地方武士論の陥穽
No.10015
今日もひどく暑いですね。天候だけが理由ではありませんが、体調不良が日常化して困ります。
中世前期の武士論をテーマに卒論を書いている人に、研究の前提として理解しておいて頂きたいのは、その時代の官位秩序や昇進制度。
それから、とくに地方武士をテーマにする場合に注意しなければならないのは、ことさらに中央での活動を否定するような視角を「善」とするような価値観(思い込み)にとらわれてしまいがちなこと。過剰な下部構造重視と旧態依然とした郷土史的顕彰史観のドッキングが、基礎的な事実の解明をも阻害するというケースもみられるようです。
明日(9日)の「基礎演習Ⅰ」の発表テーマは、俵さんが「テーブルマナーについて」、谷口さんが「日本神話について」とのこです。
木曜日(11日)の「基礎・教養科目」では、日本社会の地域性を歴史的に考えてみたいと思います。それから、今週は授業評価のアンケートを実施する予定です。よろしく御協力下さい。
中世前期の武士論をテーマに卒論を書いている人に、研究の前提として理解しておいて頂きたいのは、その時代の官位秩序や昇進制度。
それから、とくに地方武士をテーマにする場合に注意しなければならないのは、ことさらに中央での活動を否定するような視角を「善」とするような価値観(思い込み)にとらわれてしまいがちなこと。過剰な下部構造重視と旧態依然とした郷土史的顕彰史観のドッキングが、基礎的な事実の解明をも阻害するというケースもみられるようです。
明日(9日)の「基礎演習Ⅰ」の発表テーマは、俵さんが「テーブルマナーについて」、谷口さんが「日本神話について」とのこです。
木曜日(11日)の「基礎・教養科目」では、日本社会の地域性を歴史的に考えてみたいと思います。それから、今週は授業評価のアンケートを実施する予定です。よろしく御協力下さい。