鎌倉は東京ディズニーランドより面白いか?

No.7010

 天気予報で少し暖かくなるようなことを言っていたので期待していたのですが、今週も寒いですねぇ。

 >ゼミの皆さんへ 研究室に『史料綜覧』の平安時代から鎌倉時代までの巻を揃えましたので御活用下さい。

 岩田君からの報告によると、ゼミ旅行の参加希望者は2ケタに達したようです。「海外でホームステイの経験はあるけれども、滋賀県より東は行ったことがない」※とか、「ディズニーランドは行ったけど、鎌倉は未だ」という大学生が京都には沢山います。
 日本中世史・中世文学を専攻している人は「それじゃ、だめじゃん」です。
 関東在住の方々も、ぜひ御参加下さい。

 昨日、徳島県阿南市の高校から出張講義の御依頼を頂きました。2月~3月は、岡山・静岡・茨城・神奈川(2回)、そして徳島県にも出掛けることになりそうです。
 まさに内乱期です。「不為事衰老、凌風波」ぎ、頑張ります。

 京都女子大学「平成22年度 一般入試前期」の志願者は、前年度に比べてだいぶ増加したようです。数字の詳細は、京都女子大学のHPを御覧下さい。

 ※ むか~し、むかし、あるところの博物館に、「関東での公募に応募したら」と助言したところ、「逢坂の関の向こうは恐いのです」と、こたえた若い研究者がおられましたとさ。
  ・・・・・というエピソードを思い出してしまいました。

Re: 鎌倉は東京ディズニーランドより面白いか?

山田邦和
No.7012

>むか~し、むかし、あるところの博物館に、

ふ~ん・・・ なるほど・・・ へ~ぇ・・・

東京ディズニーランドと鎌倉四日間の旅

No.7013

 次回は2月2日(火)となる火曜日の『吾妻鏡』です。2月は9日・16日にも開催の予定です。

 日時:2010年2月2日(火)14:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:建長四年(1252年)八月二十一日・二十二日、九月一日・二日・七日・三十日、十月十四日・十六日、十一月三日・十一日・十二日・二十日、
    建長五年(1253年)正月二日・三日、二月三日・二十五日、四月二十日・二十六日、五月四日・十三日、六月三日、七月八日・九日、八月十五日・二十九日、九月十四日・十六日・二十六日、十月一日・十一日・十三日、十一月二十五日・二十九日、十二月八日・九日・二十一日・二十二日、
    建長六年(1254年)正月十日、二月十二日・二十日・二十四日、三月十二日・十六日・二十日、四月十八日・二十七日・二十九日、五月一日・五日、閏五月一日・五日・十一日、六月三日・十五日・二十五日、十月二日・六日・十日・十二日・十七日、十一月十六日・十七日・二十一日、十二月一日・十二日・十七日・十八日・二十日・二十三日・二十五日・二十六日の各条

* 先日予告しました鎌倉旅行の日程は以下の通りです。野口先生のご案内で(!!)鎌倉を歩きましょう。

   日時:2010年2月27日(土)~3月1日(月)(予定)
   場所:鎌倉とその周辺

 関西以西の日本史専攻の学生さんの間では、むしろ鎌倉とディズニーランドはセットにされることも多いようです。鎌倉でも歩き、浦安でも歩く(走る)とは驚くべきフィジカル能力ですね。

  レーニンは、『勉強して、勉強して、勉強しろ』と言った。
  私は、選手に『走って、走って、走れ』と言っている。(Ivica Osim)

 我々も鎌倉で『勉強して、走って、勉強して、走り』ましょう。

『紫苑』第8号のラインナップのお知らせ。

No.7009

 『紫苑』第8号(2010.3刊行予定)の構成は以下のとおりです。

 〔論文〕
  「「判官びいき」と義経観」   
      藪本勝治(神戸大学大学院人文学研究科DC・日本文学)

  「藤原道長の法華三十講」
      大谷久美子(京都女子大学大学院文学研究科MC・日本文学)
 
  「小鹿島橘氏の治承・寿永内乱-鎌倉幕府成立史に寄せて-」
      岩田慎平(関西学院大学大学院研究員,京都女子大学宗教・文化研究所共同研究員・日本史学)

