三月は三回の『吾妻鏡』

No.8014

 歯の話ばかりになってしまうのですが、抜糸して縫合した状態では何を食べるときも気になって仕方がありません。これは「何も食べるな」という啓示かもしれず、地味に減量に励んでおります(それでもあまり減りませんが)。

 イタリア視察中の野口先生もそろそろ帰国の途に就かれる頃だと思いますが、ご帰国の暁にはいろいろと現地の情報を伺ってみたいものです。私のもとへは現地から写メを一枚お送りいただいたきりですので、どのあたりをどのように見て回っておられるのかよくわからないのです…。

 なお、3/9(水)は『紫苑』二校の提出日となっておりますので、執筆者のみなさんはどうぞよろしくお願い致します。
 もう少し先のことですが、次回の火曜日の『吾妻鏡』のご案内です。 

 日時:2011年3月16日(水)午後3時~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:遣欧使節団報告と、弘長三年(1263年)正月一日・十日・十一日・十四日・十八日・二十三日・二十五日、二月五日・八日・九日・十日、三月十日・十三日・十七日・十八日・二十一日、四月七日・十四日、五月九日・十七日、六月二日・二十三日・二十五日・二十六日・三十日、七月五日・十三日・十六日・十八日・二十三日・二十七日、八月一日・四日・六日・七日・八日・九日・十日・十一日・十二日・十三日・十四日・十五日・二十五日・二十六日・二十七日、九月十日・十二日・十三日・二十六日、十月八日・十日・十四日・十七日・二十五日・二十八日、十一月二日・八日・九日・十三日・十六日・十九日・二十二日・二十三日・二十四日、十二月九日・十日・十一日・十六日・二十四日・二十八日・二十九日の各条

 火曜日の『吾妻鏡』は、今月は22日(火)、28日(月)と開催予定です。

 毎週火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。
 基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、春を感じさせるこの時期に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

三月の雪、『紫苑』二校

No.8010

 三月になったというのに、また少し寒い日が続いておりますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

 昨日は日東印刷の黒澤さんにA地下までおいでいただき、『紫苑』9号の二校を受領致しました(山本さん、すみません)。修正期間は一週間、3/9(水)にはまた黒澤さんへお返ししますので、執筆者の皆さんはよろしくお願いいたします(私もきちんとやります)。

 火曜日の『吾妻鏡』がお休みの間、私は歯の治療に行ってまいりました。口の中を縫合されてしまい満足に噛めなくなってしまいましたので、この数日は流動食(?)中心の生活を送っております。
 美食でも有名な彼の国で、野口先生は本場のイタリアンを楽しんでおられるのかな…と思うと、少し羨ましい気も致します。

行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って

No.8008

 近畿地方は朝から強めの雨が降っていましたが、遣欧使節団は関西空港から無事にご出発されたようです。ちょうど一年前はゼミ旅行で鎌倉に行きましたが、そういえばあのときも雨が降っていました。特異日なのでしょうか。
 使節団の渡欧中、ゼミの予定などは特にありませんが、留守番の私岩田が随時つぶやきたいと思います。

 遣欧使節(ようするに野口先生)はフィンランド経由でイタリアに渡られる由。今頃はロシア上空あたりを飛んでおられるかもしれません。機内食など写真に撮っておいていただくようお願いしておくべきでした。
 フライト時間は相当長いようですから、機内ではこれからはじまる旅についていろいろと思いを巡らしておられるかもしれません。
 私も初めての飛行機ではいろいろと考えごとをして、けっこうあっという間に過ぎたものでした。でも機内から出ると考えていたことはすっかり抜けてしまい、これぞ「機上の空論」…なんてな(※留守番役にはダジャレも含まれるのです)。

