31日の『吾妻鏡』講読会会場について

No.4939

 31日に実施する『吾妻鏡』講読会ですが、共同研究室を、設備などの都合上、大学宗教部主催の中国旅行の説明会に使用したいとのことなので、代わりに一般の教室を確保してもらうことに致しました。 
 変更先については、当日、私の研究室のドアに掲示しておきますので、お間違えなきようにお願いいたします。

 ○ >>No.4921でご紹介したシンポジウム「京都から古代を考える」については、本日の京都新聞朝刊に写真入りで掲載されています。

『吾妻鏡』講読会会場→S213です

No.4942

 31日に実施する『吾妻鏡』講読会の会場ですが、上記の事情によりS校舎213教室に変更になりました。
 共同研究室のあるL校舎の隣の茶色い新しい建物です。L校舎3階から入れます。

【追記】31日、京都の別のところ(醍醐寺の付近らしい)では、『枕草子』の大講読会が開催される由です。

31日の『吾妻鏡』講読会について

岩田慎平
No.4943

>野口先生
 会場の手配をありがとうございます。

 次回の『吾妻鏡』は、
 日時:7月31日(月)、13時~18時頃(予定)
 場所:京都女子大学 S校舎 213教室
 範囲:建保六年①七月八日、②同月九日、③同月二十二日、④八月二十日、
        ⑤同月二十一日、⑥九月十三日、⑦同月十四日、⑧同月二十九日
        ⑨十月十九日、⑩同月二十二日、⑪同月二十七日、⑫十一月五日、
        ⑬十二月五日、⑭同月二十日、⑮同月二十一日、⑯同月二十六日、

 です。普段とは開始時間も開催場所も異なりますので、どうぞお気を付けください。それではみなさんどうぞよろしくお願いします。

『茨城大学 中世史研究』

No.4944

 岩田君、あらためての御案内、ありがとうございます。
 『吾妻鏡』のこの辺り、面白いところですね。
 北条義時が夢想によって薬師堂を建て、泰時が侍所別当になり、大江時広が内裏に出仕するため上洛する。実朝が和歌会をした晩には、三浦駒若丸が喧嘩をする。実朝が内大臣になり、長谷部信連が能登で卒する。公暁は伊勢神宮に使者を遣わして奉幣する。実朝は右大臣に昇進して政所始を行う。といった事件が続くわけです。実朝の暗殺の一ヶ月前まで、というわけですね。
 人物だけみても、大江時広・三浦駒若丸・長谷部信連・・・話題に事欠きませんね。公暁が伊勢に遣わした白河義典も興味深い存在。卒論の一本くらいは書けそうではありませんか?
 みなさん、しっかりと予習をしておきましょう。面白さ倍増ですから。

>永富さん  S231というのは、あの、2002年度前期木曜5講時の演習室です。あの演習の履修者は、みんななかなか頼もしかったですね。

 ☆ 本日、茨城大学の高橋修先生より、御高論「最勝寺の歴史とその遺跡」収録の大河内智之編『浄教寺の文化財』(和歌山県立博物館企画展図録)および茨城大学中世史研究会編集・発行の『茨城大学 中世史研究』Vol.1~3を御恵送いただきました。
 高橋先生にあつく御礼申しあげます。
 『茨城大学 中世史研究』には、常陸府中を対象にしたフィールドワークの成果が掲載されており、宇治をテーマにしている当方には、内容のみならず成果還元のあり方を学ぶ上で格好のモデルになりそうです。共同研究員の方はぜひ御覧下さい。 

