藤花祭

伊藤明日香
No.5990

今日から三日間、京都女子大学の文化祭が開催されます。


私は弓道部でしたので、一、二回生の時は道着で焼きそばを焼いてました。
お茶付きで200円、結構お徳なんですよ。
吾妻鏡に参加してる方々には、この機会に
是非ご賞味いただきたかったのですが、
5日は後片付けの日でした。残念。

模擬店はリーグ戦の最中に準備をしなければならないので、
目の回るような忙しさではありましたが、
今となっては良い思い出かな、と思います。

ちなみに、私は明日、同学年の部活OGの子たちと藤花祭に行く予定です。
社会人の子たちとは会うのも久しぶり、楽しみです。

学祭シーズンですね

No.5992

>伊藤さん 藤花祭の週末も好天に恵まれて良かったですね。

 出身の高校のイメージカラーは藤色(「春日丘」だからでしょうか)で、以前在籍していた京都教育大学の文化祭は「藤陵祭」という、知らず知らずのうちに何かと「藤」に縁のある学生生活を送ってきたのですが、「藤花祭」にはまだお邪魔したことがありません。お茶付き200円の焼きそばもいただいてみたかったですが、本日は自宅にて、某お菓子メーカーがスポンサーをしているサッカーを観ております。

 ところで、学祭後片付け日の『吾妻鏡』のご案内です。
 日時:11月5日(月)13:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』寛喜三年正月十四日、十九日、二月二日、二十一日、三月三日、六日、九日、十日、十九日、四月二日、十九日、二十日、二十一日、二十九日、五月四日、五日、九日、十三日、六月六日、十五日、二十二日、九月二十五日、二十七日、十月六日、十二日、十六日、十九日、二十日、二十五日、二十七日、二十八日、十一月十八日の各条
 (※念のため先の方の講読予定範囲もお知らせしておきます。掲出した範囲以外に「これは」という条文があれば、随時お知らせ下さい。なお、11月も毎週月曜日に開催予定です。)

マシュマロマンは水兵さん-次回『吾妻鏡』-

No.5993

 本日はみなさん賑やかに長時間の講読にお付き合いいただきましてありがとうございます。
 ところで「ゴーストバスターズ」に出てきたマシュマロマンというのは、こういう風貌です。たしかにミシュランのあの人にも似てますね。
 http://www.e-roughdiamond.com/web-content/to04.html

 次回の『吾妻鏡』の予定は以下のとおりです。
 日時:11月12日(月)13:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』寛喜三年五月四日、五日、九日、十三日、六月六日、十五日、二十二日、九月二十五日、二十七日、十月六日、十二日、十六日、十九日、二十日、二十五日、二十七日、二十八日、十一月十八日の各条
 (※掲出した範囲以外に「これは」という条文があれば、随時お知らせ下さい。なお、11月も毎週月曜日に開催予定です。)

 『吾妻鏡』講読会は参加者のみなさんの積極性によって支えられております。どなたさまでも、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加下さい。

抹茶と黒糖のカステラ

No.5994

 >菅谷さん カステラ、ありがとうございました。とても美味しく、ゼミのメンバーにも大好評でした。
 卒論、完成が楽しみです。大学生活の総決算。頑張ってください。
 
 さて、本日の『吾妻鏡』講読会。長時間に及びましたが、頼経が足の親指を刀で突き刺し、頼朝の子の仁和寺法印貞暁が高野山で亡くなり、将軍御所の北対に怪鳥が現れ、といった事件から、武蔵国留守所惣検校職や中世的郡郷制の成立まで、話題は多岐に及び、充実した時間を過ごすことが出来たと思います。
 それにしても、ホワイトボード上の、久我源氏の系図とマシュマロマンのコントラストの妙は、なかなかのものであったと存じます。

