徳永和喜『薩摩藩対外交渉史の研究』刊行

No.4399

 昨年の鹿児島ゼミ旅行の際、黎明館で展示の御案内を下さり、メンバーをして「鹿児島の方はなんと親切なんだろう」、大内さんをして「展示の解説は引き込まれるほど面白い」と感嘆せしめた徳永和喜先生の博士学位論文が刊行されました。発行所は九州大学出版会。約500ページの大著です。
 徳永先生は現在、鹿児島県歴史資料センター黎明館調査史料室長・鹿児島大学教育学部非常勤講師。私とは青山学院大学院時代の学友です。故郷の鹿児島に戻られてから高校教員を経て、黎明館に勤務され、九州大学大学院で学位を取得されました。
 素晴らしい研究成果のつまった一冊。嬉しい限りです。
 徳永先生、本当におめでとうございました。そして、御恵送いただきまして恐縮に存じます。さらなる御研究の発展をお祈り申し上げる次第です。

 そして、もう一件。同様に鹿児島ゼミ旅行の全スケジュールでお世話になった川辺町教育委員会の新地浩一郎さんから、「古代~中世の大規模集落跡で、九州本土の影響が指摘されていた喜界町山田の城久(ぐすく)遺跡群で、8世紀末~10世紀の中国・越州窯系青磁が出土。これは福岡・大宰府などで出土する遺物で、喜界島はその分布の南限にあたることから、畿内政権の勢力範囲を知る手掛かりになりそうである」という耳寄りな情報が届きました。
 新地さん、ありがとうございました。

古代學協会編『仁和寺研究』第5輯

No.4403

 同窓の徳永先生が大著を刊行されたのに比し、このところたいした成果をあげていない私は身の置き所を失うわけですが、ようやく拙文(短い史料紹介ですが)掲載の雑誌が世に出ましたので、執拗ながら再度紹介させていただきます。

 『仁和寺研究』第5輯(編者・発行者:古代學協会、発売所:吉川弘文館、平成17年12月20日発行、本体4000円)
  構成は以下のとおりです。

  「小論 仁和寺の宗教」                              宮本光研
  「仁和寺本『系図』の研究・翻刻(二)」                     関口 力
  「仁和寺本『系図』に描かれた閑院内裏の陣中」               野口孝子
  「仁和寺本『系図』収録『平安京図』に見える篝屋の設置地点について」 野口 実
  「仁和寺編年史料(二)」                             古代學研究所編
  「図版解説」

 拙文では、あらたに検出された篝屋設置地点の紹介と、この史料の成立時期についての考証が行われています。

 ☆ 目下、京都女子大をはじめ主な私立大学は期末試験の真っ最中で、それが終わるとすぐに入学試験。年度末の事務的な仕事も重なってとても忙しい時期です。
 ということで、明日開かれる『台記』研究会に御出席の先生方、研究者の皆様。私の報告は、上記拙文の抜刷をレジュメ代わりとするという、実に手を抜いたものとなりますことを、事前にお断り(お詫び)申し上げておきます。

 ☆ 伊豆の調査に同行されるメンバーへ
 幹事の山内さんが試験中ですので、代わって連絡しておきます。
 ① 京都からの交通手段として、岩田君が自家用車を提供して下さるとのことです(交通手段の選択は各自主体的にお願いいたします)。
 ② 発掘調査現場の見学は最終日の28日に設定されました。

 ☆ 『紫苑』執筆のメンバーへ
 編集長の山岡さんが試験中ですので、代わって連絡しておきます。
 原稿未提出の人は、早々に添付ファイルにして山岡さんに送信してください。また、図版など添付できないものについては、その大きさ(『紫苑』の一ページ全部か半分かなど)を山岡さんにお知らせ下さい。

伊豆の調査に同行されるメンバーのみなさんへ、補遺

No.4404

>野口先生 昨日はおじゃまいたしました。各種ご案内ありがとうございます。

 岩田の用意するクルマですが、97年式のスズキワゴンRです。いろんな評価もありえますが、まぁ「ポンコツ」というやつです。ぎちぎちに詰めれば、運転手含めて四名様までご乗車いただけます。CDプレーヤーは付いてません。

 また、二月には伊豆の調査旅行の事前学習会や、例会などが予定されております。
 伊豆の調査旅行にご参加の(特に院生クラスの)みなさんは、事前学習会の分担を、四の五の言わず積極的に引き受けましょう。
 例会については、日程の調整が付き次第、ご案内いただけると思います。
 『吾妻鏡』の講読は、例会の日程に合わせて開催する予定です。昼間に『吾妻鏡』、夕方から例会、という運びを予定しています。

 三月には、私案ですが、また論文講読の勉強会などを開催したいと思います。内容や日程等については、『吾妻鏡』の講読会や、例会、当掲示板などでご意見を頂戴したいと思います。
 また後日、ご意見を募りたいと思いますので、興味を持たれた方はいろいろとアイデアを温めておいてください。

伊豆研究旅行の日程が決定しました。

No.4396

 伊豆研究旅行の日程が決定致しましたのでご連絡致します。
 日程は2月26(日)、27(月)、28(火)の3日間です。
 旅行の詳細が決定しましたら、また掲示板にアップいたします。

 今回は様々な方から参加のご希望を頂いたのですが、色々な制約から日程を合わせられない方もいらっしゃいました。本当に申し訳ありませんでした。
 なお、途中参加を希望される方は勿論歓迎いたしますので、上記アドレスまでご連絡下さい。

調査旅行・古代学協会のこと。

No.4397

 山内さん、ありがとうございました。
 今回の旅行は、調査旅行への同行をお誘いしたというのが本旨ですので、参加希望者の御都合には従来のように配慮できませんでした。この点、御了承下さい。
 準備にあたって、参加できないメンバーにもいろいろ御協力を頂くこともあろうかと思いますが、何卒宜しくお願いいたします。

