ジャンルをこえた儀式・儀礼研究の提案
No.7978
耄碌に寒さが加わって、なかなか目の前の仕事が片付きません。
ところで、本日、広島大学大学院で尻池さんの先輩にあたる山本(嶋村)佳奈さんから、御高論「儀式書に見る平安時代の勝負儀礼と勝敗と勝負楽」(『広島大学大学院教育学研究科紀要 第二部』第57号)と「相撲儀礼の転換-相撲「節会」から相撲「召合」へ-」(『九州史学』第156号)を御恵送頂きました。
儀式や儀礼は政治史の研究において大変重要なテーマなのですが、史料が難解でなかなか取り付きにくいところがあります。
そういえば、かつて、当ゼミに参加しておられた満田さおりさん(現在、京都大学大学院工学研究科DC)が、建築史の立場から「平安宮内裏の空間構成と儀式に関する歴史的研究」に取り組んでおられ、『吾妻鏡』の講読会で、鎌倉将軍御所の空間構造について、いろいろ教えて頂いたことが思い出されます。
差し出がましいことですが、同じ世代の山本さんと満田さんが共同で平安時代の宮廷儀式・儀礼についての研究を進められたら、お互いに啓発されるところも多く、且つ、さぞかし視覚的にも具体的な形で素晴らしい成果が還元できるのではないかと思った次第です。
さらに、差し出がましいこと乍ら、将来、お二人のお力をお借りして、『古代文化』の編集委員会で、こんなテーマの特輯号を提案できれば良い・・・などと考えてしまいました。
尻池さん(摂関家)や、大谷さん(仏教儀礼)、岩田君(幕府)も御一緒に如何ですか?
ところで、本日、広島大学大学院で尻池さんの先輩にあたる山本(嶋村)佳奈さんから、御高論「儀式書に見る平安時代の勝負儀礼と勝敗と勝負楽」(『広島大学大学院教育学研究科紀要 第二部』第57号)と「相撲儀礼の転換-相撲「節会」から相撲「召合」へ-」(『九州史学』第156号)を御恵送頂きました。
儀式や儀礼は政治史の研究において大変重要なテーマなのですが、史料が難解でなかなか取り付きにくいところがあります。
そういえば、かつて、当ゼミに参加しておられた満田さおりさん(現在、京都大学大学院工学研究科DC)が、建築史の立場から「平安宮内裏の空間構成と儀式に関する歴史的研究」に取り組んでおられ、『吾妻鏡』の講読会で、鎌倉将軍御所の空間構造について、いろいろ教えて頂いたことが思い出されます。
差し出がましいことですが、同じ世代の山本さんと満田さんが共同で平安時代の宮廷儀式・儀礼についての研究を進められたら、お互いに啓発されるところも多く、且つ、さぞかし視覚的にも具体的な形で素晴らしい成果が還元できるのではないかと思った次第です。
さらに、差し出がましいこと乍ら、将来、お二人のお力をお借りして、『古代文化』の編集委員会で、こんなテーマの特輯号を提案できれば良い・・・などと考えてしまいました。
尻池さん(摂関家)や、大谷さん(仏教儀礼)、岩田君(幕府)も御一緒に如何ですか?