本年度宇治共同研究メンバーのみなさんへ

No.5216

 本日、15時35分に本年度の宇治共同研究のメンバー宛に重要なメールを送信いたしましたが、いかなる理由によるのか分かりませんが、数通が届かなかったようです。
 メール受信をご確認の上、もし届いていないようでしたら、野口宛にメールを送信下さいますようにお願いいたします。返信に貼り付けて再送いたします。

『古代文化』再刊の情報

No.5218

 上記のメール確認の件、届いていないと思われたメンバーからも受信確認の御報告を頂き、安心いたしました。お手数をおかけしました。

 ところで、昨年来刊行が止まっていた『古代文化』の最新号が刊行されたとのことです。編集委員としてすでに掲載を決定していた論文がどうなってまうのか、とくに若い執筆者にとっては将来にも拘わることなのでヤキモキしていたのですが、ひとまず安心といったところでしょうか。
 しかしながら、これまで古代学協会の会友・『古代文化』編集委員ということでお送りいただいていた私のもとには、まだ届いておりません。
 そのような次第で、今後どうなるのか、まだまだ先が見えないところがあるようですし、それにも増して古代学協会の旧職員の方たちが今どうされているのか、本当に気になるところです。

 本日は、同志社の講義(中山法華経寺日蓮遺文紙背文書の「こてう陳状」を取り上げました)の後、例のごとく「維盛入水」で有名なところで受講生たちとお話を致しましたが、そこは煙草のけむりが充満していてすっかり喉をやられてしまいました。風邪で体調を崩していた人もいたのですが、大丈夫だったでしょうか。
 喫煙は個人の嗜好かもしれませんが、是非とも周囲に煙を出さないようにしてお楽しみ願いたいものです。本当に苦しい思いをさせられます。

 NO.5212に書きました系図の論文ですが、何とか形になってきました。締切までにはお送りできそうです。

 >ゼミメンバー、とりわけ院生諸兄 
    『日本史研究』最新号掲載の川合康先生の御高論をしっかりと精読しておいて下さい。

次回の『吾妻鏡』講読会

No.5213

 本日は素晴らしいおもてなしをいただきまして、ほんとうにありがとうございます。山岡さん、尻池さん、伊藤さん、それに野口先生、山田さん、米澤くんもありがとうございました。素敵な仲間と史料講読ができて幸せです。

 さて次回の吾妻鏡講読会は、以下の通り予定しております。
  時間:11月27日(月)15:30~(予定)
  場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
  範囲:承久三年五月二十一日条~

 本日もなかなか遅くまでお付き合い頂きましたが、次回以降も時間の許す限り読んでまいりましょう。

>今年二月の伊豆調査旅行へ参加されたみなさん
 先週も少しご案内しましたが、みなさんに撮っていただいた写真の画像データを一枚のCD-Rに収録し、それを参加人数分用意しました。すでに野口先生・山岡さん・尻池さん・山田さんには直接お渡ししましたが、調査旅行に参加された方は、お手数ですが野口先生の研究室までお受け取りにおいでください(岩田に直接ご連絡下さっても結構です→必要とあらばお届けに上がります)。

承久の乱

No.5215

 『吾妻鏡』、いよいよ承久の乱の幕が切って落とされましたね。
 
 おっと!その前に、岩田君へ。28歳のお誕生日おめでとうございます。
 私の28歳(1979年)は、高校への就職、息子の誕生、博士論文の執筆等々で大きな転機となった大変な一年になりましたが、まだまだ前途は霧の中でした。その後の紆余曲折は御承知の通りで、この年齢では未来への可能性は無限に近いと思います。御精進下さい。

 昨日の史料講読会では、山岡さん・尻池さん・伊藤さんから岩田君にお祝いのケーキが用意されており、ご相伴に与ることが出来ました。ごちそうさまでした。また、クラッカーを我慢してくれてありがとうございました。
 それにしても、みなさん、美味しいケーキ屋さんをよく御存知ですね。食べるものは、「和」も「洋」も「中華」も、関東は関西にかなわないように思います。

 それもあるのかもしれませんが、紅葉の京都には全世界から観光客が大挙押し寄せているらしく、今日の京都駅では、電車を降りてから改札口を突破するまで、普段の倍以上の時間を要しました。人が奈良線のホームに殺到していたのは、お目当てが東福寺だからでしょう。
 
