10月17日の『吾妻鏡』について

No.4166

 
 次回の『吾妻鏡』の講読会は、10月10日がお休みなので、10月17日に行います。
 
 場所:宗教文化研究所共同研究室
 時間:15:30~18:00ぐらいまで
 
 講読範囲:建保元年①三月廿三日条・②同月廿五日条、③同月廿八日条、④同月三十日条、⑤四月二日条、⑥同月七日条、⑦同月十五日条
 
 講読範囲は前回岩田さんが書き込まれた範囲が今日の講読会では終わらなかったので、続きから始めたいと思います。

後期ゼミの日程は?

No.4167

・『吾妻鏡』講読会
  場所:宗教・文化研究所共同研究室       時間:毎週月曜日15:30~18:00
 
・『百錬抄』講読会
  場所:宗教・文化研究所共同研究室       時間:?週水曜日?~?
  
・例会
  場所:宗教・文化研究所共同研究室
  時間:第二、第四週目の月曜日の18:00~(後期第一回目の例会は10月24日を予定)
     ※発表者の都合によって曜日が変更になることもあり。

↑というのが、山内さんと山本君からの告知を総合したところです。
 『百錬抄』の講読会については、京女のメンバーの都合を考えると水曜日になりそうですが、水曜は学外の研究会も多く設定されているので、毎週の開催は無理のようです。隔週か月一回程度で山内さん・尻池さんを中心にお考えおき下さい。なお、今月26日は別の研究会があって開催できません。
 
 また、4回生で卒論について相談のある人は、月曜日午後の『吾妻鏡』講読会の前に岩田君に対応してくれるようにお願いしてありますから、岩田君に直接御連絡下さい。

 なお、昨日は岩田君と山本君の指導のもと、『吾妻鏡』講読会が始動いたしました。久しぶりに田中さんも参加。田中さんの学友・同志社院DCの雨野さんも初参加されました。雨野さんは25年前の私の勤務先のあった某市の御出身なので、話の合うこと夥しく、今後ともよろしくお願いしたいと思っております。また、田中さんから洋菓子、立花さんから和菓子のお土産があり、「美味しい講読会」になりました。ごちそうさまでした。
 ところで、『吾妻鏡』建保元年三月六日条に出てきた「陣口」の鳥居の一件ですが、参考文献は、野口孝子「平安宮内の道-馳道・置路・壇葛-」(『古代文化』55-7,2003年)です。御覧おき下さい。

 >岩田君・山岡さん  資料をありがとうございました。

 ☆ 昨日、神奈川県愛川町教育委員会の山口研一先生から先生が編集に参画された新刊の『厚木・愛甲今昔写真帖』(郷土出版社)を御恵送いただきました。あつく御礼申しあげます。
 ちなみに、山口先生は、私の大学院の後輩です。

 ☆ すでに、私もNHK大河ドラマを視聴するのはやめておりますが、最近の放送で腰越状が取り上げられたようで、よく質問をいただきます。結論を申し上げると、私は腰越状の内容そのものから、これは虚構だと考えています。くわしくは上横手雅敬編著『源義経 流浪の勇者』(文英堂)所収の拙稿を御覧下さい。

Re: 10月17日の『吾妻鏡』について

初参加・雨野
No.4189

しばらくパソコンを使える環境になく、書き込みが出遅れて
しまいまして申し訳ありません。(自宅にPCがないのです・・)
先日は大変勉強になる会でした。
野口先生、岩田さん、山岡さんほか参加者の皆様、そして
会をご紹介くださった田中さん、大変感謝いたしております。
いろいろなお話の中に大きなヒントがたくさんあり、目から
ウロコの会でした。

また、野口先生とは思いがけず過去の複数の土地でご縁があった
ようで、実は私は野口先生の後を追って人生を歩んで来ているの
ではないかと思うくらいでした。
今回のこのご縁に改めて感謝いたしております。
田中さんのように気の利いた面白いことを言えるタイプの人間
ではないのですが、今後とも、どうぞご指導よろしくお願い
申し上げます。次回は、明日12日の会に伺う予定です。


