無題

No.7845

はじめまして。お電話を差し上げたいと思っています。

Re: 野口先生ありがとう、私も山田邦和先生の京都市史研究の本も買いました。

No.7844

山田先生に協力してほしい。西市の西七條条村誌研究会のホームページを立ち上げています。地名研究会の吉田金彦先生に来ていただきました。これからの発足です。当方83歳ですのであまり時間がありません。村の墓地委員会が母体です。地元の11人の会員がいますが何も進んでいません。20年6月13日に立ち上げた所です。委員の中に西蓮寺の住職は梅谷繁樹先生で、元短大の国文学の教授をしていられました。いまは近所の主婦たちに源氏物語の講義を続けておられます。

Re: 野口先生ありがとう、私も山田邦和...

No.7847

 山田先生の論文集を御購入の由。先般の平安京・京都研究集会にも参加されたのでしょうか。
 山田先生はさすがに生粋の京都人だけあって、京都の歴史は隅から隅まで御存知です。
 本日、お目にかかる機会がありましたが、一条天皇に陸奥に左遷されたという説話で有名な藤原実方が雀になって京都に戻り、そのお墓が四条の某寺にあるのだというお話をうかがいました。
 そういえば以前、同じ四条通り近くにある、京都で唯一平将門を祀っているという祠に案内して頂いたこともありました。

山田邦和先生より御教示.を頂きました

No.7853

山田先生より、藤原実方伝説のあるお寺について、追って以下のような御教示を頂きました。

藤原実方伝説のあるお寺は「更雀寺(きょうじゃくじ)」です。
これは以前には確かに四条大宮にあったのですが、
1977年に市原(京都精華大学の近く)に移転してしまいました。
最近は私も行っていないので、
「ん? あのお寺、どっかに移ったよな?」と思いながらも、
子供の頃の記憶だけに頼ってお話をしてしまいました。
雀になった実方の墓(?)も現存するはずです。
なお、寺伝ではこのお寺はもともとは勧学院の跡地に建てられたとされ、
その由緒から「勧学院」と名乗ることもあるようです。

「暴力装置」で思い出すこと

No.7842

 今はどうしているのか存じませんが、私が在学していた当時、青山学院大学の史学科では卒論の口頭試問に、学生一人に対して専攻を問わず全専任教員があたっていました。専攻を異にしますから、思いもよらぬ質問も飛び出します。
 たとえば、東洋史学の泰斗で当時の学科主任であった三上次男先生からは「豪族的領主層」の「豪族」とは何かを問われ、何とも答えようが無く困っているのを指導教官の貫先生にフォローして頂いたことを記憶しています。
 そのときは、なんでこんな質問をするのだろうと思ったのですが、学問を本業とするようになってから、三上先生が研究上の概念をきちんと把握すべきことを教えて下さったことに気がつきました。
 
 それと、もうひとつが「暴力装置」で、これは私の卒論が武士団をテーマにしたもので、その成立を理論的に論じた先行研究の中で使われていたのを引いてしまっただけなのですが、これについても適切なのかどうか、これは確か日欧交流史が御専門の岡田章雄先生からだったと思いますが、御指摘を頂きました。
 これも、返答に窮しているのを、ドイツ近代史の新進気鋭の研究者であった富永幸生先生が「(学術用語の)訳語です」と助け船を出して下さいました。

 富永先生は、あの大学紛争の渦中にあって、理論面でも行動面でも、とても信頼の置ける研究者でしたが、若くして亡くなられました。
 三上先生も岡田先生も既に世を去られています。

 いまさらながら、あの当時の、信念を持ち、学者然とした、しかし優しい先生方に支えられた青学史学科がとても懐かしく、いとおしく思われる昨今です。

今日は貫達人先生の御命日。

No.7837

 今日は恩師貫達人先生の御命日。先生が亡くなられてから一年が経過したというのに、まだ追悼文を書くことすら出来ていない私は、まさしく不肖の弟子といわざるを得ません。 先生の御研究の何分の一も継承できていませんが、「承久の乱」に関してだけは、何とか形を付けたいと考えております。

 本日は、大学の人権教育研修会(講演会)に出席。講師は本学非常勤講師の前田眞里先生。偶然にも、ゴールデン・リトリーバーの盲導犬をともなった先生と大学に向かう同じバスに乗り合わせました。御講演の演題は「バリアフリー社会を目指して-盲導犬ユーザーからのメッセージ-」で、前田先生御自身の体験を踏まえたインパクトのあるお話。真のバリアフリーとは何なのか、今まで思ってもみなかった角度から真摯に考えることが出来ました。

 依頼された複数の査読の結果と紀要に執筆した論文の初校校正ゲラは、本日提出を済ませることが出来ました。そこで、この時期恒例の年末調整書類の作成に取り掛かったのですが、例によって行方不明の控除証明書があって、テンヤワンヤ。こういう書類の作成は本当に苦手です。
 小学生の頃に、算数も社会も苦手で忘れ物の常連だったような友だちも、今では立派に商店を経営したりしています。この季節になると、自らの社会的無能さをあらためて自覚させられる次第です。

 23日の大泉さんの陶展でのオープニングトーク、どんな話にすべきか、未だに悩み続けております。

 15日、愛知の野口君が高雄の紅葉見物に上洛されたのですが、こちらの都合で、お目にかかることが出来ませんでした。またの機会をお待ちしています。

HAPPY BIRTHDAY!