 ところで、つとにエスカレーターで左に立つのは東京。右に立つのが関西という現象が見られることが指摘されていますが、このところ京都の東京化は著しく、これは東国勢の大挙上洛の成果だと思います。あたかも、承久の乱後、「我また武士なり」と豪語する貴族が現れたかの如き現象といえましょうか。

 優雅で穏和でやさしくて、個を大切にしながらも他を顧みることを忘れなかった人たちが減り、日常的に周囲の迷惑を顧みずに手前勝手なことを事とする「凶徒」と呼ぶにふさわしいような「京都」人が増加している今日、従来の自説を覆すようですが、その東京化(相対的な管理社会化)は良き方向と言えるのかも知れません。

 一方、これに対して、先日たまたま乗り換えのために下車した阪急十三駅のエスカレーターでは、乗客の方たちは見事に右に並び立たれていました。大阪では「伝統文化」がしっかり守られているようです。

元木先生・市澤先生御登壇の講演会

No.5207

◆ 新修神戸市史歴史編「古代・中世」調査成果中間報告 歴史講演会 ◆

1.日時  平成18年11月26日(日)  午後2時~5時 (開場1:30)
2.場所  兵庫公会堂(兵庫区役所地階)
 (交通: 市営地下鉄「湊川公園」駅前・神戸電鉄「湊川」駅前)
3.プログラム内容 (敬称略)
 午後2時00分より 開会
 講師・演題 
 新修神戸市史編集委員・京都大学大学院教授
  元木泰雄「福原京と源平の争乱」
 同委員・神戸大学助教授
  市澤 哲「南北朝期から摂播平氏勢力圏を考える-石峯寺調査からみえてきたこと-」
4.主催  神戸市(文書館)・新修神戸市史編集委員会
5.協力  神戸市(兵庫区・教育委員会)・神戸大学文学部地域連携センター

※申込方法など
1.参加費  無料 ・申込先着順300名
2.申込み方法 往復はがき申込み(住所,氏名など返信先を明記のこと)
【宛先:〒651-0056 神戸市中央区熊内町1-8-21 神戸市文書館】
3.参加募集人数 300人(申込み先着順) 募集定員人数に達した時点で締
切り
4.問い合せ先  神戸市文書館  ℡078-232-3437

 詳細はホームページ http://www.city.kobe.jp/cityoffice/06/014/top.htmlで御確認下さい。

佐伯君の論文の紹介

No.5210

 新刊の『鎌倉遺文研究』第18号の巻頭に、
 苅込一志・佐伯智広「「筑後鷹尾文書」年月日未詳後鳥羽院庁下文について-筑後国瀬高下庄と徳大寺家-」が掲載されています。

 ☆ 東北芸術工科大学の入間田宣夫先生から、御高論「鹿角四頭と五の宮の物語」(『真澄学』第3号、東北芸術工科大学東北文化研究センター)を御恵送いただきました。中世の奥羽地方に於ける「京都」認識を考える上で興味深い内容です。
 入間田先生にあつく御礼を申し上げます。

「悪口」と「口実」そして「苦集滅路」

No.5212

 静岡文化芸術大学の山本幸司先生より、新刊の御高著『〈悪口〉という文化』(平凡社)を御恵送いただきました。
 以前、宮崎産業経営大学法学部で担当していた「日本法制史」の授業で、中世の「悪口罪」を取り上げたことがあり、その際、山本先生の「恥辱と悪口」(『ことばの文化史 中世2』平凡社)に大変お世話になりました。今度のご本はそれをさらに発展させた内容のようで、興味津々です。
 「悪口」のプラス面も指摘されている模様。「悪口」は一見「野口」と読み違えてしまいそうですし、つねづね悪口ばかり吐いている私には救いになるような有り難いことが書かれているのかも知れません。
 山本先生にあつくお礼を申し上げます。

