臨時?東京ゼミ旅行の報告と今週の予定

No.7182

 昨日の中世戦記研究会には、学習院大学大学院の伊藤さんのみならず、九州旅行から越後に帰着したばかりの田中さん(丸山夫人)までが駆けつけてくださり、藪本君も含めて、京都勢の一大集結(ちょっとしたゼミ旅行の気分)の機会となりました。

 ちょうど、歴研大会の準備報告と重なったために、歴史ジャンルの関東の若手研究者の参加がすくなかったのが残念でしたが、鈴木先生の徳大寺氏に関する御報告も興味深く(佐伯君の参加があれば・・・と思いました)、懇親会も大いに盛り上がりました。
 また、ミュージアム知覧の絵巻について、いろいろなジャンルの先生方から御意見をうかがうことが出来たのも大きな収穫でした。

 さて、今週の授業とゼミの予定です。

 18日(火)。Ⅲ講時の「基礎演習Ⅰ」は高津さんの御報告で、テーマは「男と女の考え方、とらえ方」。
 15時からの『吾妻鏡』講読会は、いつも通り。
 Ⅴ講時の「基礎・教養科目B25 女性の視点から日本中世の歴史を考える」は、第5回目の講義で、テーマは「日本中世の女性(2)-離婚と遊女・女商人-」です。
 なお、この日の午前には、京都文化博物館で開催中の冷泉家展見学のために上洛される広島大学大学院の江波さんが御来室の予定です。

 19日(水)Ⅲ講時の『小右記』講読会は先週の続き。この日は卒論指導も。

 金曜の『吾妻鏡』講読会は休会です。

 ☆ 神奈川県立金沢文庫の永井晋先生より、同館の企画展図録『武家の都 鎌倉の茶』を御恵送頂きました。
 永井先生に、あつく御礼を申し上げます。 

いよいよ明日ですね。「中世戦記研究会」

No.7179

 諸事重なり、天候不順も影響して衰老ことに甚だしき有様で、諸方に御迷惑をおかけしております。
 ところで、「中世戦記研究会」がいよいよ明日に迫りました。

 日時:2010年5月15日(土) 13:30~18:00
 場所:学習院大学 北二号館10階 大会議室
 輪読『慈光寺本承久記』:
   長村祥知氏 「北条義時追討計画と伝奏葉室光親―承久三年五月十五日付の院宣と官宣旨―」
 研究発表:
   鈴木啓子氏 「『平家物語』における徳大寺実定説話と〈家〉―徳大寺家と説話の生成をめぐって」
   岩田慎平氏 「小鹿島橘氏の治承・寿永内乱」

 * 会員以外で参加希望の方は、事前に当方にお知らせ下さい。事務局の先生に連絡させて頂きます。

【追記】 本日は関東より上洛中の遠藤明子さんが来室され、「大いちょうサブレー」を頂きました。
 さっそく、『吾妻鏡』講読会で賞味。まだ、火曜日の分もありますよ。
 遠藤さん、ご馳走様でした。

 なお、来週は広島の江波さんも上洛されます。

まだまだつづくよ-次回の『吾妻鏡』-

No.7175

 二週ほど『吾妻鏡』のほうは中断して「本覚尼置文」を読みました。この人を取り巻く人々というものも、当時の公武関係史に照らしながら再考する必要がありそうです。
 火曜日の『吾妻鏡』はまた来週から宗尊親王の時代を読んでいきたいと思います。

 日時:2010年5月18日(火)15:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:康元二年(正嘉元年、1257年)八月十二日・十四日・十五日・十七日・十八日・二十一日・二十三日・二十五日・二十八日、九月十六日・二十四日・三十日、十月一日・十三日・十六日・二十六日、十一月八日・十六日・十七日・二十三日、十二月六日・二十四日・二十九日、
 正嘉二年(1258年)正月一日・二日・六日・十七日・二十日、二月十三日・十九日・二十八日、三月二十日、四月十九日・二十五日・二十六日、五月二日・六日・八日・九日・十日・十四日・二十九日、六月一日・二日・三日・九日、七月十日・十五日・二十二日・二十三日・二十九日、八月五日・六日・八日・十六日・十七日・十八日・十九日・二十日・二十八日、九月二日・二十一日・二十九日、十月十二日、十二月十日・十九日
の各条

