現代社会学部1・2回生のみなさんへ

No.9996

 後期に開講される野口担当の基礎演習Ⅱ・演習Ⅱへの配属を希望される方は、ゼミ登録用ページのシラバスを更新致しましたので、あらためてご確認下さい。

 なお、応募期間以前でも、何か質問のある方は当方へメールで問い合わせて頂いてかまいません。上の私の名前(青字の)をクリックすれば送信することができます。言うまでもないことですが、その場合、名前と学籍番号を明記して下さい。

 以上、宜しくお願いいたします。

27日の基礎・教養科目と研究所ゼミ

No.9999

 本日の基礎・教養科目のテーマは、前回予告したとおり「武士」のお話です。テーマは「中世は武勇の時代か」。中世前期の武士とは何か? 人々は武士とか「武勇」をどう評価していたのだろうか?そんな話をしたいと思っています。

 ゼミの方では、岩田君がすでに予告を書いた下さいましたが、22日の公開講座の反省会(まさに「回顧と展望」)もしたいと思います。 

朗報の速報 山田徹さん、日本歴史学会賞受賞!

No.9995

 当ゼミに(多方面で)ゆかりの深い、京都大学大学院文学研究科助教の山田徹さんが、第14回日本歴史学会賞を受賞されました。受賞論文は「土岐頼康と応安の政変」(『日本歴史』769)。
 一昨年の長村祥知君に続く快挙。

 山田さん、ほんとうにおめでとうございました。古めかしく言えば「内助の功」、今風に言えば「パートナーの助力」もあったのかも知れませんね。
 奥様ともども、ゼミメンバー・古参メンバーをあげて心よりお祝い申し上げたいと思います。そして、ますますの御研究の発展を期待する次第です。
編集:2013/06/24(Mon) 16:14

ありがとうございます

山田樹理
No.9998

 ありがとうございます。主人共々、御礼を申し上げます。
まだまだ若輩者でございますので、今後ともご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。


 また子どもたちを連れて研究室を訪れたいと思いますので、ご迷惑になるかと思いますが、
どうぞよろしくお願い致します。

明日(25日)の「基礎演習Ⅰ」

No.9994

 明日(25日)の「基礎演習Ⅰ」は、辻さんが「日本の女子サッカーの歴史」、友田さんが「ニホンカワウソ 絶滅の原因とこれから」というテーマで発表される予定です。

 「満員御礼」

No.9993

 今は昔。昨日の公開講座は予想を上回る御来場者で驚きました。開会50分前に会場に到着したのですが、エレベーターには既にたくさんの人。同じ建物の5階で開催される、ある学会の大会に行かれるのかと思ったのですが、みなさん4階で降りられました。会場の前のコミュニケーションホールにはすでに受付を待つ人が。講師の先生方がおいでになったら打ち合わせに使おうとしていたテーブルも椅子もふさがっている。こんなことは今までなかったのに。とはいっても、さすがに200人を越す方は見えないだろうと考えたのですが、これは見事に裏切られました。開会直前に、すでにレジュメ不足が明白となり、「如何せむ」と迷うまもなく開会の時間。幸い、ゼミメンバーが研究室で増刷をしてくれているということで難を凌ぐ。遅く見えた方々に印刷の済んだレジュメを配布。しかし、椅子も足らない模様。これも、宗教教育センターの方たちやメンバーが下の階からも運び入れてくれたので何とか乗り切る。という次第で、司会の任務は二次的なものとなり、いろいろ脈絡のないことを申し上げた模様。この間、せっかく御挨拶を頂いた方々には失礼な対応しか出来ず。会場は例によって空調の調節が出来ないので、一部で寒そう。自分も寒い。時間の配分も、ポスターで予告したとおりにしないと問題があるだろう。上階で学会の大会があるから男子トイレは大混雑のはずだから、休憩時間を長くとらなければならない。質問時間を設定しても、あまりに個人的に過ぎる質問か出たら困るから、来場の研究者からのコメントを頂くことしよう・・・等々。迷妄の中におりましたが、しかし、この間、それらの問題の解決のために、宗教教育センターの事務の方々や岩田君・山本さんらゼミメンバーがしっかりと動いて下さり、何とか乗り切ることが出来ました。感謝あるのみです。

