『吾妻鏡』講読会の範囲です&遅れてすいません

No.3820

 次回の『吾妻鏡』の範囲のお知らせです。
 承元五年①三月十九日条
     ②三月廿三日条
     ③四月二日条
 講読範囲のアップが遅れてしまい申し訳ありませんでした。また範囲を広くすると予習の時間が無いと思いましたので、三日条だけに致しました。
 しばらく全く出席出来なきず申し訳ありませんでした。長らく岩田さんに任せてしまっていましたが(岩田さん本当にすいませんでした)、これからはまた以前のように毎週出席できると思います。

本日はお疲れ様でした。.

No.3821

>山本君  よろしくお願いいたします。

 本日の書評会&研究発表会に参加された皆さん、お疲れ様でした。18名定員の研究室に4名分の席を追加という盛況でした。平家・福原に関する本日の成果は、山田先生が年内に『古代文化』誌上に発表される御高論に反映させていただけるものと期待いたしております。
 研究発表をいただいた山田先生、手際よく司会をつとめてくれた佐伯君、また一部に意思の疎通を欠くケースもありましたが、各論文のコメントを担当して下さった方々に御礼を申し上げます。
 そして何と言っても今回の研究会を内容の濃いものにしてくださったのは、御多忙且つお疲れの中、参加してくださった元木先生・美川先生だと存じます。ありがとうございました。また、石浜さん(東京)、野口君(名古屋)も遠路ありがとうございました。
 
 本日、例会に初めて出席してくださった関学・花園の院生の方には、今後とも積極的な御参加を期待したいと思います。とりわけ京女院生の木本さんには、今後のゼミ運営についても期待するところ大につき、宜しくお願いいたします。
 
 七条京阪前のお店で開かれた懇親会も楽しいものでした。幹事の山内さん・山岡さん、御苦労様でした。永富さんや鈴木君にも久方ぶりにお目にかかることが出来ました。二次会に四条河原町のサントリーバーに繰り出した皆さんも、もうご帰宅になられたでしょうか? 
 なお、私、例によって研究会・懇親会における妄言に、後になってから反省すること頻りです。

 ☆ 本日、石浜哲士さんから、NHKブックスの新刊である白水智『知られざる日本 山村の語る歴史世界』を頂戴いたしました。執筆大遅延中にもかかわらず、いつも申し訳ありません。
 また、早大名誉教授瀬野精一郎先生より、エッセイ「賢者は歴史に学ぶ」(佐世保随筆クラブ『はまゆう』89号)・「竹内理三先生との出合い」(同90号)など7点のコピー、中尊寺仏教文化研究所の菅野成寛先生より、御高論「鎮守府付属寺院の成立」(入間田宣夫編『東北中世史の研究』上)抜刷および衣川北岸の「接待館遺跡」発掘の成果を報じた5月24日付『岩手日報』コピーを御恵送いただきました。あつく御礼申しあげます。
 さらに、横須賀市より当研究室宛に『新横須賀市史 資料編 古代・中世Ⅰ』の御恵送をたまわりました。研究室に配架して、有効に活用させていただきたいと存じます。あつく御礼申しあげます。

「福原」書評会に感謝!

No.3822

みなさまおはようございます。
昨日の「福原」書評会では大変お世話になりました。
殊に、私の拙い報告を聞いていただいたことには、御礼の言葉もございません。ペコリm(_ _)mペコリ
野口先生はもちろんのこと、元木先生、美川先生、野口孝子先生には細部にわたる具体的なご教示を賜り、感謝感謝です。
元木先生は当初はかなりお疲れのご様子でちょっと心配しましたが、研究会が進むにつれていつもの「元木節」が復活するに至り、安堵しました。
先生方からいただいた貴重な成果をどう生かしていくか、熟慮したいと思っております。
(それにしても、私の考えた新京想定地のど真ん中に元木先生の邸宅があるとは、予想外の驚きでした)。

一生懸命に研究会をやった後のビールは、やっぱり格別ですね。本当に楽しかった。帰宅した時はへべれけでしたけれども・・・

疲れました

No.3823

 野口ゼミ参加の皆様、昨日は御見苦しいことで、失礼しました。体のあちこちが痛く、椅子に座るのにも難渋する有様でした。ご心配をおかけいたし、申し訳なく存じます。
 しかし、話が佳境に入ると痛さも和らぎ(忘れ)、さらにコンパになると俄然元気が湧き出て、いつもより酒量も多いほどでした。
 そして今朝。眠いのに目が覚めて眠れず、あちこちの痛みがぶり返し、おまけに二日酔い(これは液キャベSの効果で1時間でおさまる)という体たらく。もう50を超えると本当にアキマセン。
 起きだしても仕事にならず、結局一日ボーっと過ごしました。でも、本当に「休み」のありがたさを痛感いたしました。
 山田先生、刺激的なお話を有難うございました。折角のご発表に適切なコメントもできず、失礼致しました。
 小屋野の条坊プラン、我が家(決して邸宅ではありません。まさに蓬屋です)が含まれるとは思いも寄りませんでした。小屋野遷都計画をもっと重視します・・・。
 昨日のご報告での高倉再評価、あれこれ申しましたが、やはり清盛にとって、高倉、宗盛は大事な後継者に相違はありません。その点から、彼らの立場を見直してみたいと存じます。
 福原京と呼ぶかどうか、微妙な問題ですが、やはりためらいは残ります。新造内裏を中心にした「福原京」もやはり、未完の幻という気がいたします。さらに議論を深めたいものです。
 ともかく、例の二重壕一件をきっかけに福原、そして平氏政権に関する関心が高まり、研究が著しく進展しております。さらに、中世都市論や武士政権論にも大きく寄与する成果を目指して研究を進めてまいりたいと思います。
 また斬新なご意見をお聞かせ下さい。
 野口先生、15日は『台記』研究会です。参加メンバーの方々、よろしくお願いいたします。
 なお、コンパの席で約束したとおり、10日夕刻に南大門で焼肉宴会(酒呑童子の会)を開催いたします。参加者は御連絡ください。山岡さん、幹事をお願いできますか?
 上タンガーリックをお楽しみに(口腔洗浄剤もお忘れなく)。
 