後期の例会について

No.4165

 後期のゼミの日程がようやく決まりましたので、お知らせします。ゼミの例会は第二、第四週目の月曜日の午後六時から八時迄行うことになりました。場所は共同研究室です。後期第一回目の例会は10月24日を予定しております。

 なお『吾妻鏡』は前期と同様毎週月曜日の午後三時半から五時半まで行います。

※11月の例会の発表者はまだ決まっておりませんので、発表を希望される方は、山内まで
 ご連絡下さい。
※例会に関しては発表者の都合によって曜日が変更することもあります。

義経と大物浦の企画展で元木先生御講演

No.4163

 尼崎市教育委員会学芸員の楞野一裕先生から以下のような展覧会の御案内をいただきました。

 「義経と尼崎 悲運の船出と大物浦伝説」
会 期 平成17年10月8日(土) ~11月12日(土)
会 場 尼信博物館 3階展示室 (尼崎市東桜木町3)
 開館時間 午前10時~午後4時
 休館日  毎週日・月曜日と祝日
 主 催 尼崎市教育委員会

 尼信博物館 講演会 第1回 10月15日(土)
  元木 泰雄氏(京都大学大学院教授)「義経の実像-栄光と悲劇の背景」
             第2回 10月29日(土)
  砂川 博氏(相愛大学教授)「義経と弁慶-『義経記』の世界から」

 なお、展覧会・講演会についての詳細は下記を参照してください。
http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/web/contents/info/city/city03/rekihaku/shuuzouko/event/exhib/yositune/yositune.htm

 ※ ちなみに、会場はすこし離れますが、私も以下のごとく元木先生の前座をつとめさせていただきます。

   日時:10月6日(木)13:30~15:30
   演題:「義経の合戦と政治」
   場所:尼崎市立園田公民館 (尼崎市食満2-1-1℡06-6491-5496)

Re: 義経と大物浦の企画展で元木先生御講演

No.4194

尼崎市教育委員会の楞野(カドノ)と申します。はじめて書き込みさせていただきます。
展示会及び講演会をご紹介いただきありがとうございました。
展示会や関連事業の準備等の関係でお礼を申し上げるのが遅くなり失礼いたしました。
ところで、ご紹介いただきました元木先生、砂川先生の講演会は定員を超える申込をいただきましたので、受付終了とさせていただきました。参照先の当方のHPの更新に少し時間がかかりますので、この場をおかりしてお知らせさせていただきます。
展示会の方は尼信博物館にて好評開催中です。義経や源平合戦にまつわる屏風絵、錦絵、版本のほか、義経船出の地大物(ダイモツ)に関わる歴史資料として東大寺領猪名荘の荘園図や新出の東大寺文書、大物遺跡から発見された輸入陶磁器なども出品しております。ぜひご観覧ください。

「軍記・語り物研究会」に門屋君登場。

No.4158

 軍記・語り物研究会2005年 秋例会 が以下のように行われます。

  日 時: 10月30日(日) 13:00~
  会 場: 早稲田大学国際会議場
  発表者および題目:門屋敦 氏「『平家物語』における木曽義仲再考-延慶本を中心に-」
              岡田美穂氏「佛教大学図書館蔵舞曲「信田」について」

 ※歴史学の方でも、最近、中世前期の信濃武士団はブームになっているらしく、木曾義仲の勢力圏などについても新知見が発表されているようです。

 >門屋君 こちらで準備報告をお願いできませんか?
 >元木先生 ちょうど6時間前の11時14分、当方タッチの差で敗れたようです。

Re: 「軍記・語り物研究会」に門屋君登場。

No.4159

 野口先生、いやはやまったくの偶然ですね。
 まったく分単位で、ほぼ同時に書き込むとは、珍しいこともあるものです。
 別に競争しているわけではないのですが・・・
 
 亀岡文化資料館の件、横澤君の講演会とのことですので、奮ってご参加ください。
 竜谷での講義(講演?)をお聞きの山田ちさ子さん、もうすでにご存知と思いますが、いかがですか?

