ゼミ旅行参加募集中。
No.5800
佐伯です、こんばんは。
9月1日・2日のゼミ旅行の件ですが、ただいま参加者大募集中です。
福山も鞆の浦も尾道もとってもいいところですので、ぜひぜひふるってご参加下さいませ。
ご案内のチラシ・メールに書きましたとおり、さしあたっては9日(月)を締め切りに考えています。
ご参加お待ちしております。よろしくお願いしま~す。m(_ _)m
『研究所だより』第45号が出ました。
No.5798
本日、『京都女子大学 宗教・文化研究所だより』第45号(平成19年7月5日(木)発行)が、印刷された発行日どおりに刊行されました。
この号には、昨秋開催された公開講座『天下人と京都』の講演要旨が掲載されています。すなわち、
瀬田勝哉「秀吉が伐らせた木-東山大仏殿材木と富士山-」
野口 実「頼朝の六波羅邸-鎌倉幕府と都市京都-」
の2本です。
また、本年度の研究員研究助成の「研究計画」、また昨年度の事業報告中の研究助成の中に「摂関家の空間における政治と文化(中世前期の宇治に関する総合的研究Ⅰ)」の「研究協力者」(「研究協力者」は研究所共同研究員の中に位置づけられます)一覧が掲げられておりますので、関係者はご確認下さい。
『研究所だより』は、宗教教育センターで配布されます。
【追記】本日、入間田宣夫先生(東北芸術工科大学)・保立道久先生(東京大学史料編纂所)・七海雅人先生(東北学院大学)の連名で、入間田宣夫編『平泉・衣川と京・福原』( 高志書院)を御恵送いただきました。2006年6月24日に開催されたシンポジウム「日本史のなかの衣川遺跡群」における講演・報告をベースにした出版です。
入間田先生の「衣川と平泉館」、保立先生の「義経・基成と衣川」、七海先生の「平泉藤原氏・源義経研究の新しい動向」など、興味深い論文が盛りだくさんです。
入間田先生・保立先生・七海先生にあつく御礼を申し上げます。
ちなみに、昨年の6月24日は、当方の公開講座「東山から発信する京都の歴史と文化 8」が開催された当日でありました。
『源氏と坂東武士』初版暫定正誤表
No.5797
著者の校正ミスによるものです。
『源氏と坂東武士』(吉川弘文館歴史文化ライブラリー234)初版暫定正誤表
p 3 6行目 「奉られる」→「たてまつられる」(用法が不統一なため)
p 30 13行目 (誤)「これが一条天皇に」→(正)「これが後一条天皇に」
p 32 5行目 (誤)「この時、一条天皇は」→(正)「この時、後一条天皇は」
p 63 最終行 (誤)「清原清衡」→(正)「藤原清衡」
p103 7行目 「御厩」のルビ(誤)「みうまや」→(正)「みまや」
p104 13行目 (誤)「専仕」→(正)「専使」
p121 6行目 「女院」のルビ (誤)「にょいん」→(正)「にょういん」
p133 10行目 (誤)「千田・」→(正)「千田庄・」
【追加】
p182 7行目 (誤)「相模山内庄」→(正)「相模国山内庄」
p 92 6行目 (誤)「された、すなわち、長年御厨」→(正)「された。すなわち、長年、御厨」
p 49 2行目 「公」のルビ(誤)「きみ」→(正)「きん」(他と不統一なため)
御恵送御礼。
No.5796
本日もたくさんの御高著・御高論を御恵送いただきました。
☆ 奈良大学の河内将芳先生より、新刊の御高著『祇園祭と戦国京都』(角川叢書)を御恵送いただきました。祇園祭が冬に行われたことのあったことを初めて知りました。時宜にかなった御出版だと思います。
河内先生に、あつく御礼を申し上げます。
千葉県南房総市の早川正司さんより、御高著『房州誕生寺石造三層塔と九州千葉氏 伝日蓮聖人供養塔とその周辺』(青娥書房)を御恵送いただきました。定年退職を機に執筆に取りかかられた由の御労作。
早川さんにあつく御礼を申し上げます。
大阪市史料調査会の生駒孝臣先生より、御高論「天正本『太平記』の近江八重山蒲生野合戦について-軍記と系図の利用をめぐって-」(『史敏』3,2006年)・「中世前期の畿内武士と公家社会-鎌倉後期の摂河泉武士の事例を中心に-」(『ヒストリア』203)、「鎌倉期における摂津渡辺党と公家社会-渡辺党の内部構造の再検討を通じて-」(『年報中世史研究』31)を御恵送いただきました。
渡辺党研究の最新最高の研究成果。畿内武士についておおいに学ばせていただきたいと思います。
生駒先生にあつく御礼を申し上げます。
東京都葛飾区立郷土と天文の博物館の谷口榮先生より、御高論「鎌倉武士と城館-吾妻鏡を素材として-」(『東京考古』25)を御恵送いただきました。考古学者による文献史料への果敢な取り組みです。
谷口先生にあつく御礼を申し上げます。
朗報2件。
No.5795
その1。 長くお世話になっている編集者の方から、待望のポジション異動の御連絡。これはまさしく、「徳政」。
「水を得た魚」のごとき御活躍を期待する次第。