No.7825

 今日14日は、お誕生日という方が、私の周囲に複数おられます。
 みんなまとめて、おめでとうございます。
 そういえば、来週21日にもお一人。

 目下、これまた複数の論文の査読を依頼されているのですが、いずれも画期的な内容で、こういう査読は、嬉しく且つ私自身のモチベーションも高まって有り難いものです。
 しかし、もう少し時間がほしいところ。
 紀要の初校の方は何とか終わらせることができました。

 昨日お知らせした「元木プロジェクト」について補足致しますと、九州の武士については、第二巻でコラムながら原田種直・緒方維能・菊池隆直も取り上げられる予定です。
 ちなみに、九州ではありませんが、「北条泰時」は第三巻にしっかりとラインアップされております。

 ところで、いきなり「仮面ライダー」に話がうつりますが、先年、千葉市に住んでいた頃、東下りされていた山田邦和先生に市内を御案内した際、「昔、あのビルには『ショッカー』という店が入っていたのですが、つぶれてしまったようです」とお話ししたところ、「それじゃ仮面ライダーにやられたのですね」というご返答を頂いて、その時は何のことだか分からなかったという思い出がございます。

「最新の研究成果」の在処は?

No.7823

 『紫苑』第9号ですが、『小右記』講読会の師範代をつとめてくれている大谷さんが執筆を申し出て下さいました。
 テーマは『平家物語』巻第三御産の段にみえる「変成男子の法」についてとのこと。これで、当誌の水準はもう一段アップすること必定。大いに期待しております。

 大河ドラマの平清盛については、「最新の研究に基づく」というので期待していたところ、実は「海賊を組織して武士の王になる清盛」というストーリーなのだそうで、驚いております。最新の研究の「研究」とは?

 ◎ 「元木プロジェクト」について、「何をやるんですか?」という御質問が殺到しておりますので、少しばかり中味を紹介させて頂きます。
 これこそまさに保元・平治の乱から宝治合戦に至る頃(12C半~13C半)に活躍した院・貴族・武士・僧侶たちに関する若手を中心とした第一線の研究者による「最新の研究成果」の社会還元にほかなりません。
三巻構成の第一巻は、
 王家では鳥羽院・崇徳院・後白河院…、摂関家では忠実・忠通・頼長・基実…、
 院近臣では信西・藤原家成・信頼・成親…、都の武士では源為義・義朝・平忠盛・清盛・重盛…、
 地方で活躍した武士では阿多忠景…、女性では美福門院・池禅尼・平時子…、文化人では西行…、
等が取り上げられる予定です。
 詳報はまた後日。お楽しみに。

☆ 磯川いづみ先生より、御高論「太祝関係文書の基礎的考察-「三島宮御鎮座本縁」との関連から-」(『伊予史談』355)を御恵送頂きました。
 磯川先生に、あつく御礼を申し上げます。

大河ドラマ「清盛」

山田邦和(同志社女子大学)
No.7803

大河ドラマ「清盛」での平清盛役、松山ケンイチ(http://horipro.co.jp/talent/PM026/)という俳優さんに決定したそうですね。寡聞にして、どんな俳優さんなのか知らないのですが・・・
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20101109-700061.html

海賊キッドか清盛か?

No.7805

 >山田先生 先般の平安京・京都研究集会には出席が叶わず、失礼致しました。

 NHKのHPに掲出された清盛の画像イメージは、なんだかヨーロッパの海賊みたいに見えてビックリしましたが、「最新の研究を通じて」描かれるそうですね。プロデューサーの方が山田先生や東大の保立先生をはじめ、諸方の研究者から話を聴いておられるようです。私も夏にお電話を頂きましたが、お目にかかるお約束には至らずじまいでおります。
 しかし、大河ドラマは外野からいろいろ言うのが面白いのだと思います。
 何にせよ、この時代が注目されることは慶事であります。

 実は当ゼミ関係の若い方が、平清盛をテーマにした一書を近々に刊行するとかしないとかという情報もございます。お楽しみに。
 一方、確実なところでは、まさに最新の研究を反映した、この時代を対象にした人物史のシリーズが刊行の予定であります。

講読再開-次回火曜日の『吾妻鏡』-

No.7806

 承久の乱以後の振り返りも一区切りつきましたので、また通常どおりの講読に戻りたいと思います。

 日時:2010年11月30日(火)午後3時~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:正元二年(文応元年、1260年)八月十六日・十七日、九月五日、十月十五日、十一月十一日・十八日・二十一日・二十二日・二十六日・二十七日・二十八日、十二月一日・二日・十六日・二十日・二十一日・二十三日・二十五日・二十六日・二十九日
 文応二年(弘長元年、1261年)正月四日・十日・二十五日・二十六日、二月二十日・二十五日・二十九日、三月五日・十三日・二十日・二十五日、四月二十一日・二十三日・二十四日・二十五日・二十六日、五月一日・十三日、六月一日・三日・六日・十日・十八日・二十二日・二十三日・二十五日・二十七日・二十九日・三十日、七月二日・九日・十七日・十八日・二十二日・二十九日、八月二日・七日・十日・十二日・十三日・十四日・十五日、九月三日・四日・十九日・二十日、十月四日・二十九日、十一月一日・二日・三日・二十六日、十二月二日の各条

