「在京活動」再開
No.6035
水戸から帰った翌11日は、キャンパス・プラザで源実朝の妻と遍照心院のお話しをし(これには江波さんが出席)、12日は、午前中から山岡さん・山内さんにアルバイトをお願いして、夕刻は共同研究室で元木先生主催の『吾妻鏡』研究会。それから、ようやく出張報告書やら出張中に届いた提出書類、研究費関係の書類作成の作業にかかり、昨日(13日)、昼過ぎに至ってようやく見通しがつき、午後は現代社会学部の授業(これは受講者が300を超えるので、資料の配付を伊藤さんに依頼)といった日常に戻りました。
なお、共同研究室には早くも最新型のゼロックスが設置され、『吾妻鏡』研究会で、その威力を遺憾なく披露してくれました。
さて、いよいよ師走も半分が過ぎてしまおうとしていますが、のこる年内にはイベントが目白押しです。
まず明日(15日)には、家政学部川本重雄先生主催の建築史のシンポジウム。
テーマ:日本の住様式~寝殿造から書院造へ
司会:溝口正人(名古屋市立大学)
発表
1.「寝殿造の成立とその展開」川本重雄(京都女子大学)
2.質疑応答Ⅰ
3.「寝殿造から書院造へー鎌倉武家住宅の変化とその意義ー」藤田盟児(広島国際大学)
4.質疑応答Ⅱ
5.全体討論
日時:2007年12月15日(土)午後1時30分~5時
場所:京都女子大学 C412教室
※ 参加には申込みを要します。
ついで、17日(月)18:00~には、共同研究室(京都女子大学L校舎3F)にてゼミ例会。
テーマ:「利仁流藤原氏の成立と展開-院政期から鎌倉期を中心にー」
報告者:神戸大学大学院 山本 陽一郎氏
参考文献:生駒孝臣「中世前期の畿内武士と公家社会」『ヒストリア』203、2007年。
櫻井彦「丹波国宮田荘における『本所違背』行為をめぐって」『書陵部紀要』55、2004年。
そして、19日(水)15:00~には、共同研究室において、元木先生主催の『台記』研究会。今回は講読ではなく、佐伯君が「大臣家の成立」と題する研究報告をされます。ゼミメンバーは聴講の許可をいただいておりますから、ふるって御出席下さい。
さらに、24日(月)16:00~にも、共同研究室においてゼミ例会。
テーマ:「業務の分担から見た鎌倉幕府-頼家・実朝将軍期の検討-」
報告者:関西学院大学大学院研究員 岩田慎平氏
参考文献:黒田俊雄「鎌倉幕府論覚書」『日本史研究』70、1964年。
岩田慎平「草創期鎌倉幕府研究の一視点―奉行人を中心に―」『紫苑』4、2006年。
と続きます。
ゼミ例会については、学会の部会報告程度の水準の内容が期待できますので、ゼミメンバー以外でも、関西圏の院生の方々の御参集を歓迎いたします。
☆ 東京都立大学の川合康先生より、御高論「中世武士の移動の諸相-院政期武士社会のネットワークをめぐって-」掲載のメトロポリタン史学会編『歴史のなかの移動とネットワーク』(桜井書店)および御高論「鵯越と多田行綱」(『メトロポリタン史学会報』5)を御恵送いただきました。
前者は、武士社会に於ける広域的なネットワークをみごとに描き出され、当該期の武士認識を一新する内容で、やはり川合先生は流石だなと思いました。これは武士論研究に新しい方向性を示された画期的な内容を含みますので、武士論ないしは『平家物語』を専攻するメンバーは必読のこと。コピーは山岡さんに預けておきます。
川合先生に、あつく御礼を申し上げます。
☆ 京都大学大学院の山田徹さんから、御高論「南北朝期の守護論をめぐって」(中世後期研究会編『室町・戦国期研究を読みなおす』思文閣出版)および「天竜寺領の形成」(『ヒストリア』207)を御恵送いただきました。精力的な御研究の証。
山田さんに、あつく御礼を申し上げます。
☆ 当掲示板の管理人である同志社高校情報科教諭の鈴木潤先生(職業身分としての敬称)から、同高校司書教諭の足立朋子先生との御共著である「「総合教育」って何してるの?~教科の枠を越えて~」(『同志社時報』124)を御恵送いただきました。
同志社高校における優れた教育実践の記録です。
鈴木君にあつく御礼を申し上げます。
なお、時間に余裕が出来ましたら、『紫苑』第5号のHP掲載をよろしくお願いいたします。