 ◆3/2(水)は『紫苑』の二校が出来です。執筆者のみなさんは編集の山本さんからのご連絡にご注意下さい。

二人の樋口先生から御著書を頂く。

No.8004

 「春は名のみの風の寒さや」あるいは「三寒四温」といった言葉が想起される天候が続いています。それにしても、今日の関東はだいぶ暖かかったようですね。 

 ☆ 神戸大学の樋口大祐先生より、新刊の御高著『変貌する清盛  『平家物語』を書きかえる』(吉川弘文館 歴史文化ライブラリー)を御恵送頂きました。
 プロローグに、「『平家』における清盛のイメージはどのような論理に支えられているのか、後世の読者は清盛の「悪行」をどう受け取り、読みかえてきたのか」が課題として掲げられています。
 引用されたベンヤミンの「歴史をさかなでする」という言葉。 私もイタリアの歴史家カルロ・ギンズブルグに倣って愛用したくなりました。
 これから平清盛関連の本は次々と出版されることになろうかと思いますが、この時点での本書の刊行は、安直な「大河」便乗本の抑止力になるでしょう。
 僭越な申し様ですが、まさに、歴史学の成果を踏まえた、すぐれた文学研究者による清新な清盛論です。
 樋口大祐先生に、あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 岩手大学の樋口知志先生より、先生の博士論文をもとに成された新刊の御著書『前九年・後三年合戦と奥州藤原氏』( 高志書院)を御恵送頂きました。
 前九年・後三年合戦を中心に11世紀の奥羽の政治状況について、次々と旧説を克服して行かれる樋口先生の御研究には目を見張るものがあるのですが、それらが系統的に一書にまとめられたことは、たいへん有り難いことです。
 私は近々、「源義家」に取り組まなければならないので、大いに参考にさせて頂きたいと思います。また、その機会に、拙論に対する御批判にもお応えしていかなければならないと考えています。
 樋口知志先生に、あつく御礼を申し上げます。

 ★ ところで、上記の御著書は、それぞれ別の大手の宅急便で配送されたのですが、その配達の仕方は対照的なものでした。
 一方は、玄関のチャイムを鳴らして手渡し。これは良心的です。
 しかし、もう一方は、拙宅の門扉脇のポストに載せていくというものでした。今にも雨が降り出しそうな天候のもとで、本を露天に晒すとは、配達した人の無神経ぶりには驚かされました。

ゼミの遣欧使節-来月の『吾妻鏡』-

No.8006

 火曜日の『吾妻鏡』は、諸般の事情によりしばらくお休みをいただきます。「諸般」のなかには、遣欧使節の派遣が一件と私の歯の治療も含まれております。すみません。みなさん、どうぞ歯はお大事に。
 歯みがけよ、アビバノンノ。

 ところで、次回の火曜日の『吾妻鏡』は3月16日(水)の予定で、その後は22日(火)、28日(月)と開催予定です。

 日時:2011年3月16日(水)午後3時~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:弘長三年(1263年)正月一日・十日・十一日・十四日・十八日・二十三日・二十五日、二月五日・八日・九日・十日、三月十日・十三日・十七日・十八日・二十一日、四月七日・十四日、五月九日・十七日、六月二日・二十三日・二十五日・二十六日・三十日、七月五日・十三日・十六日・十八日・二十三日・二十七日、八月一日・四日・六日・七日・八日・九日・十日・十一日・十二日・十三日・十四日・十五日・二十五日・二十六日・二十七日、九月十日・十二日・十三日・二十六日、十月八日・十日・十四日・十七日・二十五日・二十八日、十一月二日・八日・九日・十三日・十六日・十九日・二十二日・二十三日・二十四日、十二月九日・十日・十一日・十六日・二十四日・二十八日・二十九日の各条

 毎週火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。
 基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、春を感じさせるこの時期に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

お誕生日おめでとうございます。

元木泰雄
No.8001

 野口先生、お誕生日おめでとうございます。大きな節目を無事にお迎えになられましたことを心より、お慶び申し上げます。
 ご論文を通してお名前を存じ上げてから30年余り、京都でお目にかかってから四半世紀以上が経過致しました。いろいろなことが懐かしく思い起こされます。
 何より、多大なご教示、ご高配を賜ったことを心から感謝申し上げます。