 そんなわけで、御講演は途切れ途切れにしか聴けませんでしたが、充実した内容で、面白く、分かりやすく、いろいろ新知見を得ることも出来ました。さらに、会場にお見えの佐伯君・松薗先生からはコメント以上のお話を頂きましたし、総括(無料講演)をお願いした美川先生のお話も、身近な話題から転じて「貴族」の本質を問う、まさに今回の講座全体の「まとめ」に相応しい、しかも楽しいお話でした。

  それにしても、何でこんなに御来場の方が多かったのか?ちょうど『御堂関白記』が話題になっていたからか?島津氏のファンが多いのか?好評だった昨年の講座の影響か?その分析は課題としなければなりません。概算でも来場者数は250人超。大記録だと思います。

 あらためて、宗教教育センターの職員のみなさんとゼミメンバーにお礼を申し上げます。 講座の後は、例によっての懇談会。当日頂戴したり、この日のためにわざわざお送り頂いたたくさんの御菓子を頂きながら暫しの歓談。学部生・大学教員・出版社の編集者などが一同に。嘗てここで生まれたネットワークは各所で機能しているようです。それから、いつもの懇親会場の「里」へ。幹事の池嶋さんにはよくやって頂きました。御菓子でお腹がいっぱいになっているはずなのに、学生さんたちはよく召し上がったとのこと。「別腹」というやつでしょうか。

 レジュメの不足をはじめ、私の判断ミスで多々不手際があり、御来場のみなさまにはいろいろと御迷惑をおかけ致しましたが、講師の先生方をはじめ、多くの方々の御尽力・御協力により、盛会裏に終了できましたことにお礼を申し上げる次第です。
編集:2013/06/23(Sun) 22:45

公開講座のお礼と次回の『吾妻鏡』

No.9997

 遅ればせながら、先週土曜日は本年度宗教・文化研究所公開講座でした。
 ご講演いただきました樋口先生・金井先生、ご来場いただきました皆さま、諸事奔走していただきました宗教教育センターの方々、野口先生、ゼミ関係者のみなさんに御礼申しあげます。
 人文社会系の学問は全世界的に退潮傾向にあるようなことも言われますが、一方で、このような広く一般向けの機会を設けやすいことは、人文系(とくに歴史や文学)の強みではないかと思います。ご講演いただいた両先生には、最新の成果の水準を落とすことなく、かつ非常にわかりやすい形でご提供いただきました。

 ゼミはまた日常に戻りますが、次回の『吾妻鏡』のご案内です。

 日時:2013年6月27日(木)午後3時頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:頼家・実朝期の振り返り

 ※しばらく“振り返り”を続けていきますが、それが終わった後の範囲は以下の通りです。
     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 7月もおそらく木曜の午後に開催予定です。

 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、梅雨なのか夏なのかよくわからない季節に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。京都女子大の方限定ではありませんよ。

 明日は公開講座

No.9992

 いよいよ明日は公開講座。このために、こだまのグリーン車特割で首都圏から上洛して下さるという方もおられる由をうかがっております。
 台風も消滅したようですから、予定どおり開催できると思います。
 昨日は事前学習会も行われました。
 懇親会も15名の参加で開催されることになりました。

 ゼミの古参メンバーならびに関係者で早めにお出で頂ける方は、例によって11時30分にL校舎3Fの私の研究室にお集まり下さい。現メンバーとともに、開催の準備、お手伝いをお願いできれば、有り難いところです。また、それより遅くお出での場合は、会場(J校舎4F)で受付などのお手伝いを頂ければ助かります。
 閉会後には、いつものように共同研究室で講師の先生を囲んで懇談会を開きますので、これにも是非参加していって下さい。

明日の「基礎・教養科目」のテーマは「日本の中世社会と刑罰」

No.9991

 公開講座のレジュメ原稿、すでに講師の先生方から御送付・御送信頂きました。
 明日のゼミは公開講座の事前学習会。>>No.9988>>No.9989を参照して下さい。

 昨日の「基礎演習」。丹野さんの発表は映画「プラダを着た悪魔」に関するテーマに変更されましたが、結論はなかなかよかったと思います。それにしても、数年前に比較して、履修生のテーマ設定がだいぶ変わってきました。世の風潮も、ここ2~3年で急速に変化した観があります。小生、果たして対応できるか?