 

明日は「北条政子と後鳥羽上皇」。.

No.3825

 元木先生、ありがとうございました。それにしても、研究会の席では、とてもお疲れのようで、「いよいよ元木先生も五十肩か」、などと心配いたしておりましたが、懇親会、そしてサントリーバーと場所を移すごとに、もはや立場は逆転し、元木先生は絶好調。いつもの物真似(お得意の○×先生etc)、エンターティナーぶりに周囲は抱腹絶倒でした。一方、私の方はというと久しぶりの宴会だというので、意地汚く諸方の料理に箸をつけ、飲み慣れない「ヤマブドウのなんとか」などをがぶ飲みしたために正露丸(常備薬)のお世話になる有様でした。モウ(牛も驚く!)、焼肉「南大門」での「酒呑童子の会」の開催を告示されている元木先生には、ただ恐懼有るのみです。

 ゼミの皆さん。明日は早速『吾妻鏡』講読会がありますが、今月は公開講座が控えており、いろいろ御協力を御願いいたしますので、よろしくお願いいたします。
 第二水曜(8日)は例会がないので、『百錬抄』もお休みですが、時間の取れる人は研究室にお出で下さい。今後の研究会、公開講座の準備やゼミ旅行について相談できればと思います。
 
 22日の例会は、公開講座の事前勉強会ということで、高橋慎一朗先生の御研究の紹介についての報告は、山内さんが担当してくれることになりました。堤邦彦先生の御研究については末松さんに打診したいと思います。
 なお、公開講座当日の懇親会についても、またいろいろお願いしなければなりませんが、よろしく。
 
 ゼミ旅行については門屋君が準備を始めてくれています。日程・費用・暑さ・台風など沢山の障害が待ち受けていますが、これを乗り越えると楽しく充実した数日が過ごせますし、そればかりか、いろいろな意味で大きな飛躍のエネルギーを手にすることが出来ますので(すでに実証済みですね)、これまた何卒御協力をよろしく。
 今回は第1候補、「鹿児島」で計画を進めております。御出身の薗田さんや地元におられる新地さんの御協力を期待しています。
 もし、これを御覧になっている鹿児島の方がおられましたら、是非御支援を宜しく。
 
 私もこのところ、思うようには休むことができず、家にいても仕事です。今日は明日提出する大学入学センターの広報誌の校正に追われました。
 なお、明日の夜は先週に続いて京都勤労者学園で日本史の講座を担当します。テーマはタイトルの通りです。ちょっと話がまとめにくいテーマです。承久の乱の話になってしまいそうですね。
 そういう訳で『吾妻鏡』講読会は、申し訳ありませんが5時半までが限度ですので、よろしくご予定下さい。

Re: .明日は「北条政子と後鳥羽上皇」。.

美川圭
No.3826

一昨日は、みなさまお疲れ様でした。また、たいへん刺激的なご報告の山田先生、ありがとうございました。私は、福原はちょっと距離をおいてながめている立場なので、ただひたすら楽しかったです。というより、最近、大学の雑用などが多いので、このような学問的な場、しかもかなり勝手な発言を許容される場に出ると、ほんとうにうれしいです。昔は考えられなかったことです。
 それから、勤労者学園のテーマは、私の浅知恵です。先週に引き続き、野口先生にぜひ、と思ったしだいです。どのようなお話をされるのか、できればお聞きしたいしだいです。早雲の山口さんがまたご入院だそうで、今年の勤労者学園の受講者にも、そのお顔が見えないのが、ほんとうにさびしいです。一日も早い、ご快癒をお祈りするばかりです。私も、今週末、早雲の例会で、「後白河法皇」というテーマで話す予定です。なんとか、そろそろ、これを機会に、ミネルヴァの構想をねろうと思っているところです。今週はその準備にできるだけ時間を使おう考えています。ということで、金曜日の南大門は、ちょっとお休みさせていただきます。ダイエット中ということもあるのですが。

酒呑童子の会。

山岡瞳
No.3827

書評会お疲れ様でした。机と椅子が足らず、島ができていたのには驚きました。前半の各論文に対するコメントでは、自分一人では気付くことができなかったことが、次々と指摘され、問題点の見つけ方、論文の読み方を学べました。
後半の山田先生のご報告では、全く馴染みのなかった和田京・小屋野京の造営計画を知り、自分の不勉強さを痛感し、福原遷都の意味やその前段階の政治についてもさらに理解を深める必要性を感じました。
また、懇親会では久々に鈴木さん、永富さんにお会いすることができ、楽しい時間を過ごすことが出来ました。しゃべりすぎたせいか私も今日一日ぼぉ―っとして過ごすことになりました…。明日の吾妻鏡の予習が…。