 人生も半世紀を超えると、肉体的な衰えは隠しようもありません。人文系の学者にとって苦手な学内の管理職的な役割も逃れることができません。何かと思い通りにならないことも多くなりますが、これまで培った経験と、蓄えた知識で何とか乗り切ってまいりましょう。
 今の歴史学界は問題山積で、考えても途方に暮れるばかりです。しかし、だからこそ、我々の世代こそが、あるべき歴史学の方向を示すために、全力を絞って仕事をしてゆかなければならないと存じます。歴史学はすぐに人助けはできない、しかし健全なアカデミズムが崩れたら国家が滅びるということを銘記してまいりたいと思います。そして若い人たちが希望を持ち、歴史学を発展させてゆけるような、学問の世界を作るために尽力してまいりましょう。
 これからもご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

「耳順」には程遠い有様ですが。

No.8003

 元木先生。お言葉、ありがとうございます。

  1951年生まれの私は、小学生の頃、「2000年になったら『始終臭い』だ」などと言ってふざけておりましたが、現実にならないはずのそれが現実となり、さらに10年以上が経過してしまったことになります。
 昔なら、こんな歳になると少しは威厳を持てたのではないかと思いますが、姿は不様になる一方、そして人格は軽さを増すばかりで、お恥ずかしい次第です。
 とうとう「始終臭い」に輪をかけて「胡散臭い」老人になってしまいました。

 拙著『源氏と坂東武士』の「あとがき」にも書かせて頂きましたが、1985年秋の日本史研究会大会、そして1986年から3年間の「在京活動」で元木先生にお近づきになれたことは、私の研究活動、否、人生にとって僥倖とも言うべきものでした。
 今後とも宜しくお願い申しあげます。

人生は苦いが、ケーキの年輪は美味い!

No.7999

 『紫苑』第9号の二度目の入稿も無事終了。また、この一年間で更に実力を蓄えた大谷さんの神戸大学大学院DC合格の報せも届きました。すべて努力の賜物です。

 今日の史料講読会では、某人の節目の前日ということで、岩田君や山本さんが美味しいケーキやお菓子を用意してくれました。山本さんから「御祝」に頂いたバウムクーヘンは本物の木の箱に入った絶品。
 また、東京からわざわざ心のこもったメッセージを書面でお送り下さった方もあり、恐縮の極みとはこのことです。
 少しは新しいことにもチャレンジしながら、あまりにも多い「残務処理」に邁進したいと思います。

☆ 文部科学省の髙橋秀樹先生より、御高論「相模武士河村・三浦氏と地域社会-親族関係の視点から-」(高橋慎一朗編『列島の鎌倉時代 地域を動かす武士と寺社』 高志書院)を御恵送頂きました。
 東国武士社会における同族意識や婚姻関係と、その限界が見事に解明されています。
 髙橋先生に、あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 京都から東京に戻られて出版社で御活躍の雨野弥生さんから、御高論「創生される「名木」-「鶯宿梅」伝承の中世的変容」(堤邦彦・徳田和夫編『遊楽と信仰の文化学』森話社)を御恵送頂きました。
 文学と歴史の接点をさぐった労作です。
 雨野さんにあつく御礼を申し上げます。
 なお、この『遊楽と信仰の文化学』には、かつて当ゼミに参加された末松憲子さんの「はじめに歌枕あり-八橋売茶方厳の三河八橋再興」という論文も収録されています。

>鈴木君 例の「指示書」、24日が近づきましたので、よろしくお願い申しあげます。

2月は31日まであってほしい。

No.7998

 明日は『紫苑』第9号の初校校正の締切日です。午後3時に印刷屋さんにお渡しすることになっていますので、くれぐれも遅れることのないようにお願い致します。
 私も、2月中旬を目途に返送して下さいという論集のゲラをなんとか片付けることが出来ました。それにしても、2月というのは会計処理などで猛烈に忙しい月なので、28日までしかないのが怨めしいところてす。
 
 年金について救援のお願いをしたところ、とても大きな助け船を得られることになり、安堵しています。ほんとうに、ありがとうございます。
 ただ、なかなか、時間が取れないので、動き始めることが出来るのは、すこし先になりそうです。

 先に、元木泰雄先生より御案内頂いた古文書学会の見学会(19日、奈良国立博物館)は東京からお出での方も含め33名の参加者を得て、盛況のうちに終了したとのことです。当ゼミからは岩田君・山本さんが参加。山本さんは、二階堂貞雄の署判が加えられた和与状(元享三年)を生で見ることができたと大変喜んでおられました。
 次回は京都府立総合資料館で来月29日に開催されます(>>No.7971参照)。