☆ 以前ゼミに参加してくれていた大谷大学の青木友里さんから、御高論「近代における神社と氏子総代-丹波大原神社を中心として-」(『仏教文化史叢』4)を御恵送いただきました。
青木さん、よく頑張っていると思います。更なる研究の進展を期待しています。
なお、共同研究室には早くも最新型のゼロックスが設置され、『吾妻鏡』研究会で、その威力を遺憾なく披露してくれました。
さて、いよいよ師走も半分が過ぎてしまおうとしていますが、のこる年内にはイベントが目白押しです。
まず明日(15日)には、家政学部川本重雄先生主催の建築史のシンポジウム。
テーマ:日本の住様式~寝殿造から書院造へ
司会:溝口正人(名古屋市立大学)
発表
1.「寝殿造の成立とその展開」川本重雄(京都女子大学)
2.質疑応答Ⅰ
3.「寝殿造から書院造へー鎌倉武家住宅の変化とその意義ー」藤田盟児(広島国際大学)
4.質疑応答Ⅱ
5.全体討論
日時:2007年12月15日(土)午後1時30分~5時
場所:京都女子大学 C412教室
※ 参加には申込みを要します。
ついで、17日(月)18:00~には、共同研究室(京都女子大学L校舎3F)にてゼミ例会。
テーマ:「利仁流藤原氏の成立と展開-院政期から鎌倉期を中心にー」
報告者:神戸大学大学院 山本 陽一郎氏
参考文献:生駒孝臣「中世前期の畿内武士と公家社会」『ヒストリア』203、2007年。
櫻井彦「丹波国宮田荘における『本所違背』行為をめぐって」『書陵部紀要』55、2004年。
そして、19日(水)15:00~には、共同研究室において、元木先生主催の『台記』研究会。今回は講読ではなく、佐伯君が「大臣家の成立」と題する研究報告をされます。ゼミメンバーは聴講の許可をいただいておりますから、ふるって御出席下さい。
さらに、24日(月)16:00~にも、共同研究室においてゼミ例会。
テーマ:「業務の分担から見た鎌倉幕府-頼家・実朝将軍期の検討-」
報告者:関西学院大学大学院研究員 岩田慎平氏
参考文献:黒田俊雄「鎌倉幕府論覚書」『日本史研究』70、1964年。
岩田慎平「草創期鎌倉幕府研究の一視点―奉行人を中心に―」『紫苑』4、2006年。
と続きます。
ゼミ例会については、学会の部会報告程度の水準の内容が期待できますので、ゼミメンバー以外でも、関西圏の院生の方々の御参集を歓迎いたします。
☆ 東京都立大学の川合康先生より、御高論「中世武士の移動の諸相-院政期武士社会のネットワークをめぐって-」掲載のメトロポリタン史学会編『歴史のなかの移動とネットワーク』(桜井書店)および御高論「鵯越と多田行綱」(『メトロポリタン史学会報』5)を御恵送いただきました。
前者は、武士社会に於ける広域的なネットワークをみごとに描き出され、当該期の武士認識を一新する内容で、やはり川合先生は流石だなと思いました。これは武士論研究に新しい方向性を示された画期的な内容を含みますので、武士論ないしは『平家物語』を専攻するメンバーは必読のこと。コピーは山岡さんに預けておきます。
川合先生に、あつく御礼を申し上げます。
☆ 京都大学大学院の山田徹さんから、御高論「南北朝期の守護論をめぐって」(中世後期研究会編『室町・戦国期研究を読みなおす』思文閣出版)および「天竜寺領の形成」(『ヒストリア』207)を御恵送いただきました。精力的な御研究の証。
山田さんに、あつく御礼を申し上げます。
☆ 当掲示板の管理人である同志社高校情報科教諭の鈴木潤先生(職業身分としての敬称)から、同高校司書教諭の足立朋子先生との御共著である「「総合教育」って何してるの?~教科の枠を越えて~」(『同志社時報』124)を御恵送いただきました。
同志社高校における優れた教育実践の記録です。
鈴木君にあつく御礼を申し上げます。
なお、時間に余裕が出来ましたら、『紫苑』第5号のHP掲載をよろしくお願いいたします。
☆ 以前ゼミに参加してくれていた大谷大学の青木友里さんから、御高論「近代における神社と氏子総代-丹波大原神社を中心として-」(『仏教文化史叢』4)を御恵送いただきました。
青木さん、よく頑張っていると思います。更なる研究の進展を期待しています。