 ちなみに、本を読んでいて「口実」という文字に出くわしたときも、私は時に自分のことかとギョッと致します。野口実こと「悪口実」。
 ひとさまの悪口を並べながら、何かと口実を作っては逃げ回る。たしかに、その通りかも知れません。
 その悪口ならぬ私、野口ですが、目下、仕事の合間をぬって某出版社から刊行予定の系図に関する論集の原稿を執筆中。締切を過ぎると他の執筆者の方に大変御迷惑をおかけすることになりますので最優先にしています(これも「口実」か?)。それにしても、急いで仕上げた原稿が一向に形にならず、逆に後回しにしてしまったものが本来は優先されるべきものであったというケースが最近やたらに多くなっていてやりきれません。
 
 京都女子大のあたりから山科に抜ける「渋谷越」は古くは「苦集滅路」とも呼ばれました。ここを踏破しようという提案が次年度共同研究のメンバー2名からなされています。問題は日程ですが、苦を集め、その全てを滅することが出来るのなら、ぜひ参加したいものです。

第二回公開講座のお知らせ

末松憲子
No.5206

先日告知させていただきました、公開講座「じょうるり西・東」が無事終了いたしました。
宣伝させていただきありがとうございます。

次回、第二回公開講座が来月にありますので引き続き告知させて下さい。

京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター
平成一八年度二回公開講座
「仏教と雅楽-「法会」に触れてみる」

平成一八年一二月二〇日(水)
午後二時四〇分から午後四時一〇分まで(午後二時から受付開始)
入場無料・当日会場で受付
於・京都市市立芸術大学講堂

です。
興味のある方はご来場下さい。

>雨野さん、今日はご来場ありがとうございました☆

Re: 第二回公開講座のお知らせ

雨野 弥生
No.5211

末松さん、このたびは講座のお知らせを頂き、ありがとう
ございました。

初心者(=私)にもわかりやすい丁寧な解説付きで、大変
興味深い企画でした。
義太夫と常盤津の似た節回しの部分を、生演奏で(!)聞き比べ
ることができ、義太夫と常盤津がお互いに影響し合ってきた様を、
実感することができました。

この場を借りて、まずはお礼まで・・・

ありがとうございました。

伊藤明日香
No.5202

本日はお忙しい中、ありがとうございました。

用意したレジュメが足りないという、
喜ばしい状態での報告になりましたが、
野口先生、その節はありがとうございました。

本日みなさまから多くの貴重な御意見、御指導を賜りましたこと、
この場にて改めて御礼申し上げます。

あと一ヵ月あまり、全力でがんばります。

本日はみなさま、ありがとうございました。

月例礼拝・ゼミ一期生・『吾妻鏡』に卒論

No.5203

 昨日は3限の国文1回生の月例礼拝の時間に講話をさせていただきました。鹿児島の『南日本新聞』に掲載された投書を取り上げて、他人に自分の意思を通じさせることの難しさや、物事をとらえるにはバッククラウンドを構成する社会や歴史的な認識が必要であることなどをお話ししました。あとで感想文を拝見したところ、ほぼ100%の人が私の言わんとしていることをしっかりと受け止めてくれていて、とても嬉しく思いました。受講態度も立派で、やはり京女の学生さんは大したものです。中世の軍記でも専攻しようという人がいたら、ぜひ当方のゼミに入っていただきたいところです。卒論で「女性史」を取り上げようとしている3回生の菅谷さんも、よかったらどうぞ。
 それにしても、平田さんや永富さんにとっては、「月例礼拝」という言葉そのものが懐かしいのではないでしょうか?

 昨日は千客万来でしたが、特筆すべきは私が初めて大学の先生をさせていただいた時(たしか1982・3年度の青山学院大学史学科の演習)の教え子で、現在は外資系の企業で活躍されている江口さんが関西旅行のついでにお立ち寄りになったことです。青学の時のゼミ生で京女に来られたのは「第一次野口内閣の外務大臣」を自称していた根古君(現在、仙台の旅行会社で活躍中)以来のことです。江口さんは『吾妻鏡』講読会と伊藤さんの卒論準備報告にしっかり参加していかれました。
 青学や聖徳で私のゼミに所属していた皆さんは、現在のゼミ生の先輩ということになりますから、御上洛の折には、是非とも、かわいい?後輩たちを激励にお立ち寄り下さい。
 江口さん。また、お出で下さい。

