最近の「批判」について
No.9692
研究室の窓枠工事が始まりました。終了は19日とのことです。
仕事柄、仕事(東国武士の研究など)の内容について批判の矢面に立つことはやぶさかではありませんし、反省させられるような御指摘があれば有り難い。時には、新しい発見に繋がる場合もあります。
ところが、このところ、どうもよく分からない批判が多い。つまり、このことについて論じられていないという批判を受けている研究は、既にそのことを論じた上で語ったものであったりするのです。それから、曲解されているのか、問題意識がまったく異なるのか、どうも批判の意味が理解できないものも多いのです。
私の頭脳の老化によるものなのかとも考えたのですが、どうやら、批判を発している方の所属にも問題があるらしいことに気がつきました。所属というのは、同じ発想とか価値観をもっているグループという意味です。そのことを踏まえて、批判の内容を考えると、「なるほど」と思えることがあります。ただし、「なるほど」というのは、批判に利があるというのではなくて、なんでそんな(私にとって)訳の分からないことを仰せになられるのかが分かるという意味においてのことです。
人はもともと多様な考え方をするものでしょうが、ある集団に所属すると同調バイアスがかかって、その集団とは異なる発想には理解を示そうとしなくなるような傾向があるように思います。地域とか研究組織とか学統とかが、その集団にあたります。
それを踏まえると、研究者にとっては、ある一定の年齢までに、多様な生活空間を経験することが結構意味を持つものだと思うに至った次第。若い人は動くに如かずです。
仕事柄、仕事(東国武士の研究など)の内容について批判の矢面に立つことはやぶさかではありませんし、反省させられるような御指摘があれば有り難い。時には、新しい発見に繋がる場合もあります。
ところが、このところ、どうもよく分からない批判が多い。つまり、このことについて論じられていないという批判を受けている研究は、既にそのことを論じた上で語ったものであったりするのです。それから、曲解されているのか、問題意識がまったく異なるのか、どうも批判の意味が理解できないものも多いのです。
私の頭脳の老化によるものなのかとも考えたのですが、どうやら、批判を発している方の所属にも問題があるらしいことに気がつきました。所属というのは、同じ発想とか価値観をもっているグループという意味です。そのことを踏まえて、批判の内容を考えると、「なるほど」と思えることがあります。ただし、「なるほど」というのは、批判に利があるというのではなくて、なんでそんな(私にとって)訳の分からないことを仰せになられるのかが分かるという意味においてのことです。
人はもともと多様な考え方をするものでしょうが、ある集団に所属すると同調バイアスがかかって、その集団とは異なる発想には理解を示そうとしなくなるような傾向があるように思います。地域とか研究組織とか学統とかが、その集団にあたります。
それを踏まえると、研究者にとっては、ある一定の年齢までに、多様な生活空間を経験することが結構意味を持つものだと思うに至った次第。若い人は動くに如かずです。