また、懇親会の席で、焼肉食べたい!!ということになり、急遽、酒呑童子の会が開かれることになりました。私も上タンガーリックが食べたい!!という方は8日(水曜日)までに、山岡までご連絡ください。

酒呑童子の会続報

No.3830

 酒呑童子の会参加希望者各位。
 腹立たしいことに、10日夕刻から、もう一つ会議が入ってしまいました。
 最初の会議が16時から、その終了後にもう一つ。
 というわけで、懇親会の開始は18時半とします。
 どうでもいい会議の連続で、いい加減腹が立ちます。
 これも頼光の妨害じゃろうか?
 上タンガーリックのほかには、ユッケ、タンの蒸し物、チジミの類など、どれも美味ですぞ。そういえば、以前あの店の抽選で吉田賢司君は極上カルビの引換券をもらったはず。彼を拉致して行かねばならぬ。ちなみに当方はただのロース。この前、長村君と言ったときに食べてしまった。他の者どもは、大半はスイーツであったの。無欲なものにいい景品があたるようじゃ。

 野口先生。二次会で何を話したか記憶も定かではありません。放言の段、ご容赦ください。
 美川先生、減量の由。結果をぜひご報告ください。参考にさせていただきます。
 早雲の山口さん、ご体調が御悪いとのこと、大変心配です。
 8月の講演の時には、ぜひお元気な山口さんにお目にかかりたいと存じます。
 一日も早いご回復をお祈り申し上げます。

いよいよ明日。

No.3819

 いよいよ明日は『古代文化』特輯「平家と福原」の書評および山田邦和「福原遷都の混迷と挫折」研究発表会です。激論?に備えてW杯アジア最終予選のテレビ観戦は自粛した方がよいでしょう。

 >幹事さん
 懇親会の会場など手配済みでしたら、参加の皆さんにお知らせください。

 >元木先生
 心身の破裂ならぬ、「パワー炸裂」を楽しみに致しております。

 >山田先生
 御発表、よろしくお願いいたします。楽しみに致しております。

 >同志社大学2回生の石井君
 御覧になっていますか?いつでも遠慮無くおいでください。明日は先輩方が沢山集まりますよ。会場はL校舎の3Fの共同研究室。午後1時からです。

 ☆ 本日、東北福祉大学の岡田清一先生から、御高論「秀衡の遺言」収載の大三輪龍彦ほか編『義経とその時代』(山川出版社)を御恵送いただきました。この本には1月に鎌倉で開かれたシンポジウムの三報告が収録されています(この掲示板で前川さんが紹介してくださった上横手先生の御報告「公武関係と源義経」を含む)。
 岡田先生にあつく御礼申しあげます。

宮津・城崎・出石

No.3810

 元木先生の書き込みにもありましたが、5月22・23日に京大人環西山研・元木研の研究室旅行に行って参りました。そのご報告をさせて頂きます。
 22日は朝9時に集合し、まず天橋立へ行きました。約30分でしたが、天橋立駅裏の展望台から天橋立を見学することができました。
 その後、元木先生が案内を書き込んでくださった古文書学会の見学会に参加するため、再び電車で宮津へ。宮津駅近くのお店で昼食をとりました。あら定食が525円というお手ごろ価格で、しかも美味しかったです。海の近くは魚好きには最高です。
 古文書学会の見学会は宮津市歴史資料館で開催され、辰巳幸司先生に常設展示と春季特別展「古代中世の宮津」の解説をしていただきました。本HPをご覧になっているかどうかわかりませんが、辰巳先生、どうもありがとうございました。
 日本最古の系図とされる海人部氏系図(870年代作成)や、日付を改変した着到状(元弘三年<1333>)等、興味深い史料が多くありました。図録を購入しましたので、ゼミ員で興味のある方は仰って下さい。
 見学会の後に、資料館近くの三上家住宅(近世の酒屋)を見学いたしました。そこのおばさんが大変面白い解説をしてくださいました。
 その後、研究室の先輩と同回生にレンタカーを運転してもらい、城崎へ。佐伯先輩が予約して下さった宿の夕食は、お刺身や蟹、但馬牛等、とても豪勢なものでした。さて、城崎といえば温泉。夕食前・夕食後・23日の朝と、ひたすら外湯(宿の外の温泉)をめぐってきました。
 23日は、レンタカーで出石へ。その途中、豊岡市の自然公園玄武洞を見学しました。玄武岩という名前を生んだという岩石の結晶は、天然記念物に指定されるだけあって美しいものでした。
 そして、但馬国一宮の出石神社にお参りした後、城下町を歩きました。きれいな町で、家老屋敷や城跡など見学すべき場所も多く、楽しかったです。城では出石そばの大食い大会が開催されておりました。
 この日、午前中は良いお天気で、昼食の後に城下町見学の予定だったのですが、車で移動中、元木先生が午後からの雨を予言(?)してくださったので、計画を変更し、雨が降る前に見学することができました。昼食には名物の出石そばを食べました。ご存知の方も多いかと思いますが、出石そばは小皿に入って出されます。当然一皿だけでなく複数皿食べるわけですが、23皿・21皿を食べた先輩方がいらっしゃる中で、僕が食べたのは16皿でした。僕以上の食いしん坊がいるわけです(笑)。
 その後、城崎へ戻って車を返し、電車で京都へ帰ってきました。
 