 さて、『吾妻鏡』は岩田師範の指導のもと、承久二年を読破。このあたりには、承久の乱の前提として、追究すべき記事がかなりあると思いました。長村君の御高説をうかがいながら読み進めることが出来たならば、さらに実りあるものになることでしょう。最近はこの『吾妻鏡』講読において、山岡さんの積極的な取り組みが目を引きます。
 ちなみに、山岡さんは本日がお誕生日。おめでとうございます。

 伊藤さんの卒論報告会には、和歌山での研究旅行でお疲れにも拘わらず駆けつけてくれた佐伯君や、報告テーマの性格から出席を期待していた田中さんや末松さんが期待に応えて参加してくれたために、近来まれにみる盛況。多くの適切な助言をいただいて伊藤さんは本当に幸せな学生さんだと思いました。東京の研究会に積極的に出向いて知己をえた第一線の研究者から御著書をお送りいただいたり、御本人の積極性と人徳の然らしむるところだと思います。あと一ヶ月ですが、山岡さん・尻池さんや山内さんともども、ぜひ素晴らしい卒論を仕上げてほしいものと思います。
 私の方も、約束の期限を過ぎてしまった仕事を少しでも早く片付けるべく努力をしなければならないと意を新たにしています(本当に申し訳ありませんが、いましばらくの御猶予をお願いいたします)。

 それから、昨日は岩田君のスタバのコーヒーをはじめ、佐伯君、田中さん、青木さんなどから沢山の美味しいお土産をいただき、ありがとうございました。ティーパーティー風のゼミ。期待のニューフェイス、米澤君にも、喜んでもらえていると思います。

 ゼミ旅行(鎌倉・熊野・伊勢~)に出掛けた際、デジカメで撮影した写真を岩田君が1枚のCD-ROMにまとめる作業をしてくれています。いずれ、ゼミメンバーのお手もとにお届けできるとのことです。岩田君、ありがとうございます。

 ☆ 末松憲子さんが『伝承文学研究』55号に「「小鍛冶物」の略縁起-江戸中期における歌舞伎と日蓮宗-」という論文を発表されました。以前、ゼミで御報告いただいた出開帳に関する話も含む力作です。

 >長村君  和歌山の旅行の御報告、ありがとうございました。

 ◇ 同志社大学文化史特論(2)受講のみなさんへ
   先週の講義の際に申し上げましたように、シラバスの
    「6 慈光寺本『承久記』に描かれた承久の乱」
  はパスして、明後日(17日)は
    「7 鎌倉殿御台所「竹御所」」
  をテーマにお話ししたいと思います。その次はそのまま8・9・・・と進めることにします。御了承下さい。  

おつかれさまです。付、次回『吾妻鏡』

No.5205

>伊藤さん 遅くなりましたが、昨日は中間報告をありがとうございました。『吾妻鏡』のほうも、伊藤さんのご報告ほどに人を集められるといいんですけどねぇ。

>江口さん 昨日は初めてお目に掛かり光栄です。『吾妻鏡』、中間報告会とご一緒していただきましてありがとうございます。1982・3年度の青山学院大学史学科の演習(「厳しかった」そうですね)と、昨日の『吾妻鏡』(「脱力系史料講読」)との雰囲気の異同はいかがでしたでしょうか。

>ゼミ旅行の写真について 
 上で野口先生からご案内いただきましたように、岩田の手元にみなさんがデジカメで撮影したくださった画像データをお預かりして集約しております。ひとまず伊豆旅行のデータはCD-R一枚に収まりそうですので、現在鋭意トースト中です。焼き上がりましたら、参加者みなさんにお配りしようとおもいます。
 さらにそれ以前のゼミ旅行の写真につきましても、ご希望によりコピーしてお配りできるとおもいます。

>次回の『吾妻鏡』について
 次回の吾妻鏡講読会の予定は以下の通りです。
  時間:11月20日(月)15:30~(予定)
  場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
  範囲:承久三年正月二十五日条、正月二十七日条、二月二十六日条、三月二十二日条、四月二十九日条、五月十九日条、五月二十一日条、以下承久三年の全条