 ☆ 慶應義塾大学の小川剛生先生より、先生の訳注による新刊の『正徹物語』(角川ソフィア文庫)を御恵送頂きました。
 小川先生にあつく御礼を申し上げます。

シンポジウム「寝殿造と書院造の間」開催

No.7991

 川本重雄先生(本学学長)より御案内を頂きました。
 伊勢平氏の本拠地、そして平泉・鎌倉・北陸などで発掘調査に関わっておられる第一線の研究者の方々のお話が聴けそうで、たいへん楽しみです。
 中世前期の武士の存在形態を考える上でも、おおいに得るところのあるシンポジウムになりそうです。
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           ◇ シンポジウム開催のお知らせ◇

下記のとおり、シンポジウム「寝殿造と書院造の間~建築史学と考古学の接点を求めて~」(連続シンポジウム『日本建築様式史の再構築』6)を開催いたします。中世考古学の成果の蓄積は、床・棚・書院の成立といったディテールからの書院造成立史とは異なる視点を私たちに与えてくれる段階にあります。今回のシンポジウムでは建築史学・考古学・歴史学のそれぞれの立場から、新しい成果や視点を紹介し、討議します。年度末のお忙しい時期ではございますが、是非ご参加いただけますようご案内申し上げます。

                 記

日時:2011年3月19日(土)午後1時30分~午後5時00分

場所:京都女子大学 B420教室

発表者・発表題目
 川本 重雄 (京都女子大学):寝殿造と総柱建物
 伊藤 裕偉 (三重県埋蔵文化財センター):伊勢・伊賀における古代中世移行期の建物遺構
 水澤 幸一(胎内市教育委員会):北陸の総柱建物-越後国を中心に
 岡 陽一郎 (兵庫大学兼任講師):東国の大型建物をめぐる武士の心性-古代末から中世を例に-
 羽柴 直人 (岩手県文化振興事業団):奥州藤原氏の権力中枢の建物

 司会・コメンテーター 藤田盟児(広島国際大学)

交通・アクセス:京都女子大学ホームページ
http://www.kyoto-wu.ac.jpを御覧ください
参加申し込み不要、参加費無料、ただし、当日資料配布希望の方は印刷部数確認のため、kawamoto@kyoto-wu.ac.jpまたは075-531-7077(FAX)宛て参加を申し込んでください。

      〒605-8501京都市東山区今熊野北日吉町35    京都女子大学 川本重雄

“長岡京”が都だった頃-次回の『吾妻鏡』-

No.7992

 次回の火曜日『吾妻鏡』は2月22日(火)ですが、そのあとはしばらくお休みをいただきまして、その先は3月16日(水)の予定です。

 日時:2011年2月22日(水)午後3時~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:文応二年(弘長元年、1261年)八月十日・十二日・十三日・十四日・十五日、九月三日・四日・十九日・二十日、十月四日・二十九日、十一月一日・二日・三日・二十六日、十二月二日。
    弘長三年(1263年)正月一日・十日・十一日・十四日・十八日・二十三日・二十五日、二月五日・八日・九日・十日、三月十日・十三日・十七日・十八日・二十一日、四月七日・十四日、五月九日・十七日、六月二日・二十三日・二十五日・二十六日・三十日、七月五日・十三日・十六日・十八日・二十三日・二十七日、八月一日・四日・六日・七日・八日・九日・十日・十一日・十二日・十三日・十四日・十五日・二十五日・二十六日・二十七日、九月十日・十二日・十三日・二十六日、十月八日・十日・十四日・十七日・二十五日・二十八日、十一月二日・八日・九日・十三日・十六日・十九日・二十二日・二十三日・二十四日、十二月九日・十日・十一日・十六日・二十四日・二十八日・二十九日の各条

 毎週火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、新しい歳に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

