。史学・国文を問わず、ぜひ、多くの方に聴いていただきたいと思いますので、ここに紹介させて頂く次第です。
   
 昨日帰宅したら、『史学雑誌』第120編第5号(2010年の歴史学界-回顧と展望-)が届いていました。その79ページに、山本みなみ「鎌倉幕府における文士」(『紫苑』八)が4行にわたって紹介されているのを発見。
 もう何十年も前のことになりますが、私も「回顧と展望」にはじめて自分の論文が紹介された時、うれしさ一入であったことを思い出します。山本さんの今後の御活躍を見守りたいと思います。

 各地で活躍中の、先輩諸姉もさらに頑張ってくださいね。

 なお、当然のことながら「回顧と展望」には岩田君や長村君の業績も紹介されています。

明日の『小右記』講読会は中止します

No.8194

 中心メンバーの大谷さんに所用出来のため、明日(18日)の『小右記』講読会は中止いたします。
 
 来週は公開講座がありますので、次回は7月に入ってからということになります。
 日程は後日、告知いたします。
 
 とりあえず、御連絡まで。

Re: 明日の『小右記』講読会は中止します

大谷久美子
No.8196

野口先生


本日バタバタとしておりまして、こちらに書き込みに伺うのがすっかり遅くなってしまいました。


『小右記』講読会に御参加の皆様には、本当に申し訳ないのですが、明日は所用にて講読会をお休みさせていただくことになりました。


来週は公開講座ですので、次回は早ければ7月1週目かと思われますが…
詳しい日付はまた決まり次第、御案内申し上げます。

三浦氏は研究対象としても最有力の御家人

No.8190

 25日の公開講座後の懇親会に御出席の方(原則としてゼミ関係者およびその紹介者対象です)は、早々にお申し込みをお願い致します。
 こちらを御参照ください。  →>>No.8183(なお、>>No.8192もお読み下さい)

 『三浦一族研究』の第15号が出ました。同会の15周年の記念号。「三浦氏研究への期待」という拙文も掲載させて頂きましたが、中世前期の政治史、武士論を研究課題とされている方のみならず、前期軍記を専攻する国文学の皆さんにも、是非読んで頂きたい論文が満載です。
 和歌山大学の海津一朗先生によれば、「三浦氏の研究は現在御家人研究中、最高水準にある」。

 イタリアに出掛けて、この国の人たちの価値観や行動形態に舌を巻いたのですが、今回のニュースで、またさらに尊敬の念が増した次第。真似をしようにも「ローマは一日にして成らず」でしょうねぇ。
 しかし、今のところイタリア料理は日本で食べた物の方が旨い。

 ちなみに、若いみなさん。
 少し無理をしてでも、早めに海外に出掛けておいた方がよいですよ。

 ☆ 日本大学の川合康先生より、分担執筆をされた『伊賀市史 第一巻 通史編 古代・中世』を御恵送頂きました。
 伊賀は、戦後における日本中世史研究の基礎となった石母田正『中世的世界の形成』の舞台となった地。それに鎌倉時代は千葉氏の守護国。
 宇治からはそう遠くありませんから、できれば、実際に現地を回りながら、勉強させて頂きたいと思っています。
 川合先生にあつく御礼を申し上げます。

 ☆ 東京大学史料編纂所の高橋典幸先生より、御高論「書評 鎌倉佐保著『日本中世荘園制成立史論』」(『史学雑誌』120-4)を御恵送頂きました。
 高橋先生にあつく御礼を申し上げます。 

公開講座の週の『吾妻鏡』

No.8193

 六月になってから余談ばかりになってしまい、肝心の『吾妻鏡』がちっとも進んでいませんが、すみません。

 来週末は宗教・文化研究所公開講座ですが、その前々日にも『吾妻鏡』は行いますのでよろしくお願いします(公開講座の、簡単な打ち合わせのようなこともしましょうね)。

 日時:2011年6月23日(木)午後3時~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:文永二年(1265年)三月七日、四月二十五日、閏四月二十日、五月二日・三日・二十三日、六月三日・十日・十一日・十三日・二十三日、七月四日・十日・十六日・十八日、八月十三日・十六日、九月二十一日、十月二日・十八日・二十五日、十一月十三日・十六日・十七日・十九日・二十日、十二月五日・十八日の各条
    文永三年(1266年)正月二日・十三日・二十五日、二月一日・十日・二十日、三月五日・六日・十一日・十三日・二十七日・二十八日・二十九日、四月七日・十五日・二十一日、六月五日・十九日・二十日・二十三日・二十四日・二十六日、七月一日・三日・四日・二十日の各条

 6月は23日、30日に開催予定です。
 今年度から木曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。
 基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

Supercalifragilisticexpialidocious

No.8189

 中学生の頃に見そこなった映画「メリー・ポピンズ」を、最近、ようやく見ることが出来ました。
 つぎは「チキチキ・バンバン」を見たいと思っています。

 今日は火曜日。朝7時台に研究室に到着して仕事を始め、講義終了18時。高校教員時代はこれよりはるかにハードな毎日を送っていたというのに、耄碌すると一日だけでも疲れ果ててしまいます。