何が何でも馳せ参じます

No.4162

元木先生、おはようございます。
横澤先生の講演と聞いては、何が何でも馳せ参じますとも。
横澤先生の龍谷大学のREC講座では、平治物語を聴講させていただきました。
毎回整理整頓されたレジメと、わかりやすい講義内容に、すっかり魅了されております。後期の愚管抄が楽しみです。
ゼミのみなさんで、亀岡文化資料館の講演に行かれる方があったらご一報ください。
一緒にまいりましょう。

門屋さん、晴れの舞台、がんばってくださいね!

ゼミ連絡。後期の日程など。

No.4157

 ☆ 史料講読会・例会日程について
 後期のゼミ講読会と例会の日程ですが、『吾妻鏡』は月曜午後で決定。『百錬抄』は京女の学部生の都合を優先しますが、どうも水曜午後に落ち着きそうです。
 問題なのは例会で、従来の水曜夜に不都合が生じた人が複数おられますので、月曜の『吾妻鏡』の終了後の時間に設定するという案が浮上しています。ただし、例会については発表者の都合もあり、また公開研究会にする場合もありますから、そのようなときは土曜の午後に行いたいと考えます。
 まだ、細かい時間設定や毎週か隔週かなど、いろいろ検討の要があると思いますが、例会と『百錬抄』については山内さん、『吾妻鏡』については岩田君に集約と結果の御報告をお願いいたします。なお、水曜日ついては別の研究会との兼ね合いで多くても隔週にならざるをえないので御了承下さい。
 例会報告を希望する人は、早々に御連絡下さい。ゼミメンバー以外の方からのお申し出も歓迎いたします。

 ☆ 図書・消耗品類で必要なものがあれば、これも早々に連絡してください。来年度から開始する宇治の共同研究に関係するものも同様にお願いいたします。

 ☆ ゼミ機関誌『紫苑』(近くISSN取得予定)第4号に原稿を掲載する予定の方は、編集長から設定された締切に間に合うように、そろそろ本格始動をお願いいたします。

 ☆ この秋、若狭小浜・安土・宇治などを候補に日帰りの見学会を企画したいと思います。幹事を募集します。

>薗田さん 『三重県史資料叢書Ⅰ 中世神宮関係史料 補遺』一冊、確保しておきます。

■ 合戦における指揮官としての源義経の実際を明らかにした好論文の紹介。
 佐々木紀一「我観義経戦記」(『国語国文』74-7)

後期の吾妻鏡の日程。

No.4160

 岩田です。
 後期も吾妻鏡を読んでいこうというのは、すでにお知らせしたとおりなのですが、なんとなく「前期も後期も予定は同じ」と考えていたので、勝手に〈月曜日15:30~〉と設定してしまいました。

 いちおう今のところ特にご意見はいただいていないのですが、日程や時間(あるいは内容)に関してご要望がお有りの方は、岩田宛にご連絡いただくか、次の月曜日の吾妻鏡の講読時にでもご相談ください。

 なお、月曜日の15:30以前の時間ですが、岩田の予定はいちおう空いてますから、何か別の史料を読む・論文を読む・議論する・等々、場所さえ確保できれば各種お勉強にお付き合いできますので、それもお気軽にご相談ください。

月曜午後は岩田師範にお任せします。

No.4161

 岩田君から、ありがたいメッセージをいただきました。
 4回生の皆さん。もはや師範代ではなく名師範の令名高い岩田君に卒論の相談に乗ってもらうチャンスだと思います。
 月曜日、共同研究室は午後中使えるようにいたす所存です。

 >出雲高校の皆さん お元気ですか?もう高校は中間試験が近づいている頃でしょうか。
 今夜、ちらりとテレビを見たら「特急スーパーやくも」が映っていたので、また山陰に行きたくなってしまいました。

亀岡源平ものがたり

No.4156

 亀岡市文化資料館にて、『亀岡源平ものがたり』と題する企画展示が行われます。
 会期は10月1日より、11月6日まで。月曜と木曜の午後、10月11日は休館。入場料260円
 主な展示品は以下の通り。
・矢の根地蔵(古世地蔵堂)
・「源頼政、鵺退治之図」(同上)
・聖観音立像(文覚寺)
・金銅如来坐像(神蔵寺)
・懸仏(小松寺)