教員採用試験

No.4936

 ゼミメンバーのうちの何人かは、このところ教員採用試験にエネルギーを費やしていることと思います。
 私も1978年の8月、大学院のDCに籍を置いていたときに、千葉県の採用試験を受けています。そして、その採用試験とは関係なく、この年の二学期、若松高校という都賀駅から少し歩いたところにある高校で、世界史を担当しました。
 採用試験には何とかパスし、二次の面接試験を経て、翌年の四月、新設されたばかりの流山市内の高校(南柏駅から徒歩30分)に勤めることになりました。新設校ですから、社会科の教師は私一人。したがって、教科主任。一年目の担当は地理。二年目、世界史。三年目にして、ようやく日本史を教えることが出来ました。日本史で大学院のDCまで行っていながら、日本史を教えられないのは悔しいことでした。
 通勤は満員電車で片道2時間半かかり、今さらながらよく身体がもったと思います。一年目からクラス担任を仰せつかり、想像を絶する高校の実情に生徒指導は大変でした。ふりかえって、後悔するところ無くはありませんが、一人一人の生徒の人生に対して責任を果たす義務を負って、私なりに頑張ったつもりです。
 このころは、勉強をするために、時間が惜しくて惜しくてたまらなかったものです。そういう過去を背負っておりますので、現今の(一部の?)院生さん達には、切迫感のなさを感じてしまうのでしょう。
 余計な思い出話まで書いてしまいましたが、教員採用試験、しばらく先になるでしょうが、朗報を期待したいところです。

 >松薗先生  当方のゼミ生(京女生)には、大学に入学してから一番最初に授業担当の先生に薦められて読んだのが松薗先生の御著書だったので、思い出があり、チラリとでもお顔を拝見するだけでも幸せ、という方がおられます。できますれば、会ってあげて下さい。 

 >山田先生  昨日、京都テレビでお姿を拝見いたしました。山田先生は私にとっては未だに若手のイメージなのですが、さすがに貫禄が出てまいりましたね。

 >山田先生の奥様をはじめ、平安時代史事典編集室にお勤めだったみなさん  本日の京都新聞に、元同僚で現在ダンサーとして御活躍中の隅地さん(NO.4798)が写真入りで大々的に紹介されています。流石だと思いました。  

合宿その他

No.4933

名古屋の松薗です。
うっかり、合宿の日時を書き忘れました。
9月3日(日)から5日(火)までです。5日が見学日としておりますので、その辺りでお目にかかれたら幸いです。
なお、2日(土)には、名古屋大学で中世史研究会の総会が開かれます。今回は、網野史学の再検討ということで、保立道久・桜井英治・山本幸司氏に稲葉伸道が加わってシンポジウムを行ないます。若手の方々、是非ご来場を。 

Re: 合宿 他、拙宅パソコン不調のことなど

No.4934

 松薗先生、了解いたしました。細かいスケジュールについては、後日、直接連絡を取り合いたいと思います。
 9月2~3日は、こちらでも調査旅行の予定が立てられていて参加が叶いそうになく残念です。
 あらためて手帳を開いて見たところ、この秋の土日は講演やら出張やらの予定でほとんどつまっていて、大いに焦っております。

>ゼミメンバー諸姉兄  それで思い出しましたが、次回平家物語研究会で長村祥知君が研究発表を行います。研究会事務局の志立先生から発表者・日程・会場などについて、以下のようなお知らせをいただきました(発表テーマについては後日)。この研究会への参加者を募ります。参加希望者はあらかじめ事務局にお伝えいたしますので、私の方までお申し出下さい。

 日時:2006年9月17日(日)13:00~17:30
 場所:慶応大学三田キャンパス 研究棟1階A会議室
 発表:『曽我物語』輪読巻四 高木信氏
     研究発表 長村祥知氏・清水由美子氏

>共同研究員ならびにゼミメンバー諸姉兄  活動に必要な備品・消耗品・図書などがあれば、なるべく詳細なリストを添えてお申し出下さい。史料収蔵機関における紙焼き写真入手の経費なども含みます。 

☆ 神戸大学大学院の樋口健太郎さんから御高論「室町時代の摂津国輪田庄と赤松氏」(『神戸大学史学年報』21)を御恵送いただきました。
 関東や九州ばかりではありますが、自治体史編纂にかかわった経験からすると、14世紀半ばを境にして研究方法の相違をつよく実感するところですが、口さんは双方に研究の対象を広げておられ、立派だと思います。
 口さんに、あつく御礼を申し上げます。

※ 拙宅のパソコンが、このところ不調なため、メールをお送りいただいて拝見できない可能性があります。大事な御用については、同時に研究室宛にも送信していただけますように、お願い申しあげます。

> 鈴木君 この件に関連してメールを差し上げました。また、迷惑をおかけしますが、よろしく御覧おき下さるように、お願いいたします。

★ ガス瞬間湯沸かし器の安全装置が問題になっていますが、電気洗濯機などのアースの接続についても、業者さんは、常に「大丈夫だから」といって、ちゃんと設定してくれません。これも心配な話です。

