半世紀ぶりの「3月10日」
No.6617
3月10日、大阪では阪神がリーグ優勝したことに興奮したファンによって道頓堀川に投げ入れられたカーネル・サンダースの人形が24年ぶりに発見されたと言う話題で持ちきりでした。一方、関西のマスコミはほとんど忘れているかのようでしたが、この日は東京大空襲から64年目にあたります。
私は学生時代、総武線の黄色い電車に乗って毎日千葉と渋谷の間を往復しており、毎日通過する東京下町が焼け野原になった東京大空襲の話をきいてはおりましたが、ちょうどその頃出版された早乙女勝元氏の『東京大空襲』(岩波新書)によって、認識を新たにしたことを記憶しています。広島・長崎と共に忘れてはならない、いろいろな意味で残虐な「空襲」だと思います。
さて、その3月10日は、私個人にとっても忘れがたい日になりました。小学校3年生の時以来、会うことのなかった友人と再会の機会を得たからです。昨秋は大学院時代の友人に再会し、瞬時にして昔と同じ関係を取り戻したのですが、幼年時代の友もまた同様。同業であることも手伝って、みっちり5時間語りまくりました。彼は子どもの時から秀才肌で、プリンストンで学位を取得というだけに、頭脳の出来が違うようで、昔のことを本当に良く覚えていて、おかげで忘れていたことを随分思い出させてもらいました。
このところ、長く生きないと分からないことが結構あるものだと言うことを実感させられることが多いように思います。
さて、『紫苑』ですが、いよいよ三校校正の段階です。再校でほとんど修正のなかった分については、原稿をお送りしません。とても多かった人が一人おられるので(笑)、その方はしっかりと確認をして下さい。
今日は公開研究会ですが、どのくらいの方がお見えになられるか?
京大の元木先生の研究室のみなさんは、昨日、鳥羽・安楽寿院の見学に出かけられた由。また、お話をお聞かせください。
私は学生時代、総武線の黄色い電車に乗って毎日千葉と渋谷の間を往復しており、毎日通過する東京下町が焼け野原になった東京大空襲の話をきいてはおりましたが、ちょうどその頃出版された早乙女勝元氏の『東京大空襲』(岩波新書)によって、認識を新たにしたことを記憶しています。広島・長崎と共に忘れてはならない、いろいろな意味で残虐な「空襲」だと思います。
さて、その3月10日は、私個人にとっても忘れがたい日になりました。小学校3年生の時以来、会うことのなかった友人と再会の機会を得たからです。昨秋は大学院時代の友人に再会し、瞬時にして昔と同じ関係を取り戻したのですが、幼年時代の友もまた同様。同業であることも手伝って、みっちり5時間語りまくりました。彼は子どもの時から秀才肌で、プリンストンで学位を取得というだけに、頭脳の出来が違うようで、昔のことを本当に良く覚えていて、おかげで忘れていたことを随分思い出させてもらいました。
このところ、長く生きないと分からないことが結構あるものだと言うことを実感させられることが多いように思います。
さて、『紫苑』ですが、いよいよ三校校正の段階です。再校でほとんど修正のなかった分については、原稿をお送りしません。とても多かった人が一人おられるので(笑)、その方はしっかりと確認をして下さい。
今日は公開研究会ですが、どのくらいの方がお見えになられるか?
京大の元木先生の研究室のみなさんは、昨日、鳥羽・安楽寿院の見学に出かけられた由。また、お話をお聞かせください。