 『古代文化』の編集委員を委嘱されている関係もあり、(財)古代学協会の現状について、いずれお知らせする必要を感じておりましたが、本日の京都新聞一面にその概要が報じられておりますので、ぜひ御覧下さい。
 なお、『古代文化』の編集委員会は昨年10月21日を最後に開催されておらず、『古代文化』が今後どのような形で刊行されるのか、その明確な方針については、私のもとに連絡はありません。
 なお、すでに私個人としては、月刊での刊行の継続を書面で要請いたしております。

Re: 『古代文化』のこと

阪本敏行
No.4402

『古代文化』を定期購読しているわけではありませんが,年に何回か行く大阪のA古書店で,時々自分の研究に関係する論文<世界考古学,古代中世日本史>がのっている号だけ買ってきます。しかし,直接関係なくても他の論文の中も読み応えのある論文が多く,立ち読みに時間を費やしてしまい,A古書店に迷惑をかけることもありました。
いずれにしても,『古代文化』が発行されなくなると思うと,ほんと困ってしまいます。何とかならないものでしょうか。協力できることは何でもしますが・・・・。

紫苑について。

No.4391

>紫苑執筆中の皆様
1月23日夕方五時までに紫苑の完成原稿を野口先生の研究室まで、ということになっていましたが、以下のように変更になりましたのでご注意ください。

・1月23日の夕方五時までに上のアドレスまで原稿を添付ファイルで送ってください。
・表・図・系図を掲載予定の方は、その図などをどこで使用するのか明記してください。
・添付ファイルで送信が不可能な図などについてはその旨を明記してください。

これをもって印刷屋さんに入稿しますので、くれぐれも誤字などのないようにお願いします。

なお、大内さんは、原稿は完成しておりますので、送信する必要はありません。

『紫苑』もう一息。修論、お疲れ様。

No.4395

 院生は大丈夫でしょうが、『紫苑』原稿の提出にあたっては、最低、以下の三点は徹底してください。
 ・何度も読みなおし(音読するとよい)、より文意が明確になるように推敲すること。
 ・引用史料については、必ず典拠にあたって誤りがないか確認すること。
 ・本文と注が対応しているか確認すること。

 『紫苑』原稿の提出は週明けですが、今日は長村君たちの修論の提出日だったはずです。お疲れ様でした。鹿大の卒論もそろそろでしょうか?

 ☆ 来年度、共同研究メンバーのみなさんへ
 宇治市歴史資料館の杉本宏先生の御著書『宇治遺跡群』(同成社,1800円)が出版されました。昨年刊行された『佛教藝術』279号(特集 宇治の考古学・藤原氏別業の世界)とともに、宇治に関する最新の考古学的成果を知る上で基本的な文献だと思います。

Re: 紫苑について。

長村祥知
No.4400

ご無沙汰しております。

十二月中旬頃から極度に不摂生な生活を続けてきたので、今日からまともな生活をしようと思っていたのですが、起きたら夕方の五時でした。さらに七時すぎまで二度寝・・・

紫苑執筆のみなさま、見直す時間が残されていることがうらやましい限りです。あと少し、がんばってください。
山内さん、旅行の幹事お疲れ様です。よろしくお願いいたします。

次は博士論文。

No.4401

 長村君、ぐっすり休んで、いつものようにたくさん食べて、息を吹き返してください。
 さて、そして次はいよいよ博士論文ですね。楽しみにしております。
 
 少年老い易く学成り難し   日暮れて道遠し

 本日、テレビ朝日の報道ステーションでザ・フォーク・クルセダーズの懐かしい映像が放映されていましたが、フォークル解散当時、北山修氏がまだ22歳であったことに今さらながら驚かされました。
 あのころ、私は大のフォークル、とりわけ北山修氏のファンでありました。このことが若い頃、京都への憧れを増幅させたことは間違いありません。LP2枚が現存します。
 そのうち、ギター片手に・・・迷惑ですよね。

>田中さん  チラッと申し上げたことを、よくぞ記憶に留めていただきました。

薩摩蒸氣屋のお菓子。

No.4386

 昨夏の南九州ゼミ旅行の際、黎明館で実習中だった京女4回生の小野今日子さんから、鹿児島の銘菓「かすたどん」などを頂きました。本日の史料講読会に供出する予定ですが、それまでのこっているかどうか?
 小野さん、ありがとうございました。小野さんがゼミ長をしている稲本先生のゼミのゼミ旅行は蟹の美味しい山中温泉だそうです。
 また、歴史交流館金峰の宮下貴浩先生から交流館前で撮影した記念写真を御送信いただきました。極めて鮮明によく撮れています。
 宮下先生、ありがとうございました。

 >ゼミメンバー諸姉兄  伊豆のゼミ旅行は日程的、経済的に無理のないように参加の諾否を決めて、早々に山内さんに御連絡下さい。何事も余裕が肝要ですから。

 >同志社の石井君  申しわけありませんが、貴兄のメールアドレスが不明になってしまったので、御手数をおかけしますが、一度、私宛にメールを送信して下さい。

昨夏の鹿児島、今春は伊豆へ。

No.4390

 今日は山内さんと伊豆調査旅行の協議。
 今回の旅行はあくまでも、調査旅行にゼミメンバーが同行、というのが本旨ですから、参加についてはあまり無理をしないようにお願いします。
 共同研究のパートナーである山田邦和先生にも車の供出をお願いいたしました。これで参加者の交通費の負担は軽減できるでしょう。また、宿泊費についても2泊の場合、1泊は素泊まりでもよいと思います。

 さて、今日は鹿児島デーのようだったらしく、午前に小野さんから薩摩蒸氣屋のお菓子を頂いたのに続いて、家に戻ったところ、昨年のゼミ旅行の際にお世話になった尚古集成館の松尾千歳先生から、先生の新著『鹿児島歴史探訪』(高城書房)と同じくお世話になった寺尾美保先生の編集による『失われた琉球船復元 -尚古集成館「平成の大改修」特別展図録-』が届いていました。ともに歴史好きの鹿児島旅行には座右の書と言うべき本だと思います。
 松尾先生にあつく御礼を申し上げます。
 ちなみに、今夜テレビで放送された2時間ドラマの舞台も鹿児島でした。