その2。 拙著『源氏と坂東武士』を読了された中堅研究者の方々から、概ね肯定的な評価を頂戴していること。
また、書評会を計画して下さっているという情報も。有り難し。
◆ ご注文いただいた拙著『源氏と坂東武士』ですが、本日(3日)に取りに来てくださった雨野さんをもって、研究室在庫分がゼロになりました。もし、注文したにもかかわらず、まだ受け取っていないという方がいらっしゃいましたら、当方までお知らせ下さい。
☆ 本日(3日)、前川佳代さんから、工藤雅樹・前川佳代・入間田宣夫・赤坂憲雄「【やまや文化フォーラム】“黄金都市”平泉-今あかされる中世都市の秘密-」掲載の『東北文化友の会会報 まんだら』30、中西望介さんから「川崎市域の中世の古道について」(『川崎市文化財調査収録』42)を御恵送いただきました。
前川さん・中西さんにあつく御礼を申し上げます。
普及版第三巻の読み方-次回『吾妻鏡』-
No.5793
本日も長時間にわたる『吾妻鏡』にお付き合い頂きまして、ありがとうございます。今日の範囲ではとりわけ、満田さんが自作の図を用いて方違の要・不要を説明して下さったところがとても勉強になりました(嘉禄三年六月十七日条)。それと同時に、幕府の記録としての『吾妻鏡』に対しても、大いに認識を改めさせられました。満田さん、ありがとうございます。今後もメンバーみなさんそれぞれの得意分野を、講読会に還元していきましょう。
さて来週の『吾妻鏡』は以下のとおりです。
日時:7月9日(月)13:00~(予定)
場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
範囲:『吾妻鏡』嘉禄三年七月十二日、九月二十二日、十一月四日、十二月十四日
安貞二年正月一日、十三日、十九日、二十九日、二月三日、四日、十三日、十九日、四月二十二日、二十六日、二十七日、五月七日、八日、十六日、二十二日、
(※適宜休憩を挟みつつ、読めるところまで読んでいきましょう)
尚、七月は九日・二十三日・三十日の開催を予定しております。
吾妻鏡講読会は、貴重なお時間を割いて自主的にお集まりくださる参加者のみなさんによって支えられております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。新規メンバーは随時募集中ですから、まずは見学からでもお気軽にご参加下さい。
本日の『吾妻鏡』、明日の演習と講義。
No.5794
本日の『吾妻鏡』講読会。建築史専攻の満田さんの存在が光りました。こういうところがキチンと分かると史料講読の意義は増大します。私自身、おおいに蒙を啓かれました。
ぜひ、何らかの形での御発表を期待しております。
また、岩田君には水無月をいただき、ありがとうございました。
ゼミ旅行の案内のためにお出で下さった佐伯君にも御礼を申し上げます。
さて、明日のⅢ講時の基礎演習Ⅰですが、森山さんが「CMの影響力」、安田さんが「老人虐待と孤立化」をテーマに報告される予定です。
Ⅴ講時の総合教育科目は「中世社会の罪と罰」というお話し。「悪口罪」とか「死体損壊」について触れたいと思います。
出講・執筆分担・文書調査・ステレオetc.
No.5792
土曜日は関東で「鎌倉幕府と「京都」」をテーマにお話しをさせていただく機会を得ました。
熊谷隆之さんの六波羅探題に関する御研究や上横手雅敬先生が常々言われている「鎌倉時代史は鎌倉幕府史にあらず」ということを紹介・力説して参りました。やや、奇を衒うような話しぶりになってしまいましたが、もともと関東人である私が話したところに、意味と面白さを見出していただければ、これ幸いだと思っています。
なお、いくつかの大きな本屋さんに立ち寄ったのですが、いずこにも拙著『源氏と坂東武士』は見つからず、置いていないのか、売れてしまったのか。後者ならば嬉しいのですが。
こういう「観察」が本を出した後の楽しみです。
ちなみに、ある日記ブログに、『源氏と坂東武士』を読了され、「なかなかに満足でした」という評を書いてくださった方がおられるとのこと。九州にお住まいの方のようだという情報ですが、ありがたいことであります。
○ 本と言えば、岩田君より『入門 吾妻鏡』の執筆分担の御報告をいただきました。人名項目を、山岡さんと山本君が15人程度、佐伯・坂口・長村・岩田の四君がそれぞれ35人程度ですが、専攻や諸事情を適切に踏まえた割り振りだと思います。執筆者の皆さんは宜しく執筆に取り掛かって頂きたいと思います。
岩田君、御苦労様でした。
○ つぎは、寺院の文書調査に参加を希望された長村君・雨野さん・伊藤さんに。
『醍醐寺聖教目録』(勉誠社)を御覧の上、拝見させていただきたい資料などありましたら、7月上旬までにお誘いいただいた先生に、直接御連絡下さるようにお願いいたします。
○ 松薗先生はフォン・カラヤンの全レコードを収集されている由。
とするならば、レコードプレーヤーもお持ちのはず。