 伊藤さん、マシュマロ、岩田君、コーヒー、ご馳走様でした。

 ○ ゼミメンバーのみなさん 購入希望の図書などがありましたら、具体的なデータを添えて御連絡下さい。

山口博史さんの三回忌

No.5989

 京都労働学校の日本史講座や歴史グループ早雲の牽引役として活躍された山口博史さんが亡くなられて早くも二年が経ちました。
 山口さんには、この掲示板にも何度か御投稿を頂きましたし、早雲の学習会に永富さんなど当ゼミメンバーが参加したことをとても喜んで下さっていたことが思い出されます。
 2004年10月10日、京都精華大学黎明館を会場に開催された源義経をテーマにした「叡電文化講演会」も山口さんのお力によるものでした。
 私とまったく同世代の山口さんは、市民歴史家のお手本のような存在でした。
 三回忌にあたって山口さんの御冥福をあらためてお祈り申し上げますとともに、山口さんが喜んでくれるような研究活動をながく進めていくように心したいと思います。

 山口さんの遺著『私の歴史ノート-歴史グループ早雲と共に歩んだ二十三年-』などによって、山口さんの略歴を紹介させていただきます。
 1950(昭和25)年4月、神戸に生まれる。
 1974(昭和49)年、龍谷大学文学部史学科卒業。京福電車入社。その後、叡山電鉄に転籍。
 1982(昭和57)年に歴史グループ早雲を結成。

 その後、終生、自ら設定したテーマをかかげて歴史の学習をすすめ、歴史学の成果を市民・社会に還元する活動に邁進。
                                           合掌    

京都女子大の「藤花祭」、明後日から

No.5987

 本日、研究所の運営委員会が開かれ、先般提出した来年度の共同研究申請が承認されました。
 来年度の共同研究員も内定したという次第です。
 来年度、宇治の共同研究に参加される皆さん、どうぞ宜しくお願い致します。

 京都女子大学の大学祭「藤花祭」は、明後日(11月2日)から。詳しくはこちらを御覧下さい。
  →http://www2.kyoto-wu.ac.jp/touka2007/index.html

 5日(月)は学生行事週間期間中ですが、『吾妻鏡』講読会はいつものように実施致します。(岩田師範による告知参照のこと→>>No.5981

 本日、帰宅途中、道路沿いのガソリンスタンドは、何処も給油する車であふれかえっていました。どうやら、明日から値上げの由です。

>大森さん  本日、山岡さんにお願いして、馬町の郵便局から発送致しました。いま暫くお待ち下さい。

永徳展見聞録

No.5988

 近所の方ほど、「別に混んでるときに行かなくても」と敬遠される、京都国立博物館で開催中の狩野永徳展に行って参りました。

 14:30という昼下がりのちょうどよい時間にお邪魔してみましたところ「50分待ち」の表示が出ておりました。とはいえ、廻れ右して帰るわけにもいきませんのでおとなしく並んでみましたら、確かに待ちはしましたが表示時間よりもずいぶん短かったように思いました(14:30頃並び始め、15:00頃入館)。複数人で出掛けて適当におしゃべりしながら待てば、案外待ち時間は気になりませんでした。

 展示は、水墨画、扇面画、肖像画、風俗画、金碧画と続き、狩野派のなかで永徳筆とされる作品の特徴が顕れるよう工夫されたものであるかと思います(よくわかりませんが)。個人的には、上杉本「洛中洛外図屏風」のすぐ隣に展示されていた、展示番号49の「洛外名所遊楽図屏風」が印象的でした。
 図録は、収録されている写真も鮮明・綺麗で、内容もお値段もボリュームたっぷり(¥2,500)ですが、その他のグッズともどもお買い求めの方も多かったようです。私も買いました。

「狩野永徳展」期間中、金・土・日の開館時間を延長

雨野  弥生
No.5991

たびたび失礼します。雨野です。

狩野永徳展、今日、リベンジで改めて行って参りました。

金曜夜の、夜間延長開館の時間を利用して18:30
くらいに入ったところ、待ち時間はゼロで入場できました。

なお、「狩野永徳展」の好評により、
明日から、「狩野永徳展」開催期間中の夜間延長を、金曜
だけでなく、土・日も行うことになったようです。
(詳細は、京博HPをご覧ください↓)
http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html

変更点:
※ 11月18日までの間、金・土・日とも閉館時間を
  午後6時→午後8時に延長。
※ ただし最終入場は、午後7時30分です。


京博付近や京都駅付近には、「土日も開館時間を延長」の
掲示が出ていましたが、私も現地に行って初めて知りました。
ご参考までに。

大学におけるキャリア教育

No.5985

 元木先生より24日の研究会の写真をE-メールの添付ファイルでお送りいただきました。前日の近藤先生の「迫力あるお姿」・・・も。
 ゼミメンバーには研究室PCにて御覧いただきたいと思います。
 元木先生、ありがとうございました。

