第2回 角田文衞古代学奨励賞は樋口健太郎氏に

No.9743

 昨日、角田文衞古代学奨励賞授賞式のことを書いたら、「受賞者はどなたですか?」という御質問が相次ぎました。
 そこで、お知らせ致します。
 受賞者は樋口健太郎氏(大手前大学非常勤講師)
 受賞論文は「藤氏長者宣下の再検討」(『古代文化』第63巻第3号、2011年12月)

 樋口さんには、当研究所の共同研究員に加わって頂いたこともありましたが、当ゼミとも因縁浅からぬものがあり、木幡の史跡見学会に同行して下さったり、書評会で美川先生の『院政』について報告をいただいたこともありました。
 今後のますますの御活躍を祈念申し上げる次第です。

 そういえば、広島の尻池さんが、樋口さんの論文集『中世摂関家の家と権力』(校倉書房)の書評を執筆されているはずです。発表は近日?

 幸せな京女史学科生

No.9742

 明日は、第2回「角田文衞古代学奨励賞」授賞式があります(於、佛教大学四条センター、13:00から)。

 史学科の早島先生から、新刊の御著書『足軽の誕生 室町時代の光と影』(朝日新聞出版)を頂きました。「あとがき」によると、昨年度後期の「特殊講義」をもとに執筆された由、大学教員として理想的です。
 京都女子大学の史学科の学生さんは幸福だと思います。

  ☆ 一関市博物館の大石直正先生より、御高論「膝下荘園としての骨寺村」(『一関市博物館研究報告』15)を御恵送頂きました。
 大石先生に、あつく御礼を申し上げます。

 「のんびり」行きたいところですが、状況はそうはさせてはくれません。

No.9741

 「のんびり行こうよ、俺たちは~♪」という歌が流行っていた当時、「モーレツからビューティフルへ」などというキャッチコピーもありましたが、結局、世の中はそういう方向には確実に向かわなかったようですね。 

 HPのトップにあるように、今月の『玉葉』講読会は8日と15日の2回が休会になりますのでご注意下さい。

 来年度の共同研究員の件ですが、お願いした方全てから御了解の返信を頂くことが出来ました。
 ありがとうございました。

 それから、お伝えするのが遅くなりましたが、拙著『源氏と坂東武士』(吉川弘文館)の三刷が出ました。重版にあたって版元にお願いした修正が一部伝わっていなかったようで若干残念なのですが、相馬御厨をめぐる係争にかかわった源義宗が佐竹氏ではなかったという佐々木紀一氏の御説を反映させましたので、旧版をお読み頂いた方も、再読して頂ければ幸いとするところです。

 ☆ 先般、「著者謹呈」という形で『中世都市研究17 都市的な場』(山川出版社)を御恵送頂きました。お手配頂いた先生に、あつく御礼を申し上げます。
 
 ☆ 青山学院大学の佐伯真一先生より、御高論「「ひとつはちす」考」(『青山語文』42)を御恵送頂きました。
  佐伯先生に、あつく御礼を申し上げます。

【追記】
 ☆ 長野工業高専の中澤克明先生より、御高論「公家の「鷹の家」を探る-『基盛朝臣鷹狩記』は基盛の著作か-」(『日本歴史』773)を御恵送頂きました。
 中澤先生にあつく御礼申しあげます。
 また、放鷹に関するイベントのチラシも頂きました。研究室前に置いてありますので、関心のある方は活用して下さい。

 2013年度の共同研究員の依頼について

No.9739

 早くも10月。来年度の研究に関する書類を作成しなければならない時期になりました。
 研究所の共同研究はテーマを新たにして、継続して進めてまいりたいと思います。そこで、当方で予定している研究テーマに沿って、研究協力者(共同研究員)をお願いしたい方にメールを送らせて頂きました。御専門の領域とともに、研究員相互の連絡の円滑をはかるためにも、出来るだけ日常的な接触が可能な方を選ばせて頂いた次第です。
 なお、今年度の研究もいよいよ佳境に入ってくる段階だと思います。現任の諸姉兄も、あと半年間、どうぞよろしくお願い致します。
編集:2012/10/01(Mon) 11:26

