アッ!とおどろく。

No.10163

 掲示板の上のスペースに史跡見学会の情報を維持したために、元木泰雄先生からの新春メッセージが下の方にいってしまいました。⇒>>No.10155
 元木先生の御配慮に感謝申し上げると共に、当ゼミに対する御支援を本年もよろしくお願い申し上げる次第です。

 ところで、昨日の浄妙寺跡・宇治陵の史跡見学会は盛会のうちに終了しました。少し寒かったのですが、東京や広島からの方も含めて、たくさんの方々が参加。とくに髙橋昌明先生のほか、院政期政治史を研究されている若手研究者が勢揃いされ、さながら学術団体の調査団のような有様でした。
 例によってFacebookに写真を貼り付けておきたいと思います。

 感動したのは主催者である古代学協会の古代学講座『小右記』講読会の方たちの積極的な参加。日頃、人文系学問の衰退を嘆いておりましたが、市民の方にこれだけの意欲と水準が期待できるのなら・・・と些か感動させられました。
 もはや、大学は18歳人口ばかりを気にしないで、このような方たちが学びやすい環境を整えるべきなのかも知れません。また、市井のいわゆるカルチャーセンターのレベルには飽き足らない市民が多くなっていることも明らかなようです。

 見学会解散後、主な参加者と六地蔵のジョリーパスタで休憩(しっかり夕食を済ませた御夫婦もおられました)・歓談の後、帰宅。

 家のポストを開くと日曜だというのに年賀状が届いていました。最近は郵便局も大変だなぁと思ったのですか、読んで見ると、「アッと驚く為五郎!」(このフレーズが、なんというテレビ番組で使われていたか、師範代は御存知でしょう)。ゼミ古参メンバーには驚愕の報告。

 一通目は、嬉しそうな電話を頂いてから、しばらくの間、音信が途絶えていた某君から。写真入りの結果報告。こちらはまあ、「さもありなん、よかったよかった。それにしても、今ごろになって・・・」でしたが、もう一通は「事実は小説よりも奇なりと申しまして」という、あの懐かしい高橋圭三氏のアナウンスを思い出させるような内容でありました。しかし、これは目出度い!!

 上記詳細は、ここに書き込むと、プライバシーの侵害になりかねませんから、知りたい人にだけにお教えします。知りたい人はメールを寄越しなさい。
 もっとも、これらの事実は諸姉兄すでに御承知のことであるのかも知れませんね・・・と、老人はひがみます。

 さて、いよいよ明日から授業です(明日はキャンパスプラザのみ)。尿管結石再発の気配もあるのですが、これは運を天に任せるのみ。しかし、発症したらとんでもなく痛くて困ります。
 耐え難きことは耐えられません。 
編集:2014/01/06(Mon) 10:03

みじかびの…

No.10164

 きゃぷりきとれば すぎちょびれ すぎかきすらの はっぱふみふみ

 みなさま、あけましておめでとうございます。どうぞ本年も『吾妻鏡』講読会をはじめとする宗教・文化研究所ゼミナールの諸活動にご支援を賜りますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。

 ところで、「アッと驚く為五郎!」は、『巨泉×前武ゲバゲバ90分!』のハナ肇さんのネタですね。出演していた巨泉さんは、同じ頃にパイロット・エリート万年筆で冒頭の台詞を詠みあげて流行しました。

 昨日は浄妙寺跡・宇治陵の史跡見学会に参加させていただき、近所の歴史について考え直すとても良い機会となりました。やはり何事も、愛着を持つためにはまずしっかりとそのことを知らなければならないと再認識した次第です。

 さて、新年最初の講読会は以下の予定です。よろしくお願い致します。

 日時:2014年1月9日(木)午後3時頃~(予定)

 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:頼家・実朝期の振り返り

 ※しばらく“振り返り”を続けていきますが、それが終わった後の範囲は以下の通りです。
     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。新しい年に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞご自由にご参加ください。
 京都女子大の方限定ではありませんよ。

いよいよ明日。「木幡浄妙寺跡・宇治陵見学会」の確認。

No.10156

 すでに>>>>No.10115>>No.10145でお知らせしたように、明日1月5日に表記の見学会を行います。

 この見学会は、古代学協会で開講されている『小右記』講読の講座参加者有志による企画によるもので、これに当ゼミも便乗参加させて頂く形をとります。参加者数はすでに確定しました。(『小右記』講読会24名、当ゼミ関係7名。)