 山田ちさ子さんからも美味しいお饅頭とチョコレートを頂きました。研究室はお菓子屋さんのごとき有様です。

 ☆ 金澤正大先生より、『政治経済史学』に発表された以下の3点の御高論を、pdfファイルとして添付ファイルで御送信いただきました。
   「甲斐源氏棟梁一条忠頼鎌倉営中謀殺の史的意義」(1989~2003)
   「蒲殿源範頼三河守補任と関東御分国」(1997)
   「寿永二年八月源氏諸将国守の史的意義」(2003)
 金澤先生に、あつく御礼を申し上げます。

伊豆調査旅行の幹事に山内さん。

No.4381

 伊豆旅行の幹事に山内さんが立候補してくれました。ありがとうございます。
 昨年同様、教員をしている人は参加が難しいと思いますが、日程は二月の下旬がよいと思います。
 私を含めて参加者が6名以上の場合、京都から直接行くにせよ、三島で集合するにせよレンタカーを借りなければなりません。その場合、運転の出来る人の参加が前提になります。
 調査・見学日程は二泊三日で組まれると思います。宿泊料などの経費については各自ご勘案下さい。
 幹事さんは、日程、参加者の数、宿泊費用で苦労されると思いますから、このあたり八井君をはじめ、幹事経験者の御協力を御願いいたします。
 見学先は頼朝・北条氏関係の史跡が中心になりますが(参加者が決まったら、事前の打ち合わせ、学習会を開きたいと思います)、現地で発掘調査にあたっておられる研究者にお願いして北条氏邸跡の御案内・調査成果の御教示をいただくことがメインで、これは平日に設定しなければなりません。
 私からのアナウンスは、この程度です。

 ◇ 例会報告のお申し出がありました。
  龍谷大学大学院の坂口太郎君から、三月(中旬か下旬ぐらい)例会での報告を希望する旨の連絡をいただきました。坂口君ありがとうございます。
 報告内容は、「後醍醐天皇の寺社重宝蒐集に関わる話」ということです。
 詳しい日程や正式な発表テーマについては後日、御相談の上、お知らせしたいと思います。

 ※ 興味津々の御報告。楽しみにしています。
  安倍晴明や『平家物語』にも造詣が深いばかりか、南北朝政治史の研究家でもある<考古学者>山田邦和先生も、ぜひ御出席下さいますように伏してお願い申しあげる次第です。

山内さんお世話様です

山田ちさ子
No.4382

野口先生、みなさま、こんにちは。山田ちさ子です。

山内さん、幹事役、お世話様です。
伊豆へぜひともお連れ下さいませ。
山田も日程によっては参加させていただきたいと申しております。
あわせてよろしくお願いします。
京都からなら無理ですが、三島からなら喜んでレンタカー運転しますとのこと。

坂口さんのご報告、楽しみにしております♪

次回、『吾妻鏡』など

No.4383

 先日、山本さんからもご連絡いただきましたが、遠くに沈んでしまいましたので、次回『吾妻鏡』のご案内です。

 範囲:建保元(建暦三)年五月七日条・八日条・九日条・十日条
 日時:1月16日(月)、15:30~(予定)
 場所:京都女子大学宗教・文化研究所共同研究室

 同じ時間に、『紫苑』のことや、今後の例会の日程のこと、春休みに何か勉強会をするかどうか(するなら、どんなことをするか)、伊豆旅行のこと、なども一緒にご相談できれば良いと思います。

>野口先生 失礼致しました。↑のとおり修正を施しました。

Re: 伊豆調査旅行の幹事

No.4384

みなさん、幹事職立候補おくれてしまい申しわけありませんでした。
参加希望は、現在の所は野口先生、長村君。山岡さん、山田ちさこさんです。
 おそらくレンタカーも必要となってくるので、運転手さんも同時募集中です。
 日程・史跡見学の場所なども追々決めていきたいと思います。
 随時参加希望の方は、上記のアドレスまでお願いします。

伊豆調査旅行、付け足し。

No.4385

 山内さん、よろしくお願いします。
 なお、参加希望者ですが、真っ先に表明した佐伯君がおられます。立花さんもかな?
 それから、経費節減のため、私は京都から車で行くつもりです。同じ考えの方は御同乗下さい。
 山田先生に御参加いただければ幸甚です。2月末の御予定をお知らせ下さい。
そして、参加者の負担軽減のため、よろしければ京都から車を出して頂ければ幸いです。
東名沼津インター辺りから三島を経て、韮山には、自宅から7時間もあれば到着できると思います。

 ☆ これからの例会ですが、佐伯君、坂口君の他に、同志社大学大学院の雨野さんにもお願いしています(日程についての交渉は山岡さんにお願いしてあります)。

 >山本君・岩田君  明日16日の『吾妻鏡』、よろしくお願いいたします。
  なお、「宗教文化研究所」ではなく「宗教・文化研究所」ですから、くれぐれもお間違いのなきように、お願いいたします。

 「歴史家にとって、正確は義務であって、美徳ではない」(ハウスマン)

 ◎ 女子駅伝、京都圧勝。このところ、スポーツの世界では近畿勢の活躍は目覚ましいものがあります。沿道のテレビ中継では、同志社・京大はパスされましたが、白川通りの京都造形芸術大学がコメント付きで紹介されていましたね。
 どなたか、見に行かれましたか?