のんびりいこうよおれたちは-次回の『吾妻鏡』-

No.9740

 前回から10月に入りました。そろそろ2012年の閉め方が気になり出す頃ですが、『吾妻鏡』くらいはのんびり読んでいきましょう。

 日時:2012年10月9日(火)午後3時すぎ~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:建仁四年(元久元年、1204)八月三日・四日・十五日・二十一日、九月一日・二日・十三日・十五日、十月十四日・十七日・十八日、十一月四日・五日・七日・十三日・十七日・十八日・二十日・二十六日、十二月十日・十八日・二十二日の各条
     元久二年(1205)二月十二日・十七日・二十一日、三月一日・十二日・二十五日、四月十一日・十二日、五月十二日・十八日・二十四日、六月二十日・二十一日・二十二日・二十三日・二十六日・二十八日、七月一日・二十日、閏七月十九日・二十日・二十五日・二十六日・二十九日、八月二日・五日・七日・十一日・十六日・十七日・十九日、九月二日・二十日、十月十日・十三日、十一月三日・四日・十五日・二十日、十二月二日・二十四日の各条

 10月は9日、16日、23日、30日と開催予定です。

 火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。
 基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、新年度から何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

「奥州藤原氏と平泉」の御案内

No.9736

 来月13日から、名古屋の中日文化センターで「奥州藤原氏と平泉」というテーマの講座を担当することになりましたので、御案内させて頂きます。
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 【曜日・時間】 月1回土曜日 夕 15:30~17:30

 【会場】 栄中日文化センター  (名古屋市中区栄4-1-1 中日ビル4階)

 【講座内容】 2011年、世界遺産に登録された平泉。中尊寺や毛越寺などにのこる素晴らしい建築や庭園もさることながら、それをつくりだした奥州(平泉)藤原氏の歴史についても興味深い土地です。この講座では12世紀、とくに平家の全盛期に、奥州地方に覇権をうちたてた奥州藤原氏と、その本拠地となった都市平泉について、京都や鎌倉からの視点で考えてみたいと思います。

 【開講日と予定のテーマ】
 ・第1回10月13日(土)「軍事貴族は奥羽をめざす」
 ・第2回、11月3日(土))「奥州藤原氏の成立」
 ・第3回、12月8日(土))「奥州藤原氏と院・摂関家」
 ・第4回、1月12日(土))「平泉と京都の権門都市」」
 ・第5回、3月2日(土))「源義経と平泉」
 ・第6回、3月30日(土))「奥州藤原氏・平泉と源頼朝・鎌倉」
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 私にとってもよい勉強の機会になりそうです。詳しくは↓
http://www.chunichi-culture.com/mgcgi/mgrqcgi.cgi?APPNAME=BunWeb&PRGNAME=kouza_para

ちょっと早めからいけます-次回以降の『吾妻鏡』-

No.9737

 後期の『吾妻鏡』も始動しました。またちょっとずつゆるやかに読んでいきましょう。

 日時:2012年10月2日(火)午後3時すぎ~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:建仁四年(元久元年、1204)五月十日・十六日・十九日、六月八日・十九日・二十四日・二十六日、八月三日・四日・十五日・二十一日、九月一日・二日・十三日・十五日、十月十四日・十七日・十八日、十一月四日・五日・七日・十三日・十七日・十八日・二十日・二十六日、十二月十日・十八日・二十二日の各条

 10月は2日、9日、16日、23日、30日と開催予定です。

 火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。
 基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、新年度から何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

 よみうり堺文化センターで、岩田慎平講師「もう一度学びたい日本史」開講

No.9738

 岩田君も、よみうり堺文化センターで「もう一度学びたい日本史~中世社会の様子~」を開講されます。詳しくは→
http://www.oybc.co.jp/center/search/detail/index.php?id=3&code=236

 本日、『古代文化』第64巻第2号が届きました。
 今号には、先日大阪歴史学会で部会報告をされた伊藤瑠美さんによる、元木泰雄先生の御著書『河内源氏』(中公新書)の新刊紹介が掲載されています。それから、「書棚」には清水亮編『畠山重忠』が取り上げられていました。
 そして、拙著『武門源氏の血脈』(中央公論新社)にも、伊藤邦彦先生が書評を書いて下さいました。
 伊藤先生は、私が東国武士団に関する研究を始めた頃から、私の研究を見守り続けて下さっている先達です。この書評では、私のこれまでの研究を俯瞰されながら、その意図するところを正確に紹介して下さり、また、今後の研究に資するいくつかの重要な御指摘を頂きました。御厚情に溢れた書評は、最近耄碌気味の私に活力を与えてくれました。