  予定されている日程と行程の概略は以下の通りです。
【日程】 2014年1月5日(日) 13:00(集合)~
【行程】 地下鉄六地蔵駅改札口前集合→浄妙寺跡→宇治陵→松殿跡→木幡神社→宇治陵
(宇治陵は平安~鎌倉期摂関家関係の墓所です)

 ※  集合場所は気温を考慮して、JRではなく、地下鉄六地蔵駅の改札口前に変更されました。
    解散はJR黄檗駅ないしは木幡駅になる模様ですが、各自の都合に任せての自由解散という事になると思います。
    途中にはコンビニなどを除いてトイレはありません(これは私が一番困ることかも知れません)。  
    道路が狭いので、安全にはくれぐれもご注意下さい。 

『紫苑』の原稿を執筆しているみなさんへ

No.10157

 印刷所選定のための見積書を提出するために、それぞれの原稿の分量(総字数あるいは400字詰め原稿用紙に換算しての枚数・写真・表・系図の大きさと枚数など)を9日のゼミの日までに編集長に報告しておいて下さい。
 なお、当然のことですが内容如何によっては掲載を不可とすることもあります。

謹賀新年

No.10150

 午(『馬』)年の元旦の朝、むかし「『鹿』ぞすむ」とうたわれた宇治の新興住宅地から新年の御挨拶を申しあげます。
 今日は昼から、5日に実施する史跡見学の下見に出かける予定です。

【追記1】主催者の方と下見に行ってきました。全コースを大体2時間程度で回れそうです。多くて15000歩見当です。ただ、「岡屋関白」こと近衛兼経の墓は、少し離れているので割愛することになるかも知れません。墓所は宇治陵の中に比定されていますが、詣り墓が宇治市五ヶ庄大林の西方寺にあるようです。近いので解散後に行くのは可能です。ちなみに、解散はJR黄檗駅近く辺りになる模様です。

 ※ 「清文堂出版『中世の人物』全三巻の刊行について」⇒>>No.10146 >>No.10147 >>No.10148 >>No.10149を御覧下さい。
編集:2014/01/02(Thu) 09:29

あれれ

元木泰雄
No.10151

 先ほどから二回にわたり書き込んだのですが、最後にエラーメッセージが出て消えてしまいました。
 おかげで二時間が無駄に(泣)
 どないなってまんねん(怒)?

 そういえば、パスワード設定後にenterを押したのがいけなかったのかも・・・
 
編集:2014/01/02(Thu) 02:17

御迷惑をおかけして申し訳ありません。

No.10152

 元木先生 明けましておめでとうございます。
 新年早々、御迷惑をおかけして申し訳ありません。
 以前、長い文章を書き込むとエラーで消滅ということがありましたが、またそれが再発しているようです。そのため、下の書き込みのように分載を余儀なくされる場合があります。
 どのくらいの量でエラーになるのか分かりませんので、文書を作成・保存した上で、それを貼り付けるという手順を取って消滅に備えております。
 本年もどうぞよろしくお願い申しあげます。

掲示板のプログラムを更新しました

No.10153

元木先生、野口先生

あけましておめでとうございます。
また、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

 掲示板のプログラムについてですが、同じ現象を再現することが、こちらの環境ではできていません。
ブラウザの不具合の可能性もありますが、どのバージョンかによっても動作が違いますので、特定は難しいです。
 2012年8月からプログラムは変えていませんでしたので、書き込みできたりできなかったりという変化はないはずです。何かしらの文字コードの処理で引っかかっているようにも思います。
(特に、日本語の文字コード処理は、いろいろ厄介なことがあります)
ちなみに、Enterキーについては、問題の原因ではないはずです。

 上記内容を踏まえて、新規の書き込みをした際に、直接サーバにデータを送信するようにプログラムを変更しました。
 以前は、新規書き込み→ブラウザに下書きデータを保存→確認画面→再度送信→サーバ上に保存 という動作でつくっていました。
 変更後は 新規書き込み→サーバ上に保存→確認画面→データ公開 という動作をするようになっています。

 確認画面が表示された段階で、データは保存されていますので、この世から消えてしまうことはなくなりました。
ただし、書き込みフォームの「送信」ボタンを押した段階でエラーになる場合は、別の原因ですので、その時は鈴木までお知らせください。
よろしくお願いいたします。
 