 承久元年・二年もいろいろと検証を要する問題がありましたが、承久三年はさらに問題山積(?)ですからじっくり読んでいきましょう。

公開講座のお知らせ

末松憲子
No.5201

今日はお疲れ様でした。
とても良い刺激になりました。
ありがとうございます。

今週の水曜日に勤め先の公開講座がありますので少し宣伝をさせて下さい。

お時間と興味のある方は是非おいで下さい。

京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター
平成18年度1回公開講座
「じょうるり西・東」

平成18年11月15日(水)
午後2時から午後4時まで(午後1時30分から受付開始)
入場無料・当日会場で受付
於・京都府立府民ホール「アルティ」( 京都市上京区烏丸通一条下ル )

義太夫と常磐津が聞き比べられます。
詳しくは
http://w3.kcua.ac.jp/jtm/announcements/2006/1115.html
でご確認下さい。

女性史総合研究会11月例会の御案内

No.5194

 ◆ 11月(第132回)例会の予定 ◆
   ~ 女性史研究の見取り図 -最近の研究動向- ~
  
 日  時: 11月11日(土) 13:00~17:00

 会 場: ウイングス京都 セミナー室
       〒604-8147 京都市中京区東洞院通六角下る御射山町262
       TEL:075-212-7490(代表)

  報告者:(考古) 東村純子氏  
       (古代) 菅野美恵子氏   西野悠紀子氏
        (中世) 野口孝子氏 
       (近世) 曽根ひろみ氏
        (近代) 沢山美果子氏

  ○ 女性史総合研究会のHP
           http://www.geocities.jp/joseishi_sougou/

 ※ 近畿圏の史学科4回生で卒論に女性史を取り上げている方にとっては、参加する価値は多大かと思います。

 【追記】 11月9日(木)付の京都新聞文化欄で山田邦和先生が嵯峨を中心に中世京都都市論を述べておられます。
 ちなみに、別の紙面の広告にも御登場。

 ☆ 実践女子大学の横井孝先生より、御高論「源氏物語版本挿絵考-その基礎的研究として-」(久下裕利・久保木秀夫編『平安文学の新研究』新典社)・「谷崎潤一郎「検印」による略年譜のこころみ・補正」(『實踐國文學 』70)を御恵送いただきました。
 横井先生にあつく御礼を申し上げます。

 ☆ 京都精華大学の堤邦彦先生より、伊藤さんを通じて、四代目旭堂南陵・堤邦彦編『よみがえる講談の世界 番町皿屋敷』(国書刊行会)を頂きました。CDつきです。
 堤先生にあつく御礼を申し上げます。 

次回以降の吾妻鏡講読会について

No.5191

>野口先生 昨日は(昨日も)いろいろとありがとうございました。『平安時代史事典』のCD-ROM版ですが、ひとまず「…欲しいです」と申し上げたいと思います。

>次回以降の『吾妻鏡』について
 次回の吾妻鏡講読会の予定は以下の通りです。
  時間:11月13日(月)15:30~(予定)
  場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
  範囲:承久二年正月十四日条、四月三日条、八月六日条、十二月一日条、十二月二十日条

 また、今月は11月20日(月)・11月27日(月)も開催予定です。来週以降は、
 承久三年正月二十五日条、正月二十七日条、二月二十六日条、三月二十二日条、四月二十九日条、五月十九日条、五月二十一日条、
 と随時講読してゆきますので、参加者のみなさんはどしどし予習を進めておいてください。よろしくお願いします。

Re: 次回の吾妻鏡講読会のあとのことについて

No.5196

 そういえば、来週月曜日(11月13日)は伊藤さんの卒論準備報告も予定されておりましたので、情報を再掲致します。

 日時:11月13日(月)18時から
 場所:L校舎3F 宗教・文化研究所共同研究室
 報告者:伊藤明日香さん
 テーマ:「曽我物語享受考ー近世前期を中心としてー」
      近世前期、曽我物語は人々にどのようにとらえられていたのか、曽我物を中心に考察してくださるそうです。

 宜しければ伊藤さんご本人からも何かご案内があればお書き込みをお願いします。
 そういうわけで、みなさんここぞとばかりにぜひぜひご参集下さい。

Re: 次回以降の吾妻鏡講読会について

伊藤明日香
No.5198

>岩田さん
ありがとうございます。
概説書として、坂井孝一先生の『物語の舞台を歩く 曽我物語』をあげておきます。
専門書ではないのですが、芸能のことにも触れられていますし、何より図入りなので、曽我物のイメージをしやすいと思います。
研究室に用意しておきますので、よろしくお願いします。

