美川圭先生の『白河法皇 中世を開いた帝王』が復刊されました。
No.9934
2003年にNHKブックスの一冊として刊行された後、しばらく絶版になっていた美川圭先生の『白河法皇 中世を開いた帝王』が角川ソフィア文庫から復刊されました。
本書は白河院の一生を克明に辿った伝記ではありますが、院政の成立・平氏の台頭・強訴の問題など、11世紀末~12世紀初めの政治や社会、さらには「権門都市」としての白河・鳥羽・宇治について論述された啓蒙書の域を超える内容。今回の復刊は大いなる朗報といえます。
残念なのは刊行の時期。昨年の今ごろだったならば、今以上の大変な売れ行きだったことと思います。
本書、美川先生より御恵送頂きました。美川先生、ありがとうございました。
文庫版は持ち運びが便利なので、目下、もう一度読みなおしておりますが、あらためて発見すること多大です。
最近、白河法勝寺の八角九重の塔について質問を受けることが多いのですが、これに関心を持っておられる方にとっても必読の書といえるでしょう。
本書は白河院の一生を克明に辿った伝記ではありますが、院政の成立・平氏の台頭・強訴の問題など、11世紀末~12世紀初めの政治や社会、さらには「権門都市」としての白河・鳥羽・宇治について論述された啓蒙書の域を超える内容。今回の復刊は大いなる朗報といえます。
残念なのは刊行の時期。昨年の今ごろだったならば、今以上の大変な売れ行きだったことと思います。
本書、美川先生より御恵送頂きました。美川先生、ありがとうございました。
文庫版は持ち運びが便利なので、目下、もう一度読みなおしておりますが、あらためて発見すること多大です。
最近、白河法勝寺の八角九重の塔について質問を受けることが多いのですが、これに関心を持っておられる方にとっても必読の書といえるでしょう。