元木先生には、古文書学会のことや旅行のことで色々とご配慮を賜りました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

宮津と三上次男先生

No.3813

 元木先生御主催の見学旅行の後には、この掲示板にグルメ情報も満載の詳細なレポートが書き込まれるのが通例でしたが、このところ様々な要因から、書き込みを躊躇される向きが多く、さみしく残念に思っていました。長村君、ありがとうございました。
 実に収穫の大きな旅行であったようで、羨ましい限りです。それにしても、京大の院生の方々は良くお食べになる。やはり、消化器系の性能の良い人は頭脳の活動も活発なのでしょうね。私はその段階で落伍者です。
 城崎とか出石とか宮津とか、まだゆっくり訪ねたことがないのですが、これも安土同様に車で日帰りも可能のようですから、いずれ当ゼミでも見学会を企画したいところです。
 ちなみに、宮津の三上家というのは、『陶磁の道』で有名な東洋史の泰斗・三上次男先生(1907~1987)の御生家なのではないでしょうか。先生は青山学院大学史学科創設時の主任教授で、私も謦咳に接することが出来た一人です。入学当初、なるほど本物の「学者」というのはこういう人を言うのだなと思いました。
 その三上先生御自身の生い立ちの記である『春日抄』には、
 「わたくしは明治四十年(一九〇七)、山陰の東辺、丹後国の宮津町(現宮津市)でうまれた。京都府の宮津市というより、丹後の宮津といい現した方がより実感のこもる影深い港町であり、城下町でもある。
 生家の一族は、この町にながく住みつき、江戸時代には廻船問屋、醸造業、地主などを業とするほか、宮津藩の御用金をまかなったりしていた町方の大きな商人であったが・・・明治時代には都より訪れる皇族・貴顕、あるいは文人などの宿として使われることが少なくなかったらしく、書面などの記念品が残っていた。・・・いくつかの蔵の中には旧藩主から拝領したものや・・・あつまった書画・骨董・刀剣の類がつまっており、時にはそれをかいま見ることもあった。・・・このような幼少期の環境が、いまにして思うと、後年わたくしをかりたてた、過去への興味や美術への関心と無縁ではなかったように思われる。」
と記されています。三上先生が、天の橋立に近い山や海岸で遊び回った少年時代を過ごされた宮津は、その教えを受けた私にとっても縁のないところではないようです。 

Re: 宮津・城崎・出石

長村祥知
No.3818

われわれが三上家住宅で伺った解説でも、明治時代には皇族が訪れたということでした。三上次男先生の御生家とみて間違いないようですね。

Re: 宮津・城崎・出石

No.3824

 野口先生、あの三上家が次男先生のご実家とは思いも寄りませんでした。
 宮津は、小規模ですが、伝統と歴史の重みを感じさせるいい町だと思います。その中から優秀な学者や、前尾繁三郎のような優れた政治家も登場したのでしょう。
 最近は人口も3万を割り込み、大きな産業もなく、町も活気がありません。こうした地方都市の状況を見るにつけ、今の日本の政策はこれでいいのかと思わざるを得ません。
 丹後歴史資料館の辰巳さんは本当に熱心な方で、解説は実に熱のこもったものでした。丹後にお越しのときはぜひ連絡をお取り頂き、案内をお願いしてみてください。
 それにしても、海部氏系図はもちろん、木製の板に記された六波羅探題の制札は、余り例がなく、何とも興味深いものであり、大変貴重な経験をさせてもらいましたした。古文書見学会に参加した諸君はこの経験を研究に活かしてほしいと思います。
 なお前日の晩、彼に案内してもらった魚料理の桂馬という店、抜群でした。イカ、カンパチの刺身の生きの良さ、メバルの煮付けの身のしまったうまさ、ついつい進められるままにオコゼを一匹刺身、湯引き、から揚げにしてもらい、丹後の海の幸を堪能しました(大分ビールも飲んで一人7000円は安い)。
 なお長村君がお昼を取ったのは、駅前の「富田屋」という、安い、うまいで有名な店です。昔は、店員のおばさんが無愛想、乱暴なことでも有名でしたが、そちらは改善されたようですね。
 城崎の宿を見つけたのは佐伯君の殊勲です。クーポンが値段の割りに充実していることは以前にも経験しました。宣伝効果も狙っているので当然かもしれません。今回の料理も大層なご馳走でした。長村君の記した他に、イセエビ、魚の蒸し物などもあり、都市よりは食べ切れません。
 出石そば、たしかに食べやすく、あっという間に皿を重ねてしまいます。但馬のそばは、信州から転封されてきた大名京極氏が備荒食として導入したものです。そばにとろろ、卵を付けるのは、他におかずがなくとも栄養をバランスよく摂取する生活の知恵だそうです。食事からも先人の工夫を学ばなければいけませんーこんな言い方をすると、河音先生みたいですがー。