 ☆ 東北芸術工科大学の入間田宣夫先生より、御高論「安倍・清原・藤原政権の成立史を組み直す-北方世界における地域差に関する考古学的所見に学んで-」(東北芸術工科大学東北文化研究センター編『北から生まれた中世日本』 高志書院)と入間田先生の『略々年譜・著作目録(続)』を御恵送頂きました。
 入間田先生に、あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 広島大学大学院教育学研究科下向井研究室の皆様より、『史人』第4号を御恵送頂きました。
 次号には、当ゼミ出身の尻池さんの論文も掲載されるとのことで、楽しみです。
 同研究室の皆様に、あつく御礼を申し上げます。

 後期ゼミ開始

No.9734

 昨日、後期のゼミ史料講読会が再開されました。『玉葉』(テキストは図書寮叢刊の九条家本)ですが、ちょうど以仁王追討の勲功賞に続く福原行幸のあたりから。一回生も加わって雰囲気は活発です。
 月曜5講時~に行いますが、10月8日・15日、11月19日は当方の都合で休会とさせていただきます。

 『吾妻鏡』は本日から。講読に入る前に、後期のゼミの活動について連絡や相談の時間をとりたいと思います。『紫苑』のこともありますね。共同研究室は4講時から使えるようにしてありますから、時間のある方は早めにどうぞ。

さよなら夏の日

No.9735

>野口先生
 ご連絡ありがとうございます。
 後期のゼミの活動についてご連絡やご相談のほか、みなさんの夏休み中(「そんなものなかった!」という方も含めて)のことなどもいろいろお話ししませんか。
 私も4講時がはじまる頃に伺います。

 日時:2012年9月25日(火)午後4時すぎ~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:建仁四年(元久元年、1204)四月二十一日、五月六日・八日・十日・十六日・十九日、六月八日・十九日・二十四日・二十六日、八月三日・四日・十五日・二十一日、九月一日・二日・十三日・十五日、十月十四日・十七日・十八日、十一月四日・五日・七日・十三日・十七日・十八日・二十日・二十六日、十二月十日・十八日・二十二日の各条

 火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。
 基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、新年度から何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

『紫苑』原稿募集のお知らせ

No.9733

こんにちは。京女は夏休みが終わって一週間経ちました。

さて、今回は『紫苑』の原稿募集についてのお知らせです。夏休み前から『紫苑』の第十一号に原稿を書いて下さる方を募集しておりましたが、募集の締め切りが近付いてきましたので、再度連絡させていただきました。締め切りは9月30日です。積極的な参加をお待ちしております。

原稿を執筆して下さる方は池嶋(上記PCアドレスもしくは携帯)までご連絡下さい。

『紫苑』の投稿規定も掲載しておきます。

《投稿規定》
枚数:
 注を含め四〇〇字詰原稿用紙に換算して七十枚以内とします。但し、分量については適宜相談に応じます。

原稿:
 ・種類は、論文・研究ノートなど。縦書き・完全原稿とします。
 ・ワープロ原稿の場合は、四〇〇字の倍数、縦書きで打ち出してください。投稿の際は、原稿を保存したメディア(フロッピー、CD-R、など)一部を添え、使用ワープロの機種名・ソフト名を明示して下さい。
 ・手書き原稿の場合は、四〇〇字詰または二〇〇字詰原稿用紙に、本文・注とも一マス一字、縦書き、楷書で、鉛筆書きは不可とします。
 ・注は本文末に一括して、(1)、(2)、…のように付けて下さい。
 ・年号を用いる場合は、なるべく西暦併用でお願いします。
 ・図表・写真(いずれも鮮明なものに限ります)の添付は刷り上がり時の大きさを勘案して字数に換算します。これらを添付する場合は、おおまかな掲載場所を指示してください。
 ・編集作業の迅速化のため、住所・氏名(ふりがな)・目次を記した別紙一枚を添えて下さい。

採否:
 編集担当者が掲載の可否を審査いたします。

著作権・公開の確認:
 本誌掲載の論文・研究ノート等の著作権は著者に帰属するものとします。ただし、宗教・文化研究所ゼミナールは、本誌に掲載された論文・研究ノート等を電子化または複製の形態などで公開する権利を有するものとします。執筆者はこれに同意して、投稿されるものとします。やむをえない事情により電子化または複製による公開について許諾できない場合は、採用が決定した段階で宗教・文化研究所ゼミナールにお申し出ください。