熊野・那智山の歴史と文化

No.5199

>伊藤さん
 ご案内ありがとうございました。明日はどうぞよろしくお願いします。

 さて本日(11月12日)は、>>No.5172にて元木先生よりご案内いただきました日本古文書学会の見学会に参加させていただきました。
 和歌山県立博物館にて開催中の特別展「熊野・那智山の歴史と文化―那智大滝と信仰のかたち―」展を、同館学芸員の高木徳郎先生のご案内により見学し、展示中の『那智大社文書』『那智廊之坊文書』『色川文書』などを熟覧するお時間もいただきました。
 中世における熊野信仰の社会的な広がりの一端などを伺うことができたほか、原文書ならではのさまざまな情報にも接することができ、非常に貴重な機会でした。
 また、博物館のロビーに掛けられていた『那智参詣曼荼羅(正覚寺本)』の精巧かつ巨大なレプリカにも圧倒されました。実物比1.7倍の寸法だそうですが、非常に美しく、数字以上に大きく感じました。
 見学の機会をつくっていただきました和歌山県立博物館のみなさん、見学会をご案内いただきました元木先生、参加者のみなさん、ありがとうございました。

Re: 次回以降の吾妻鏡講読会について

No.5200

伊藤さん、今日のご報告を拝聴できず失礼いたしました。

私も、岩田さんが書き込まれた特別展「熊野・那智山の歴史と文化」展を見学させていただきました。
前評判通りの充実した展示に加えて、古文書学会見学会参加の特典たる古文書の熟覧は、とても勉強になりました。
懇切な解説を賜りました高木先生、ありがとうございました。

その後、和歌山に一泊して、元木先生はじめ数名の先生・院生相当の方々とともに近辺を見学してまいりました。
辻君にレンタカーを運転してもらって、日前神宮・国懸神宮、東照宮、番所庭園、和歌浦、紀三井寺、藤白神社、善福院、長保寺の順に見学。
いつものことながら、先生方には種々ご教示とご配慮を賜りました。
好天にも恵まれ、楽しい見学会となりました。
元木先生、そしてご一緒させていただいた皆様にお礼申し上げます。

色々と立て込んでいるので今日はこの辺で失礼いたします。旅の詳細は後日お会いしたときにでもお話したいと思います。

熊野・那智山の歴史と文化

No.5204

 すでに岩田さん・長村さんが書き込まれていますが、12日の特別展「熊野・那智山の歴史と文化」展の見学会に私も参加させていただきました。
 見学会にご案内くださいました元木先生に、お礼申し上げます。

 和歌山県立博物館を訪れるのは初めてだったのですが、展示品はもちろん、展示の配置なども工夫されていて、とても見ごたえがありました。
 特に複数の「那智参詣曼荼羅」は比較するのが面白く、なかには比丘尼が持ち歩いたためか、ぼろぼろになっているものもありました。
 古文書の熟覧会は、時間の都合で途中で失礼をいたしましたが、原文書だからこそわかる情報などもあり、勉強になりました。
 高木先生、いろいろとご教示賜りまして、ありがとうございました。  

 じつは今回、前日から紀伊半島を一周して、那智大社・大滝を参詣しました。
 早朝7時の大社には人がまばらで(カラスはいましたが)、滝の遥拝所を独り占めできました。
 大門坂の木々も朝の光に照らされて、とても神秘的な雰囲気でした。
 博物館で尊勝院の宿坊や社家の跡地の情報をいただきましたので、これらの探索は次に訪問するときのお楽しみにしたいと思います。

ありがとうございました。

No.5208

 先日、和歌山県立博物館で行われました古文書学会見学会にご参加の皆様、
遠路お越し頂きまして本当にありがとうございました。
文書を熟覧していただく機会は博物館でもなかなかないのですが、
やはり原本に接してみないと分からない情報というものがあると思いますし、
一人で原本をみていても気付かないことがたくさんあります。
私自身も皆さんと一緒に見せて頂いて、自分一人では気付かなかった多くのことを
皆さんに教えていただき、いろいろと勉強になりました。
やはり、熟覧は一人でも多くの方に見てもらうべきものですね。

