歴史学が面白くてたまらない若者もいる
No.8165
昨日はⅤ講時の授業の後、研究室で史学科2回生のお二人と懇談。今年度は「研究」に意欲満々の受講生が多く、ゼミ創設当初(平田さんこと山田夫人が3回生で、永富さんこと鈴木夫人が2回生だった年度)のことが思い起こされます。
磨けばピッカピッカに輝きそうな彼女たちを、おおいにバックアップしたいのですが、何しろ困るのは、あの頃に比べて私自身のパワーが相当低下しているということ。ゼミ関係者諸姉兄の御助力に期待するところです。
それにしても、『鎌倉遺文研究』に掲載された私の論文を読んでくれて、その注にある『千葉史学』掲載の論文を読みたいと申し出て来る2回生というのは、まずもって稀有な存在であり、こういう人こそ、育ててあげるべき人材だと思ってしまうわけであります。
もうお一人は、如何に苦労が多くても研究への道を突き進みたいと覚悟を決めておられる。これまた、この御時世には珍しい、気持ちのよい若者ではありませんか。放ってはおけません。
これからの日本史研究が危機的な状況に直面している中、われわれ高齢研究者に課せられた責務の一つは、長年培ってきた研究者間のネットワークを駆使して、こうした若者を励まし、育て上げていくことにあるのではないかと思う次第です。
【今日の言葉】
「若者よ身体を鍛えておけ」
これは、戦後、歌声喫茶でよく歌われていた歌のタイトル。私の高校1年の時のクラス担任であった亀忠夫先生の好きな歌。一度教室で歌って下さいました。
先生は少年時代は軍国少年。ところが戦後、価値観がひっくり返ったのにショックを受け、東北大学の哲学科に入られ、英語の先生になったと言っておられました。また、感銘を受けた本として、小林秀雄の『モーツァルト』を挙げておられたのを記憶しています。
戦後体験を率直に自らの教育姿勢に反映されていた先生だったと思います。私の母校では長くラグビー部を指導されました。
それにしても、先生の「亀」という苗字は珍しい。どこの御出身なのか伺っておかなかったのが悔やまれます。
磨けばピッカピッカに輝きそうな彼女たちを、おおいにバックアップしたいのですが、何しろ困るのは、あの頃に比べて私自身のパワーが相当低下しているということ。ゼミ関係者諸姉兄の御助力に期待するところです。
それにしても、『鎌倉遺文研究』に掲載された私の論文を読んでくれて、その注にある『千葉史学』掲載の論文を読みたいと申し出て来る2回生というのは、まずもって稀有な存在であり、こういう人こそ、育ててあげるべき人材だと思ってしまうわけであります。
もうお一人は、如何に苦労が多くても研究への道を突き進みたいと覚悟を決めておられる。これまた、この御時世には珍しい、気持ちのよい若者ではありませんか。放ってはおけません。
これからの日本史研究が危機的な状況に直面している中、われわれ高齢研究者に課せられた責務の一つは、長年培ってきた研究者間のネットワークを駆使して、こうした若者を励まし、育て上げていくことにあるのではないかと思う次第です。
【今日の言葉】
「若者よ身体を鍛えておけ」
これは、戦後、歌声喫茶でよく歌われていた歌のタイトル。私の高校1年の時のクラス担任であった亀忠夫先生の好きな歌。一度教室で歌って下さいました。
先生は少年時代は軍国少年。ところが戦後、価値観がひっくり返ったのにショックを受け、東北大学の哲学科に入られ、英語の先生になったと言っておられました。また、感銘を受けた本として、小林秀雄の『モーツァルト』を挙げておられたのを記憶しています。
戦後体験を率直に自らの教育姿勢に反映されていた先生だったと思います。私の母校では長くラグビー部を指導されました。
それにしても、先生の「亀」という苗字は珍しい。どこの御出身なのか伺っておかなかったのが悔やまれます。