 本日のキャンパスプラザの講義は六波羅・福原・屋島など「平家の本拠」に触れましたが、次回は「源頼朝と京都」というテーマでお話ししたいと思います。
 なお、11月13日は京都文化博物館の見学です。

 このところ様々な「大学論」が語られていますが、なかなか肯ける意見には出会えません。そんな中、本学現代社会学部の依田博先生が、今週日曜日の京都新聞一面掲載の記事に示された御見解にはまったく同感させられました。
 多くの方に読んでいただきたく、ここに紹介させていただきます。

  http://www.kyoto-np.co.jp/info/sofia/20071028.html

 当の学生さんたちは、どう思われるでしょうか?

野口先生、有難う御座います!

No.5971

野口先生
先日掲示板を拝見しました。
絵葉書がお手元に届いたことを知り安堵しました。又イタリアまで「紫苑」をお送りいただけるという有難いご提案をいただき感激しました。ただ余りにも厚かましいような気がしてしばらくお返事しかねていましたが、せっかくのお言葉、又早く「紫苑」を拝見したいという気持ちからお言葉に甘えることにしました。こちらの住所は

To Nanako Omori
c/o Fiorentino Viaggi
Piazza S.Antonino,3
80067 Sorrento (NA)
ITALIA

ソレントはこの前の日曜日に急に気温が下がり対岸のVesuvio火山の頂に雪が積もりました!この地方で雪は稀で山頂でも一年で一番寒い時期にしか雪が積もることはありません。十月に初雪など十年来初めてのことです。数日後には、今度はアフリカから砂混じりの熱風シロッコが吹き荒れ生暖かくなりました。日本は如何ですか?
海のかなたのソレントから研究会の皆さんのご健勝と益々のご活躍をお祈りしています。

ゼミ旅行はイタリアへ!

No.5972

 大森さん、御連絡をお待ちしておりました。
 メールにも書きましたが、早速手配いたします。『紫苑』もいよいよ欧州進出です。

 Vesuvio火山の頂に雪とのこと。私は鹿児島に5年暮らしましたので、火山と言えば桜島を思い出します。Vesuvio火山と桜島、ナポリ湾と錦江湾は景色がよく似ているのだそうです。
 京都は晩夏からいきなり晩秋に季節が変化したような有様です。世界中気候変動で大変なことになりそうですね。
 アフリカからの熱風というのは、とてもリアルな感じがしますが、日本でも、今頃になって、台風が関東に近づいていたりしています。
 私は目下、体調の具合で長旅は無理なのですが、なんとか快復を図り、ゼミメンバーに付き添ってもらって、イタリアに行ってみたいと考えております。
 大森さんには、日本に戻られたら是非『吾妻鏡』講読会に復帰していただいて、『吾妻鏡』のイタリア語版を作って欲しいと思っております。

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 本日は西本願寺で京都女子学園関係物故者の追慕の法会がありました。その帰途、車で五条橋を渡っていると、北山に大きな虹が立っていました。

 家に戻ると大きな郵便の封筒が二つ。それは、某学術雑誌と武士関係の論文集に掲載される拙論の校正ゲラ。昨日、科研の書類を提出したところに、グッド?タイミング。
 書評は、また暫くお預けを余儀なくされてしまったようです。

 >伊藤さん 倉敷は如何でしたか?

日の沈まぬ研究会

No.5975

 大森さん、こんにちは。お久しぶりです。少し前に野口先生にお便りをお寄せであったと伺いましたので、お変わりなくお過ごしと拝察しておりました。『紫苑』第五号も力作揃いです。地球の裏側のゼミメンバーのことを思い出していただきながら、御味読いただければと思います。
 いちど日本在住のメンバーも『吾妻鏡』片手にイタリアを訪問できたら楽しいですね。おいしいコーヒーでもいただきながらみんなで意見交換できたらなぁと思います。

 イタリアも日本もときどき変なお天気に見舞われるようですが、同じ北半球でこれから冬に向かうことと思います。どうかお大事に。

 ひとまず日本国内開催の次回『吾妻鏡』は以下のとおりです。 
 日時:10月29日(月)13:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』寛喜二年六月十六日、十八日、二十八日、八月二十一日、十一月六日、七日、十三日、十二月九日条
 (※けっこう長い条文もありますが、適宜休憩を挟みつつ、読めるところまで読んでいきましょう。)

 11月以降の開催予定についても、可能な範囲でご相談させていただきたいと思います。
 

ハネムーンはイタリアへ!

