公開講座についてのおしらせ

No.4866

 いよいよ今週末の土曜日に行われます公開講座についてのお知らせです。
 
 公開講座に参加されるゼミメンバーは、当日、12:00に会場である京都女子大学J校舎の525教室に集合してください。仕事は、受付や会場の準備などがありますので、みなさんよろしくお願いいたします。
  
※補足①
 公開講座の内容に関する詳細は、>>No.4733を参照。
 公開講座の内容に関する参考文献などは、>>No.4815>>No.816>>No.4851参照してください。

※補足②
 来週の26日の『吾妻鏡』講読会はおやすみです。
 講読範囲は、なるべく早くアップしたいと思います。

ここにこそ、公開講座についてのおしらせ

No.4867

 ☆ 平成18年度 京都女子大学 宗教・文化研究所公開講座

  シリーズ 東山から発信する京都の歴史と文化 ⑧

 テーマ:「英雄と鎮魂」

    6月24日(土)午後1時~午後5時

 会場:京都女子大学J校舎525教室(市バス「馬町」下車、5分)
     http://www.kyoto-wu.ac.jp/access/index.html
     http://www.kyoto-wu.ac.jp/library/riyou/guide/access.htm
講演
 午後1時~2時30分
 「為朝・義経-日本的『英雄』の条件について」
     神戸大学文学部助教授(国文学)樋口大祐氏
 
午後3時~午後4時30分
 「安元3年の崇徳院鎮魂――天下静かならず――」
     専修大学非常勤講師(歴史学)樋口州男氏

※ 樋口大祐先生からのコメント
 ①為朝・義経(及び正成ら)、日本で「英雄」とされる人々が、軍記物語の中で、武士の規範から逸脱する人物として表象されていることと、②現実の「武威」の支配(あるいは公武二重体制の存在)が、コインの裏表のような関係にあったのではないかということを、③中国の「英雄」の表象などと比較しながらお話したいと思います。また、時間がございましたら以上の論点を④現代でも拘束力を失っていない「日本」的な行動美学の批判的分析につなげたいと思っております(時間的には①②のウェイトが大きくなると思います)。

 ※ 樋口州男先生からのコメント
 崇徳院鎮魂行事を通して後白河院にとっての安元の大火や鹿ケ谷事件の意味を考えてみたいと思っています。ほかにも考えてみましたが、京都で京都のお話をする緊張感も良いかなと覚悟を決めました。
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>山本君  公開講座の「上卿」役、ありがとうございます。
      金曜日、同志社の授業後、京女に戻って資料の用意のお手伝い、宜しくお願いいたします。    
>山岡さん・石井君  同じく、金曜の件、宜しくお願いします。

宇治史跡見学会についてのお知らせ

No.4868

  >>No.4846でお知らせした、来る7月1日(土)に実施予定の宇治史跡見学会ですが、同志社女子大学の開講科目とは無関係に同大学学生の有志と当ゼミとの合同企画という形で実施することになりました。したがって、集合時間も午後1時半以降になる模様です。すでに配付資料も完成していますので、多くの参加をお待ちしております。
 集合場所・日程・見学先(源氏物語ミュージアム・宇治上神社・宇治市街遺跡・歴史資料館・白川金色院跡などを予定)などの詳細については、後日御連絡いたします。なお、見学先などについて御希望があればお知らせ下さい。
 
 なお、前言のように、本年度の研究所共同研究「摂関家の空間における政治と文化 中世前期の宇治に関する総合的研究Ⅰ」の共同研究員の方々には、とりわけ積極的な参加をお願い申し上げます。

中村修也『偽りの大化改新』拝受。

No.4869

 上記、宇治史跡見学会の見学先のうち、源氏物語ミュージアムはあいにく改装工事のため、この日は見学が無理のようです。見学先はかなり研究者好みの地点に集約されることになりそうです。
 ちなみに、聞くところによると、この日、7月1日には京大吉田グラウンドで京大対東大の硬式野球の試合があるとのこと。

 ☆ 本日、文教大学の中村修也先生より御高著『偽りの大化改新』(講談社現代新書)を御恵送いただきました。教育実習に行ってきた方から、「大化改新」を「たいかのかいしん」と読んだら、指導の先生に「たいかかいしん」であると注意されたというお話をうかがったばかりでしたが、この本を開いてみると、そもそも最近の学界では「乙巳の変」と呼ぶのが一般的なのだそうです。
 中村先生にあつく御礼を申し上げます。

 > 佐伯君 本日はお疲れ様でした。ジャンル違いですが、地方武士や幕府の族長・首長の交代の問題を考える上で示唆を得ることが出来ました。  

公開講座の資料印刷完了。

No.4870

 本日、午前、公開講座の資料の印刷を済ませました。資料から両樋口先生の本公開講座に対する力の入れようが伝わってきます。当日が楽しみ。とても、有り難く思っております。

 印刷した資料をホチキスでとめる作業は、明日、同志社の授業後に研究室に戻って行う予定です。「上卿」の山本君をはじめとする、いつもの「わびすけ」メンバーにお手伝いをいただきます。

 ☆ 千葉県船橋市教委埋蔵文化財調査事務所の道上文先生より、御高論「中世房総出土の東海系煮炊具について-遠隔地物流の諸相-」掲載の『房総中近世考古』第2号を御恵送いただきました。文献史料の少ない中世前期の房総の具体像が考古学からのアプローチによって徐々に解明され、わずかな文献史料の記述に広がりが加わっていくようで、うれしい限りです。
 道上先生にあつく御礼を申し上げます。