 〔研究ノート〕
  「鎌倉幕府成立期における文士-二階堂氏を中心に-」
      山本みなみ(京都女子大学文学部史学科2回生・日本史学)


 ☆ 京都府教育委員会の藤井整先生より御高論「近畿地方弥生時代の親族集団と社会構造」(『考古学研究』第56巻第3号)を御恵送頂きました。

 藤井先生は、私が京都文化財団の研究員をしていた時の、たった1時間程の教え子です。教室は二条城の北にあった仮事務所。藤井先生は、まだ予備校生でした。あれから、もう20年以上が経ち、藤井先生は見事に初志を貫徹されました。

 そういえば、あの仮事務所には、まだ大学に入りたての前川さんも訪ねてきてくれましたね。

 藤井先生に、(論文の内容は難しくて分かりませんが)あつく御礼を申し上げます。
 ますますの御活躍を期待しています。 

水無瀬を見なせぇ。

No.7007

 一昨日、山田邦和先生からもお電話を頂いたのですが、水無瀬が面白くなってきたようです。
                 ↓
 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2010012200212&genre=M2&area=O10
 http://www.asahi.com/culture/update/0122/OSK201001220159.html

 京中の院御所ではありませんから、政務の場と考えることは出来ないと思いますが、白河・鳥羽・法住寺殿に続く、院の重要拠点として評価が高まることは間違いないと思います。


 今日は午前中、J202演習室でシリコンバレーからの遠隔セミナーを聴講しました。
   http://www.consortium.or.jp/contents_detail.php?co=new&frmId=1573
 来年度後期から、大学コンソーシアムの遠隔授業を担当するので、どんなものかと出掛けてみた次第です。
 大変な技術の進歩だとは思いますが、紙の資料を用いて、教師と学生が同じ空気を吸いながら-というのが、本来の大学における講義のあり方であることは絶対に間違いありません。まぁ、実際にやってみて、どんなことになるか楽しみにしています。


 昨日は、ある研究上の「仕事」の打ち合わせの後、京都駅前ルネサンスビルの「福幸」で、この仕事の主宰者となる元木先生と某出版社の方とで会食。ご馳走になりました。
 この「仕事」(私は勝手に「元木プロジェクト」と名付けました)、これから多くの研究者の方々の御助力を仰ぐことになると思います。その節は、何卒宜しくお願い致します。


 『紫苑』第8号。見積もりを済ませて、入稿の予定が決まりました。
 岩田君から、ある、第一線で御活躍の研究者の方に、一番若い執筆者(誰か分かりますよね?)の原稿を見て頂いたところ、内容に感動されて、早速「完成したら抜刷を下さい」との申し出を頂いたという嬉しいお話が伝わってきております。

 ☆ 東京都足立区立郷土博物館の加増啓二先生より、御高論「金泥と大般若経-中世の縁起と説話から-」掲載の『無為 無為』第11号を御恵送頂きました。
 加増先生の一連の大般若経に対する御研究の成果には、とても興味深いものがあります。
 加増先生に、あつく御礼を申し上げます。 

山田先生より『平安京とその時代』頂戴。

No.7003

 同志社女子大学の山田邦和先生から、御高論「保元の乱の関白忠通」収録の朧谷壽・山中章編『平安京とその時代』(思文閣出版)を御恵送頂きました。
 この本が出版されるに至った経緯や、御高論の趣旨については、山田先生御自身のブログを御覧いただくのが一番良いと思います。↓
http://heike.cocolog-nifty.com/kanwa/2010/01/post-7399.html

  山田先生の御高論。結論の一つが「源義朝は軍事的にはドジばかりふんでいる無能力者である」とのこと。
 最近私は、義朝が坂東に構築した地域権力を高く評価した論文を書いたばかりなので、よく読ませて頂いて、反論すべきは反論したいと思っております。
 なお、同書には元木泰雄先生の「平重盛論」が掲載されています。国文学で『平家物語』を専攻されている皆様にとっても必読論文かと存じます。先般、中世戦記研究会(於、都立豊多摩高校)で発表させて頂いた私見も「野口実氏のご教示による」として紹介されております。
 山田先生に、あつく御礼を申し上げます。

 期末試験や入学試験といった慌ただしい時期を迎えております。年度内に済ませる必要のある研究出張も数件。また、2月末締切の原稿も2本。『紫苑』編集長の山本さんやゼミ旅行の幹事をかってでてくれた岩田君らとともに、春に向かって頑張りたいと思います。 