Re: 伊豆調査旅行の幹事に山内さん。

末松憲子
No.4388

おくればせながら、あけましておめでとうございます。
野口先生・ゼミの皆様に実りあるよい一年が訪れるよう、お祈り申し上げます。

家のほうがばたばたしておりますので、残念ながら今回の旅行にも参加できそうにありません。
残念!
皆様楽しんできてくださいね~^^

>田中さん
伏見稲荷のおみくじは確か48種類くらいあるらしいですよ~
そんなに多いと、何が何の上なのか、本当にわからないですよね^^
もうすぐ修論の締め切り!わたわたしております(ふぅ、遠い目)

私もぜひぜひよろしくお願いします。

No.4389

佐伯です、こんばんは。
レスが遅くなりまして申し訳ありませんでした。

>山内さん
ぜひぜひ私も参加希望ということで、よろしくお願いします。
取り急ぎ、メールでもご連絡差し上げますので。

よろしくおねがいいたします

No.4392

こんばんは、薗田です。
12月の忘年会は欠席していしまい、申し訳ありませんでした。
野口先生、お約束しておりましたCDは無事に届きましたでしょうか?

先日メールを山内さんより頂戴しました。
参加希望でよろしくお願い致します。
東名を運転する技量はちょっと・・・ございませんが、
運転主候補として名乗りを上げます。

斎宮と伊勢平氏、そして帰省のお土産。

No.4380

 斎宮歴史博物館の天野秀昭先生から、同館で平成九年に開催された特別展『中世の斎宮-斎王と中世王権-』の図録と御高論「中世の斎宮-方画地割との関連から-」(『Mie history』9)を御恵送いただきました。
 先般現地を歩き、さらにこれらを拝読させていただいたことで、斎宮にたいする認識が大変明確になりました。同時にこれまでもっていたイメージが一変しました。斎宮の空間構造の変遷を、王権論の視角から平安京・京都のそれと比較してみることはとても意義深いものと思われますし、また斎宮と伊勢平氏の関係についても再検討が必要なようです。「四保内溝湟」については両方からのアプローチができるでしょう。
 伊勢平氏との関連について言えば、ゼミ旅行の際に訪れて地元の方に案内していただいた斎宮に近い「河田」にも注目したいところです。
 天野先生(奥様は京女の御出身の由)にあつく御礼申しあげます。また、次回の講演を担当される山田先生には、ぜひその機会に斎宮跡をじっくりと見学してきていただきたいと存じております。そして御感想は「平安京閑話」ではなく当掲示板へ。

 ☆ 昨年末に目出たく卒論を提出された京女4回生の立花美香さんから広島のお菓子、また、これからの当ゼミの<面倒>を一身に背負ってもらう予定の「期待の星」同志社2回生の石井一英君から湯河原のお菓子を、それぞれ帰省のお土産にいただきました。ごちそうさまです。
 16日の『吾妻鏡』講読会に参加される方はお楽しみに。

『紫苑』第4号、編集開始。

No.4377

 いよいよ『紫苑』第4号の編集作業が開始されました。岩田君・山岡さん・山内さん・立花さん・尻池さんの論文・研究ノートの原稿はほぼ形が整っていますし、大内さんと山本君によるゼミ旅行の記録は完成原稿をいただきました。論文等については23日までに完成していただき、2月の初頭には印刷屋さんに入稿という段取りです。編集長の山岡さんは御自身の原稿もあって負担が大きいと思いますので、執筆者の御協力をくれぐれもお願いいたします。

 今月の活動予定は、すでに山本君が書き込んでくれたように16日に『吾妻鏡』の講読会を行うほかは、年度末試験・入学試験の期間に入りますので、史料講読会・例会の予定はありません。ただ、月末に今まで行けなかった日帰りの見学旅行を実施しようという私案をもっています。行き先の候補は小浜・安土などがあげられていましたが、とりあえず近いところで浄瑠璃寺などはどうかと思っています。参加可能の人数は4名、交通費はタダです(どうしてかはお察しの通りです)。参加希望者は都合のよい日を確定の上、御連絡下さい。

 伊豆の調査旅行については、何人かの方から参加希望の申し出がありました。ただ、日程については調整の必要がありそうです。どなたか、まとめ役を引き受けてくれれば話が進むことと思いますので、立候補をお待ちします。

 なお、2~3月は授業がありませんから例会・史料講読会を積極的に行いましょう。例会については、すでに佐伯君から報告の希望が出ております。

 昨年のゼミ旅行の写真、『紫苑』にも載せたいと思いますので、お持ちの方はよろしくお願いいたします。永富さんのデジカメの写真には鹿児島大学の皆さんとの宴会の写真もありますので期待しています。鈴木君、よろしくお願いいたします。
 東大史料編纂所前での集合写真がどうしても見つからないのですが、尻池さんは如何でしょうか?

初、間違い。

No.4379

 本や論文を書くと、きまって完成してから誤植に気がつくものですが、年頭早々、それも自らの年賀状に誤りがありました。自宅のメールアドレスのneの前のドットが一つ多かったのです。
 このことをわざわざ葉書で教えてくださったのは、私が千葉の県立高校で教員をしていた当時の教頭先生です。この先生は御子息が研究者の道を進まれていたので(現在、東工大の教授)、私に親近感をもってくださって、研究の継続について、ずいぶん励ましていただきました。教科は物理ですが、その意味では恩師の一人です。若い頃は佐倉高校で教鞭をとられていて、かのミスターこと長嶋茂雄もこの先生の教え子です。

 それにしても、メールアドレスはドット一つでも間違えるとまったく無意味なものになります。『紫苑』執筆のメンバー諸君、おおいに気をつけたまえ!書いたものは何度も読み直し、推敲を重ねてください。
 自分の間違いの話から、お説教に転ずるのは私の常套手段です。おゆるしあれ。

 ちなみに、年賀状には将来の研究課題として「東国における親鸞」を掲げたのですが、これについては大学院修士課程で机を並べた友人から課題とすべきテーマと参考文献をA4用紙二枚にわたって御教示をいただくことができました。
 彼には院生の頃、文献の検索の仕方や論文の書き方など、研究をする上で基本的なことを教えられ、またプライベートな面でも大変よい影響を与えてもらいました。彼は今、浄土真宗の僧籍にあります。また、私の導き手としていろいろ教示をいただきたいと思っています。本当に人生というのは(PC同様に)奇なるものです。