No.5976

 上に「ゼミ旅行はイタリアへ!」なんて書いてしまいましたが、鈴木君・永富さん御夫妻の新婚旅行の行先はもうお決まりでしょうか?
 未定なら再提案、「ハネムーンはイタリアへ!」。
 ちなみに、お邪魔するつもりは毛頭御座いませんので(?)。

 岩田君、明日の『吾妻鏡』講読会の予定の告知、ありがとうございました。
 ところで、イタリアで飲むコーヒーというのは、岩田君が四条からポットに入れて持ってきてくれるのでしょうか?あれは美味しいですからね。

 なお、明後日のキャンパスプラザの講義ですが、「平家の本拠」をテーマにお話しをしたいと思います。六波羅ばかりでなく福原や屋島も対象に、その立地の共通性を指摘するつもりです。

 12月9日(日)に水戸にお邪魔することはすでにお知らせしたとおりですが(→>>No.5882)、その後の予定としては、来年1月27日(日)に開催予定の中世戦記研究会(東京)で『曽我物語』巻第八の輪読を担当させていただくことになりました。また、2月17日(日)開催予定の隼人文化研究会例会(鹿児島)で、研究報告の機会を与えていただきました。
 まだ予定の段階なので、詳細は未定。決定次第、お知らせしたいと思います。

 >佐伯君 「東西交流」のお話し、今度詳細をお聞かせ下さい。 

ヴェスヴィオと桜島 

No.5980

イタリアは昨日(10月最後の日曜日)からWINTER TIMEです。
夏の間7時間の日本との時差が冬は8時間になります。

鹿児島出身の私の友人もソレントに来た時、しきりに桜島に思いを馳せていました。
秋田県の男鹿半島に似ているという人もあり、私が初めてソレントに来たときの印象は
(関東には不案内ながら)一度だけ見た湘南から富士の景色にそのままだと思いました。
景色の類似のせいかナポリと鹿児島市は姉妹都市です。ちなみにソレントは三重県熊野市と姉妹都市(みかん畑と海の景色が似ているという熊野市市長の提案で)。ソレントから眺めたヴェスヴィオ山は高さは違いますが形としてはちょうど富士山のようです。ナポリから見たそれは、頂上が二重になっています。天気がよければ、頂上(国立公園)近くまでポンペイからバスが出ており、バスを降りたところから火口まで歩いて登ることができます。ご存知のとおりヴェスヴィオ山は活火山で、近々歴史的大噴火があるかもしれないという噂があるにもかかわらず、裾野といわず中腹辺りまで、(違法らしい)住宅が広がっています。今年の夏はヴェスヴィオ近辺で放火による火災が相次ぎました。自然保護地区を破壊して、建築が可能になるようにとの企みと聞き驚きあきれました。ソレントはイタリア一ではないかと思われるほど例外的に治安の良い町ですが、ナポリ周辺ではマフィア(ナポリではカモッラという:19世紀ブルボン支配下ナポリの犯罪秘密結社に遡る語)の抗争が絶えません。とは言え、観光客が巻き込まれるようなことはまずありませんのでご安心を。(観光客はスリと引ったくりにだけご注意を)ナポリにはポンペイの遺品の大半を集めた考古学博物館をはじめ町の歴史を物語る文化施設にあふれた興味深い町です。
日本でも青の洞窟で知られたカプリ島へはソレントから高速船で20分、ナポリからは40分ほどです。