Re: 合宿その他

No.4937

ご無沙汰しております。本来なら真っ先に返信しなければならないところ、採用試験などの諸事情におわれて書込みが遅れてしまいました。申し訳ありません。

ゼミの皆さん、松薗先生はもちろん愛知の学生と知り合える貴重な機会です。聞いたところ似たようなテーマを研究されている方もおられるようなので、時間のある方は是非奮ってご参加下さい。特に現役院生や進学希望の方は交友を結ぶ絶好の機会だと思います。是非この機会を有効にご活用下さい。よろしければ参加可能な方は野口までご連絡下さい。もちろん当日参加もOKです。お待ちしております。

松薗ゼミの皆さん、平素は授業の折お世話になっております。仁和寺にもお邪魔させていただきますのでよろしくお願いします。僣越ながら京都の案内は私にお任せ下さい。京都市内であればたいていどこでもご案内する事ができます。見たい史跡から食べ物お土産まで質問ご希望があれば遠慮なくおっしゃって下さい。ひと味違った京都の魅力をお伝えできると思います。
京都はいいですよ~。仁和寺でお会いできるのを楽しみにしております。

松薗先生野口先生〉
用事が済み次第参上致しますのでよろしくお願いします。日程など詳しいお話しなどはまたその折にでも。

松薗ゼミの皆さん〉
名前の部分をクリックしていただくとメールが送れるのようになっているので、何か質問等ありましたら遠慮なくどうぞ。またもしよかったらこちらの掲示板にも書込んでみて下さい。

参加希望です

No.4938

>松薗斉先生
 関西学院大学大学院の岩田慎平と申します。二年ほど前から当ゼミのメンバーです。
 もし宜しければ、この度の合宿で京都にお出でのみなさまとご一緒させていただきたく存じます。どうぞよろしくお願いいたします。

 なお、9月2日(土)の中世史研究会の総会には友人と誘い合わせて伺う予定です。こちらもどうぞよろしくお願い申し上げます(勝手ながら情報を書き込ませて頂きます↓)。
 シンポジウム 中世史家・網野善彦― 原点の検証―
 【日程】 2006年9月2日(土)
 【会場】 名古屋大学文学部237講義室
      (地下鉄名城線「名古屋大学駅」下車 ①番出口)
 【問題提起】 10:30~
   稲葉 伸道 氏 (名古屋大学)     「荘園制研究と網野善彦」
   山本 幸司 氏 (静岡文化芸術大学) 「封建制論再考?-中公『日本の歴史6』のメッセージ-」
   桜井 英治 氏 (東京大学)     「非農業民と中世経済の理解」
   保立 道久 氏 (東京大学史料編纂所)「無縁論と社会構成史」
 【討論】 14:30~
 【資料代】 500円
 《連絡先》〒464-8601 名古屋市千種区不老町 名古屋大学文学部 日本史学研究室気付 中世史研究会
TEL(052)789-2228

京都文化博物館学芸員(任期制)募集あり

山田邦和(花園大学・考古学)
No.4929

野口先生と私のかつての職場である京都文化博物館が、平安時代史担当の学芸員を公募しております。任期制(ただし更新あり)という厳しい条件ではありますが、私にとっての「古巣」がより良くなっていくような人材が着任されたらな、と期待しています。なお、年齢制限は40歳以下24歳以上ということです。
受付期間: ~7 月28 日(金)
詳しくは↓
http://www.bunpaku.or.jp/saiyo.pdf

豪雨のお見舞い。

No.4932

 開館の準備段階から開館後半年ほどまでの間、忙しく勤務した京都文化博物館には数々の思い出があります。
 いろいろな意味で、なかなか条件が厳しいように思いますが、山田先生同様、優秀な人材が着任されることを期待しています。

 ところで、このところ京都でも毎日大雨が続いておりますが、山陰地方はとくに被害が多いようで、出雲高校のみなさんの地元の方も大変かと思います。お見舞い申し上げる次第です。

 ☆ 本日、青山学院大学の佐伯真一先生より、御高論「「兵の道」・「弓箭の道」考」(武久堅監修『中世軍記の展望台』和泉書院)を御恵送いただきました。武士論専攻者必読。
 佐伯先生にあつく御礼申しあげます。