 『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。どなたさまでも、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加下さい。『紫苑』第8号も『吾妻鏡』講読会の成果が大きく反映されております。

本日の授業・ゼミと拝受の御礼

No.7174

 昨日は久しぶりに満田さんが来室され、御高論掲載の科研報告書(研究代表者は学長の川本先生)とお土産のお菓子を頂きました。
 京大院に進学された方たちの御活躍は、さすがに目覚ましいものがあると思いました。

 本日の「基礎演習Ⅰ」。高田鈴さんの報告は、なかなかよかった。外山 滋比古『思考の整理学』は、私も読み直してみたいと思いました。

「基礎・教養科目」では、『吾妻鏡』の読解も取り入れたかったのですが、時間不足で途中で端折ることとなり、ちょっと残念でした。

 研究所ゼミは、「本覚尼置文」を読了。
 探していた大通寺関係の資料は、やはり自宅の方にありました。

 ☆ 群馬大学の高山利弘先生より、科研報告書『『源平闘諍録』を基軸とした古代中世東国をめぐる軍記文学の基礎的研究』を御恵送頂きました。
 学ぶべき情報が満載のようです。
 高山先生に、あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 同志社大学の竹居明男先生より、御高論「天神信仰編年史料集成続編稿(一)-建長二年(一二五〇)~弘長元年(一二六一)-」(『人文学』183)・「同(二)-弘長元年(一二六一)~文永七年-」(『文化学年報』59)・「北野天神縁起絵巻研究の課題-承久本(国宝本)絵巻を中心に-」(『神道史研究』56-2)・「「北野天神」神号考-「天満天神」から「天満大自在天神」へ-」(『文化史学』65)を御恵送頂きました。
 竹居先生に、あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 名古屋学院大学の早川厚一先生より、早川厚一・曽我良成・橋本正俊・志立正知「『源平盛衰記』全釈(五-巻二-1)」(『名古屋学院大学論集』人文・自然科学篇46-2)および、早川厚一「源平闘諍録全釈(五-巻一上⑤(八ウ6~九ウ5))」(『名古屋学院大学論集』言語・文化篇21-2)を御恵送頂きました。
 メンバー配布用に複数ずつ頂いております。
 早川先生に、あつく御礼を申し上げます。 

コミュニティ・カフェと明日の授業のご案内

No.7168

 昨日は、ご近所のかかりつけのお医者さんの主宰されているコミュニティ・カフェ「カフェ頼政道」
     →http://www.eonet.ne.jp/~kadosaka-naika/cafe/index.html
で、「頼政道」の由来とともに源頼政や木幡周辺の史跡についてのお話をさせて頂きました。

 近年の新興住宅地というのは、近隣の結合が弱く、また多様な価値観の交錯する時代だけに、他者への迷惑を迷惑と思わない困った住民もおり、またそれを調停・解決しうる地域の尊敬される人物も見当たらなくなっています。
 結局、善良な人々が我慢を強いられるような構造が、日本の全社会に及びつつある中で、閉塞感も生まれるのだろうと思います。
 そうした意味で、こうしたコミュニティの存在は、一つの解決策として大きな意味を持つものと考えます。

 さて、明日の授業ですが、Ⅲ講時の「基礎演習Ⅰ」は、高田鈴さんの報告。テーマは「なぜ忘れるのか、『忘却論』」です。私のためにあるようなテーマ。どんなアプローチをされるのか楽しみです。

 Ⅴ講時の「基礎・教養科目B25 女性の視点から日本中世の歴史を考える」は、第4回目の講義で、テーマは「日本中世の女性-結婚と妻の役割・貞女観-」です。
 『吾妻鏡』など、生の史料を読みながら考えたいと思います。

