泉谷康夫先生の御冥福を祈ります。
No.7434
新聞を開くと森毅氏の訃報が載っていました。御専門の分野のことは皆目分かりませんが、大学や学問のあり方について教えられ、勇気づけられた研究者でした。今のような時代にこそ居て欲しい学問の超人たちが次々と去って行かれるのは辛いところであります。
届いてから暫く開封を忘れていた『日本歴史』の学会消息欄に、泉谷康夫先生御逝去の記事があって驚きました。泉谷先生とは、最近お目にかかる機会が無く、書信のやりとりばかりでした。書面から、体調のすぐれない御様子がうかがわれたのですが、4月に亡くなられていたことを知って愕然とさせられました。残念でなりません。
泉谷先生とは、私が古代学協会に勤めていた頃からのお付き合いでした。先生は当時、古代学協会に関係する日本史の研究者の中で殆どただ一人、中世や社会経済史に造詣の深い研究者であり、私の研究を評価し、暖かく接して下さって、私としては心強く、親しみをもつことのできた希有の方でした。
毎年夏に開かれていた『御堂関白記』の講読会にも出席され、ときに昼食を御一緒したこともありました。奈良教育大では、『高円史学』という雑誌を学生さんたちと共に発刊されていました。当ゼミの『紫苑』はこれを一つのお手本にしてます。
御著作は殆ど御恵送に与っているのですが、不勉強のために吸収し切れておりません。守護・地頭制度に関する御研究など、これから学びなおさせて頂きたいと思います。
泉谷先生の御冥福を衷心より祈り申し上げます。
☆ 慶應義塾大学の小川剛生先生より、先生が特集「藤原定家 明月記」を担当された『週刊朝日百科 国宝の美 書跡3 古文書・国書・漢籍』を御恵送頂きました。
小川先生にあつく御礼を申し上げます。
届いてから暫く開封を忘れていた『日本歴史』の学会消息欄に、泉谷康夫先生御逝去の記事があって驚きました。泉谷先生とは、最近お目にかかる機会が無く、書信のやりとりばかりでした。書面から、体調のすぐれない御様子がうかがわれたのですが、4月に亡くなられていたことを知って愕然とさせられました。残念でなりません。
泉谷先生とは、私が古代学協会に勤めていた頃からのお付き合いでした。先生は当時、古代学協会に関係する日本史の研究者の中で殆どただ一人、中世や社会経済史に造詣の深い研究者であり、私の研究を評価し、暖かく接して下さって、私としては心強く、親しみをもつことのできた希有の方でした。
毎年夏に開かれていた『御堂関白記』の講読会にも出席され、ときに昼食を御一緒したこともありました。奈良教育大では、『高円史学』という雑誌を学生さんたちと共に発刊されていました。当ゼミの『紫苑』はこれを一つのお手本にしてます。
御著作は殆ど御恵送に与っているのですが、不勉強のために吸収し切れておりません。守護・地頭制度に関する御研究など、これから学びなおさせて頂きたいと思います。
泉谷先生の御冥福を衷心より祈り申し上げます。
☆ 慶應義塾大学の小川剛生先生より、先生が特集「藤原定家 明月記」を担当された『週刊朝日百科 国宝の美 書跡3 古文書・国書・漢籍』を御恵送頂きました。
小川先生にあつく御礼を申し上げます。