2月・3月に開催される研究会2件の御案内です。
◆ 平安京・京都研究集会 第19回 御案内 ◆
平安京・京都研究集会では、「検証 考古学が明らかにした古代・中世の京都像」と題する一連の企画を催すこととしました。近年刊行された、京都の考古学にかかわる3冊の論集を順次とりあげ、連続書評会をおこないます。これらの研究集会によって、考古学を中心とする京都研究の成果を確認するとともに、今後の研究の課題を見出すことができれば幸いです。
第19回は、そのうちの第1回として、鋤柄俊夫著『中世京都の軌跡』(雄山閣、2008年)をとりあげます。同書で鋤柄氏は、11世紀から16世紀までの京都内外のさまざまな歴史事象に注目し、多角的、学際的に都市京都の特色を解明しようとしておられます。研究集会では、権門都市論、室町幕府論などの視角や、考古学の方法論をめぐって議論したいと考えています。
日時:2010年2月28日(日) 13:00~17:00
会場:機関紙会館 5F大会議室(京都市上京区新町通丸太町上ル東側。日本史研究会事務所の建物)(市バス「府庁前」バス停すぐ。地下鉄「丸太町」駅下車、2番出口より西へ、2筋目を北へ。徒歩6分。
http://homepage2.nifty.com/kikanshi-keiji/kaizyou.html)
報告(評者);美川 圭氏(摂南大学、日本中世史)
桃崎有一郎氏(立命館大学、日本中世史)
山本雅和氏((財)京都市埋蔵文化財研究所、日本考古学)
コーディネート;仁木 宏氏(大阪市立大学、日本中世史)
著者・鋤柄俊夫氏(同志社大学、考古学・文化史学)も参加されます。
*事前の申込不要。一般来聴歓迎。 *当日、資料代をいただきます。
主催)平安京・京都研究集会 後援)日本史研究会
本シリーズの第2回では、堀内明博『日本古代都市史研究』(思文閣出版)、第3回では、山田邦和『京都都市史の研究』(吉川弘文館)をとりあげる予定です。
◆ 女性史総合研究会3月(第152回)例会の予定 ◆
日 時: 3月13日(土) 13:30~17:00
場 所: 滋賀大学大津サテライトプラザ
報 告: 伊藤麻祐子氏「近世後期の上層商家における妻役割」
水田ひろみ氏「王朝物語における「細殿」―「細殿」に生きる女性たち―」
===========================================================
※ 残念ながら「平安京・京都研究集会」の方はゼミ旅行の日程と重なってしまいますので、参加できません。ただし、先月15日に開催された準備会で意見を申し上げてきました。
女性史総合研究会の方は、国文のみならず建築史の方も行ってみると良いのではないでしょうか。