 今日から教職員の健康診断。すっかり忘れていたので、私は最終日の木曜に受診することに致しました。結果が甚だ心配です。

 最近の若者たちは(こういう言い方は自分が年寄になった証拠ですが)、我々の世代と価値観が全く逆さまのようです。
 いわく、「主婦になりたい」「寮に監視カメラを付けてくれ」「デモは迷惑だ」・・・
 50年以上生きると、予想だにしない未来に遭遇することができます。君たちも楽しみにしていなさい。
 「長生きは三文の得」
 (ちなみに、上記「主婦になりたい」以下の発言は本学学生のものではありません)。

 ☆ 神奈川県南足柄市の齊藤喜久江様より、齊藤喜久江・齊藤和枝『比企遠宗の館跡』(まつやま書房)を御恵送頂きました。
 齊藤様にあつく御礼を申し上げます。 

『大草原の小さな家』みたいな・・・

No.8185

 今日は、九州で新しい生活を開始することになった高校以来の親友が、奥様とともに幌馬車ならぬミニバンに乗り、引っ越し荷物を満載して宇治に立ち寄りました。
 彼は大学時代にアメリカのミネソタ大学に留学し、数々の武勇伝をのこしました。そのときも、羽田空港に見送りに行きましたが、今回もまた新たな旅立ちに立ち会うことが出来ました。数々の苦境を乗り越えて、これからはバイクと温泉を友とする日々を過ごすとのこと。人生かくあるべし!

 さて、明日の授業ですが、Ⅲ講時の基礎演習は徳野さんの「マスコット・キャラクター」をテーマにした報告です。白熱した議論を期待したいところです。
 私は京都市伏見区醍醐地区のマスコット・キャラクター「もちもちいん」さん(研究室のドアにぶら下げてお披露目中)を持参致しましょう。これは、ネット上でも、まだ無名のようです。

 Ⅴ講時の基礎・教養科目「女性の視点から日本中世の歴史を考える」は、もう9回目の講義。
 今回のテーマは「「武士」とはどんな存在だったのか」。
 「男らしさ」「暴力の肯定」「戦争」「男尊女卑」の日本的な背景を考えたいと思います。レジュメの参考文献欄に拙著『武家の棟梁の条件』(中公新書)を追加します。

 ☆ 神奈川県立金沢文庫の永井晋先生より、同館の企画展図録『大横須賀と金沢』を御恵送頂きました。金沢文庫で近代をテーマにした企画展というのは珍しいことだと思います。博物館学芸員はオールマイティな存在でなければなりません。
 永井先生に、あつく御礼を申し上げます。

 それから、今日はかつてお世話になった、私より一回り若い、ある優れた研究者のお誕生日です。
 このような場、しかも末筆にて失礼ですが、心よりお祝いを申し上げる次第です。

公開講座後の懇親会

No.8183

   御無沙汰しております。教育実習中の山本です。おかげさまで充実した毎日を過ごしています。
   
   さて、いよいよ公開講座が今月末となりました。お知らせが遅くなってしまい、申し訳ありません。
   今年も公開講座終了後、講師の先生方を囲んだ懇親会(お食事会)を開催いたします。皆様ぜひご参加下さい。

   日時:6月25日(土)18:30~(2時間程の予定)
   場所:「里」(女坂上ってすぐです)
   費用:2600円+α  ※飲み放題付きコース料理

   お手数ですが、参加をご希望される方は23日(木)までに野口先生または山本(上記PCアドレスもしくは携帯)までご連絡下さい。
   参加人数の正確な把握が必要ですので参加をお考えの方は、必ずご連絡を下さい。よろしくお願い申し上げます。

  >野口先生
   先生が岡山にいらっしゃることを窺っていましたので、私も8日には同じ岡山のどこかに先生がいらっしゃるんだろうなと思っておりました。
   連日の授業でヘトヘトの毎日ですが、日々教師という職業の大変さと素晴らしさを感じ、先生からいただいたアドバイスを胸に頑張っています。

これまでの公開講座も素晴らしいものでした

No.8184

 山本さん、告知をありがとうございました。
 充実した日々。
 しかし、とても、疲れていることと思います。ゆっくりと、休養をとって下さい。
 それから、たくさんの土産話を期待しています(土産物は不要です)。
 
 今年(>>No.8174)は例年に増して充実した公開講座となすべく頑張りたいと思っています。
 例によって、ゼミの皆さんにはいろいろと具体的な局面でお手伝い頂くことになりますが、何卒宜しくお願い申しあげます。

 >岩田君 例年の如く「上卿」をお願いしたいのですが、大丈夫でしょうか?