>出雲高校の杉谷さん  今夜からNHKテレビで出雲の阿国のドラマが放送されるとのことで、楽しみにされていることかと思います。あるいは、勉強でそれどころではないのかもしれませんが。もし、御覧になるようでしたら、感想をきかせてください。

>出雲高校の伊藤さん  メールありがとうございました。大國さんたちにも、どうぞよろしく。

伊勢の斎宮博物館で頼朝を語って来ました。

No.4373

 三重県立斎宮歴史博物館における歴史講座「源平合戦とその時代」(5回シリーズ)の第4回「源頼朝と東国武士団」、無事?に済ませて参りました。
 満席の会場で熱心に話を聴いてくださった皆様、ありがとうございました。そして次回の山田先生のお話に御期待下さい。
 なお、講演の前後、博物館やその周辺の史跡を御案内下さった斎宮歴史博物館の天野秀昭先生および今回の講座を担当された財団法人国史跡斎宮跡保存協会の松月浩子先生にあつく御礼を申し上げます。講演に行ったというより、私自身が大変勉強になった一日でした。
 2004年2月に実施された伊勢ゼミ旅行のさい、私は「いつきのみや歴史体験館」には行けなかったのですが、今回、御案内をいただき、末松さんが十二単を身にまとった現場を確認することが出来ました。さすがに、衣装を着ることまではいたしませんでしたが、木靴の履きごこちや蹴鞠の感触を味わせていただきました。盤上遊技というよりもむしろ中世では博奕だった「すごろく」も実際にやってみることが出来るようになっていて、興味津々といったところでした。
 帰りの近鉄電車の車中から若草山の山焼きが望見できたのも、思いがけない収穫でした。松阪の駅で「松阪牛弁当」、大和八木の駅で「柿の葉寿司」を買い、帰宅後、ビデオにとっておいた大学ラグビーの決勝戦を見ながらいただきました。早稲田の圧勝に感激し、いい気になって食べ過ぎ状態です。

 今日は京都と三重県を近鉄で往復したわけですが、これはすなわち伊賀国を東西から横断したということで、伊賀の地理的性格について再考しなければならない。また、13世紀半ばから14世紀半ばまでの約1世紀の間、この国の守護が千葉介であったことについて、もう一度考えてみたい・・・と思い至りました。何か関連する史料・研究などがございましたら、宜しく御教示下さい。

>金澤正大先生  お書き込みをありがとうございました。ずいぶん以前より、先生の御研究からは多くの学恩を蒙らせていただいております。拙文など御高覧に供させていただきたいと存じますので、もし、宜しければ国内における送付先を当方のメール宛てに(赤い文字の名前をクリックしていただきますと、メール送信が出来ます)御教示いただければ幸いに存じます。なお、今後ともよろしくお願い申しあげます。
 ちなみに、当ゼミメンバーも一名、北京の大学に留学中です。

Re: 酒呑童子の会の「大坂冬の陣」

No.4374

 野口先生、斎宮歴史博物館でのご講演おつかれさまでした。
 遅ればせながら、1/6(金)に行われました、元木先生のご案内による新年会の報告です。

 当日は18:00に梅田〈スエヒロ〉http://r.gnavi.co.jp/k345800/menu3.htm
にて集合、まずはビールなどで乾杯いたしました。
 洋食好きの私としてはたまらないメニューの目白押しでしたが、特製牛ロースのタタキ・イカのお造り・貝柱マリネ・ポークジンジャーステーキ サラダ添えなどをまずいただきました。牛ロースのタタキは、お肉はもちろん付け合わせの野菜にも味が染みこんだ逸品。ポークジンジャーステーキはお箸で簡単に切り分けられるほどの柔らかさでした。こちらの付け合わせの野菜もとても美味しかったです。
 その次はカキフライをいただきました。こちらのカキフライは、近年食べたことのあるカキフライの中で(ということは今まで食べた中で)いちばん美味しかったです。黙々と味わいましたが、叫び出したい旨さでした。このへんですでにそろそろおなか一杯だったので、数個しか食べられなかったのが残念です。
 その後、特製ビーフシチューとシーフードピラフをいただきました。ビーフシチューは肉の旨味と赤ワインの香りが絶妙でした。〆のピラフはなんでまたあんなにおいしいんでしょうね。
 デザートにいただいたフルーツも本当に美味しかったです。
 …というように、新年から申し訳ないくらい美味しいものをたくさんいただきました。
 その後、新阪急ホテルのバーに移り、しばしご歓談。私はもっぱら聞き役にまわりましたが、ここではピアノの生演奏を聴くことができました。ピアノといえば自動演奏(そういうのは大抵どこかで半音ズレてる)くらいしか知らない者にとっては、これまた未知との遭遇でありました。
 元木先生、ありがとうございます。

 ところで今日はこのあと14:00から高校サッカーの決勝です。高校サッカーを80分観るのはけっこう疲れると思うのですが、決勝に進んだ滋賀の野洲高校は確かにちょっと他の出場チームとは違うので、興味のある方はどうぞご覧下さい。
 印象を一言でいうと、イングランドプレミアリーグのアーセナルのような(それが大袈裟なら、アーセン=ベンゲルさんが監督だった頃の名古屋グランパスのような)攻撃の組み立てをするチームです。DFラインはあまり動きませんが(それでもボール回しはうまい)、中盤から前ではうまくスペースを使いながら選手が流動的に動いてテンポ良くボールを回し、アタッキングゾーンではドリブルなどを駆使して攻めるあたりが、上に書いたようなチームを彷彿とさせます。
 ただ、たまに軽いプレーがあったり、中盤のボール回しのペースが単調であったりする(グランパスでいうストイコビッチ、アーセナルでいうベルカンプがいない)ので、そこを鹿児島実業に突かれたらどうするか…と思わないではないですが。

>野口先生 松阪の駅で「松阪牛弁当」というのをお買い上げになったそうですが、蓋が牛の顔で、その蓋を開けると「ふるさと(兎追いし彼の山~)」のメロディーが流れ出す…というお弁当も一緒に並んでなかったでしょうか。以前そんなお弁当を見たことがあるのですが。