 ☆ 同志社大学の浜中邦弘先生より、御高論「宇治と藤原摂関家」掲載の増渕徹編『史跡で読む日本の歴史5 平安の都市と文化』(吉川弘文館)を御恵送頂きました。
 浜中先生に、あつく御礼を申し上げます。

 > 現社卒論演習(野口担当)の学生さん
  当方が研究室に在室しているときは、遠慮無くお立ち寄り下さい。 

 > 岩田君
  長い間の祇園でのお仕事、お疲れ様でした。
  これから、美味しいコーヒーが飲めなくなるのが残念ですが、引き替えに得た貴重な時間を有効に活用して大きな飛躍を期して下さい。

祇園町南側

No.7169

 野口先生、暖かい労いと励ましのお言葉をありがとうございます。
 先日5月8日、約9年間勤めた(バイトですが)コーヒー屋さんを辞めてまいりました。
 店員として勤めた9年間では、多くのお客様と仲間に恵まれました。特に京都の祇園の一角で働いたことにより、そこに住む人々の懐の深さのようなものを学ぶことが出来たのは、何ものにも代え難い貴重な経験となりました。

 『紫苑』第4号に寄稿した「草創期鎌倉幕府研究の一視点 ―奉行人を中心に―」は、頼家・実朝将軍期における鎌倉幕府の奉行人それぞれの「個性」に応じた「役割分担」に注目して書いたものですが、着想自体はそのバイトで「役割分担」を意識しながら働く経験から得られたものです。
 一方、バイト先でちょっと身だしなみを注意するときに、人前に出るときの身だしなみについて書かれた北条重時家訓の一節(『中世政治社会思想 上』p318・319)を持ち出して『吾妻鏡』講読会の成果を活かした(?)こともありました。北条重時とは750年ほどを隔てて「職場が近所」でした。
 コーヒー屋さんと鎌倉幕府と全く別の分野ではありますが、それぞれ楽しく取り組むことができたと思います。
 そのほか、当ゼミ関係者のみなさんにも何度もご来店いただきました。

 9年前の5月の連休明けから研修(いわゆる「OJT」)が始まりましたが、まだ店舗は完成しておらず、三条烏丸やカナート洛北にお邪魔しての研修となりました。そのころふと店舗が出来る場所を覗いてみると、全面作業シートに覆われてはいましたが、ここで働くのだという楽しみな気持ちを抑えられませんでした。
 6月1日に新装開店でしたが、オープニングスタッフは一週間前から資材の搬入や陳列、最終的な打ち合わせなどを、少しの緊張と大きな期待を抱きながら繰り返しました。初夏というよりは真夏を思わせる気候だったのを覚えています。
 いろいろと問題の多い店員だったと思うのですが、足繁く通い続けて下さったお客様と常に暖かく接してくれた仲間達にこの場を借りて御礼を申し上げたいと思います。


 さて、明日(5/11)の火曜日の『吾妻鏡』も、引き続き源実朝夫人(西八条禅尼、本覚尼)の置文を読んでみたいと思います。 

 日時:2010年5月11日(火)15:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 内容:「本覚尼置文」(『中世法制史料集 第6巻 公家法 公家家法 寺社法』)

 ちなみに、次回以降の火曜日の『吾妻鏡』の範囲は以下の通りです。
 康元二年(正嘉元年、1257年)八月十二日・十四日・十五日・十七日・十八日・二十一日・二十三日・二十五日・二十八日、九月十六日・二十四日・三十日、十月一日・十三日・十六日・二十六日、十一月八日・十六日・十七日・二十三日、十二月六日・二十四日・二十九日、
 正嘉二年(1258年)正月一日・二日・六日・十七日・二十日、二月十三日・十九日・二十八日、三月二十日、四月十九日・二十五日・二十六日、五月二日・六日・八日・九日・十日・十四日・二十九日、六月一日・二日・三日・九日、七月十日・十五日・二十二日・二十三日・二十九日、八月五日・六日・八日・十六日・十七日・十八日・十九日・二十日・二十八日、九月二日・二十一日・二十九日、十月十二日、十二月十日・十九日
の各条

