ああせい、校正。そうさ、黄砂。
No.7057
天気予報では晴なのに、ちっとも日が差さないではないかと思っていたら、原因は黄砂でした。車は汚れるし、洗車も大変です。
もっとも、私は鹿児島の「はい」ソサエティーで暮らした経験がありますから、こんな程度では驚きません。
そんなことを言っていたら、なにやら桜島が懐かしくなって参りました。
昨日は、「ちょっと」という気分で奈良に出掛けたのですが、国道24号線は大渋滞。それもそのはず、三連休の初日で、平城京はブームですし、初夏のような陽気。「ちょっと」という訳にはいかなかったのですが、久方ぶりに東大寺を歩き、柿の葉寿司を買って帰りました。
東大寺は高校の修学旅行以来、大学の研修旅行など、何度も訪れているのですが、南大門から大仏殿に向かう参道の喧噪はいつもどうり。しかし、ここを楽しそうに歩いている人たちのほとんどは、あの修学旅行の頃には影も形もなかったのだと思うと、実に不思議な気持ちになります。
まさに「ゆく川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず」。
このところ、諸行無常を実感すること、ただならぬものがございます。
私は疲れ果てて、そんな感懐にばかりふけっておりますが、50歳になっても未だ若々しいある先生は、こんなお写真を添えたメッセージをのこして欧州に旅立たれ、
http://heike.cocolog-nifty.com/kanwa/2010/03/post-226c.html
また、ある若手研究者は長年の研鑽を経て、ついに博士論文を提出されたとのこと。
充実した春を過ごされているようで、羨ましい限りであります。
☆ 身延山大学の長又高夫先生より、御高論「鎌倉幕府成立論」(『身延論叢』14)を御恵送頂きました。法制史の立場から鎌倉幕府の成立について研究史を整理され、適切なコメント(卓見)を加えられた好論です。ゼミメンバーにも一読をお勧めいたします。
長又先生にあつく御礼を申し上げます。
☆ 駒場東邦中学・高校の田中大喜先生より、御高論「惣領職の成立と「職」の変質」(『歴史学研究』851)・「入間河公方府と武蔵国一揆」(『南北朝遺文』月報3)・「鎌倉~南北朝期の在地領主組織における被官の位相」(『鎌倉遺文研究』24)・「偽文書に記された「惣領職」」(『日本歴史』742)を御恵送頂きました。
惣領職の出現は、武士社会における嫡家正統説話の形成と時期的にオーバーラップするように思え、武士論のみならず、軍記研究の側面からも見逃せない御研究だと思いました。
田中先生にあつく御礼を申し上げます。
もっとも、私は鹿児島の「はい」ソサエティーで暮らした経験がありますから、こんな程度では驚きません。
そんなことを言っていたら、なにやら桜島が懐かしくなって参りました。
昨日は、「ちょっと」という気分で奈良に出掛けたのですが、国道24号線は大渋滞。それもそのはず、三連休の初日で、平城京はブームですし、初夏のような陽気。「ちょっと」という訳にはいかなかったのですが、久方ぶりに東大寺を歩き、柿の葉寿司を買って帰りました。
東大寺は高校の修学旅行以来、大学の研修旅行など、何度も訪れているのですが、南大門から大仏殿に向かう参道の喧噪はいつもどうり。しかし、ここを楽しそうに歩いている人たちのほとんどは、あの修学旅行の頃には影も形もなかったのだと思うと、実に不思議な気持ちになります。
まさに「ゆく川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず」。
このところ、諸行無常を実感すること、ただならぬものがございます。
私は疲れ果てて、そんな感懐にばかりふけっておりますが、50歳になっても未だ若々しいある先生は、こんなお写真を添えたメッセージをのこして欧州に旅立たれ、
http://heike.cocolog-nifty.com/kanwa/2010/03/post-226c.html
また、ある若手研究者は長年の研鑽を経て、ついに博士論文を提出されたとのこと。
充実した春を過ごされているようで、羨ましい限りであります。
☆ 身延山大学の長又高夫先生より、御高論「鎌倉幕府成立論」(『身延論叢』14)を御恵送頂きました。法制史の立場から鎌倉幕府の成立について研究史を整理され、適切なコメント(卓見)を加えられた好論です。ゼミメンバーにも一読をお勧めいたします。
長又先生にあつく御礼を申し上げます。
☆ 駒場東邦中学・高校の田中大喜先生より、御高論「惣領職の成立と「職」の変質」(『歴史学研究』851)・「入間河公方府と武蔵国一揆」(『南北朝遺文』月報3)・「鎌倉~南北朝期の在地領主組織における被官の位相」(『鎌倉遺文研究』24)・「偽文書に記された「惣領職」」(『日本歴史』742)を御恵送頂きました。
惣領職の出現は、武士社会における嫡家正統説話の形成と時期的にオーバーラップするように思え、武士論のみならず、軍記研究の側面からも見逃せない御研究だと思いました。
田中先生にあつく御礼を申し上げます。