公開講座御礼(雑感を交えて)
No.6765
昨日の公開講座、盛会のうちにいろいろな側面で充実した成果をあげることができました。講師の先生方、御来場頂いた市民の皆様、そして、準備にあたって頂いた宗教教育センターの方々、また、全国各地から応援に駆けつけてくれたゼミメンバー、さらに様々な雑用をこなしてくれた現役メンバー諸姉兄に、あつく御礼を申し上げたいと思います。
御講演の内容は期待通りのもので、閉会後、来られなかった人に「頼まれた」or「見せたい」ということで資料残部を希望する方が「殺到」したのには驚かされました。
また、会場には、いつになく若手の大学教員や院生の方たちが多く参加されており、質疑の応答は学会の大会を想起させるものがありました。その際、司会の労をとって下さった坂口君には大いに感謝いたしております。
私個人として印象に残ったのは、市澤先生の御報告における最後の御指摘で、最近感じていた現在の「歴史学」にたいする違和感の背景を論理的に説明して頂いたような観があり、自らの立ち位置を認識することが出来ました。
一方、小川先生のお話は知らないことばかりで、文字通り自らの「浅学非才」ぶりに呆れるばかりでした。こんな大切なことも知らずに研究者面をしていて良いものかと、忸怩たるものを感じました。
なお、講座開催について反省すべき点としては、会場の音響と冷房の問題があります。私は前の座席に座っていて、しっかりマイクは機能していると思っていたのですが、後方の席には一部に聴き取れない方がおられたようです。来年度は開始前に入念なチェックが必要でしょう。
冷房の方は、会場で温度調節が出来ないのがネックで、音響と同様に施設そのものに根本的な問題があるのですが、これも会場の各所に人を配置して、窓や扉の開閉によって温度調整を行うべきであったと思います。
参加して頂いた皆様には、御迷惑をお掛けしたことをお詫び申しあげます。
いずれまた、反省会を開いて、ゼミの皆さんからも、改善のための御意見をうかがいたいと思っています。
懇親会は会場が窮屈でしたが、狭いがゆえに、却って親交を深めることが出来たのではないでしょうか。京阪七条の辺りは「河東」ですので、京都らしい風情というより、武家地「六波羅」に相応しい接待・・・という屁理屈で、講師の先生には(無理矢理)ご了解頂きました。非礼の段、恐縮に存ずる次第です。
また、講座の際に締めのコメントを頂いた美川先生には、ここでも御懇志をたまわり、ありがとうございました。
ちなみに、この席で隣に座られた、ある大学で非常勤講師をつとめている若い男性研究者が、「地方の若い女性が都会に出て、大学院に残って勉強を続けるというのは、今でも本当に大変なことなのですね」と仰っていたのが、妙に耳に残っております。
最後になりましたが、各地から応援に駆けつけてくれた方たち(田中さん・江波さん・尻池さん・鈴木〈永富〉さん・青木さん・伊藤さん・・・)からお土産を頂きました。しばらく、史料講読会はお茶会の様相を呈しそうです。ありがとうございました。
☆ 2005年8月の鹿児島ゼミ旅行(しろくまツアー)の際に、風雨の中、持躰松遺跡をご案内下さるなど、大変お世話になった宮下貴浩先生より、御高論「万之瀬川下流域の古代・中世遺跡」(池田榮史編『古代中世の境界領域-キガイガシマの世界-』 高志書院)を御恵送頂きました。
宮下先生に、あつく御礼を申し上げます。
【追記】
☆ 神奈川県立金沢文庫の西岡芳文先生より、御高論「中世の六浦と上行寺東遺跡」(『神奈川地域史研究』26)ならびに、先生が企画執筆された展示会図録『称名寺の庭園と伽藍』を御恵送頂きました。
西岡先生にあつく御礼を申し上げます。
御講演の内容は期待通りのもので、閉会後、来られなかった人に「頼まれた」or「見せたい」ということで資料残部を希望する方が「殺到」したのには驚かされました。
また、会場には、いつになく若手の大学教員や院生の方たちが多く参加されており、質疑の応答は学会の大会を想起させるものがありました。その際、司会の労をとって下さった坂口君には大いに感謝いたしております。
私個人として印象に残ったのは、市澤先生の御報告における最後の御指摘で、最近感じていた現在の「歴史学」にたいする違和感の背景を論理的に説明して頂いたような観があり、自らの立ち位置を認識することが出来ました。
一方、小川先生のお話は知らないことばかりで、文字通り自らの「浅学非才」ぶりに呆れるばかりでした。こんな大切なことも知らずに研究者面をしていて良いものかと、忸怩たるものを感じました。
なお、講座開催について反省すべき点としては、会場の音響と冷房の問題があります。私は前の座席に座っていて、しっかりマイクは機能していると思っていたのですが、後方の席には一部に聴き取れない方がおられたようです。来年度は開始前に入念なチェックが必要でしょう。
冷房の方は、会場で温度調節が出来ないのがネックで、音響と同様に施設そのものに根本的な問題があるのですが、これも会場の各所に人を配置して、窓や扉の開閉によって温度調整を行うべきであったと思います。
参加して頂いた皆様には、御迷惑をお掛けしたことをお詫び申しあげます。
いずれまた、反省会を開いて、ゼミの皆さんからも、改善のための御意見をうかがいたいと思っています。
懇親会は会場が窮屈でしたが、狭いがゆえに、却って親交を深めることが出来たのではないでしょうか。京阪七条の辺りは「河東」ですので、京都らしい風情というより、武家地「六波羅」に相応しい接待・・・という屁理屈で、講師の先生には(無理矢理)ご了解頂きました。非礼の段、恐縮に存ずる次第です。
また、講座の際に締めのコメントを頂いた美川先生には、ここでも御懇志をたまわり、ありがとうございました。
ちなみに、この席で隣に座られた、ある大学で非常勤講師をつとめている若い男性研究者が、「地方の若い女性が都会に出て、大学院に残って勉強を続けるというのは、今でも本当に大変なことなのですね」と仰っていたのが、妙に耳に残っております。
最後になりましたが、各地から応援に駆けつけてくれた方たち(田中さん・江波さん・尻池さん・鈴木〈永富〉さん・青木さん・伊藤さん・・・)からお土産を頂きました。しばらく、史料講読会はお茶会の様相を呈しそうです。ありがとうございました。
☆ 2005年8月の鹿児島ゼミ旅行(しろくまツアー)の際に、風雨の中、持躰松遺跡をご案内下さるなど、大変お世話になった宮下貴浩先生より、御高論「万之瀬川下流域の古代・中世遺跡」(池田榮史編『古代中世の境界領域-キガイガシマの世界-』 高志書院)を御恵送頂きました。
宮下先生に、あつく御礼を申し上げます。
【追記】
☆ 神奈川県立金沢文庫の西岡芳文先生より、御高論「中世の六浦と上行寺東遺跡」(『神奈川地域史研究』26)ならびに、先生が企画執筆された展示会図録『称名寺の庭園と伽藍』を御恵送頂きました。
西岡先生にあつく御礼を申し上げます。