 『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。どなたさまでも、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加下さい。『紫苑』第8号も『吾妻鏡』講読会の成果が大きく反映されております。

中世成立期の武蔵武士研究に新展開

No.7163

 昨日の『吾妻鏡』講読会。
 連休中に帰省された井草さん・山本さんから美味しいお土産を頂きました。
 大河ドラマ『草燃える』で比企能員を演じた俳優佐藤慶氏逝去の報道があったばかりなので、大河ドラマにも話題がおよびました。私にとって、佐藤慶氏は『太閤記』における明智光秀役のイメージの方がつよくのこっています。
 このところ、昭和の名優の訃報が相次いで、寂しい限りです。

 ☆ 前田育徳会尊経閣文庫の菊池紳一先生より、御高論「武蔵国留守所惣検校職の再検討-「吾妻鏡」を読み直す-」・「財団法人前田育徳会所蔵文書(三)」(ともに『鎌倉遺文研究』25)・「林家往復書簡」(『日本歴史』743)および一部御執筆の図録『国宝万葉集』(前田育徳会)を御恵送いただきました。
 菊池先生にあつく御礼を申し上げます。

 最近、秩父平氏を論点とした平安末~鎌倉時代の武蔵国支配の研究が活況を呈しているように思います。この菊池先生の御研究をはじめ、さきに御紹介した川合康先生の御高論「鎌倉街道上道と東国武士団」(『府中市郷土の森博物館紀要』23)や伊藤邦彦先生の御高著『鎌倉幕府守護制度の基礎的研究 【国別考証編】』(岩田書院)の武蔵の項は、従来の理解に再考をせまる内容をもつものです。

 ちなみに、当該期の秩父平氏を対象とした拙論としては、「中世成立期における武蔵国の武士について-秩父平氏を中心に-」(岡田清一編『河越氏の研究』)・「鎌倉武士と報復-畠山重忠と二俣川合戦-」(『古代文化』54-6)・「鎌倉武士の心性」(五味文彦ほか編『中世都市鎌倉の実像と境界』)・「坂東平氏と『平家物語』-上総広常・『源平闘諍録』・畠山重忠のことなど-」(『軍記と語り物』38)・「武蔵武士団の形成」(横浜市歴史博物館ほか編『兵の時代-古代末期の東国社会-』)などがありました。
 けっこう書いたものです。これらが、新しい研究の踏み台になれば幸いです。

『平家物語』関連、シンポジウムの御案内

No.7158

 シンポジウム  「平家物語研究の視点
  ―歴史学の視点・文学の視点、その相互理解をめざして―」

 2010年6月6日(日曜日) 13:00~17:00
 國學院大学渋谷校舎AMC棟1階 常磐松ホール
        JR渋谷駅から、徒歩15分または都バス日赤医療センター行國學院大学前下車。
 
 野口 実(京都女子大学教授)
   「東国武士研究と軍記物語」

 佐伯真一(青山学院大学教授)
   「歴史学の視点と文学研究の視点―作品の認識をめぐって―」

 高橋典幸(東京大学史料編纂所助教)
   「「史料」と軍記物語-軍事史の観点から-」

 司会:坂井孝一(創価大学教授)

 主催:科研費(C)「平家物語の初期形態に関する多角的研究」
   (課題番号20520199)による共同研究会  代表:千明守

 ※ 「来聴歓迎!」とのこと。
  私は何をお話しすべきか、未だに思案中です。

連休明けに『吾妻鏡』

岩田慎平
No.7161

 四月は寒い寒いといって過ごしたのですが、五月に入った途端に暑い暑いといって過ごしております。急に暑くなって遮熱対策もできていませんからバテ気味です。

 次回の火曜日の『吾妻鏡』も、引き続き源実朝夫人(西八条禅尼、本覚尼)の置文を読んでみたいと思います。 

 日時:2010年5月11日(火)15:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 内容:「本覚尼置文」(『中世法制史料集 第6巻 公家法 公家家法 寺社法』)