Re: 山田先生より『平安京とその時代』頂戴。

山田邦和
No.7004

>野口先生

『平安京とその時代』のご紹介、ありがとうございます。

源義朝に対する私見、厳しすぎますでしょうか?
ただ、私見はあくまで、義朝の「都での戦」に限定しての話ですので、ご理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。彼はおそらく、東国における戦には長けていたのでしょうし、そこでの権力形成の手腕があったことは野口先生のおっしゃる通りなのだと思います。
一方、保元・平治の乱はいうまでもなく、京都の貴族社会を舞台とし、都でおこなわれた戦であります。それは、単なる武力のぶつかりあいなのではなく、貴族社会の政治闘争そのものなのでしょう。その中では、戦は、単に相手を武力で圧倒すればよいのではなく、自分の行動が政治的にどういう結果を生み出すか、それが大事になってくる。義朝の場合、たとえは平治の乱での振る舞いに典型的にみられるように、敵を軍事的に打倒することだけで、貴族社会の大多数からは見放されてしまう結果を生んでいる。このあたりが政治的駆け引きに長けた清盛との違いであり、義朝の「無能力」のゆえんではないかと考えました(あと、義仲なんかもそれに該当するでしょうね)。

いずれにせよ、私にとっては新しい研究テーマとなりました。御指導御鞭撻をよろしくお願いいたします。

市バスは何台? 難題なのはシラバス。

No.7000

 本日は新年度のシラバスの作成を行いました。
 一番の難題は大学コンソーシアム参加大学に授業が配信されるという科目。これは、資料の配付をするわけにはいかないので、テキストが必要。市販されている著書から選ぶとなると中公新書が一番手軽だろうということで、拙著『武家の棟梁の条件』を教科書にして「中世の武士を見なおす」という副題の授業計画(15回)を作成しました。
 いろいろ考えてみると、かなり大変そう。責任は重大。テレビは見るにかぎります。
 なお、シラバスの入力と送信は、意外にも、すんなりと出来ました。

 『小右記』講読会は本日が今年度最後。四月からも大谷さんを中心に開催される事が決まりました。史学・国文学・建築史など、ジャンルを問わず、平安時代専攻者の参加を大いに歓迎します。 

 夕刻、研究室に見えた印刷屋さんと、絶版になった優れた書籍の自主出版の可能性について「雑談」におよびました。

 さて、明日はキャンパスプラザ担当科目の試験です。

 東京の編集者の方から、昨日速達で発送した原稿を受け取りましたというメールが届きました。が、そこには、(昨年11月の初めに送付した別の原稿の)初校ゲラを本日発送しましたとも。
 ああ、無情!!

二月の『吾妻鏡』と鎌倉旅行募集中

No.7001

 来週火曜日の『吾妻鏡』はお休みとさせていただきまして、次回は2月2日(火)です。2月は9日・16日・23日に開催の予定です。

 日時:2010年2月2日(火)14:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:建長四年(1252年)八月二十一日・二十二日、九月一日・二日・七日・三十日、十月十四日・十六日、十一月三日・十一日・十二日・二十日、
    建長五年(1253年)正月二日・三日、二月三日・二十五日、四月二十日・二十六日、五月四日・十三日、六月三日、七月八日・九日、八月十五日・二十九日、九月十四日・十六日・二十六日、十月一日・十一日・十三日、十一月二十五日・二十九日、十二月八日・九日・二十一日・二十二日、
    建長六年(1254年)正月十日、二月十二日・二十日・二十四日、三月十二日・十六日・二十日、四月十八日・二十七日・二十九日、五月一日・五日、閏五月一日・五日・十一日、六月三日・十五日・二十五日、十月二日・六日・十日・十二日・十七日、十一月十六日・十七日・二十一日、十二月一日・十二日・十七日・十八日・二十日・二十三日・二十五日・二十六日の各条

* 先日予告しました鎌倉旅行の日程は以下の通りです。野口先生のご案内で(!!)鎌倉を歩きましょう。

   日時:2010年2月27日(土)~3月1日(月)(予定)
   場所:鎌倉とその周辺

 参加を希望される方は、1月27日(水)までに、岩田か野口先生か火曜日の『吾妻鏡』の参加者のどなたかに参加の意思をお伝えください(野口先生、火曜日のみなさん、そういうことですのでよろしくお願いします)。