再度、あけましておめでとうございます。

元木泰雄
No.10155

 野口先生、鈴木さん、野口ゼミの皆さん、あけましておめでとうございます。
 毎回、トラブルでご迷惑をおかけしております。
 鈴木さんには毎回ご面倒をおかけしております。
 手短に書けという天の声かもしれませんね。

 消えたままではあまりに縁起が悪いので、再度書き込みます。

 昨年は、いろいろとお世話になりました。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
 去年、研究室の行事で一番印象に残ったのは、伊勢の中世史跡めぐりでした。「実況」もあったようなので、詳細はそちらにゆだねたいと思います。山間の北畠氏居館、新大仏寺など、とても一人で行けないところを訪問したのは大きな収穫でした。久しぶりに史跡として整備された専修寺と寺内町、伊勢平氏・美濃源氏とも関係を有した多度神宮寺など、深い感銘を受けました。
 それに、津のうなぎ、四日市のトンテキにも、やはり感銘を受けた次第です。
 なお、いつものことながら、師範代には運転の労を御取り頂き、恐縮しております。
 今年は、敦賀、若狭方面を考えています。よろしければ、野口ゼミの皆さんもご参加ください。

 それにしても、大学も、社会も変な方向に向かいだしましたね。大学は総長の「ガバナビリティ」とかいう名目で、まるで将軍様が支配する国のようになっております。私が前にいた理事長独裁大学は、今に思えば先進的だったのですね。運営交付金という制度を通して、学問の自由も奪われつつあります。
 大学も学問も荒み、学問も社会も劣化してゆくようです。1930年代、あるいは天皇も任期制になった14世紀初めのように。
 でも時代の嵐は、いつかはやみます。定見なき恐怖政治は滅んでも、公家や寺社の学問は残ります。社会や政治に従属した歴史学が滅んでも、堅実な実証研究は永い命脈を保ちました。政府からの支給が減っても、歴史学は大して困ることはありません(給与まで大幅に減らされたは困りますが・・・)。
 暴虐によって大学が破壊されても、学問だけは劣化に抗して水準を死守したいと思います。それが、次代の人たちに我々できる最低限のことではないでしょうか。
 といっても、飲んだくれて毎日を過ごす当方に何ができるか心もとない限りですが(反面教師にはなれるかも(笑))。
 
 最後に、清文堂の『中世の人物』の件、何とかめどが立ったのは朗報でした。
 ただ、ここまで刊行が遅れました原因は出版社側のやむを得ない事情にあるとはいえ、編者として責任を痛感しております。 
 この場を借りて、ご執筆各位にお詫びを申し上げます。
 なお、添え状がないものもあるようですが、ご返送は10日ごろをめどにお願いいたします。

 ともかく、今年はせめて少しは良い年になってくれることを祈ります。

清文堂出版『中世の人物』全三巻の刊行について。

No.10146

 出版社の事情で、しばし滞っていた清文堂出版『中世の人物』全三巻のシリーズの出版が、来春ようやく実現しそうです。
 元木泰雄先生編の第一巻『保元・平治の乱と平氏の栄華』は、すでに表紙のゲラが出ています。Facebook(https://www.facebook.com/home.php?clk_loc=7#!/minoru.noguchi.39)に、その写真を貼り付けておきました。ゲラを同じ大きさくらいの本に巻き付けて撮影したものです。同じく元木先生の編になる『古代の人物 第六巻 王朝の変容と武者』を並べて撮影してみました。通読すれば摂関期から平氏政権期までの政治史が最新・最高の水準で楽しめるという次第。

 せっかくですから、下に目次を掲げておきましょう。
編集:2013/12/31(Tue) 15:15

『中世の人物 京・鎌倉の時代』第一巻『保元・平治の乱と平氏の栄華』総論・Ⅰ 鳥羽院政と保元の乱

No.10147

  ☆************************************************☆
  『中世の人物 京・鎌倉の時代』第一巻『保元・平治の乱と平氏の栄華』
 保元・平治の乱と平氏の栄華                   元木泰雄
  