 >佐伯先生  こちらへのお書き込み、お待ちいたしております。 

仁和寺で合宿いたします。

No.4927

野口先生へ
突然お邪魔します。愛知学院大学の松薗です。毎年9月の初めに卒論合宿を仁和寺御室会館で行なってますが、今年は例年になく4年生が少なく(4人)、そのため修士の院生も報告を課して連行して参ります。そちらから見えた野口君も参加をお願いしております。
お時間が合えば、どちらかでお目にかかれたら幸いです。

お待ちいたしております。

No.4928

 松薗先生、こんにちは。
 御上洛の由、ぜひお目にかかりたいものです。9月は3日まで、共同研究の調査に出かけておりますが、その後ならば時間がとれると思います。
 野口君が同行ということであれば、史跡の案内人として彼はベストだと思いますが、京女周辺の法住寺殿跡など御案内もできると思います。
 楽しみに致しております。

>ゼミメンバー諸姉兄  松薗先生にお目にかかり、松薗ゼミの院生・学部生の方たちと学問的交流を希望するメンバーは御連絡下さい。

>愛知の野口君  橋渡しを宜しく。

31日の『吾妻鏡』講読会のお知らせ

No.4922

 7月31日の講読会をもって、本年度前期の『吾妻鏡』講読会は最後となります。
そこで、若干開始時間を早めて、31日で建保六年の残りの分を全て読みたいと思います。
 みなさんに連絡したところ、今のところ1時頃になるかと思いますが、なお現在調整中なので、決定次第お知らせいたします。
 

 *******7月31日の『吾妻鏡』講読会の予定*******
 日時:7月31日(月)、1時~6時頃⇒※1時開始に決定しました。
 
 場所:京都女子大学L校舎 3階 宗教・文化研究所共同研究室
 
 範囲:建保六年①七月八日、②同月九日、③同月二十二日、④八月二十日、
        ⑤同月二十一日、⑥九月十三日、⑦同月十四日、⑧同月二十九日
        ⑨十月十九日、⑩同月二十二日、⑪同月二十七日、⑫十一月五日、
        ⑬十二月五日、⑭同月二十日、⑮同月二十一日、⑯同月二十六日
  
 最後なので、「『吾妻鏡』祭り」ならぬ「大講読会」にしようかなと思っています。
 また普段講読会に参加できないゼミのメンバーの方も遠慮なく、ふるって御参加下さい。
 また開始時間に関しては、決定次第お知らせいたします。

 ところで、下記の液晶テレビを使って、今までのゼミ旅行のスライドショーなんかできたらいいですね。また先生御出演の番組も一度拝見したいです。

>岩田さん
 昔の民放の吹き替えは本当に豪華でしたね。特に小学校の時に見た水曜ロードーショー(現在の金曜ロードーショー。当時は水曜日にありました・司会は当然水野晴郎)の『スターウォーズ』の吹き替えは、本当に人物と声がマッチしてました。その時録画した『帝国の逆襲』と『ジェダイの帰還(復讐)』、『レイダース』は今でも大事に「家宝」として保存してあります。ただ何回も観たため、擦り切れ気味ですが。

補足です(開始時間について)。

No.4925

 7月31日(月)の『吾妻鏡」講読会の時間が決まりました。
参加メンバーの皆さんの都合を調整したところ、1時開始となりました。
 ※講読時間は一応、1時~6時ごろまでを予定しております。

『吾妻鏡』祭り開催!!

No.4926

 「『吾妻鏡』祭り」などという企画は前代未聞だと思います。
 スライドショーについては、接続用のパソコンの用意などが必要なのではないでしょうか。
 大講読会、5時間の長丁場。これは勉強になりそうです。

☆ 本日、入間田宣夫先生・義江彰夫先生の御連名にて、義江彰夫・入間田宣夫・斉藤利男編著『十和田湖が語る古代北奥の謎』(校倉書房)を御恵送いただきました。2002年、秋田県小坂町で開催されたシンポジウム「十和田湖が語る古代北奥の謎-奥州の歴史を二一世紀から捉え直すために-」の記録ですが、とくに「延久二年北奥合戦」に触れた論考が多く収録されています。例の清原真衡と貞衡の問題などのほか、枝葉末節ながら私には異論がいくつか。11~12世紀の奥羽諸勢力の問題については、いずれ、再度私見を提示して御批判をいただく機会を得たいものと考えております。
 入間田先生・義江先生にあつく御礼を申し上げます。