入間田宣夫編『東北中世史の研究』刊行

No.3801

 入間田宣夫先生の東北大学御定年を期して、30人近くの先生ゆかりの第一線の研究者の方たちによる論文集(もちろん入間田先生御自身の御高論「北奥における地頭領主制の展開」も収録)が上・下二巻の形で高志書院より刊行されました(上巻・下巻とも各本体7300円)。
 収録された論文のテーマは多岐にわたりますが、当ゼミメンバーの関心を呼びそうなものをあげておきます。
 丸山仁「奥州平泉と京」、遠藤基郎「平泉藤原氏と陸奥国司」、布谷陽子「長講堂領の変遷と出羽国大泉庄」、岡田清一「中世南奥の海運拠点と地域権力」、若林陵一「近江国蒲生下郡における本佐々木氏一族と長命寺」(これは山内さん必読)、白根靖大「中条家文書所収「桓武平氏諸流系図」の基礎的考察」(これは前川さんと私でしょう。また、当掲示板で議論された例の「清原貞衡」がポイントになります)
 この論文集2冊、本日、入間田先生より御恵送いただきました。あつくお礼申し上げる次第です。

 また、脇田晴子先生より御高著『能楽の中の女たち』(岩波書店)を御恵送たまわりました。あつくお礼申し上げます。

 滋賀県立安土城考古博物館の山下立先生から、御高論「「戦国・安土桃山の造像-仏像彫刻・懸仏編-」展覧会図録補訂」掲載の同館『紀要』第13号を御恵送いただきました。あつくお礼申し上げます。
 ちなみに、山下先生と奥様の隅地さんとは、山田ちさ子さん同様、かの平安時代史事典編集室で同じ釜の飯を食った仲間です。あの時同室だったみなさんは、目下、隅地さんがダンサー・振付師として国内外で御活躍なのをご存じでしょうか?
 そういえば、隅地さんは事典の仕事をされていた頃、同志社で国文学を専攻する院生でしたから、田中さん・門屋君の先輩にあたるわけですね。

 ☆ 山下先生からのお誘いもいただきましたので、安土城考古博物館に、今度みんなで行きましょう。安土城天守閣上層部の復元は圧巻ですし、近くには安土城跡・観音寺城跡・桑実寺があります。キャッチボールも出来ますね。周囲は佐々木氏関係の史跡だらけですから、山内さんにはおおいに楽しんでもらえるはずです。

 ☆ 6月4日の書評会、関西圏の大学院生の方など、平家や福原に関心をお持ちの方々の御参集をお待ちいたしております。

 ☆ 門屋君からのメッセージの通り、ゼミ旅行についても、そろそろよろしくお願いいたします。八井君、よろしく。鹿児島でいけそうなら、新地さんからもいろいろ情報を頂けることと思います。

 ☆ 京都文化博物館で6月4日~7月18日の会期で開催される特別展「京の優雅~小袖と屏風~」の招待券(映像ホール・常設展も見られます)を友人からいただきました。ご希望の方には差し上げますので、お申し出下さい(数に限りあり=先着順)。 

義経展チケット

No.3807

 この前の講演のご褒美?として、兵庫県立博物館の五十嵐先生から招待券を多数頂戴しました。ご入用の方は御連絡ください。
 明日、大変な会議です。
 明後日、一日中東奔西走です。
 4日。生きていたら行きます。
 心身ともに破裂寸前です。

「忙中忙のみ」ですね。

No.3809

 元木先生、昔は「忙中閑あり」などと言っていられましたが、本当に職位の上からも、世代的にも大変な忙しい時期にさしかかっているのだとお察しいたします。
 近年の大学研究者に賦課せられた事務的な仕事の繁忙さはもとより、そもそも研究者というのは天職たる本業に於いて特に所定労働時間が定められているわけではありませんから、真摯に頑張ると意欲はあっても身体が追いつかなくなってしまいます。「くれぐれも御自愛下さい」というセリフには空しさを感じざるを得ませんが、なにしろ4日に元木先生のお元気なお姿を拝することを楽しみに致しております。
 翌日は3週間ぶりの休日ですから、大いに論じ、語り、お飲み下さったうえで、これまでのお疲れを払拭していただきたいものと存じております。
 
 ☆ なお、書評会・懇親会の参加希望の方は、山内さん・山岡さんか、私でも構いませんからお早めに御連絡下さい。

参加します!

No.3811

書評会・懇親会とも参加させていただきます。古代文化の該当号を電話注文して取り寄せ、暇をみつけては読んでおります。当日、愉しみにしておりますので、よろしくお願いいたします。
元木先生、美川先生にもお久しぶりにお会いできるのを愉しみにしております。元木先生、当日ご無事でいらっしゃることを祈念しております。

お待ちいたしております。

No.3814

 石浜さん、「その後」のことを心配いたしておりましたので、御上洛いただけると聞いて大変うれしく思っております。とても心配していた山田先生や、久しぶりの当ゼミメンバーもお目にかかるのを楽しみにしております。もちろん、新たに御紹介したい方もおられます。
 ちなみに、ほんの先ほどミネルヴァで『北条時政』を担当してくださる編集者の方から電話をいただきました。いよいよせっぱ詰まってきました。

 ☆ 書評会・懇親会参加のみなさんへ
 『古代文化』4月号、特輯「平家と福原」掲載論文は、自分に関心のあるものだけでも構いませんから、ぜひ事前に読んでおいて下さい。書評会ではとくにレジュメなどは用意いたしません。
 なお、山内さんにメールが届かないという人がおられますが、どうもお住まいの電波状態が悪いのが原因のようです。できるだけ、ケータイではなくパソコンの回線を利用してください。