 10月30日日曜には、文化財講座として、龍谷大学講師横澤大典氏の講演が行われます。
・タイトル『源平合戦と亀岡』
・時間14時から16時
・会場 文化資料館研修室
・定員60名
・受講料無料、但し希望者はあらかじめ電話またはファックスで申し込むこと。

文化資料館の連絡先は以下の通り。
〒621-0815 亀岡市古世町中内坪1番地
℡0771-22-0599 ファックス0771-25-6128
場所は亀岡駅より、東に徒歩7分です。

女性史総合研究会のご案内

No.4152

 今週末に開催される女性史総合研究会例会の御案内させていただきます。ジャンルを問わず、積極的な参加を期待しております。

   ◇女性史総合研究会 10月例会のお知らせ

 ◇日 時:10月1日(土)於京都アスニー PM1:30~ 
     <  記憶/戦争/ジェンダー >
 報告者: 片山須美子氏「 ベトナム女性博物館における女性表象―ベトナム戦争・国家・ジェンダー- 」 (仮)
 コメンテーター: 北原恵氏・福田珠己氏

 場 所: 京都アスニー 3F研修室
    ≪京都アスニ-≫ 〒604-8401 京都市中京区丸太町通七本松西入ル 
http://web.kyoto-inet.or.jp/org/asny1/about/institution/honkan/honkan_map.html
    
  皆様で展示とジェンダー・アジアの問題を考えたいと思っています。皆様のご意見を  お待ちしております。

女性史総合研究会10月例会。

No.4153

 学会シーズンです。
 来週は日本史研究会の大会が京女で開催されます。
 この例会も学部生でも興味のある人は積極的に参加されたらよいと思います。今回は展示の問題が取り上げられるとのことですから、博物館学芸員を志す人にとっても有益でしょう。。ベトナムの博物館を例にしていますが、広くアジア・戦争・ジェンダーなどの問題にも話が及ぶということです。

Re: 女性史総合研究会のご案内

No.4154

大利さん。お元気ですか。ご無沙汰しております。
寝屋川市史資料編編纂ではお世話になりました。
これから、寝屋川市史本文編の会議に行ってまいります。

10月3日の吾妻鏡講読

No.4150

 後期一回目の吾妻鏡の講読のご案内ですが、また再度立てます。

 日時:10/3(月)15:30~予定
 範囲:建暦三年(建保元年)三月六日、八日、九日、十日、十六日、十九日、廿一日、廿三日、廿五日、廿八日、三十日
 参考文献:岡田清一「執権制の確立と建保合戦」(安田元久先生退任記念論集刊行委員会編『中世日本の諸相』下巻、吉川弘文館、1989年)

>山本さん 例の、前に言ってた本ですが、よろしくお取り計らいください。

『吾妻鏡』講読と卒論・修論執筆、ほか。

No.4151

 ◇『吾妻鏡』講読の参考文献として以下の2論文を紹介します。
 杉橋隆夫「執権・連署制の起源-鎌倉執権政治の成立過程・続論-」(『立命館文学』424~426)
 折田悦郎「鎌倉幕府前期将軍制についての一考察-実朝将軍期を中心として-」(『九州史学』76・77)

 岩田君・山本君、学部生の御指導、よろしくお願いいたします。
 なお、講読会参加希望者は『吾妻鏡』(該当条のコピー)を各自用意の上、上記日時にL校舎3Fの宗教文化・研究所共同研究室にお出で下さい。

 ◇京大では既に修士論文の中間報告会が開かれた由。いよいよ卒論・修論執筆の山場の時期かと思います。論文というのは、田中さんの言われるように、書き始めると疑問続出となります。頭の中での構想は書き始めるとすぐに崩壊するものです。ですから論文は書き始めることが肝心です。