      Ⅰ 鳥羽院政と保元の乱
 鳥羽院・崇徳院-崇徳院政の夢                  佐藤健治
 藤原忠実-辛酸を嘗めて中世を切り開いた摂関家家長        佐古愛己
 藤原頼長-苦闘する大学者                    横内裕人
 平忠盛-都鄙で広がる京武者の舞台                守田逸人
 源為義-保元の乱における実像                   須藤 聡
 覚仁と信実-悪僧論                       久野修義
 阿多忠景と源為朝-その伝説と実像                栗林文夫
   コラム1  王家の乳母                    野々村ゆかり

Ⅱ 平治の乱と後白河院政の成立 

No.10148

      Ⅱ 平治の乱と後白河院政の成立
 後白河院-暗主の波瀾万丈の生涯                 高橋典幸
 藤原忠通と基実-院政期摂関家のアンカー             樋口健太郎
 信西-中世を開いた稀有の天才                  木村真美子
 藤原信頼・成親ー平治の乱と鹿ヶ谷事件              元木泰雄
 藤原経宗-拷問を受けた有職の公卿                元木泰雄
 源義朝-最初の武士の棟梁                    近藤好和
   コラム2 院と芸能者たち                   辻 浩和
編集:2013/12/30(Mon) 16:23

 Ⅲ 平氏の栄華

No.10149

      Ⅲ 平氏の栄華
 平清盛-「おごれる」権力者の実像                川合 康
 池禅尼と平時子-平家の後家たち                 栗山圭子
 平時忠と信範-「日記の家」と武門平氏              松薗 斉
 藤原邦綱とその娘たち-平清盛の盟友/近衛家の忠臣        佐伯智広
 平重盛-一門栄耀の反照                     平藤 幸
 西行-秀郷流故実の継承者                     近藤好和
   コラム3 京武者たち                     元木泰雄
**************************************************************
 素晴らしい執筆陣です。私はゲラで通読させて頂きましたが、論文以上の価値を持つような力作ばかり。もし年内に出版されていたら、今年で最高に勉強になって、しかも面白い本と評価したところでした。「この本がもう少し早く出ていたら、もっとよい卒論が出せたのに」という恨みの声も聞こえてくることでしょう。
 販売価格は本体4500円の予定とのこと。ボーナスやお年玉から、その分は差し引いて用意しておかれるとよいと思います。
 後続の第二巻・三巻も着々と編集作業が進んでおります。
第二巻 野口 実編『治承~文治の内乱と鎌倉幕府の成立』
第三巻 平 雅行編『公武権力の変容と仏教界』

 「木幡浄妙寺跡・宇治陵見学会」参加者の確認

No.10145

 すでに>>No.10115でお知らせしたように、来春1月5日に表記の見学会を行います。

 この見学会は、古代学協会で開講されている『小右記』講読の講座参加者有志による企画によるもので、この講読会関係の参加申込者(同女の学生さんも含む)は24名とのことです。資料作成の準備もあり、当ゼミ関係者の参加者数も確定しなければなりません。
 そこで、高橋昌明先生のほか、当方に明確な形でご連絡頂いた方のお名前を名字のみ列挙させて頂きますので(敬称略)、御確認下さいますようにお願いいたします。

 <研究者・自治体関係> 岩田・佐伯・坂口・高橋・谷口・樋口
 <学生> 滝沢

 もし、ここに漏れている方がおられましたら、至急当方までお知らせ下さい(私の失念があればお許し下さい)。

 なお、予定されている日程と行程の概略は以下の通りです。
【日程】 2014年1月5日(日) 13:00(集合)~
【行程】 地下鉄六地蔵駅改札口前集合→浄妙寺跡→宇治陵→松殿跡→木幡神社
(宇治陵は平安~鎌倉期摂関家関係の墓所です)
 ※  集合場所はJRではなく、地下鉄六地蔵駅の改札口前に変更されました。

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 【追記】 信濃史学会の『信濃』最新号(65-12)を元木泰雄先生より頂きました。
     この号の特集は「院政期の信濃」で、元木先生の「院政期信濃守と武士」や長村祥知「木曾義仲の発給文書」など、注目すべき論文が掲載されています。
     中世前期の武士論に関心のある方は必読でしょう。ゼミメンバーでは滝沢さんもかな?
 