行こう行こう火の山へ

No.5981

* 大森さん、再び旅情を誘うご案内をありがとうございます。時差八時間ということは、お昼ちょっと前に書き込んでくださったということでしょうか。
 男鹿半島・湘南・富士山・熊野と伺うと、ソレントもずいぶん身近な気がしますね。頂上が二重というのは二上山のようなイメージでしょうか。ヴェスヴィオ登山の暁には、きっと野口先生がフニクリフニクラを詠じてくださるものと思います。
 http://www.asahi-net.or.jp/~kx8y-hgmt/midi/hunikuri.htm

* ところで、次回は11月に入る『吾妻鏡』のご案内です。
 日時:11月5日(月)13:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』寛喜三年正月十四日、十九日、二月二日、二十一日、三月三日、六日、九日、十日、十九日、四月二日、十九日、二十日、二十一日、二十九日、五月四日、五日、九日、十三日、六月六日、十五日、二十二日、九月二十五日、二十七日、十月六日、十二日、十六日、十九日、二十日、二十五日、二十七日、二十八日、十一月十八日の各条
 (※適宜休憩を挟みつつ、読めるところまで読んでいきましょう。なお、11月も毎週月曜日に開催予定です。)

「ローマ帝国の滅亡と鎌倉幕府の成立」

No.5983

 大森さん、イタリアだより、ありがとうございました。
 先般、NHKテレビのBS2で映画「鉄道員」を観て以来、イタリアに心を引かれております。
 GOOGLE EARTHで空からソレントを眺めてみましたが、とっても風光明媚そうな所ですね。

 ところで、本日の『吾妻鏡』講読ですが、28歳の竹御所と13歳の藤原頼経の婚儀の様子を伝える条にさしかかりました。竹御所(源頼家の娘)の鎌倉幕府政治史における重要性は、拙論「竹御所小論」で指摘したところですが、なにしろ従来、『吾妻鏡』における女性は議論の対象にされなさすぎてきたことは確か。
 小野さんの取り組みに期待するところです。

 タイトルのテーマで、どなたか論文を書かれませんか?米澤君どうですか?

 > 岩田君 ポットのコーヒー、とても美味しくいただきました。
 > 江波さん 広島の杓子形のお菓子のお土産、ありがとうございました。
 > 伊藤さん 岡山のお菓子のお土産、ありがとうございました。

宇治市街遺跡で宋代の白磁水差し出土

No.5970

 JR宇治駅近くの宇治市街遺跡の発掘調査で、平安時代後期の大型の建物跡のほか、宋から輸入された白磁の水差しの一部、平等院内の建物屋根に使用されていたのと同型の瓦などが見つかったとのこと。

 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007102600144&genre=M2&area=K20

 現説は行われないようです。

 ☆ 帝京大学の吉田賢司先生より、御高論「室町幕府による都鄙の権力編成」(中世後期研究会編『室町・戦国期研究を読みなおす』思文閣出版)を御恵送いただきました。
 吉田先生にあつく御礼を申し上げます。また、関東でのますますの御活躍を期待いたしております。

 京都の中世前期を専攻されている若手研究者の方々には、ぜひに『院政・鎌倉期研究を読みなおす』の刊行をお願いしたいと思います。

「藤原成親」-『台記』研究会の奇跡-

No.5968

 科研の申請書がなかなか「書けん」ので、昨日の研究会の御報告などをさせていただこうかと思います。

 一番の驚きは、急病で出席が叶わなくなった報告者(この場を借りてお見舞い申し上げます)にかわって、その日のうちに、仕事をこなしながらレジュメを作成され、しかも本邦初公開(オリジナル)の御報告をされた元木先生の神業。
 テーマは「藤原成親」。従来不評であったこの人物に対する評価が大きく変更を余儀なくされることは必定のようです。
 東国武士団研究における新たな視角の御提示もあって、いつものように、お話しの内容にはすっかり感服させられましたが、手書きのレジュメもとっても良かったと思います。

 本当に、昨今のパソコンで入力された文面は面白くない。これに対して、手書きの手紙や原稿からは、書いた人の人柄がじかに伝わったきます。
 パソコンは現代の情報交換の主役のようにもてはやされていますが、実は人間社会にとって一番重要な情報を抹殺する恐るべき機械でもあるのだと思うわけです。