 ご質問などのお問い合わせはお気軽にお寄せください。
 詳しいことはまたおいおいご相談して決めていきたいと思いますが、ご予定を調整していただきましてふるってご参加ください。

推敲に推敲を重ねることを遂行できず。

No.6999

 今日は原稿の推敲に追われました。推敲をはじめると、終わることができなくなります。なかなか納得できないというか、諦めがつきません。
 しかし、次の仕事がひかえていますから、この辺で。でも、後がこわい。

 『紫苑』の原稿を推敲中のお二人も頑張ってください。

 ☆ 和田琢磨先生より、御高論「「太平記」を纏う物語-『獣太平記』『魚太平記』を中心に-」(『文藝と批評』第10巻第10号)・「「太平記」を纏う仮名草子-「貧人太平記」を中心に」(『江戸文学』41)を御恵送頂きました。
 和田先生にあつく御礼を申し上げます。

 そのうちに、当ゼミを素材にした「太平記」のパロディができるかも知れませんね。 

 「引き受けるは易く、書くは難し」

No.6994

 本日は学術雑誌の編集会議と、来月開催される研究集会の準備会に出席。

 正式な依頼状を頂いて、2月末締切の原稿がもう一つあったことに気づかされる。
  
 昨年末以来の論文は未だ完成せず。形は出来上がりつつありますが、とても「論文」とは呼べぬ代物です。しかし、破り捨てる勇気もありません。

 共同研究員の畠山先生から、静岡県の『森町史 通史編 上巻』をはじめ、都市史や中世仏教史に関する書籍をたくさんお送り頂きました。
 年度内に畠山先生と、この森町・磐田市周辺の調査に赴きたいと考えています。地元の研究者の方に御案内頂けることも決まり、楽しみです。

 ☆ 実践女子大学の牧野和夫先生より、新刊の御高著『日本中世の説話・書物のネットワーク』(和泉書院)を御恵送頂きました。牧野先生の学位請求論文を軸に編集された論文集です。
 牧野先生に、あつく御礼を申し上げます。

 このところ、御高著・御高論をお送り頂いた方に御礼状をお送りするのを怠っております。非礼をお許し下さい。

京都は厳寒。家で一番寒いのは玄関だ!

No.6990

 昨日・今日と並外れた寒さです。日本列島何処も同様のようですが、日本海側は大変だと思います。丸山さんこと、もと田中さんは豪雪に埋まってはいないでしょうね?

 今日は今年最初の『吾妻鏡』講読会。養和元年(1181)年閏2月の野木宮合戦の途中で終了。ここは、本当は寿永2年(1183)の話なので、説明が複雑になってしまいます。しかし、出席者の訓みも内容理解も相当なレベルに達しつつあって、頼もしい限りです。

 年末年始の帰省のお土産を沢山頂きました。火曜日に頂いたものもあり、しばし研究室はお菓子には事欠かなくなりました。私の好みを勘案して下さった方もあり、感謝感激です。
 ありがとうございました。

 久しぶりにゼミ旅行実施の声が上がっております。ちかく、岩田君から案内がされるとのことですから、卒業生の皆さんも是非ご参加下さい。

 今日は午後、基礎教養科目の採点が終わったので、論文執筆に時間を割こうと思っていたら、来年度のシラバスの入力作業を忘れていたのに気がつきました。ここで一首。

    やれやれと思う暇なき睦月かな

 どなたか、下の句を続けてくれませんか?
 明日の会議・研究会への参加が危ぶまれてきました。

 >長村君 紀要の三校、注の件、加筆して提出致しました。

『吾妻鏡』と鎌倉

No.6992

* 新年あけましておめでとうございます。今年も火曜日の『吾妻鏡』をよろしくお願い申し上げます。毎週火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられています。新年に何か始めてみようという方は、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加ください。