 講師の先生方のみならず、普段お目にかかることの出来ない先生方や、遠方からお出で下さる若手研究者と懇親の機会も得られるはずです。公開講座後の懇談会・懇親会にもふるって御参加下さい。

 御参考までに、これまでの当方主催の公開講座(シリーズ「東山から発信する京都の歴史と文化」)の講師および講演テーマの一覧をかかげておきましょう。
*****************************************
 2000年12月16日(土)①「平安・室町の陰陽道と陰陽師」
   「陰陽道と安倍晴明」
     山下克明(大東文化大学東洋研究所兼任研究員・青山学院大学兼任講師)
   「室町の王権と陰陽道」  柳原敏昭(東北大学文学部助教授)

 2001年3月24日(土)②「「平家」は都を落ちたのか?」
   「「平家都落ち」の真実」 上横手雅敬(龍谷大学文学部教授・京都大学名誉教授)
   「<平家都落ち>と『平家物語』」  鈴木彰(早稲田大学非常勤講師)

 2001年6月30日(土)③「平清盛と後白河院」
   「平清盛の闘い」  元木泰雄(京都大学助教授)
   「平家と後白河院」  美川 圭(摂南大学助教授) 

 2002年6月29日(土)④「『平家物語』を読む、掘る」
   「『平家物語』合戦談のリアリティー-橋合戦を中心に-」佐伯真一(青山学院大学教授)
    「消えた建春門院陵を探る」 山田邦和(花園大学助教授)

 2003年6月28日(土)⑤「『平家物語』と治承・寿永の内乱」
   「『平家物語』と風景-清盛の見たもの/清盛を見る者-」
                     源健一郎(四天王寺国際仏教大学専任講師)
   「治承・寿永の内乱と伊勢・伊賀平氏」 川合康(東京都立大学助教授)

 2004年6月26日(土)⑥「清盛の夢-『平家物語』の成立」
   「福原の夢-清盛と神戸」 高橋昌明(神戸大学教授)
   「平家物語のテクスト形成」 兵藤裕己(学習院大学教授)

 2005年6月25日(土)⑦「平家の本拠・平家の鎮魂」
   「「六波羅」から中世を考える」 高橋慎一朗(東京大学史料編纂所助教授) 
   「小宰相の局と「耳無し芳一」伝承-いくさ語りから江戸怪談へ-」堤邦彦(京都精華大学教授)

 2006年6月24日(土)⑧「英雄と鎮魂」
   「為朝・義経-日本的『英雄』の条件について」 樋口大祐(神戸大学助教授)
   「安元3年の崇徳院鎮魂-天下静かならず-」 樋口州男(専修大学非常勤講師)

 2007年6月23日(土)⑨「王権と貴族・武士」
   「王朝の狩猟文化-摂関・天皇・院の権力と野生-」中澤克昭(長野工業専門学校准教授)
  「武家平氏と貴族社会」 松薗斉(愛知学院大学教授)

 2008年6月28日(土)⑩「王の装いと武家の空間」
    「寝殿造と六波羅泉殿~総柱大型建物の意味~」 川本重雄(京都女子大学教授)
    「天皇と装束」 近藤好和(神奈川大学特任教授)

 2009年度6月27日(土) ⑪「太平記の時代」
    「南北朝内乱と祇園社」市澤 哲(神戸大学大学院人文学研究科教授)
    「洞院公定をめぐる書物―字書・部類記・未来記」小川 剛生(慶応義塾大学文学部准教授)
             
 2010年度6月26日(土)⑫『京・六波羅と鎌倉』」
    「考古学からみた鎌倉北条氏 -伊豆から鎌倉への足跡-」
                 池谷初恵(伊豆の国市教育委員会・考古学)
    「北条氏一族女性の在京生活-六波羅探題金沢貞顕の周辺-」
                 福島金治(愛知学院大学文学部教授・日本中世史)

懇親会参加申込みについて

No.8192

 懇親会参加の申込みは、ここに書き込むのではなく、>>No.8183に指定された方法でお願い致します。

 >>No.8191(そのような次第で、恐縮ですが後日削除させていただきます)に書き込まれた方も、下記を踏まえて、あらためての御対応をお願い致します。 

 懇談会・懇親会は研究所主催の公開講座とは別に、当ゼミナールが主催するものです。>>No.8174に示したとおり、講師やゲストの先生方とゼミ関係者・ゼミメンバーの懇談・懇親を目的とするものです(原則としてゼミ関係者およびその紹介者対象です)。

ゲラ・ゲラ・ゲラ・ゲラ、ノグチゲラ

No.8181

 校正をしていたら、また校正が届きました。

 今日の『小右記』講読会では「不善」という言葉の用法について学ばせて頂きました。 大谷さんが万全の準備を整えてきてくれているのに出席者が少ないのは実に勿体ないことだと思います。

 昨日、麦わら帽子を買いました。なんと、たったの210円。
 子どもの時からの夏の愛用品です。
 これを被ると少年時代にトランスすることが出来るような気がします。

【今日の言葉】
 「ぜいたくな場所なんです、大学は。」
昨日(>>No.8179)、紹介した『朝日新聞』オピニオン面掲載の堀茂樹氏の談。
 「人文系の場合は特に、すぐに役立たないことが多い。」に続いての発言。
 さらに、「でも、それをやらせておくのが文明社会。産官学の協力に反対はしませんが、意義あるものにするには、大学が企業や社会と一体化しちゃダメなんです」と続きます。