団塊世代の老齢化と大河ドラマの配役考

No.4375

 さすがは酒呑童子の会。豪華メニューを拝見しただけでまさに「垂涎」。

 昨夜はラグビーの後に大河ドラマの録画まで見てしまったので眠くて仕事になりません・・・との口実で、また出て参りました。
 
 体力の衰えは覆うべくもありません。その端緒は20代の後半から(八井君もそう感じているらしい)。それまで、東京発の夜行バスで早朝京都に着いてすぐ飛鳥や安土あたりに飛びしていたのが、そうは行かなくなったのは大学院のDCに入った頃のことでした。でも、博士論文を執筆した時は問題山積みの新設高校のクラス担任・社会科主任で、通勤時間は片道2時間半、睡眠時間3時間で生きていられましたから、今とは比べようもないほど元気だったとは思います。
 
 山本君や薗田さんからいただいたゼミ旅行の写真の中の己の姿を見ると、本当に年をとったと思います。それにひきかえ、柴又の帝釈天参道でお団子をほおばっている山岡さんや山内さんのなんとお若いこと。まあ、順番だから仕方ありませんが。
 
 そこで、昨日の大河ドラマを思い出すわけですが、あの配役には驚きました。桶狭間の合戦の時、まさに20代半ば頃だったはずの織田信長を信長の死んだ年齢より上の館ひろしが演じている。信長より若い木下藤吉郎(秀吉)にいたっては、名優とはいえさらに年長の柄本明。走り回ってさぞお疲れだったことと思います。館ひろしも柄本明も私より年長です(もっとも、あるサイトに学者の世界では還暦を過ぎても若手といわれる例として私の名前があげられていたそうですから、私は相当年寄りじみているのかも知れませんが)。
 
 元木先生流に解釈すると、今年の大河ドラマには団塊世代に対する「年金などアテにしないでもっと働いて税金(受信料も)を納めろよ」というメッセージが籠められているのかも知れません。しかし、人間というのは若い時と年をとってからとでは、内面も外面も別物のように変化するものでありまして、その妙が実に面白いのですが。

 それにいたしまても、今年の大河ドラマは私の守備範囲外の時代のお話しですので、商売っ気(言い換えると職業的使命感)をおこさずに多少気楽に見ていられるのが救いです。
 今川義元の江守徹はそれらしかったし、その家来に斬られ役の名優福本清三が出て、ちゃんと斬られていた(なかなか危険な演技だったと思います)のも嬉しいところでした。

 >岩田君 その、蓋が牛の顔というお弁当には気がつきませんでした。
  「兎肉弁当」の蓋をあけたら「ウサギ美味し~♪」というのはどうでしょう?
  お料理も西洋の歌も得意な佐伯君にでも作っていただきましょうか?

 >永富さん ゼミ旅行の写真。期待しています。なぜか史料編纂所前の集合写真と夏のゼミ旅行の写真が今のところ皆無なのです。尻池さんが持っているのかな?

 ☆ 先日、京女の図書館でお目にかかったT君をはじめ、修士論文を執筆中の皆さん、栄養と睡眠はしっかりとって、そのうえで最後の仕上げを頑張ってください。
 
 ★ そして、『紫苑』の執筆者の皆さん、締切はいよいよ明後日(11日午後2~4時受付)ですから。
   放りだして「三条大橋西詰」辺りに遊びに出ていたりいたしますと、即座に通報されかねない恐い世の中ですぞ!

Re: 伊勢の斎宮博物館で頼朝を語って来ました。

No.4376

今年初めて書き込ませていただきます。
 野口先生、ゼミの各位、今年もよろしくお願い申し上げます。

 岩田君、詳細な報告、有難うございました。
 こういってもらえるとご案内した甲斐があったというものです。
 修論関係者が一段落したら、次回を考えましょう。
 なお、スエヒロの「イタヤ貝」のから揚げも当方は好物です。
 
 その前の見学会、太融寺の淀殿(淀君ではありません)の墓、お初天神、梅田新道の大阪道路原票を見たあたりで午後4時、日が翳り、あまりに寒いので屋外を回避、天六の「住まいのミュージアム」に赴きました。ここで閉館まですごし、その後は駅前第三ビルの最上階の展望台に登ったのですが・・・
 この辺のご感想は山岡さんからお願いします。

 先生方には新書完成、御原稿ご進捗との事。羨ましい限りです。当方、一向に進まず、イライラするうちに休みも終わり。気分不快の極です。トホホ・・・

大阪見学会。

山岡 瞳
No.4378

 すっかり出遅れてしまいましたが、今年もよろしくお願いいたします。

 上の元木先生の書き込みにありますように、1月6日大阪で見学会が行われました。
 まずはじめに太融寺に行き、淀殿の墓をお参りしました。淀殿・淀君と何気なく使っていましたが、先生がおっしゃるまで淀君が蔑称になるとは知りませんでした。
 その後お初天神に。私はここで初詣を兼ねることができ、学問の神様である菅原道真を前に今年もしっかり勉強しようと決意を新たにしました。(今年は卒論提出が控えています・・・)また、このお初は曽根崎心中に由来するそうです。
 この日は本当に寒い日で、これ以上屋外にいては風邪をひいてしまう!!ということで地下鉄に乗り「住まいのミュージアム」に移動しました。近世の大阪の町並みが再現されており、照明で一日の変化を体感することもでき、さらに展示案内をされていた方が着物姿と、ちょっとしたタイムスリップを体験することができるようになっていました。下の階では近代の大阪の町並みを中心とした展示がされており、近世のようには再現されていませんでしたが、模型で町並みが再現されていました。床には大きな大阪の地図があり、鉄道の発達を踏まえながらの先生のお話を聞き、今の路線になるまでの経過を知りました。
 最後にビルの最上階から夜景を眺めました。あっちが京都で、こっちが・・・と丁寧な解説をしていただき、地理関係を掴む上で大変勉強になりました。残念なことに高いビルが多いため大阪城は見ることができませんでした。
 京都に住んで3年が経過しているにもかかわらず、大阪をほとんど歩いたことがない私にとってはどこも初めて訪れる場所ばかりで、人の多さに驚き、はぐれないように必死でしたが、大変充実した時間でした。

お忙しい中ご案内してくださった元木先生、ありがとうございました。

書き込みが遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。

Re: 中国からは閲覧不能?