備考:
 ・他誌への二重投稿はご遠慮ください。
 ・掲載後一年以内の他への転載は控えていただきます。

では宜しくお願いします。

  『源義家 天下第一の武勇の士』できました。←日本史教科書の老舗から

No.9732

 9月20日発行予定であった拙著『源義家 天下第一の武勇の士』(山川出版社 日本史リブレット 人022、本体800円)が、拙宅に届きました。
 近々、書店の店頭にも並べられることと思います。どうぞ、よろしく。

 執筆の際の史料類、校正の時のゲラが机の上に乗りきらず、何度もバサバサと崩れ落ちたものですが、出来上がりは、ほかのリブレットと同じ薄い本になっていました。
 内容は固いかも知れませんが、しっかりルビを振り、随所に脚注をつけ、図版も選びましたので、歴史に興味のある高校生にも理解しやすいと思います。その辺りは、編集者の方との共同作業。さすが、日本史の教科書づくりの老舗だと思いました。

 今年のお正月に出した拙著『武門源氏の血脈』(中央公論新社)
        →http://www.chuko.co.jp/tanko/2012/01/004318.html
は、為義・義朝・頼朝・義経を取り上げていますので、本書と合わせてお読み頂けると、私の頭の中にある河内源氏の全貌が理解できるという仕組みです。そして、元木先生の『河内源氏』(中公新書)
        →http://www.chuko.co.jp/shinsho/2011/09/102127.html
と併読して頂ければ、あなたはきっと、成立期の「武士論概説」をマスターすることが出来ると思います。

 軽きもの、メール・アドレス

No.9724

 今日はゼミの古参メンバーに、いささか重要な情報をメールでお知らせしたのですが、すでにアドレスを変更した人が多くて届かず、いささか徒労感を拭いがたいところがございました。
 メール・アドレスなんて、使い捨てみたいなものなのですね。だからこそ、書類上における固定電話の権威は盤石たるものがあるのでしょう。

 ところで、ゼミの史料講読会は、いよいよ来週から開始です。月曜の『玉葉』の方には、あらたに参加される1・2回生もおられますが、掲示板のトップページで、開催時間など、しっかり確認しておいて下さい。
 もちろん、『吾妻鏡』>>No.9720の方への新規参加も大歓迎致します。

 なお、学部生の諸姉も、時間があったら、先にお知らせした21日に開催される大阪歴史学会中世史部会>>No.9719に行ってみてください。学部生の参加は歓迎されるはずです。知り合いの先輩もたくさん出席されると思いますし、遠慮はしない方が良いと思います。素朴な質問が議論を活性化することだってあるのです。大学院に行こうと思っている人には、日本中世史専攻の院生観察のチャンスでもあります。
 それから、私(野口)の研究が若い研究者の方たちからどのように、理解・評価されているか分かって面白いと思いますよ。
 ただし、あまり遅くならないようにして、気をつけて帰宅してください。
編集:2012/09/18(Tue) 17:50

メールありがとうございました

No.9725

野口先生

ご無沙汰しております、黒岩(旧姓薗田)美和です。
重要事項のメールをありがとうございました。ちゃんと届いております。
さて、私からもこの場を借りて仕事再開のご報告をさせていただきます。


すでにご存知の方もあるかと思いますが、この九月から、京都大学の文書館にて事務補佐員として働かせていただいております。
学生時代の専攻とはかなり時代が異なりますが、前職の経験も生かせそうです。

子どもを育てながらの仕事をすることについては、さんざん悩んだのですが……
ずーっと子どもと一緒にいるのもお互い息が詰まる部分がありますし、かえってメリハリがついてよかったと思っています。
家族や周りの方々に感謝しきりです。

初っぱなから慣らし保育の都合で早退させて頂いたり、体調を崩してしまったりで申し訳ない日々ですが、早く一人前になれるように頑張ります。

近くへお越しのさいは、お声かけいただいたら嬉しいです。

 情報の明暗

No.9726

 黒岩さん、御返信ありがとうございます。
 メールは、戻ってきてしまったものもありますが、返信を下さった方もありました。
 なお、日頃研究室に出入りされている方には、すでに口頭で伝達済みなので送信しておりません。
 例のおめでたいお話のお知らせです。
 