当家には30年ほど前の4チャンネルステレオがリビングに鎮座しているのですが、動力伝達用のゴムベルトが劣化してしまい、機能しなくなっています。また、これと接続したカセットデッキも同様に動きません。
この布張りスピーカーのステレオ(ビクター製)は、とても音質が良いので、ついに手放せないでいたものですし、また思い出深いレコード・カセットテープがこのままでは死蔵ということになってしまいます。
どなたか、古いステレオやカセットデッキの修理を依頼できるところを御存知でしたら、お知らせいただければ幸いです。
● 先日、長野県のある高校から出張講義の御依頼をいただいたのですが、当方の都合が合わず、残念ながらお断りをせざるを得ない仕儀となり、申し訳なく存じております。
期末の時期は、通常と時間設定が異なり、また研究上の所用も多く予定されますので、宜しくご了解いただきたく、お願い申しあげる次第です。
☆ 木村英一さんより、御高論「【書評】川合康著『鎌倉幕府成立史の研究』」(『ヒストリア』205)を御恵送いただきました。研究史にのこるような大著、しかも論文集の書評はとても大きなエネルギーを要するものです。
木村さんにあつく御礼を申し上げます。
ちなみに、私もお引き受けしたものの、なかなかハードルを越せない論文集が2冊あり、学会誌編集委員の方にたいへん御迷惑をお掛けしています。こういう状況は本当に憂鬱です。
Re: 出講・執筆分担・文書調査・ステレオetc.
No.5802
大阪にテクニカルオーディオというステレオ修理専門の会社があります。ホームページがありますよ。
オーディオセット.
No.5806
>松薗先生
御教示ありがとうございます。
拙宅のオーディオセット(ビクター SSL-66MS)で問題なのは、レコードプレーヤーです。これについては、モーター回転を伝えるゴムベルトを交換すれば確実に直ると思いますので、探してみたいと思っています。
なお、柳原先生からいただいた情報によれば、最近、レコードプレーヤーは新製品が作られているとのことですので、交換針(ST・LP DT-29)とともに見つかるだろうと思います。
ステレオカセットデッキは、ビクター製の(KD-25SA ANRS)です。これについては、アンプに接続できれば(接続端子が同じなら)どんなものでも良いので、中古品を探したいと思っています。
『芬陀利華』第290号が出ました。
No.5788
京都女子大学宗教部の広報誌『芬陀利華』に「傍らに人無きが若し」という奇妙なタイトルの拙文を書きました。これにも誤植があるかもしれず、それ以前に内容に問題があるかとも思われますが、御笑覧いただければ幸いです。京都女子大学の各校舎の入り口に置かれているはずです。なお、顔写真は『源氏と坂東武士』のカバーにあるものと同じものです。
☆ 京都文化博物館の横山和弘先生より、御高論「後宇多王権による空海「聖跡」の興隆-槇尾平等心王院我宝と土佐国室戸金剛頂寺・最御崎寺をめぐって-」(京都文化博物館研究紀要『朱雀』19)を御恵送いただきました。
横山先生にあつく御礼を申し上げます。
ちなみに、『朱雀』の名付け親は山田邦和先生です。
『源氏と坂東武士』の反省と訂正(2)
No.5786
P30 13行目 (誤)これが一条天皇に→(正)これが後一条天皇に
p32 5行目 (誤)この時、一条天皇は→(正)この時、後一条天皇は
※ ちょっとヒドイ誤りですので、取り急ぎ訂正させていただきます。三校までさせていただいたのに、この有様です。
校正漏れ。訂正をお願いします。
No.5783
別冊歴史読本74(32-22)『源氏 武門の覇者』が出ました。元木先生が「武門のはじまり 経基・満仲」、私が「武士の長者と権門の爪牙 義家・為義」を書いております。
拙文は『源氏と坂東武士』の補論的な内容になっていますので、お目とおし頂ければ幸いです。
★ ちなみに、『源氏と坂東武士』の刊行にともなって吉川弘文館の『本郷』第70号に「坂東武士と京都」という小文を掲載していただきました。これまた、補論的な意味をもたせたものなのですが、校正に見落としがありました。
20頁上段10行目の「従五位下」のルビ
(誤)「じゅごいのけ」→(正)「じゅごいのげ」
20頁下段19~20行目
(誤)平家方に立った広常に連座して→(正)平家方に立ったり広常に連座して
後者は、たった一字が抜けただけなのですが、大きな事実誤認を招くもので、申し訳なく思っております。
校正は二度行ったのですが、見過ごしてしまい、いよいよ耄碌の極みだと思います。本文を御覧になられた方は、よろしく訂正方お願い申しあげます。
☆ 本日、青山学院大学の佐伯真一先生より、御高論「京師本『『平家物語』と語り』」(『伝承文学研究』56)および「「武士道」論と軍記物語研究-武士観の問題を中心に-」(『軍記と語り物』43)を御恵送いただきました。
佐伯先生にあつく御礼を申し上げます。