金澤正大
No.4372

初めまして。冬休みで昨日帰ってきました。
中国では、「万里の長城」と称せられているWebのフィルタリングシステムがあります。
これで、国民に見せたくない情報をアクセス不能にしています。例えば、ダライラマ関係などです。見せたくないWebページのみをアクセス不能するのではなく、基本的にそのサーバーからアクセス不能にします。例えば、日本のinfoseek関係のWebは全部アクセス不能です。昨年の反日デモの後に、在中日本人のブログで現場写真を掲載したブログが原因と思われますが、そのブログサーバー全体(日本でも有数のブログサーバーです)がアクセス不能になり、数ヶ月後、サーバー側が写真ページを削除し、サーバーの技術的調不調が直ったのでアクセス可能になったと説明されました。
鈴木潤氏が、「野口ゼミのホームページは、僕の自宅にあるサーバで管理していますので
いわゆる公のものではなく、アンダーグラウンドなものとみなされてしまいます」と書かれているように、特に小サ-バーの多くはそれだけではじかれているようです。
したがいまして、中国では多くのWebがアクセス不能です。

2006年スタート☆

No.4364

☆明けましておめでとうございます☆

新年に入り丸一日が経過しようとしておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日は本当に良いお天気に恵まれ、まだ雪の残る京北では陽の光がキラキラと雪に反射し、その白さと澄み切った青空の色のコントラストがとても美しい元旦となりました。


旧年中は野口先生をはじめ、ゼミの皆様、そしてゼミのまわりで支えてくださる学界第一線の先生方、また、ゼミ旅行などでは各地の皆様など本当に多くの方々にお世話になりました。
おかげさまで当サイトも先日アクセス20万を突破し、ゼミメンバー同士の連絡や交流はもとより、この掲示板をきっかけとして新たなる出逢いや試みが生みだされているということは、とても素晴らしいことであると感じるとともにあらためて「縁」というもののに感謝せずにはいられません。

「管理人」とは名ばかりで、最近は書き込み頻度もめっきり減っているので野口先生に↓で感謝の言葉をいただくなど本当に恐縮ですが、微力ながら今年も当ゼミのますますの発展に貢献できればと思っております。

また個人的にも今年は春から教員デビューしたということもあり、本当に多くの出逢いがありました。
楽しいことばかりではなく当然つらいことや苦しいことも経験しましたが、そんな壁にぶち当たるたびにあらためて私には多くのヒトの支えがあることに気づかされました。
今日の元旦の雪のように皆様からの「光」をあびてそれを自分の輝きの要素としてプラスにいかしていけたらと思います。
どうぞ本年もよろしくお願いいたします。

笠さん>
ご無沙汰しております。
北海道の方が「異常」とおっしゃるぐらいの雪・・・相当すごいのでしょうね。
明日からまた寒くなるとのこと、どうぞ笠さんもお体に気をつけてくださいね。
今年こそ北海道へ遊びにいきたいです!(目標!!)
その時はどうぞよろしくお願いいたします

謹賀新年

No.4365

野口先生、諸先生方、皆様方。
あけましておめでとうございます。
昨年は、院政期・福原京に関するいくつかの成果を出すことができました。これも、この掲示板に集われる諸先生・皆様方のお陰であると感謝しております。本年もなにとぞよろしくご教導のほど、お願い申し上げます。さらに、ウチの奥様がおじゃましておりますが、そちらの方も併せてよろしくお願いいたします。

Re: 2006年スタート☆

No.4366

 永富さん、年頭を飾るにふさわしい素晴らしいメッセージをありがとうございました。
 実は出雲高校の生徒さんからも年賀のメールをいただいたのですが、若い人たちの心のこもった文章には、本当に心動かされるものがあります。
 
 山田先生、本年もどうぞよろしくお願い申しあげます。宇治の共同研究など、文献史学者(どころか国文学者)顔負けの考古学者である山田先生の御指導なくしては・・・です。

 大学ラグビーの同志社の敗退は残念でした。しかし、これをもって、このところスポーツで関西勢は関東勢に圧倒されている、と思ってはいけません。どうも関東の大学で活躍している選手には関西出身者が多かったりいたします。これは源平内乱期のいわゆる「東国武士団」の実態を考える上で示唆的でしょう。 

 ラグビーといえば、NO.4351で『朝日新聞で見るラグビー日本選手権の歴史』を御紹介いたしましたが、関東のある中世史の中堅研究者からも御注文をいただきました。この先生の御親族も早大ラグビー部と所縁がおありとのこと。縁の世界の広がりは不思議なものがあります。
 ゼミメンバーに限らず、御入り用の方、御連絡下さい。

 東北大学の柳原敏昭先生より、御高論「東北大学附属図書館所蔵「森潤三郎氏旧蔵米原文書」小考」(入間田宣夫編『東北中世史の研究』下)・「中世日本の北と南」(歴史学研究会・日本史研究会編『日本史講座第四巻 中世社会の構造』)・「中世万之瀬川下流地域の様相について-近世絵図を手がかりとして-」(羽下徳彦編『中世の地域と宗教』)を御恵送いただきました。あつく御礼申しあげます。
 また、柳原先生は最近「湊と海道の中世」というHPを開かれました。アドレスは
    http://www.honey.ne.jp/~szell/index.html
 
 柳原先生といえば、当BBS草創期に、美川先生・山田先生と熱のこもったクラシック音楽の論議を行われたことが記憶にございます。次回、御上洛の折にはぜひ、美川・山田両先生との会見の場を御用意申し上げたいものと存じております。

