今日は、午前中の映画のおかげで、ほとんど仕事ができませんでした。
まあ、最低ノルマの原稿3枚だけは書きましたが。
とにかく、ALWAYS 三丁目の夕日 のホームページで、予告編を見たりしただけで、
まためそめそ泣いたりしています。
http://www.always3.jp/index02.htmlいろいろな関連ブログを読むと、
昭和30年代には生まれていなかった人も、一様に懐かしみ、というかそれ以上に、
実は、日本はこんなにすばらしい人たちのいる国だったんだ、なんて感想を持つようです。家族の情愛なんていうと、イエが重要だ、なんてうさんくさいレベルになりますが、
実は、アカの他人同士の身体的な情愛が、溢れんばかりに描かれているんですね。
家族がたいせつ、なんてことではない。モノより人間がたいせつ、というごくあたりまえのことを正攻法でえがいた娯楽作品なんです。
これは世代を超えた国民的映画だな、なんて思っていた、のですが。
いや、ちがうな、国境を越えるな。少なくとも同じアジア人なら、
どこでも共感をえられる映画なんではないか、と思い始めています。
日本と同じように、韓国はもう高度成長しましたし、中国はその真っ最中。
中国なんて、もう田舎と北京や上海などの大都市とは、
ほんとうにまったく違う世界です。
でも、中国の田舎のひとたちには、まだ情愛があふれている。
去年の秋、かつての侵略者の子孫である私たちを、
もうあふれんばかりに歓迎してくれました。
あの人たちとは、昭和30年代のように、心を通じさせることができる。
靖国に行って日本をアジアで孤立させようとしている亡国の首相の心は、
まったくわかりません。
その首相を支持する現代の日本国民の心も、私はよくはわからないのですが。
そして、きっと、この映画には、懐かしいアジアの情景があるのでしょう。