 ところで、昨日の研究会には御上洛(在京活動)中の近藤好和先生も御出席下さいました。おかげて研究会はさらに盛り上がったという次第です。
 近藤先生には来年度の研究所公開講座に御出講(貴族などの装束のお話)いただく予定ですが、早くも講座後の懇親会会場とお料理のご注文まで頂いたようです。
 「終身幹事」の山岡さん、くれぐれも宜しくお願いいたします。

 秋田大の志立先生から、次回「中世戦記研究会」で『曽我物語』巻八の輪読担当の御依頼をいただきました。この巻は鎌倉幕府に結集した各地の武士たちの名前がズラリと登場いたしますので、これは是非お引き受けしたいところですが、入試時期に重なるのと、体調が問題です。
 体調は如何ともしがたいことなのですが、なんとか日程調整をさせていただければと考えております。

 さてさて、それでは「書けん科研」にもどりたいと思います。

博物館の季節。

No.5969

 科研の書類、本日提出いたしました。
 次は懸案の書評に取りかかりたいところなのですが・・・。

 ☆ 本日、安土城考古博物館の山下立先生より、秋季特別展『戦国・安土桃山の造像Ⅱ-神像彫刻編-』の図録ならびに招待券を御恵送いただきました。
 この特別展の開催期間は  平成19年10月13日(土)~11月18日(日)
 詳しくは→ http://www.azuchi-museum.or.jp/ 
 いつも掛け声ばかりですが、日帰りで簡単に行けるところですから、是非出かけてみたいものです。
 山下先生に、あつく御礼を申し上げます。

 本日の京都は雨模様。東山の研究室には、遠くの雷の音が聞こえてきます。
 京都国立博物館の狩野永徳展は連日超満員の由ですが、今日はどんなものでしょうか?
 いただいた招待券があるので、見学に行きたいとは思っているのですが・・・。
 そういえば、愛知の野口君が見学に来られる由。日が決まったら御連絡下さい。

恐るべし、ATOK!(←永徳)

雨野 弥生
No.5973

野口先生、ご無沙汰しております。

脅迫、ではなくて京博で開催中の、「狩野永徳展」。
今日は、雨なので少しすいているかと向かったのですが、
やはり超満員で一時間待ちでした。
お目当てだった土曜講座(午後13:30~)も、超人気
で午前中に整理券配布を締め切ったとか。

整理員の方いわく、朝一番でも300人ほど並ぶことが
あるそうで、強いていうなら、平日夕方、閉館直前がすく
ので4時ごろ来館がオススメです、とのことでした。

外がこれなら、中は展示物をじっくり見られる状況ではない
なとあきらめて、今日は常設展だけ見て参りました。

おそるべし、狩野ATOK(えいとっく)!!

なお、私も七条大橋上で、東山にかかる大きな虹を見ました。
きっと、先生が御覧になったのと同じ虹ですね。鮮やかでした。

観光シーズンに京大と京女は縁遠くなる?

No.5974

 京博、午後一時過ぎに車で前を通りましたが、大混雑の様子でした。狩野永徳の展覧会が始まるまでは、駐車場も空いていたようでしたが。
 雨野さんのように、私も特別展を見に行ったのに、行列に驚いて常設展で済ませてくることがあります。ただ、京博は所蔵品にとんでもない優品が多いので、かえって常設展の方が良かったなどということもありました。

 しかし、これから京都は本格的な観光シーズンで、また東大路が混雑する。そうすると、京女と京大の時間距離は二倍に拡大してしまうのです。
 自転車利用の皆さんも気をつけましょう。

狩野永徳展に行くのは可能?

No.5977

こんにちは。ご無沙汰しております。愛知の野口です。
永徳展想像以上の人手のようですね。先週の日曜美術館で特集された影響もあるのでしょうか?専門美術雑誌等にも大々的に紹介されていましたので、それも仕方ないですかね…。
永徳展には是非行きたいのですが、仕事の事もありなかなか時間がとれません。ただ再来週水曜日に休みが取れそうなので、友達とも相談してその辺りに上洛しようかと考えております。もしそのおりにでも、皆さんにお会い出来れば幸いです。

秋晴れの京都は心地好さそうですね。愛知にいながら心はいつも京都にある野口です。

可能ATOK!