今年もあと10ヶ月半

No.7988

 昨年12月が締切だった論集の原稿。未提出者は私のみということのようなので、大慌てで書き上げて送付。編者の先生や出版社の方に大変御迷惑をお掛けしてしまったのですが、その一方で、さる論集に2008年の秋に提出した論文の校正刷が先月下旬になって漸く届き、間の悪いことに今月中旬を目途に小見出しやルビを付して返送しなさいというのもございます(こちらは、まだ送付に到っておりません)。
 ジャンルが異なると研究者の真面目度?も相当に異なるようであります。

 今月は本務・成績処理はもとより、原稿、自治体史関係の校正、学術雑誌の論文査読、さらに運転免許の更新・確定申告等も重なって大変充実した毎日です。本当は明後日締切の原稿もあるのですが、これは内々に年度末まで延ばして頂きました。しかし、来月は(ある私的な事情も重なって)また大変なことになりそうです。

 そんな中で一番困っているのが、年金の申請書類への対応です。日本年金機構・公立学校共済組合・私学共済からいろいろ書類を用意して提出しなさいという指示が来ているのですが、こういうのは大変苦手なのです。かといって、長く放置すれば今以上に周囲の皆様に御迷惑をお掛けすることになることは必定。困ったものです。
 ゼミの皆さんのお知り合いに、この方面に詳しくて、御教示頂けるような方がおられたら、ぜひ御紹介下さい。

 しかし、考えてみればこの程度の忙しさは、昔経験した高校教員時代の時間的に縛られた中での忙しさに比べれば、何ということはありません。いつも申し上げているように、耄碌が輪をかけているのでしょう。

 以下、個別連絡です。

 >山岡さん 先日はお気遣い、ありがとうございました。
  >岩田君 運転免許の更新、済ませました。『カノッサの屈辱』は原稿執筆の間に一話だけ見ました。私の世代にはとても面白い。岩田君はやはり、年齢を偽っているのでは?
 >鈴木君御夫妻 明日、お待ちしております。

「加納さんの屈辱」というものもありました

No.7989

 >野口先生 免許の更新、祝着に存じます。寒くて大変だったのではないでしょうか。
 『カノッサの屈辱』は、ローマ教皇と神聖ローマ皇帝の抗争のなかで、皇帝に対するローマ教皇権の優位性を示した事件…のことではなく、昔(20年ほど前)フジテレビで放送された番組ですね。私は日清帝国の「3C政策」を大いに支持します。

 次回(明日)の『吾妻鏡』のご案内を再掲します。

 日時:2011年2月15日(水)午後3時~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:文応二年(弘長元年、1261年)七月二十二日・二十九日、八月二日・七日・十日・十二日・十三日・十四日・十五日、九月三日・四日・十九日・二十日、十月四日・二十九日、十一月一日・二日・三日・二十六日、十二月二日。
    弘長三年(1263年)正月一日・十日・十一日・十四日・十八日・二十三日・二十五日、二月五日・八日・九日・十日、三月十日・十三日・十七日・十八日・二十一日、四月七日・十四日、五月九日・十七日、六月二日・二十三日・二十五日・二十六日・三十日、七月五日・十三日・十六日・十八日・二十三日・二十七日、八月一日・四日・六日・七日・八日・九日・十日・十一日・十二日・十三日・十四日・十五日・二十五日・二十六日・二十七日、九月十日・十二日・十三日・二十六日、十月八日・十日・十四日・十七日・二十五日・二十八日、十一月二日・八日・九日・十三日・十六日・十九日・二十二日・二十三日・二十四日、十二月九日・十日・十一日・十六日・二十四日・二十八日・二十九日の各条

 毎週火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、新しい歳に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

『研究紀要』第24号ができました。

No.7986

 京都女子大学宗教・文化研究所『研究紀要』第24号が手もとに届きました。公開講座の講演録として次の2つの論稿が掲載されています。もちろん、講師御本人の執筆によるものです。

 「南北朝内乱と祇園社」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・市沢 哲

 「洞院公定をめぐる書物-字書・部類記・未来記-」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小川剛生

 ついでながら、
 「鎌倉時代における下総由縁の学僧たちの活動-了行・道源に関する訂正と補遺-」
なる拙論も掲載されております。
 
 ちなみに、この『研究紀要』のバックナンバーも含む寄贈依頼が、さる国立の文科系研究機関から届いたと、事務の方から報告を頂きました。