☆ 本日、中京大学の徳竹由明先生より、御高論「石山寺開基伝承の変容過程-「船繋石」・「比良明神影向石」に関して-」(『中京国文学』25)ならびに「『義経記』に於ける頼朝義経兄弟対面」(『国語国文』75-6)を拝受いたしました。
 徳竹先生に、あつく御礼申しあげます。

「『吾妻鏡』祭り

No.4930

>山本さん
 次回『吾妻鏡』のご案内、ありがとうございます。がっつり読みましょう。

 一概に「昔は良かったね」とは言えないですが、先述の『グーニーズ』や、山本さんがお挙げになった『スターウォーズ』等々は、昔の吹き替えがすごくよかったですね。逆に、「昔はいまいちだったけど、最近よくなった」という作品はないでしょうか。ご存じの方はご一報下さい。

Re: 31日の『吾妻鏡』講読会のお知らせ

金澤正大
No.4953


〈政治経済史学会・原典史籍研究会第24部会『吾妻鏡』〉

 夏休みで、日本に帰国中です。残念なことに、一時、中国国内からアクセス可能であったWeb『宗教・文化研究所ゼミ』は7月現在でアクセス不能の状態です。

 さて、今日は宗文研ゼミで『吾妻鏡』講読会を継続されて、この7月にも行われるとのことなので、当方も同様な『吾妻鏡』輪読会の宣伝をさせてもらいます。

 個人的なことですが、わたしの恩師は故彦由一太先生です。先生が高校教師時代に始めた翆史会(神奈川県立横浜翆嵐高校)に参加したのがわたしの歴史との付き合いの始まりでした。これを母体として、1963年、政治経済史学会が発足し『政治経済史学』を発行して現在に至っています。本会の活動の一環として原典史籍研究会という史料輪読の部会があります。この中で、『吾妻鏡』輪読会は全文読破を基本として、会発足以前から現在に至るまで、中断することなく継続している部会で、おそらく現在稼働している各種の『吾妻鏡』輪読会の中で最古参と思われます。わたし自身は『増鏡』部会に最初参加していたので、『吾妻鏡』部会は途中(2回目輪読・現在5回目)からの参加ですが、それ以後は継続(但し、中国に行ってからは夏冬休みで帰国中のみ)して今日に至っています。通常は月に1回の輪読会、夏8月下旬には合宿を行います。今年の夏合宿は健保元・2年条を検討します。

 残念なことはメンバーが固定され、新風がないことです。ただ、原典史籍研究会は政治経済史学会会員のみが参加できるので、まず会員なられる必要があります。詳しいことは、政治経済史学会(〒195-0074町田市山崎町シーアイハイツD-305 電話042-791-9706会長彦由三枝子)にお問い合わせください。

 それでは、宗文研ゼミの『吾妻鏡』講読会の皆さん、互いにがんばりましょう。

シンポジウム「京都から古代を考える」

No.4921

 昨日、京都は祇園祭の宵々山。私の故郷でも浅間神社の祭礼が行われたはずです。その昔、まだ東京湾の埋め立てがされていなかった頃、神社のある山のすぐ下は海岸で、その向こうには富士山の姿が望めたものでした。

 昨日の卒論準備報告会、報告者ならびにコメントをいただいた出席者諸姉兄の皆さん、ありがとうございました。厳しい意見(私か?)もありましたが、4回生には大いに得るところがあったものと思います。

 次の日曜日に下記のようなシンポジウムが開催されます。全く場違いのようですが、私も参加させていただくことになりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シンポジウム「京都から古代を考える」

平安建都以来,1200年余の伝統をもつ京都の町。
この町が絶えず新たな文化的発信の源であり続けたのは,歴史的蓄積が深い町だったからです。
古代史各分野の指導的研究者と共にこの京都の地にあって古代を考えることで,
これからの京都の文化発信力をどの様に高めてゆくのか大いに語り合いましょう。