会の後の懇親会も、久しぶりに楽しいひとときでした。
元木先生をはじめ、皆様に感謝申し上げます。
翌日も無事に近辺を回られたようで、よかったです。
和歌山は公共交通機関がまったく不十分で、レンタカーを借りられたのは大正解でした。
本当であればご一緒させて頂きたかったのですが、
仕事があり残念でした。

薗田さん、早朝の那智大社で見かけたカラスは足が三本のヤタガラスではありませんでしたか?(笑)
きっと遠路はるばる、しかも朝早くにお参りされたことを、
那智の神様が喜んで「お使い」を遣わしてくれたのかも知れませんよ。
これを機縁に、来年の「熊野古道」展にも是非またお越し下さい。

『明月記研究提要』刊行のご案内

No.5189

 野口先生、皆さん、ご無沙汰致しております。明月記研究会を代表して、書籍の宣伝をさせて下さい。

 五味文彦主催明月記研究会10周年を記念して、今月15日に八木書店より、『明月記研究提要』(税抜定価6000円)が刊行の運びとなりました。ご希望の方は、八木書店に直接、お申し込み下さい。なお、詳しい内容は下記のURLをご参照下さい。
http://www.books-yagi.co.jp/pub/cgi-bin/newbooks.cgi?cmd=d&kn=20&ks=4-8406-2024-5

 失礼致しました。

さっそく注文したいと思います。

No.5190

 従来の研究成果を盛り込んだ「定家年譜」や『明月記』研究文献目録が収録されているとのこと。ぜひ、購入したいと思います。
 この本の刊行によって、美川先生の『藤原定家伝』の御執筆が加速されることを期待したいと思います。
 ちなみに、美川先生の『院政』は、修論・卒論執筆中の平田さん、尻池さん、山岡さんは、必ず読んでおく必要があると思います。

 今日のキャンパスプラザの授業は古巣の京都文化博物館の見学。(自分の)昔話を交えて解説をしていると、アッという間に一時間半が過ぎてしましました。
 ちなみに、博物館のコインロッカーにカバンを預けようとしたのですが、大きすぎて入らず。立命館のF君のスポーツバックも同様。
 博物館のコインロッカーが、見学する時に、たいして負担にならない程度の荷物しか入らないものであることに気づかされました。なかなか難しいところです。

 ところで、ゼミのみなさん『平安時代史事典』のCD-ROM版はどうしますか?

 ◇ 今週の同志社大学 文化史特論(2)の講義テーマは「源実朝の妻と遍照心院」です。

山口博史さんの一周忌

No.5182

 京都労働学校の日本史講座や歴史グループ早雲の牽引役として活躍された山口博史さんが亡くなられて早くも一年が経ちました。この掲示板にも何度か御投稿を頂きましたし、早雲の学習会に永富さんなど当ゼミメンバーが参加したことをとても喜んで下さっていたことが思い出されます。
 一昨年の10月に京都精華大学を会場に開催された源義経をテーマにした「叡電文化講演会」も山口さんのお力によるものでした。
 一周忌にあたって山口さんの御冥福をあらためてお祈りしたいと思います。
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 さて、この秋から年末にかけては当ゼミメンバーや関係者が各所で活躍の様子。その情報をお伝えします。

 ☆ まず、ゼミ草創期に屋台骨を背負ってくださり、目下家事と子育てをこなしながら博士論文に取り組んでおられる前川佳代さんが、今月4日、仙台で開かれる東北芸術工科大学東北文化研究センター・NHK文化センター仙台総支社主催の文化フォーラムにパネリストとして出演されます。テーマは平泉の世界遺産登録に関するものらしく、コーディネーターは赤坂憲雄氏、他のパネリストには工藤雅樹氏、入間田宣夫氏といった重鎮が顔を揃えておられます。このフォーラムは録画を編集ののち、NHKのBSで放映されるとのことです。
     詳細は→http://www.tuad.ac.jp/galleryevents/headline/newpage_20061007_113532/

 ☆ 次に、来年度から正式に宇治の共同研究に参加してくださることになった樋口健太郎さんが、日本史研究会の中世史部会で報告をされます。委細は以下の如し。

   11月21日(火)18:30~ 日本史研究会事務所(機関紙会館3階)
   樋口健太郎氏「摂関家「氏寺」の中世的展開―法成寺・平等院を中心に―」
    [参考文献]遠藤基郎「天皇家御願寺の執行・三綱」(『鎌倉遺文研究』16、2005年)