 子育てをしながらのお仕事、いろいろ大変なこともあろうかと思います。
 とはいえ、前職での実績もおありですから、余裕を持って臨んでおられるものとお察し致します。
 お子さんが大きくなったら、御研究の方にも本格的に復帰されることを期待しています。

 ところで、本日早朝とお昼過ぎに放送されたNHK(Eテレ)の「視点・論点」という番組で、元木先生が「時代が求めたリーダー① 平清盛と源頼朝」というお話をされたそうです。私は残念なことに、情報の入手が遅くて見逃してしまいました。どなたか、録画されていたら宜しく。

視点・論点、見ました!

石浜哲士
No.9727

元木先生の凛々しいお姿、拝見しました。かなりのアップに気圧されんばかりでした。10分という短い番組ながら、頼朝・清盛の二人を手際よく紹介し、さらにその功績と限界を端的に指摘されていました。特に「限界」の話が面白く、どこぞの国の首相候補者の方々にはよ~く見ていただきたいところです。なんでも先生、通常2時間収録にかかるところ、確か、わずか2回くらいでささっと収録を終えられたとか。これが深夜の4:20とか、午後の1:50の放送ではもったいないですね。youtube に流したいところですが、それはいけませんね。

 「残念」の一語に尽きます。

No.9728

 いゃー、それは返す返すも見逃したことが悔やまれます。
 同じ日の早朝と昼過ぎの放送とは、NHKは勤労大衆人民の生活を無視した放送をなされているのでは?と何方かが恨み言を述べておられました。

 元木先生は流石! ですね。

 それにしても、石浜さん、お久しぶりです。ちなみに、>>No.9721の例の昆虫は、まだ虫籠の中に入れておいて頂きたくお願い致します。

視点・論点

元木泰雄
No.9729

 先ほど、あれこれ書き込んで、最後の確認で「戻る」をクリックしたら、全部消えてしまいました。
 原稿を抱えてのんきな書き込みをするなという天の声かもしれません。
 またいずれ。

「残念」「残念」の二語に尽きます

No.9730

 >元木先生
 このところ、お目にかかれる機会がない中、せっかく書き込んで頂いたのに、【戻る】のクリックで消滅とは再び残念至極です。相手のある文章には必ず推敲を加えるという御習慣が、かえって災いしたのだと思います。

 「美風」や「矜恃」が災いとなってしまうのが今の世の中であることを象徴するかのような出来事のように思います。

 私も原稿の執筆を急がなければなりません。
  しかし、一年以上も前に締め切りを厳守して、某大学の出版会に提出した原稿はどうなったのだろうか・・・というケースもあります。
編集:2012/09/21(Fri) 17:37

掲示板を閲覧されている環境を教えてください

No.9731

>元木先生

ご不便をおかけして申し訳ありません。
私の環境では不具合が再現できず、対策をどうすれば良いか困っているところです。
可能でしたら、先生の利用されているPCのOS、インターネットブラウザの名前とバージョンを教えていただけますか?

http://donkun.ath.cx/check.php
ここのページに表示された情報を、コピー&ペーストで、鈴木のメールアドレスまでお送りいただければ、大変たすかります。

お手数をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

 大河ドラマ(ゼミ生からのご質問に答えて)

No.9723

 鹿ケ谷事件とか治承三年のクーデターとか、どう描くのでしょうね?
 
 「神人」ですが、髙橋昌明先生は必ず「じんにん」とルビをつけておられます。

 それにしても、東国武士の描き方は、加藤剛の演じた平将門以来、NHKはワンパターンのステレオタイプを踏襲しているようです。「民と共に鋤・鍬を持って額に汗して働く、大地に根を下ろした純粋素朴で剛毅な男たち」。
 そんななかで、一番まともだったのは永井路子原作の『草燃える』だったでしょうか。
 北条政子は『義経』の時に大変な登場の仕方だったのですが、今回はそれを凌ぎましたね。「お話」として分かりやすいし、若者ウケするのでしょう。

 テレビのみならず、書店に並んでいる一般向けの本によっても、同じような認識が拡散しているように思います。今は、あらゆる場面で玉石混淆の時代だと思います。