京都労働学校の日本史講座や歴史グループ早雲の牽引役として活躍された山口博史さんが亡くなられて早くも一年が経ちました。この掲示板にも何度か御投稿を頂きましたし、早雲の学習会に永富さんなど当ゼミメンバーが参加したことをとても喜んで下さっていたことが思い出されます。
一昨年の10月に京都精華大学を会場に開催された源義経をテーマにした「叡電文化講演会」も山口さんのお力によるものでした。
一周忌にあたって山口さんの御冥福をあらためてお祈りしたいと思います。
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さて、この秋から年末にかけては当ゼミメンバーや関係者が各所で活躍の様子。その情報をお伝えします。
☆ まず、ゼミ草創期に屋台骨を背負ってくださり、目下家事と子育てをこなしながら博士論文に取り組んでおられる前川佳代さんが、今月4日、仙台で開かれる東北芸術工科大学東北文化研究センター・NHK文化センター仙台総支社主催の文化フォーラムにパネリストとして出演されます。テーマは平泉の世界遺産登録に関するものらしく、コーディネーターは赤坂憲雄氏、他のパネリストには工藤雅樹氏、入間田宣夫氏といった重鎮が顔を揃えておられます。このフォーラムは録画を編集ののち、NHKのBSで放映されるとのことです。
詳細は→
http://www.tuad.ac.jp/galleryevents/headline/newpage_20061007_113532/ ☆ 次に、来年度から正式に宇治の共同研究に参加してくださることになった樋口健太郎さんが、日本史研究会の中世史部会で報告をされます。委細は以下の如し。
11月21日(火)18:30~ 日本史研究会事務所(機関紙会館3階)
樋口健太郎氏「摂関家「氏寺」の中世的展開―法成寺・平等院を中心に―」
[参考文献]遠藤基郎「天皇家御願寺の執行・三綱」(『鎌倉遺文研究』16、2005年)
これには、尻池さんは卒論のためにも出席の要ありでしょう。
☆ 三番目は、当ゼミ古文書講座(虎の穴)の師範である佐伯君の御登場です。
園田学園女子大学の公開講座「怪異学への招待」の第5回目(12月15日<金>)に「 政治史と怪異」というテーマで講演をされます。場所は同大学321教室、時間は14:40~16:10 です。
ついでに私も加えていただきますと、11月16日(木)13:30~15:30に尼崎市の園田公民館で「中世武家社会の女性像」というテーマでお話をさせていただく予定がございます。