No.5978

 野口君も教壇でそんな「オヤジ・ギャグ」を連発するようなお立場になったわけですね。
 再来週の水曜日というのは11月14日でしょうか。

 それにしても、「愛知にいながら心はいつも京都にある」とは、織田信長のごとし。
 まずは、岐阜と安土に築城ですね。その前に小牧山にも。
 御上洛をお待ちしています。

綱渡りの毎日

元木泰雄
No.5979

 先日の『台記』研究会では、お耳汚しの雑駁な内容で、まことに失礼致しました。
 報告者がやむをえない事情で報告できないので、中止とも思ったのですが、折角野口先生に研究室をご提供頂き、近藤先生もお越しになるので、穴を開けるわけにも行かず、大慌てで、まだ煮詰まってもいない話をさせていただきました。
 何せ、報告困難との連絡を受けたのが、龍谷大学での2時限目の授業の直前。幸か不幸か、その日は後半30分が小テストの日だったので、余った答案の裏に思いつくまま論点を書き並べ、授業終了後、大急ぎでタクシーで京大に戻り、3時限目までのあいだ20分で、レジュメ1枚を殴り書き。3時限目の古文書学。学生が読んでいる20分ほどの間に、2枚目を走り書き。2時半に授業が終わり、3時15分までの間に、成親の経歴表と、最後のレジュメを書きなぐり、タクシーに飛び乗った次第です。
 開会を30分遅らせていただき、ご迷惑をおかけしました。
 山岡さんにはおにぎりと、お茶を準備していただき助かりました。
 手書きのレジュメには味わいがあるのかどうかは知りませんが、焦慮、苛立ちなど、生身の人間の姿がが文字に出たのは間違えありません。あれだけの文字をパソコンなしで書いたのは、何年振りでしょうか。汚い字で恥を残し、まことにお恥ずかしい限りです(笑)。
 でも、少しは目新いお話もできて、やれやれと思います。
 野口先生には、過分のご褒詞を賜り、恐縮至極に存じます。面映いやら、恥ずかしいやら・・・
 ともかく、研究者たるもの、常に様々な状況に備え、新しい研究テーマを意識しておかなければならないと、改めて認識いたしました。

 28日、ご案内した上島先生のご講演と、東寺文書の見学会。好天にも恵まれ、34名の参加を得て盛会裏に修了致しました。
 ご参加いただいた方々、そして受付、集金にご協力いただいた山岡さん、滑川さん、有難うございました。
 墨の色、折り目などからわかる文書の文字以外の様々な情報、花押の勢いなど実物の文書ならではの迫力を認識させられました。
 この見学会も、日程的なこともあり、案内の発送や、見学会のプランが不確定なことなど、まさに綱渡りでした・・・無事に終了して、本当にやれやれでした。
 終わった後のビールのうまさ!
 11月23日の和歌山県立博物館の見学会、こちらも多数のご参加をお待ちしています。
 
 そして、9月末の締め切り直前に諸般の事情で投げ出された某市史の原稿40枚、一ヶ月延ばしてもらって仕事の合間に片付けました。これまた綱渡り。
 授業、原稿、研究会、そして酒。
 何とも忙しい、ハラハラどきどきの、本当に刺激的で退屈しない毎日です。
 
 

うらやましい「ビールのうまさ!」

No.5982

 昔の映画に、私の好きなジャック・レモン主演の「酒とバラの日々」というのがあるのを思い出してしまいました。

 元木先生のタフさには、いつも感心させられます。隙間のような時間を有効に活用されるのも、新しい御研究に率先して取り組まんとする意欲をもたれるのも、天賦の才と御健康の然らしむるところだと思います。
 それにひきかえ、「薬と節制の日々」を余儀なくされている私など、モチベーションが萎えてしまって、甚だ宜しからざる有様。近いうちに再起を果たしたいと念じているのですが・・・。

 >広島の尻池さん  三原のお菓子「手焼 三万石名城焼」、美味しくいただきました。ありがとうございました。

次回の『吾妻鏡』です

No.5966

 昨日の『吾妻鏡』は、時代祭の行列の巡行時間を考慮して14:30開始としましたのであまり時間が取れず、そのうえ陰陽師への諮問に関する詳細な記事の分量も多かったため、たくさん読むことはできませんでした。しかしながら、陰陽師の意見を聞きながら方針を決定してゆく過程などもよくわかると思いますし、いろいろと使えるネタも多そうですね。