【基調講演】 
樋口隆康 京都大学名誉教授(奈良県立橿原考古学研究所所長)
『京大調査隊のシルクロードにおける古代遺跡調査』

【シンポジウム】「京都から古代を考える」

《司 会》天野幸弘 朝日新聞記者
《報 告》中井義明 同志社大学教授【西洋史】
冨谷 至 京都大学人文科学研究所教授【東洋史】
野口 実 京都女子大学宗教・文化研究所教授【日本史】
森岡秀人 芦屋市教育委員会【考古学】
鈴木正穂 京都市会副議長【同志社総合政策科学研究科講師】
《討 論》参加者の積極的なご発言をお願いいたします。

日時:7月23日(日)午後2時~5時
場所:京都文化博物館別館ホール
入場料:無料(返信先をご明記の上,往復はがきで下記事務局までお申し込みください。先着150名様にて締め切らせて頂きます)

主催:シンポジウム「京都から古代を考える」実行委員会事務局(代表者:中井義明)
後援:京都新聞社
はがき送付先:〒604-8799 京都市 中京郵便局留
シンポジウム「京都から古代を考える」実行委員会事務局宛 
問い合わせ:sympo723@hera.eonet.ne.jp

第16回 平安京・京都研究集会の御案内

No.4923

 上記のシンポと同じ日に、第16回 平安京・京都研究集会「都の東と西―中世・近世 洛外の交通―」が開かれます。
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第16回 平安京・京都研究集会
「都の東と西―中世・近世 洛外の交通―」
主催)平安京・京都研究集会 
後援〉日本史研究会 
 平安京・京都の都市史を多様な角度から学際的に検討してきた「平安京・京都研究集会」。昨年度は中世都市研究会京都大会開催のために休会としましたが、装いも新たにして再開いたします。
 都市としての京都は、それ単独で存在しうるものではありません。この巨大な都市は、周囲の地域との密接なネットワークの上に立脚してこそ成り立っていたのです。しかし、従来の京都都市史研究の中では、洛中の道路についての情報はかなり蓄積されてきたものの、洛外の街道ならびに中世畿内近国の道の研究は、関東に比してまだまだ不充分だといわざるをえません。今回のシンポジウムでは、洛中と洛外を結ぶ交通路の問題を、特に中近世移行期に焦点をあてて検討したく思います。
◎2006年7月23日(日)  11:00~17:00
 会 場/機関紙会館5階大会議室(京都市上京区新町通丸太町上ル東側[日本史研究会事務所のある建物]、地下鉄烏丸線丸太町駅[2番出口]より西へ3筋目を北へ)
 報 告/福島克彦(大山崎町歴史資料館、中世都市史)…………「中近世移行期洛外の交通と街道集落」
      河内将芳(奈良大学、中世史)…………「汁谷口と汁谷越」
     上田純一(京都府立大学、中世宗教史)…………「東寺口と西国街道」
     玉城玲子(向日市文化資料館、地域史)…………「京都近郊と西国街道」
 コメント/藤原良章(青山学院大学、中世みちの研究会)
 討論司会/仁木 宏(大阪市立大学、日本中世近世史)

☆参加自由(資料費500円をいただきます)☆

  ◆平安京・京都研究集会◆
事務局 602-8119 京都市上京区葭屋町通出水上ル 山田邦和方
    TEL/FAX(075)411-8903  携帯電話(090)9697-8052

平安京文化研究会例会の御案内

No.4924

 同じ日に、たくさんの企画が重なっているようです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◇平安京文化研究会の例会◇
とき 7月23日(日) 午後1~5時(時間厳守)
ところ
 神戸学生青年センター
 〒657-0064神戸市灘区山田町3-1-1 TEL078-851-2760/FAX078-821-5878 URL http://ksyc.jp
 ※会場費のカンパ(200円程度)に御協力下さいませ。

報告
1.藪本勝治「『平家物語』の延喜聖代観―蝉丸像を手がかりに―」
  【参考文献】
   服部幸雄「逆髪の宮(下・一)」(『文学』四六巻十二号、1978年)
   兵藤裕己『平家物語の歴史と芸能』第二部(吉川弘文館、2000年)
2.坂口太郎「後醍醐天皇の寺社重宝蒐集について」
  【参考文献】
   黒田俊雄「建武政権の宗教政策」(『黒田俊雄著作集』第7巻、法蔵館、1995年、初出1975年)
   阿部泰郎「宝珠と王権」(『岩波講座東洋思想』第16巻日本思想2、岩波書店、1989年)
終了後は宴会を予定しております(三宮界隈の予定)。
こちらも御参加下さい。

京女のキャンパス拡大!??