 毎週火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、冬に向けて何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

16・23日はこちらへ

No.7802

 16・23日と『吾妻鏡』の講読会は連続して休会になりますが、その代わりに、こちらにお出かけ下さい。
 ◇ 日本史研究会中世史部会 ◇
 【大会共同研究報告反省会】
 日時 11月16日(火)18:30~
 場所 機関紙会館3F
 報告者 長村祥知氏(日本学術振興会特別研究員)
 ※共同研究報告者の小原嘉記氏も参加されます。

 ◇ 「大泉 讃 陶展」オープニングトーク ◇
 日時 11月23日(火)17:00~
 場所 画廊ぐれごりお(京都市中京区蛸薬師堺町東入ル)烏丸四条駅より徒歩10分
 テーマ「京都の平和と源義経」
 講師 野口 実(京都女子大学宗教・文化研究所教授)
※ これはイベントの性格上、何をどのように話して良いのか悩んでいます。
  ちなみに、大泉さんの作品はとても味があります。焼物に興味のある方は是非どうぞ。

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 こちらも、ご予定をお忘れなく!

 ◎ 本年度研究所共同研究の一環として、下記のように当ゼミの例会を兼た形で研究会を開催します。広く、報告テーマに関して関心を持たれる研究者・院生・学生の方たちの参加を期待致します。

 ・ 研究発表のテーマ: 「北条師頼と伊賀国平等寺の禅院化-得宗一門・守護・禅宗-」(仮)
 ・ 講師: 大田壮一郎氏(本願寺仏教音楽儀礼研究所研究員・龍谷大学等非常勤講師)
 ・ 日時: 11月27日(土)14:00~
 ・ 会場: 本学宗教・文化研究所共同研究室

 ※ 共同研究員および当ゼミ関係者以外の方で参加される方は、席数の関係上、当ゼミ関係者を通じて申し込まれるか、私に直接御連絡下さい。
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 ☆ 先般、山梨県立博物館における講演の際に大変お世話になった秋山敬先生より、御高著『甲斐の荘園』(甲斐新書刊行会)と御高論「新羅三郎義光-甲斐源氏始祖伝説成立の検討を軸に-」掲載の『武田氏研究』第33号ならびに山梨郷土研究会・山梨県考古学協会・武田氏研究会 第2回合同シンポジウム「甲斐源氏とその時代」資料集を御恵送頂きました。
 秋山先生の精緻な御研究は、これからの山梨県中世史研究の発展に揺るぎない基盤を築かれたものだと思います。
 秋山先生にあつく御礼を申し上げます。

急告。16~22日のゼミは休止します。

No.7788

 今月16日(火)~22日(月)の間、入試業務のために共同研究室が使えなくなります。そのため、この間のゼミ講読会は休止いたします。

 なお、17日(水)Ⅴ講時の基礎・教養科目の履修者は、授業開始時刻に教授室にお出で下さい。
 
 本日は校正一件を片付けて発送。ついで、『芬陀利華』の連載原稿の第六回の分をなんとか書き上げました。法住寺殿跡から見つかった武将墓のお話しです。

 ☆ 京都府立総合資料館の西村隆先生より、先生も分担執筆されている同館と京都府立大学文学部日本・中国文学科の編になる『京都府立総合資料館の書庫から 古典籍へようこそ』(京都新聞出版センター)を御恵送頂きました。
 西村先生にあつく御礼を申し上げます。

腰痛胃弱のノグチゲラ。

No.7784

 今日の『吾妻鏡』も、固有名詞を忘れた私が「えー、だれだっけ」を連発しているうちに一時間半が経過していきました。もっとひどくならないように、青魚と赤葡萄酒の摂取に努めたいと思います。腰痛にも難儀しておりますが・・・。

 ところで、『紫苑』第9号の執筆陣がほぼ固まって参りました。ほんらい編集長から告知されるべき所ですが、編集長も執筆されますので私から。
 論文は、院生(国文)の粟村さん。
 研究ノートは、岩田君(史学)と山本さん(史学)
 ゼミ旅行記は、井草さん(史学)・尾田さん(国文)の共著
 それに、私が恩師貫達人先生の追悼文を書かせて頂く予定でおります。

 研究所の『研究紀要』の方は早くも初稿ゲラが届いています。どういうわけか、一つゲラが届くと、今まで遅滞していたのに、急に続々とゲラが届きます。そのたびに、執筆時に使用した資料をひっくり返す事になるわけです。
 ゲラゲラゲラと笑いが止まりません。

 マスコミはYou Tubeに流出したビデオの話題で騒然としていますが、私は大学関係者の皆さんに、是非これを視聴して頂きたいと思っています。
 「大学とは ひょうたん島」で検索してみて下さい。