 就活の面接の後、自己嫌悪に陥るという話を学生さんからよく聞きますが、おそらく面接する側にも、そうなってしまう人がおられると思います。私も、昔の職場で経験があります。客観的に考えると、こちらの自己嫌悪の方が深刻でした。若い人の自己嫌悪は、何らかの形でプラスに作用するものです。自己嫌悪する自分を自己肯定して下さい。

 >学内のゼミメンバー諸姉へ
 明日のⅡ講時が空いていて、私の仕事を手伝って頂けるという方がいらっしゃったら、共同研究室においで下さい。

☆ 学振研究員の大薮海先生より、御高論「北畠氏の神三郡進出-『宏徳寺旧記』収載文書への検討を通じて-」(『寺社と民衆』9)・「書評 木下聡著『中世武家官位の研究』」(『日本史研究』608)を御恵送頂きました。
 大薮先生に、あつくお礼を申し上げます。

今週の「基礎演習Ⅰ」

No.9990

 明日(18日)の「基礎演習Ⅰ」の発表テーマは、丹野さんが「現代のファッションについて」、栩野さんが「コンビニスイーツについて」とのことです。

 なお、木曜日(20日)の「基礎・教養科目」は「日本の中世社会と刑罰」というテーマでお話しする予定です。

【追記】 本日、Ⅱ講時の仏教学の時間、講話を聴いてくれた史学科1回生の中に、「一度ゼミに行きたい」と出席票に書いてくれた方がおられましたが、その方はメール(配布したプリントに書いてあります)で連絡先を知らせて下さい。案内を致します。

 ☆ 新刊の服藤早苗編著『「平家物語」を生きた女性たち』(小径社)を、執筆者である高松百香・野口華世・伊藤瑠美・佐伯智広・樋口健太郎・西野悠紀子先生の連名で御恵送頂きました。
 第一線の研究者が、今日の研究水準を示しながら、一般の読者にも分かりやすく書かれておられるので、「昨年の今頃出ていればよかったのに」と思っております。
 先生方に、あつく御礼を申し上げます。

 友あり、遠方より来たる

No.9989

 公開講座後の懇親会のお申し込みは本日までです。個別のお誘いは致しておりませんが、どうぞ宜しくお願い致します。

 岩田君が御案内下さったように(>>No.9988)、20日のゼミの時間は『吾妻鏡』の講読をお休みにして公開講座の事前勉強会を致しますので、ゼミメンバー以外でも、公開講座を聴講予定の方の御出席を歓迎致します。
 樋口・金井先生の論文のコピーも用意してありますから、どうぞ御遠慮なくお越し下さい。 
 
 気温の変化に対応できず、いつもの取り越し苦労によるストレスも加わって、胃腸の具合を悪くしております。こういうときに健康診断があると、また余計な取り越し苦労が増えてしまいます。つくづくよくない性格です。

 ネコの不在もきいているようです。

 ☆ 慶應義塾大学の小川剛生先生より、御高論「足利義尚の私家集蒐集とその伝来について」(『和歌文学研究』106)を御恵送頂きました。
 『金槐和歌集』の柳営亜槐本について触れられています。
 小川先生に、あつく御礼を申し上げます。 

 公開講座まであと一週間。

No.9987

 公開講座が近づいてきました。懇親会には遠方の大学の先生や東京の出版社の方など多くの皆様から参加の申し込みを頂いているようです。また、出席できないので、かわりに懇談会用の御菓子を送って下さるという方もおられて感激致しております。
 幹事の池嶋さんには、実習中にも関わらず、いろいろお手数をおかけしています。

 昨日の講義。だいぶ気温に影響されました。冷房の調整など、みんな他人任せというのは宜しくない。「どうもすべてに当事者意識がない」、というのは学生さんたちに申し上げるよりも、自らの戒めとしなければならないのかも知れませんが……。

 史料講読会は梶原景時失脚の辺り。やはり、この人はただ者ではない。徳大寺家の家人で吏僚的資質を持ち、播磨などの惣追捕使に任じ、美作の目代をつとめ、弁舌に巧み、その上、武芸(軍事行動)にもかなり優れていたらしい。彼の評価を問い直す作業が、治承・寿永内乱論の再構築に繋がるかも知れません。同じことは長沼宗政にも言えます。彼も単純に武辺と評価することは出来なそうですね。