 ☆京都女子大学文学部史学科の稲本紀昭先生から、先生が執筆・編集を担当された『三重県史資料叢書Ⅰ 中世神宮関係史料 補遺』を数冊いただきました。収録されている「文永三年遷宮沙汰文」の紙背文書には越前国足羽御厨関係の文書があります。すでに希望者に配布いたしましたが、ゼミメンバーで欲しい方がおられましたら、御連絡下さい。先着順です。
 なお、稲本先生に、あつくお礼を申し上げます。

 ☆本日、鎌倉国宝館館長の三浦勝男先生(忘れもしない1972年夏、私が博物館実習をしたときには学芸係長をされており、多々御迷惑をおかけしました)から、新刊の御編著『鎌倉の地名由来辞典』(東京堂出版)の御恵送をいただきました。
 また、学振特別研究員の吉田賢司さんから、御高論「在京大名山名氏による医徳庵召還活動」(『日本歴史』688)・「書評 清水克行著『室町社会の騒擾と秩序』」(『史学雑誌』114-7)を御恵送いただきました。
 三浦先生・吉田さんにあつく御礼申し上げます。

 ☆10月1日(土)の歴史グループ早雲の講座 18:15~於:ラボール京都
   テーマ:「頼朝と義経」
   講 師:前川佳代(京都造形芸術大学・花園大学非常勤講師)

 前川さんはKissポート財団特別連携講座(協力:花園大学)の京都学講座でも10月5日(水)に「義経と京都─義経が最も輝いた瞬間<とき>」という講演をされるそうです(会場/東京都港区高輪区民センター区民ホール・時間/14:30~16:00・入場無料・申込みは京都館(03-5562-0041)まで。)。

稲本先生の

No.4155

野口先生、ご無沙汰しております。臨川の薗田です。
恐れ入りますが、稲本紀昭先生編集の『三重県史資料叢書Ⅰ 中世神宮関係史料 補遺』、まだございましたら、分けて頂けませんでしょうか…

ご無沙汰しております

末松憲子
No.4146

新学期が始まりましたね!
ごぶさたしております。

講演会の折に、堤先生の授業を聴講したい、という声をいただいておりましたので、
そのご連絡をしたいとおもいます。

今期は火曜日3限(13:00~)『説話・伝承史』という科目がオススメです。
場所は春秋館101教室。
聴講を希望される方は私まで連絡を下されば、教室まで案内いたします。

内容は未確認ですが、先日の講演会をイメージしていただければよいかと思います。

>鈴木君
先日は偶然でしたね!
私もびっくりしましたが、久しぶりにお会いできて、とても嬉しかったです^^
普段は自転車通学なので、国際会館にいる事は本当に稀なんですよ~

>野口先生
ご無沙汰しております。
そうなんです、貸し切りバスで合宿へ行ったんですよ。
なにしろ40人弱でしたから(苦笑)
近況ですが、10月1日に宗教民俗学会で定例会発表します。

またゼミにも時間を作って顔を出したいと思っています。
よろしくお願いします^^

末松さんの研究発表!!

No.4147

 ◆日本宗教民俗学会10月例会のご案内◆

 日時:10月1日(土) 14:30~
 内容:「相槌の稲荷開帳と狐芸の流行~明和元年の青蓮院・光則寺の出開帳をめぐって~」
 発表者:末松憲子氏(京都精華大学大学院生)
 会場:大谷大学響流館3階演習室4
・・・・・・・・・・・・・・
 末松さんの研究発表は、発表者がとても楽しそうなのが素晴らしいところです。末松さんが楽しんでいる研究を、聴いている側が分けもらって一緒に楽しくなってしまう。そんな研究発表です。

 ※ 今秋は、門屋君も「軍記・語り物研究会」例会で研究報告をされるとのことです。
 院のMCの諸君は修論で引き籠もりがちですが、こういう報告を聴いて刺激をうけるのもよいことだと思います。

 田中さんも論文執筆中とのことですが、これを些か「苦行」と思う資格を得るのは、老眼になり、記憶力が衰えた50過ぎになってからのことです。若いうちは、「こんなことをやっていられて、私はなんて幸せなんでしょう」と思いながら、楽しくサラサラとお進め下さい。