 >山田先生
 研究発表については、レジュメの御用意をいただければ幸いです。すこし早めに来ていただければ、印刷はこちらで致します。現在の所、出席者数は20名強です(あっ、レジュメどころか椅子の心配が発生しそうです)。

書評会、近付く

No.3815

書評会、近付いてまいりました。緊張緊張・・・

>元木先生  お察し申し上げます。私も現在、大学内の「火中の栗」を押しつけられる羽目に陥ってしまい、アップアップしています。ぜひ無事に切り抜けられることを祈っております。なんといっても、元木先生の情熱的なお姿に触れさせていただけるだけで、こちらも元気になれるような気がします。

>野口先生
 >>「『福原京』の都市構造」(山田邦和)⇒野口先生
 >>「伊勢平氏と屋敷(伊藤裕偉)」⇒野口
というふうに書かれていますが、ということは、野口先生から拙稿にもコメントをいただけるということですか?

>石浜様  お目にかかれることを楽しみにしております。どうかよろしく。

追悼・山下秀樹氏

No.3816

 >山田先生
  山田論文は野口先生、伊藤論文は野口が一言でもコメントするということです。山田先生のコメントを担当するのは野口先生で、私ではありません。

 今日、6月2日は、京都文化博物館でわれわれの同僚だった山下秀樹さんの命日でしたね。博物館に行くと「やぁ、野口さんじゃないの」と、あの髭の笑顔で声をかけてくれそうな思いに駆られます。もう3年も過ぎてしまいました。

野口先生は野口先生

No.3817

野口先生は野口先生であって野口先生ではない???

あっ、そうか! わかった! そういうことか!

 /
  ハハハハハハ
 \

追伸  山下秀樹さんのこと、今でも懐かしく思い出します。本当にいい人でした。あんなに早く逝ってしまわれるなんて、残念としかいいようがありません。もう三年もたつのですね・・・・

熊野旅行を計画されているなら・・・・

No.3799

>門屋敦様

もし熊野旅行を計画されているのでしたら,田辺市や新宮市の研究団体と交流しませんか? 地域史専門家による史跡の案内も可能ですが・・。
故小山靖憲氏と一緒に熊野古道(大辺路,中辺路,小辺路,奥駆道)を歩いた方もいらっしゃるし,ハードなもの,ソフトなもの,いずれも可能です。原始・古代から中世・近世をへて近代・現代まで,ご本人の都合の付く限り可能です。

Re: 熊野旅行を計画されているなら・・・・

No.3808

 坂本敏行様
 はじめまして、門屋と申します。親切なお申し出ありがとうございます。
ただ、毎年大人数になり、管理が大変な上、土壇場でのキャンセル、途中参加、早退などなどが発生し、その人たちとの合流・解散に合わせ予定を細かく変えていくというような感じなので事前にきちっとした日程を組むのは少し厳しいと思われます。ですので、交流というような形は少ししんどいかもしれません。また、学部生も多く、東京からなので金銭面を甘く見ている可能性があり、行き先も変更になってしまうかもしれません。
 このような事情から現段階では何ともお返事できませんが、本決まりになった際にはいろいろとお教え下さい。よろしくお願いします。

中世文学会 大会に行って参りました。

No.3798

 中世文学会大会(於:青山学院大)に日曜日のみ参加してきました。
4つの分科会に分かれての開催でしたが私は
第三分科会「中世文学と身体、芸能―世阿弥以前、それ以後」
(コーディネーター)大谷女子大学 小林健二氏
南都寺院の儀礼・芸能と形成期の猿楽能―世阿弥以前の身体を考える
                         国立歴史民俗博物館 松尾恒一氏

芸能の身体の改革者としての世阿弥              東京大学 松岡心平氏

室町後期の芸能と稚児・若衆               大阪学院大学 宮本圭造氏

(コメンテーター)東京大学 五味文彦氏 早稲田大学 竹本幹夫氏 学習院大学 兵藤裕己氏

のところに参加してきました。テーマが大きいこと、身体という概念に対する意識の違いが根底にあり、それが表だってしまったのが残念でした。ただし、個々の報告は興味深いもので、いろいろと勉強になりました。

 兵藤先生からは夏の熊野旅行の旅行係を拝命し、旅行のコーディネートに奔走しなければならないようです。

 野口ゼミの鹿児島旅行(予)についてもそろそろ始動致しますので、メンバーの皆様夏の予定を確認しておいてください。

6月4日の書評会のお知らせ

No.3794

6月4日に開催される『古代文化』特輯「平家と福原」の書評および山田邦和「福原遷都の混迷と挫折」研究発表会についてのお知らせします。

日時:6月4日(土)午後1時~
場所:京都女子大学宗教・文化研究所共同研究室(L校舎3F)
※なお、終了後は懇親会を予定しております。皆様奮ってご参加下さい。今のところ懇親会を行うお店は未定ですが、決まり次第掲示板に書き込みたいと思います。

よろしくお願いします

No.3800

野口先生、みなさま、こんにちは。
6月4日の「福原書評会」が近づいてまいりました。私は報告をさせていただくということになっておりますが、果たしてうまくいくかどうか、近来稀にみる緊張の中にいます。ともあれ腹をくくって、野口先生、元木先生、美川先生に「胸を借りて」稽古をつけてもらうつもりで、がんばってみたいと思っております。どうかよろしく御指導のほど、お願い申しあげます。