 日時:10月29日(月)13:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』寛喜二年六月十六日、十八日、二十八日、八月二十一日、十一月六日、七日、十三日、十二月九日条
 (※けっこう長い条文もありますが、適宜休憩を挟みつつ、読めるところまで読んでいきましょう)
 
 『吾妻鏡』講読会は随時メンバー募集中です。どなたさまでも、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加下さい。

今も、書類と格闘しております。

No.5967

 何処方からか宴席の歓声が聞こえてくるような気がいたします・・・・・。
 
 ところで、昨日の『吾妻鏡』ですが、寛喜二年六月十四日条は、たしかに長かったけれども実に内容の濃いところで、大変勉強になりました。三浦義村の「甘心」には、年齢相応のおかしなシンパシーを感じてしまった次第です。
 ところで、夕刻に叡電に乗った伊藤さんは、無事に精華大に着かれたでしょうか?

 時代祭の見学のために、ゼミの開始時間をずらしたのですが、やはりゼミそのものを時代祭の見学にすれば良かったのかも知れませんね。
 ちなみに、佐伯君から御紹介のあった「鞍馬の火祭」ですが、以前、見物のネックはトイレにあり、と聞いたことがあります。今年は改善されていたでしょうか?

 ☆ 鹿児島ラサール学園の永山修一先生より、御高論「古代の屋久島」(『屋久町郷土誌』第四巻-自然・歴史・民俗-)を御恵送いただきました。
 永山先生にあつく御礼を申し上げます。
 しばらく御無沙汰している鹿児島が懐かしくなって参りましたので、体調がゆるせば、この冬あたり、研究報告を兼ねて、御挨拶にうかがおうかと考えております。 

明日の「平安~鎌倉時代の京都」について

No.5964

 明日の大学コンソーシアム京都の講義「プラザ科目 特別講座科目Ⅰ 平安~鎌倉時代の京都」ですが、伊勢平氏の六波羅拠点化を語る前提として、高望王から清盛に至る桓武平氏の動向について概説したいと思います。

 なお、急に研究所関係の会議が入ったために、講義終了の時刻を早めにさせていただきますことを、ご了承下さい。

季節の変わり目につき、宣伝2件

No.5961

 若かった頃は、手紙の末尾の「季節の変わり目につき、くれぐれも御自愛下さい」という文言は、ただの形式的な時候の挨拶に過ぎないと思っていたのですが、最近はこの言葉の意味を厳しく実感させられております。
 老いは着々と進行しているようです。

 目下、締切を数日後にひかえた、「申請」とか「応募」に関わる、来年度に向けての書類書きに追われているのですが、命令や指示に従うことの苦手な、悪しき性格の私のことゆえ、逸脱のない文章作成作業は、なかなか捗りません。
 こんなことでは、論文を書かない院生さんを叱る資格はありませんね。
 困ったものです。

 それはともかく、本日は宣伝を2件。

 まずは、龍谷大学善本叢書『太平記』刊行の御案内です。
 大取一馬編著。出版元は思文閣出版。定価15,750円(税込)。影印に詳細な解説が付されています。
 本書は、龍谷大学仏教文化研究所(所長 武田龍精先生)より御恵送賜りました。あつく御礼申しあげます。

 もう一件は、私の書斎の書架を作っていただいたキノシタ建築研究所の新製品。
 なるほど、これは便利だろうと思います。
 詳細はホームページ上にてご覧ください。
    http://vtkino.com/she-frame-3-saishin.html

 ★ 研究状況の中間報告をいただいていない「本年度の共同研究メンバー」の方は、至急ご報告をお願いいたします。>>No.5949をご参照下さい。

ご紹介ありがとうございます

No.5963

ご紹介いただきましてありがとうございます。
このたび、「kinoshelf」では、文庫本やCDなどをシンプルに美しく収納する「box / 箱」の販売を始めました。「box / 箱」は、「shelf / 本棚」に組み合わせて使用するためにデザイン・製作したものです。
ホームページに詳細を掲載しておりますので、ご覧いただければ幸いに存じます。