 日時:2010年1月19日(火)14:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:建長四年(1252年)五月五日・十七日・十九日・二十六日、六月二日・十日・十七日・二十五日、七月四日・八日・九日・十四日・二十日・二十一日、八月一日・二日・六日・二十一日・二十二日、九月一日・二日・七日・三十日、十月十四日・十六日、十一月三日・十一日・十二日・二十日、
    建長五年(1253年)正月二日・三日、二月三日・二十五日、四月二十日・二十六日、五月四日・十三日、六月三日、七月八日・九日、八月十五日・二十九日、九月十四日・十六日・二十六日、十月一日・十一日・十三日、十一月二十五日・二十九日、十二月八日・九日・二十一日・二十二日、
    建長六年(1254年)正月十日、二月十二日・二十日・二十四日、三月十二日・十六日・二十日、四月十八日・二十七日・二十九日、五月一日・五日、閏五月一日・五日・十一日、六月三日・十五日・二十五日、十月二日・六日・十日・十二日・十七日、十一月十六日・十七日・二十一日、十二月一日・十二日・十七日・十八日・二十日・二十三日・二十五日・二十六日の各条

* 野口先生からも既に少しご案内をいただきましたが、鎌倉見学旅行を企画してみたいと思います。

   日時:2010年2月27日(土)~3月1日(月)(予定)
   場所:鎌倉とその周辺

 ご質問や参加ご希望などのお問い合わせは岩田までご連絡をお願いします。
 詳しいことはまたおいおいご相談して決めていきたいと思いますが、ご予定を調整していただきましてふるってご参加ください。

今日も京域の内外を東奔西走。寒い!

No.6988

 今日(12日)は朝から書類書き。予想外の仕事が増え、徒歩では間に合わなくなったので、公約破りでバスに乗ってキャンパスプラザへ。今期最後の授業はやや混乱気味。次週は期末試験です。
 
 大学に戻って書類提出。でも、押印漏れや記入漏れで、事務の方に迷惑をかけました。

 それから、山本さん・岩田君・藪本君と『紫苑』第8号の編集会議。掲載原稿と仕様、ページ数などを確定して、即、事務方に見積もりをお願いしました。今号は100ページの大台に乗る模様です。
 昨年は幻の100ページでしたが・・・。
 掲載論文のタイトルなどは近日紹介予定。乞う御期待!!

 この間、学習院の伊藤さんから修士論文提出報告の電話あり。お疲れ様でした。
 京女の文学研究科修士論文の締切は20日。大谷さんは最後の追い込み中でしょうか?
 
 Ⅴ講時は基礎教養科目の試験。この間、研究室ではゼミ旅行の計画が練られていた模様です。
 行き先はどうやら鎌倉方面??

 昨年の大晦日に速達で送付した拙文。世に出して頂ける旨の御連絡を頂きました。

そこが人文系研究者稼業のつらいところよ

No.6985

 娑婆の方たちと生活形態を異にする点で言えば、私どもは渡世人と一緒でございましょう。

 『男はつらいよ』の寅さんが、妹のさくらに、「今度のお正月くらいは柴又で・・・」と勧められても、そうはしたいが、「そこが渡世人の辛いところよ」というセリフをのこし、大きなカバンをぶら下げて旅に発つ。これは、まったく私どもと同様に思えるわけでございます。

 私どもには季節感を楽しむ余裕などございません。クリスマスもお正月も関係なく、ただひたすらPCをうつ毎日。それが人生の本務ですから仕方はありませんが、昔はまだ余裕がございました。今は周囲に遠慮しないで原稿書きに専念出来る季節といったら、年末年始くらいしかなくなってしまいましたからねぇ。

 そのお正月も終わってしまい、この間に仕上げようと予定していた二つの論文のうち、一つは完成、発送に漕ぎ着けたものの、もう一つは未だに七割程度。しかも不本意なる内容。それなりに身を削る思いで奮闘努力しているのではございますが、削ったはずの身は運動不足で肥え行くばかり。なんと理不尽な話ではございませんか。

 という次第で、例の論文集の掲載原稿、まだ未提出です。岩田君、長村君は如何ですか?

 ◎ 本日、山本さんは郷里で成人式とのこと。おめでとうございます。
  お酒のお誘いにはくれぐれも気をつけて下さい。

【追記】 トップページの今月の予定に、12日に『吾妻鏡』講読会があるように書いてしまいましたが、当日はⅤ講時に試験が予定されていますので、講読会はありません。
 かわりに、有志による『紫苑』の編集会議が行われます。