 女院論研究で御活躍の若手研究者の方からいただいた年賀状に、必ず二日に一度はこのBBSを開いていると書かれていました。せっかく開かれても記事の更新がなければ面白くありません。ゼミメンバーをはじめとする皆様の積極的な書き込みを期待しています。永富さんの仰るように、そこから新たなる出逢いや試みが生みだされることになれば、それは、とても素晴らしいことなのですから。
 たった2年で消滅してしまった青山学院大学史学科・野口ゼミや前任大学のゼミの卒業生の方たちも、楽しみにして御覧になってくれているとのことなので、私も頑張りたいと思っております。
 なお、昨年末、ゼミ古参メンバーの某君より、「掲示板に書き込んでいる暇があるのなら、さっさとNHKブックスの原稿を片付けなさい」という、ありがたい「諌言」をいただきました。
 石浜さん、この前にお渡しした原稿より、目下400字詰で70枚ほど書き加えておりますので(ご安心下さいorお許し下さい)。
 ちなみに、美川先生は、新書の原稿を、昨年末目出度く脱稿された由。大慶に存じます。

あけました。おめでとうございます☆

No.4367

野口先生、ゼミの皆さま、掲示板をご覧の皆さま
新年明けましておめでとうございます。
昨年は1月に北野天満宮で、12月に清水寺で「凶」を引いた私ですが、
今年は伏見稲荷で「後吉(のちきち)」を引いてきました。
何の「後」が「吉」なのか・・・・。現状がどうなのか、伏見のお稲荷さんは教えてくれません。そこが少しコワイところですが、何はともあれ何かが上向くならそれでいいや。
と思うことにしました。
 今年は昨年始めた仕事にも慣れ(る予定)、もう少し自分の勉強の時間を確保せねば
と思います。諸所の研究会や、ゼミ例会、史料講読会にも、もっと参加するつもりです
ので、どうぞよろしくお願い致します。

そういえば、伏見稲荷といえば末松さんはお元気かしら?(と、さりげなーく呼び出してみる)

あけましておめでとうございます。

No.4368

 遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
昨年中は『吾妻鏡』講読会などにおいて、講読会参加の皆様に大変ご迷惑お掛けしました。今年度こそは(毎年の決まり文句になっていますが)、しっかり勉強に励みたいと思います。
 ところで昨年は様々な事件・事故などがニュースを賑わしましたが、自分が一番印象に残ったのは、丸善が閉店になり、また今年は映画館のスカラ座・京都宝塚も閉館になるなど、四条河原町周辺の文化施設が次々と無くなってしまった事です。そして丸善が閉店後は、丸善が入っていた建物にカラオケ店がオープンするらしいのですが、これも活字離れの表れでしょうか?何か現代日本を象徴しているような気がします。
 ちなみに映画館では、ラストショーとして、「七人の侍」や「ベン・ハー」、「街の灯」など古典的名作が上映されるそうです(ちなみに料金は500円!)。ブラウン管でしか見たことの無い名作が、スクリーンで観ることができるというのは、映画ファンにとっては、この上も無い幸せですが、閉館の事を考えると複雑な気分です。映画に関しても昨年はリメイクやベストセラーの映画化などがマスコミを賑わせて、いわゆる話題作は多かったと思いますが、傑作と呼べる映画はあまり無かったと思います。個人的には、このようなかつての名作を上映する企画を、ラストショーとは言わず、定期的に行って欲しいです。
以上、愚痴っぽい書き込みになりましたが、今年もよろしくお願い致します。

>野口先生
 上記の古参メンバー某君とは、自分の事なんでしょうか?もしそうでしたら、忘年会の無礼講とは言え、大変失礼致しました。

 ***『吾妻鏡』講読会のお知らせ***
  今年最初の講読会です。講読範囲は昨年からの続きです。
  範囲:建保元年五月七日条・八日条・九日条・十日条
  日時:1月16日(月)・3:30から
  場所:宗教文化研究所共同研究室
  
  建保年間には実朝暗殺事件があり、その後はいよいよ承久年間に入ります。
  今年中には承久の乱直前までは進みたいです。
  
 

今年は「NO愚痴」でいきましょう。

No.4369

 山本君の言われるように近年の日本の文化状況には危機感を抱かざるを得ません。博物館や文化財関係の機関にお勤めの方から頂いた年賀状からも、その苦境が伝わってきます。

 それから、私が上に書いた「ゼミ古参メンバーの某君より」というのは不正確で、実はいろいろな方たちから(からかいも含めて)言われていることですし、実際自分でもそう思っていることです。ですから本当は忠告とかアドバイスとでも書けばよかったのですが、商売柄、時代がかった思考回路しか頭の中にありませんので「諌言」という表現をとってしまったという次第です。
 いつもながら、失礼なのはこちらの方です。
 山本君をはじめ、ゼミメンバーには、どしどし厳しい批判・苦言を頂きたいと思っております。もっとも、私は「甘言」に乗りやすいので、これには気をつけたいところであります。
 
 『吾妻鏡』講読会、今年もよろしくお願いいたします。

 『紫苑』の原稿、締切間近です(帰省中の山岡さんに代わって一言)。

 ◇ できれば2月の半ば過ぎに、伊豆北条氏関係の史跡調査に行きたいと考えています。
   同行希望の方は御連絡下さい。

 (追伸)あっ、そういえば、明日は酒呑童子の会の「大坂冬の陣」が開催されるのでしたね。
     御盛会を祈ります!

明けましておめでとうございます。

No.4370

昨年もかなり遅くご挨拶をした記憶が蘇ってきました。
いまさらですが、あけましておめでとうございます。
昨年はなかなか顔を出すことができず、今年もその状況が
劇的に改善することはないと思われますが、先生方、皆様よろしく
お願いいたします。
今年は昨年よりバランスよく力を配分できれば・・・と思っております。

このように書きながらも明日(書いている間に日付がかわってしまったので今日)から早くも授業(冬季の講習)です。