  ☆ 神奈川県立金沢文庫の永井晋先生より、御高論「下総下河辺庄の現状と課題」(『民衆史研究』85)・「園城寺と河内源氏-戒誉・覚義から公暁まで-」(『国史学』201)・「下総国下河辺庄築地郷について」(『野田市史研究』23)・「中世前期古文書料紙論の現状と展望」(『日本史研究』607)を御恵送頂きました。
「下総下河辺庄の現状と課題」の一節。
 「自治体の文化財担当者や地域博物館の学芸員といった地域社会と密接に結びついた研究者は、郷村単位の総合研究を進めている。ただ、地域密着型の研究者は周辺地域との情報交換を盛んに行ってはいるが、地頭以上の上級領主に対する関心は薄く、京都・鎌倉との政治経済的な結びつきについてはあまり意識を向けていない。これは、荘園を閉じた世界としてモデル構築する内部構造派の研究の名残りとみられる傾向なので、荘園制研究そのものにみられる傾向といってよい」・・・なるほど。武士認識についても同じことが言えそうです。
 永井先生に、あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 明治大学の渡辺滋先生より、御高論「日本古代史料に見える「揚名」の語義-『孝経』の原義との関係-」(『汲古』62)・「「揚名介」をめぐる中世の諸言説-一条家における家説形成の過程を中心に-」(『国語と国文学』90-2)・「日本古代における親族廻避の制」(『延喜式研究』29)・「厳島神社文書の史料性をめぐる諸問題-近年の「偽文書論」の位置付けを中心に-」(『ヒストリア』237)・「請人・口入人の持つ力-地方有力者が任用国司の地位を獲得する過程から-」(井原今朝男編『富裕と貧困-中世社会における富の源泉と格差-』竹林舎)・「史料現物を見るということ-古代・中世史料の調査から-」(『歴博』178)を御恵送頂きました。
 在庁系武士の位置づけなど、こうした新しい制度史研究の成果をもとに再検討の要があるように思いました。
 渡辺先生に、あつく御礼を申し上げます。
編集:2013/06/14(Fri) 11:37

事前勉強会のごあんない-次回の『吾妻鏡』-

No.9988

 宗教・文化研究所公開講座も近づいてまいりましたので、次回の『吾妻鏡』の時間は事前勉強会ということにさせていただきたいと思います。六月は実習に出ておられた方も多く、少人数開催が続いておりましたが、またゼミのほうもよろしくお願いします。

 次回の『吾妻鏡』のご案内です。

 日時:2013年6月20日(木)午後3時頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 内容:2013年度宗教・文化研究所公開講座の事前勉強会
 参考文献:
   ○ 金井静香先生「中世末期における近衛家と島津氏の交流-近衛政家・尚通・稙家-」(科研「近世薩摩における大名文化の総合的研究」〈研究代表者 中山右尚〉報告書)

   ○ 樋口健太郎先生『中世摂関家の家と権力』(校倉書房,2011年)
               「藤氏長者宣下の再検討」(『古代文化』63-3)

明日の「基礎・教養科目」

No.9986

 アクセスカウンターが1000001を記録したときに、それをPDFに保存して、送信して下さった方がおられます。よい記念になりました。ゼミの「護符」にしたいと思います。

 明日の「基礎・教養科目」ですが、前回の予告通り、老人を取り上げます。題して「日本史の中の老人像」。
 私の世代では浪人して大学に入った人が多いのですが、私は老人になってから浪人になれるようです。

 台風の影響は少なくなった模様ですので、明日のゼミ講読会も、いつも通りに行います。

 【追記】 
 ☆ 東北大学の柳原敏昭先生より、御高論「史学史研究の現在-東北中世史の開拓者大島正隆を中心として-」収載の『日本中世史研究の歩み 中世史サマーセミナー50周年記念シンポジウム報告集』(岩田書院)を御恵送頂きました。
 中世史サマーセミナーというと、私には、1993年夏、鹿児島の8・6豪雨直後に開催されたサマーセミナーにおける柳原先生の獅子奮迅の活躍ぶりが思い出されます。あれから、もう20年も経ってしまったのですね。
 柳原先生に、あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 東京大学の高橋典幸先生より、御高論「南北朝期の城郭戦と交通」(東京大学日本史学研究室紀要別冊『中世政治社会論叢』)を御恵送頂きました。
 高橋先生に、あつく御礼を申し上げます。