6月4日の書評会・懇親会に関して。

No.3804

 >ゼミメンバー諸姉兄
 書評会・懇親会については、幹事役の山内さん・山岡さんに、メンバー以外の方の分も含めて出欠の御連絡を早々のうちによろしくいたします。
 私の所には、先般、平安京文化研究会で「裏築地」について報告をされた、内裏の変遷に詳しい某人物と、京女大学院DCの木本久子さんから参加の申し込みをいただいております。木本さんは昨年、京都市歴史資料館で田中さんや佐伯君と一緒に仕事をされた方です。

 >山田先生 
 出席者の顔ぶれからして、『古代文化』については全体の書評を軽く流したうえで(とくに拙論などは)、元木先生の御高論と山田先生の福原の都市構造論を中心に議論し、機の熟したところで山田先生から「福原遷都の混迷と挫折」の御報告をいただき、さらに討論という段取りにさせていただこうかと考えております。なにとぞ宜しくお願い申し上げます。

書評会のコメント担当のお願い。

No.3806

 書評会の対象論文は以下の通りですが、それぞれの御専門の立場から、一応一言でもコメントする担当者を指定させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

   「福原遷都と平氏政権」(元木泰雄)⇒美川先生
   「『福原京』の都市構造」(山田邦和)⇒野口先生
   「伊勢平氏と屋敷(伊藤裕偉)」⇒野口
   「平家の本拠をめぐって-立地空間の軍事的評価-」(野口 実)⇒岩田君・長村君
   「『平家物語』における遷都-『延慶本平家物語』『山門奏状』の本文について-」(近藤安紀)⇒田中さん・門屋君

  そして、行司差配役を佐伯君にお願いいたしたいと思います。もちろん、拘束力無しのお願いですが、よろしくお含みおき下されば幸いとするところです。

『古代の日本史6 王朝の変容と武者』

No.3788

 鈴木君(もう鈴木先生と呼ぶべきでしょうね)から、迷惑メールの原因にならないというお知らせを頂いたので、再び名前の表記を赤い字にいたしました。

 清文堂『古代の人物』全六巻のトップバッターとして、あと二週間ほどで第6巻の元木泰雄編『王朝の変容と武者』が刊行されるとのことです。だいぶ待たされましたが、出版社からパンフレットが送られてきましたから、まず間違いないことでしょう。ひとえに、この巻の編者である元木先生の御尽力の賜物と存じます。
 この本の構成は以下のとおりです。
   Ⅰ 道長と王朝の栄華
    藤原道長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・加藤友康
    東三条院藤原詮子・・・・・・・・・・・・・伴瀬明美
    藤原実資・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・松薗 斉
    藤原行成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・関口 力
    三条天皇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中込律子
    清少納言と紫式部・・・・・・・・・・・・・古瀬奈津子
    【様々な源氏】・・・・・・・・・・・・・・・・・佐伯智広
   Ⅱ 摂関政治の衰退
    藤原頼通・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・元木泰雄
    後三条天皇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・美川 圭
    白河天皇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・上島 享
    藤原師実・師通・・・・・・・・・・・・・・・佐藤健治
    源 師房・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・岡野友彦
    源 俊明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・木村真美子
    成 尋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・石井正敏
    【受領たち】・・・・・・・・・・・・・・・・・・元木泰雄
   Ⅲ 武士と地方の反乱
    袴垂と保昌・・・・・・・・・・・・・・・・・・・関 幸彦
    藤原隆家・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・野口 実
    源 頼光・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・近藤好和
    源 頼信・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・横澤大典
    安倍頼良・貞任・・・・・・・・・・・・・・・戸川 点
    源 頼義・義家・・・・・・・・・・・・・・・元木泰雄
    平 正盛・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・西村 隆
    【『今昔物語集』に見える猛者たち】・・元木泰雄 
               A5判上製本 カバー装 本体3800円 

待ってました!

佐伯智広
No.3789

今日歴研大会の書籍売り場でパンフレットを見つけて、
「これって出るんですか?」とのどまででかかった言葉を飲み込んでしまった佐伯です(笑)。
待ってた甲斐がありました。楽しみです♪

Re: 『古代の日本史6 王朝の変容と武者』

No.3793

 長らくお待たせいたしました。
 かなりじっくりお考えの方もおられ、なかなか原稿が揃わず、ハラハラさせられましたが、何とかなりました。
 早々にご提出いただいた方々には、編者としてお詫びの言葉もございません。とくに、これをご業績とされる若い方々には、深く陳謝いたします。
 近藤先生が大変御怒りとの噂を流したのが、好結果になったのかも知れません。本来、最初に刊行予定だった他の巻を追い抜いて、第一回配本の栄誉を獲得しました(競争ではないのですが。ほかの巻はどうなるのでしょうか・・・)。
 今のところ、15から20日ころ刊行の予定で、大阪歴史学会の大会には間に合うとのことです。
 ともかく、当方担当の二編を除いていずれも力作ぞろい、新しい人物像や、歴史像が提示されており、大きな話題になることは疑いないと思います。ご期待いただきたいと存じます。