 ☆ 金澤正大先生より、御高論「武蔵武士足立氏の系譜再論」(『政治経済史学』562)を御恵送頂きました。
  金澤先生に、あつく御礼を申し上げます。
  金澤先生は、藤九郎盛長から発する安達氏を足立氏の一族と捉えておられます。
  いずれにしても、盛長は、昨年の、あの酷い出来映えの大河ドラマで描かれたような卑賤な存在ではなかったことだけは確かだと思います。

胃腸の不調と背中の痛み。まさしく「腹背に敵あり」。

No.10144

 年末恒例の体調不良と歳末恒例の「合わぬ算用」の渦中にあります。

 年賀状を前年のうちに、しらじらしく書くことには、少年の頃より、いささかの抵抗を感じておりましたが、それを感じないで年を越せるかも知れません。
 それにしても、「休み」の間に仕事が出来るだろうとばかりに校正やら書類の作成が押し寄せる昨今、私たちにとってのお休みは何処にあるのでしょうか?
 「それが研究者のつらいところよ」
 まぁ、人文系の研究者は、端から見れば、のべつ遊んでいるように思えるのかも知れませんがね。

 閑話休題。野口担当の「現社基礎演習Ⅱ」「演習Ⅱ」履修の諸姉は、レポートをしっかりお願いいたします。
 そして、ゼミのメンバーは全霊を籠めて『紫苑』の原稿に取り組んで下さい。

 ☆ 川合康先生・坂井孝一先生・高橋修先生・高橋典幸先生の御連名で、先生方の執筆された『岩波講座 日本歴史 第6巻 中世1』を御恵送頂きました。
 四人の先生方に、あつくお礼を申し上げます。

ウィンターブレーク-次回の『吾妻鏡』-

No.10143

 年内最終回の『吾妻鏡』も終了しました。次回は新年1月9日(木)ころの再開になると思いますが、新しい年も宗教・文化研究所ゼミ、ならびに『吾妻鏡』講読会をどうぞよろしくお願いいたします。

 卒論を無事に提出されたみなさん、お疲れ様でした。
 リフレッシュしていただいたら、次は『紫苑』のほうの準備もよろしくお願いします。

 講読会では相変わらず「頼家・実朝期」の振り返りを続けていますが、再開予定の承元四年(1210)までなかなかたどり着けません。もうしばらくお付き合いいただきたいと思います。

 日時:2014年1月9日(木)午後3時頃~(予定)

 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:頼家・実朝期の振り返り

 ※しばらく“振り返り”を続けていきますが、それが終わった後の範囲は以下の通りです。
     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。新しい年に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞご自由にご参加ください。
 京都女子大の方限定ではありませんよ。

明日の「基礎演習Ⅱ」と「演習Ⅱ」

No.10142

 明日の授業。

 午前のキャンパスプラザでは「源義経」のお話の続き。

 Ⅲ講時「基礎演習Ⅱ」は、坂下さん「少女歌劇について」
 Ⅳ講時「演習Ⅱ」は、筒居さん「『かわいい』文化について」

 レポート提出についての確認もしておきたいと思います。

 【追記】「基礎演習Ⅱ」のもう一つの発表は、米倉さんの「竹田城について」でした。 

 今日の言葉

No.10141

 「そこはかとない ヤル気」

 本日、四条祇園駅近くで開かれた宴席で、ある大学の先生が発せられた至言。

 ちなみに、来春 正月5日に実施予定の「木幡浄妙寺跡・宇治陵の見学会」については>>No.10115の書き込みを御参照下さい。

 2011年7月28日(木)のゼミ公開研究会で藪本勝治さんが報告した「軍記物語として読む『吾妻鏡』野木宮合戦記事」のレジュメをお持ちの方がおられましたら、野口までお知らせ下さい。
 資料の管理不行き届きで申し訳ありません。

 【追記】 上記資料、御本人からお送り頂きましたので、御放念下さい。

みかんとぜっぱんの冬

No.10140

 多くの方々に御助力を頂いて、すっかり原稿が揃い、いくら遅くても今年の末までには刊行されるだろうと楽しみにしていた編著がなかなか刊行されないので腐っていたところへ、19年前に出版された新書の絶版を知らせる書状が届きました。

 この本です⇒http://www.chuko.co.jp/shinsho/1994/11/101217.html

たくさんの方に読んで頂いた本ですし、その後の研究によって訂正を要する部分も多いので仕方のない事なのですが、なんとも寂しい気分です。