 院DCの人は、おおいに他流試合を進めてください。研究目標の一つにもなりますが、自分の位置確認とあらゆる意味でのネットワーク拡大のチャンスです。

 「出る釘になって打たれましょう」

 ☆ 本日、田辺旬さんから御高論「鎌倉幕府二所詣の歴史的展開」(『ヒストリア』196)を御恵送いただきました。私の恩師の研究を引いてくださっていたので、学生時代のゼミのことなどを思い出して、何か懐かしさを感じてしまいました。あつく、お礼申し上げます。

頑張ってください☆

No.4148

末松さんの研究発表、いつも聞く度にいい刺激を受けます。
頑張ってくださいね~

>野口先生
 楽しくサラサラと・・・出来れば、どんなにか良い事でしょう(涙
 やればやるほど勉強する事がたくさん出てきて、楽しんではいるんですが、なかなかまとまりません。「枕草子」一〇六段の清少納言よろしく、「さはれ」と思う気持ちが必要です。

Re: ご無沙汰しております

末松憲子
No.4164

無事発表終わりました!
野口先生、田中さんありがとうございました。

楽しくサラサラと…とは行きませんでしたが、自分の中で色々考えるきっかけになった発表でした。

薗田さん、聞きに来て下さってありがとうございました!
嬉しかったです^^

共同研究「摂関~院政期の宇治」報告1

No.4145

 近く、大学に研究助成申請予定の共同研究「摂関~院政期の宇治」研究協力者の個別研究テーマがすべて提出されましたので、ここに報告致します。各テーマ毎の研究方法・計画については、研究助成申請の際に参考にさせていただきますが、研究協力者には、後日、お知らせいたします。

【文献史学】
 佐伯智広(京大院DC)「宇治御幸の政治史的分析」
 岩田慎平(関学大DC)「宇治川北岸地域(木幡・黄檗・三室戸付近)と藤原氏との関係、及びその展開」
 佐藤英子(お茶大院DC)「別業の地宇治・平等院と藤原摂関家~宇治川をはさんだ此岸と彼岸~」
 長村祥知 (京大院MC)「鎌倉初期(1180年~1220年ごろ)宇治史料集の作成」

【国文学】
 田中裕紀(同大院DC)・門屋 敦(阪大院DC)
 共通テーマ「中世文学と宇治」(都市研究の進展を受けて、物語の場としての宇治の新たな視角を導く)

【考古学】
 大原 瞳(天理大研究生)「考古学からみた宇治」(出土土器の編年など)

【情報処理】
 鈴木潤(同志社高教諭)・永富絵里子(京都文教中・高講師)※データ処理に関する技術援助

 私は全体の総括と同時に「摂関家の武力と宇治」というテーマで研究に参加したい思います。なお、5年を目安に全体の大テーマを掲げたいと思いますが、「摂関~院政期の宇治」よりも「平安~鎌倉時代の宇治」の方が時間的に幅があって適切でしょうか?
 来年度の単年度のテーマは、個々の研究テーマに整合するものをこちらで考えたいと思いますが、名案がありましたらお知らせ下さい。
 なお、岩田君と佐藤さんのように、日常的に連絡を密にして研究を進めた方がより効果的と思われるケースもあり、研究方法や研究計画、また年度の成果の発表形態などについて研究助成申請の後に、打ち合わせの会を設定したいと考えています。いろいろお考えおき下さい。
 この研究には、日頃お世話になっている元木泰雄先生・美川圭先生・山田邦和先生に御指導を御助力(御鞭撻も)をお願いしています。また先日の奈良女子大で開かれた研究会の際に、大村拓生先生にも御指導をお願いし、御快諾をいただきました。
 なお、前川佳代さんは、既に「平泉と宇治」の比較研究に着手されているとのことなので、当然御助力をいただかなければならないと考えております。
 とても充実した研究が進められそうで、今から楽しみです。ゼミの皆さんも積極的にこの研究に御参加下さい。とくに尻池さんは卒論に直結でしょう。

>八井君  時期は未定ながら、来年の調査旅行はどうやら平泉方面の可能性が高くなってきたようです。また、よろしくお願い致します。