 ちなみに、次回以降の火曜日の『吾妻鏡』の範囲は以下の通りです。
 康元二年(正嘉元年、1257年)八月十二日・十四日・十五日・十七日・十八日・二十一日・二十三日・二十五日・二十八日、九月十六日・二十四日・三十日、十月一日・十三日・十六日・二十六日、十一月八日・十六日・十七日・二十三日、十二月六日・二十四日・二十九日、
 正嘉二年(1258年)正月一日・二日・六日・十七日・二十日、二月十三日・十九日・二十八日、三月二十日、四月十九日・二十五日・二十六日、五月二日・六日・八日・九日・十日・十四日・二十九日、六月一日・二日・三日・九日、七月十日・十五日・二十二日・二十三日・二十九日、八月五日・六日・八日・十六日・十七日・十八日・十九日・二十日・二十八日、九月二日・二十一日・二十九日、十月十二日、十二月十日・十九日
の各条

 『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。どなたさまでも、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加下さい。『紫苑』第8号も『吾妻鏡』講読会の成果が大きく反映されております。

卒論演習履修生のみなさんへ

No.7156

 本日、横田先生にお目にかかりました。
 とても御元気な御様子で安心致しました。

 なお、まだ研究室に来ていない方は、お渡ししたい書類と重要な伝達事項がありますので、事前連絡の上、早々のうちに来室して下さい。

本年度「研究所公開講座」の公式案内

No.7146

 宗教・文化研究所市民公開講座
  「シリーズ 東山から発信する京都の歴史と文化 12」
  テーマ『京・六波羅と鎌倉』

 講題 「考古学からみた鎌倉北条氏―伊豆から鎌倉への足跡―」
 講師  伊豆の国市教育委員会 池谷 初恵氏

 講題 「北条氏一族女性の在京生活―六波羅探題金沢貞顕の周辺― 」
 講師  愛知学院大学文学部教授 福島 金治氏

 日時  6月26日(土)13:00~14:30・15:00~16:30
 場所  本学J420教室

お問い合わせは e-mail: gakuji@kyoto-wu.ac.jp までお願いします。

南九州門の浦で発見された絵巻の御紹介

No.7137

 昨秋、ミュージアム知覧をお訪ねしたときに拝見した絵巻。歴史学(文献・美術)・民俗学・国文学など、さまざまなジャンルから大いに研究の余地のある、とても貴重な文化財だと思います。多くの研究者による御検討を期待しています。
 こちらを、御覧下さい。

  → http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=23719

 5月3日というと、千葉から市川市菅野に引っ越した時のことを思い出します。あれから、はや35年。新築だった幸和ハイツはまだ健在なのでしょうか?

 あの時は友人・後輩の諸兄姉にたいへんお世話になりました。なんでも、自分たちでやった時代でした。今さらながら、御礼を申し上げます(利息無しで申し訳ありません)。
 そういえば、あの前の月の26日、畠山君の結婚式ではじめて広島に行ったのでした(それも日帰りで)。

 本日は、鈴木君御夫妻に来宅して頂き、電話の完全復旧とともに、PCにメモリを増設してもらいました。古いPCに新しい活力が吹き込まれた感じです。
 最近の中学・高校の現場における様々な問題についてもお話しをうかがうことが出来ました。私など、四半世紀前の体験に依拠することが多いのですが、それはもう通用しないようです。

 ☆ 栃木県立文書館の松本一夫先生より、新刊の御高著『下野中世史の世界』(岩田書院)ならびに御高論「小山氏と中泉荘」(『栃木県立文書館研究紀要』14)を御恵送頂きました。
 松本先生にあつく御礼を申し上げます。