 これには、尻池さんは卒論のためにも出席の要ありでしょう。

 ☆ 三番目は、当ゼミ古文書講座(虎の穴)の師範である佐伯君の御登場です。
 園田学園女子大学の公開講座「怪異学への招待」の第5回目(12月15日<金>)に「 政治史と怪異」というテーマで講演をされます。場所は同大学321教室、時間は14:40~16:10 です。

 ついでに私も加えていただきますと、11月16日(木)13:30~15:30に尼崎市の園田公民館で「中世武家社会の女性像」というテーマでお話をさせていただく予定がございます。

そうだったんですね

No.5184

部外者ですが、書き込みさせていただきます。
私も若い頃、山口博史さんにずいぶんお世話になりました。労働学校で何度か話をさせて頂き、そのたびに山口さんと長い立ち話もしました。叡電の出町柳でも通りすがりによく話をしました。それなのに、迂闊なことに山口さんが他界されていたことを、きょうここで知りました。
知人がいなくなり、世界が変わっても、その変化に気づかないのは、歴史研究者として失格かもしれません。一年もたってしまったようですが、ご冥福をお祈りします。

お引き合わせかも知れません。

No.5185

 西山先生。メッセージをありがとうございました。
 山口さんは、研究者と歴史好きな市民の橋渡しをすることのできる稀有な存在として、歴史の宝庫である京都を拠点に、これからますます活躍していただけるものと期待しておりましたのに、今さら乍ら本当に残念に思っております。
 山口さんの周囲にはいつも沢山の人たちが集っておられ、私はそのおかげで多くの素晴らしい方々と知己を得ることが出来ました。西山先生がここに書き込んでくださったのも、山口さんのお引き合わせだと思います。

 ところで、西山先生御門下の岩田慎平君には、当方の共同研究やゼミの活動の場で、たいへん助力していただいております。
 このような場からの御挨拶で恐縮でございますが、どうぞ、今後ともよろしくお願い申しあげます。

おたちあい

No.5186

 西山先生、こちらへのお書き込みありがとうございます。
 そして、いまもこのようにして不思議なお引き合わせを演出してくださる山口博史さんにも感謝を申し上げたいと思います(残念ながら私はご本人にお会いする機会に恵まれませんでした)。

 ところで、ご紹介をかねて少々ご説明しますと、私岩田は関西学院大学で西山先生のご指導を仰ぎながら、当ゼミで野口先生のご指導を仰ぐという僥倖に浴しております。
 西山先生には、私が先生の前任校であります京都教育大学に入学して以来変わらぬご指導をいただいておりますが、二年半前、初めて野口先生にお世話になったときに(少なくとも私自身は)それほど抵抗感無く当ゼミへ通うことができるようになったのも、西山先生・野口先生の両先生がお持ちである、すべてにおいて自由な雰囲気が、どことなく似ていらっしゃっるからなのではないかとも思っています。そういえば、お二人とも同じ昭和26年の早生まれでもいらっしゃいますね。
 どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。恵まれた環境に感謝しつつ、研鑽に励みたいと思います。

ありがとうございます。

山口夏子
No.5187

早いもので、父が亡くなりましてから1年が経ちました。
一周忌に触れて頂き、父も喜んでいることと思います。
歴史グループ早雲を通じ、多くの方々に支えられながら歴史を学んでいました。
西山先生ともご縁があったことを存じ上げず、失礼致しました。
皆様には本当にお世話になり、ありがとうございました。

今、野口ゼミの皆さんの活躍を拝見して、私も修士論文提出に向けてがんばっていきたいと思います。

修士論文、期待しております。

No.5188

 山口夏子様  
 京樂先生のブログをとおして御活躍の様子うかがっております。修士論文、ぜひ素晴らしいものを仕上げていただきたいと存じます。
 そして、いずれ当方のゼミで御発表いただける機会の来ることを期待いたしております。
 
 それにしても、お父上と私の関係のみならず、夏子さんと永富さん・鈴木君が高校で同窓だったというのも奇しき御縁だと思います。