No.4920

 以下、京都女子大学のHPより。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
京都女子大学・京都女子大学短期大学部ではこのたび、京都国立博物館キャンパスメンバーズに加入しました。この制度は京都国立博物館と連携をはかり、博物館が所蔵する文化財を核として文化や歴史を学ぶ場を学生に提供するものです。具体的な連携内容は、学生証を提示することで何度でも平常展を無料観覧できること。そして博物館の各施設等(講堂・会議室・茶室)を利用する場合に利用料の割引を受けられるというものです。
京都国立博物館は本学の通学路の途中にあり、大学から徒歩5分。博物館に自由に出入りできるようになり、第2のキャンパスとして知的な出会いを楽しむことができます。
なお、特別展(別途費用が必要)を観覧する場合は大学から援助を受けることができます。

対象:京都女子大学・京都女子大学短期大学部 学生
    京都女子高等学校 生徒
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 これは、京女・京博ともにメリット多大なものがあると思います。昼休みにちょっと見学ということも可能ですし。授業にも使えますね。

公開講座講演録の出版計画。

No.4919

 「東山から発信する京都の歴史と文化」講演録の出版について、京都のある著名出版社から打診がありました。本日、その編集者(京女の院の御出身)が来室され、資料を提供して検討をいただくことになりました。御同席下さった佐伯君、ありがとうございました。

 ☆ 本日、国立歴史民俗博物館の小野正敏先生より、御高論「威信財としての貿易陶磁と場-戦国期東国を例に-」(小野正敏・萩原三雄編『戦国時代の考古学』 高志書院、2003)・『前近代の東アジアにおける唐物と南蛮物の交易とその意義』(平成14年度~平成17年度科学研究費補助金研究成果報告書 研究代表者 小野正敏)・『東アジア中世海道 海商・港・沈没船』(国立歴史民俗博物館、2005)を御恵送いただきました。
 威信財と権力者のアイデンティティの問題。興味深いところです。
 小野先生に、あつく御礼を申し上げます。

卒論準備報告会

No.4916

 佐伯さんいろいろとありがとうございます。遅くなりまして申し訳ございません。
 
 
 タイトルは「狛犬の原像と由来について」です。
 これまでやってきたことと今後進めていくことを発表したいと思っています。
 狛犬の原像を知るためには、一角獣と麒麟について知っておく必要があると思いましたので、今回は狛犬だけではなく一角獣と麒麟についても発表したいと考えております。

 
〈参考文献〉
 坂元義種「狛犬の原像について」(『日本古代国家の展開』上巻)1995年
 上杉千郷「宮中儀礼に於ける獅子狛犬の成立の思想」(『神道史論叢』)1984年
 井上 正「狛犬」(『神道考古学講座』第四巻)1974年

 神原正明「一角獣のいる風景」(『佐賀大学教育学部研究論文集』33号)1988年
 中野美代子『中国の妖怪』1984年
 出石誠彦「支那の古文書に現はるゝ麒麟について」(『支那神話傳説研究』)1973年
                                  
 土曜日は、至らないとこだらけだと思いますが、よろしくおねがいします。  
  

 

Re: 卒論準備報告会

No.4917

>西川さん・伊藤さん
タイトル・参考文献等、どうもありがとうございます。
尻池さんとあわせて、お三方とも参考文献を挙げて下さったので、
参加者はとっても自分の勉強にもなりますね(←自分も含めてプレッシャー)。

あと、報告者の方は、レジュメは一応12部ご用意下さい。
まあ多分、10部あれば足りるとは思うんですけど、+2はおまじないみたいなもんです。

Re: 卒論準備報告会

No.4918

 15日の卒論報告会。テーマがバリエーションに富んでいて面白そうで楽しみです。
 この日に発表しない人も早々の後日に。修論のお二人も夏休み明けには。
 来年、再来年に4回生になる青木さん、石井君、小野さんも時間があったらぜひ聴きに来てください。そして大いに質問してください。

 >岩田君 よくぞ古い映画をご鑑賞下さいました。
 民放テレビ局で日本語版にした「グーニーズ」は本当に翻訳といい声優の選択といい日本語版のお手本のような作品だと思います。