次回月曜日(5/30)の吾妻鑑講読

岩田慎平
No.3786

 次回(5/30)の吾妻鑑講読ですが、ちょっとだけ趣向を変えてみます。
 出席者の皆さんは、承元4年八月から承元5年(建暦元年)3月までを各自事前に読んできていただいて、当日に各自が見つけてきた問題点その他を持ち寄って、解釈・批判を共有し合うという方法を考えています。
 ご質問は岩田までお願いします。よく分からないかもしれませんが、とりあえず承元4年八月から承元5年(建暦元年)3月までを読んできてください。

『古代文化』「平家と福原」書評会近づく

No.3791

 明日の『吾妻鏡』は岩田君にお任せしました。よろしくお願いします。私は史学科3回生、すなわち山内さんや尻池さんたちにお話をしに参ります。別の所にも書いたように何を話そうか困っているところです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◇■『古代文化』「平家と福原」特輯号の書評会+研究発表「福原遷都の混迷と挫折」■◇

 ところで、今週末の4日土曜日は、いよいよ『古代文化』「平家と福原」特輯号の書評会+山田邦和先生の研究発表「福原遷都の混迷と挫折」が開催されますのでお忘れなく。13:00開始です。
 
 元木泰雄先生・美川圭先生もお出でになられて、相当中身の濃いお話しが期待できると思いますので、メンバー以外でも関心のある方は大いに御参加下さい。ただし、メンバーにその旨、お伝えいただきたくお願いいたします。メンバーも御意見の頂けそうな方を積極的にお誘い下さい。

 当日は基本的にフリートーキングにしたいと思いますが、DCクラスの方には、随時、行司・コメンテーター役をお願いしたいと思いますので、それなりのご準備の程をお願いいたします。
 
 また、終了後、例によって懇親会を開きたいと思いますので、参加する方は山内さん・山岡さんに御連絡下さい。これについては別に連絡があることと思います。
 
 なお、前にも申しましたように、6月一回目の例会は、これに代えます。

お話ありがとうございました。

尻池由佳
No.3796

 野口先生、今日はお話ありがとうございました。まだ、自分が何をしたいのかわからなくて変に焦っている状態ですが、今日のお話を聞いて、自分の過去を思い出すことで、自分を見つめるきっかけを得ることができたように思います。お話の後、友達と将来のことなど語り合いました。
 それと、お話の後、普賢先生がおっしゃっていましたが、普賢先生のお兄様はどうやら野口先生と大学の同級生らしいですよ。野口先生が青山学院大学に入学された同年に、史学科に入学されたそうです。すごい偶然ですね。普賢先生も驚いておられました。 

ちょっと残念がったり、驚いたり、疲れたり。

No.3797

 尻池さん、ありがとうございます。聴講の皆さんから、あまり良いリアクションがなかったように感じたので、些か残念に思っていたのですが、あの話(というより「放談」)が将来を考えるきっかけになったと言ってくれる人が一人でもいれば、嬉しいことです。
 普賢先生とは、直接お話しをしましたが、間違いなく、先生の兄上と私は青山学院大学文学部史学科の同期生でした。大分県の安心院(あじむ)というところで高校の教師をつとめながら御住職をされていることは存じていました。それにしても、あのような内容の話をしなければ気づいていただけなかったはずですし、「縁は異なもの」ですね。
 あの後、共同研究室で開かれている『吾妻鏡』講読会に駆けつけましたが、今日は京都勤労者学園の講座が控えていたので、5時で中断させていただきました。岩田君をはじめ、出席者に御迷惑をおかけして申し訳ありません。次週も5時までということになりますので、そのつもりで御予定下さい。
 勤労者学園の日本史受講生は御高齢の方が多いのですが、みなさん名簿の年齢どおりには見えない若々しい学習意欲旺盛な方たちばかりで、いつものこと乍ら、お話のし甲斐がありました。
 ただ終了後、帰宅するための交通のアクセスが実に悪く、バスと電車を乗り継いでようやく辿り着いた六地蔵ではバスを30分近く待ち、そのうえ視力の低下と腕時計の進み過ぎが災いして行き先違いのバスに乗ってしまい、とんでもないところから徒歩にてほうほうの体で帰宅するという有様となりました。
 連日、平家の落人です。

おつかれさまです

岩田慎平
No.3803

 昨日はどうも岩田の準備不足で、あんまりテンポ良くできずにすみませんでした。次回以降はより改善を図りたいと思います。

>野口先生 昨日はお忙しい中のご臨席、ありがとうございます。こんど御蔵山(ですよね)に流されてしまった際はご一報下さい。小さい車で馳せ参じます。

岩田君、頼りにしています。

No.3805

 京阪六地蔵からのバス事情や御蔵山周辺の地理的環境などに精通する岩田君には、夜の10時過ぎにバスに乗り間違えた私がいかなる状況に置かれたかを、具体的に御理解いただけたようですね。しかし、要すればドジな話なので・・・。
 月曜の『吾妻鏡』講読会は、このところ山本君が多忙のようなので、岩田君が頼りです。岩田君なりの方法で宜しくお願いいたします。

元木先生の御講演「義経の実像」

野口 実
No.3784

 兵庫県立歴史博物館で開催される特別展「義経-源氏・平氏・奥州藤原氏の至宝-」(会期5月28日~7月10日)の関連事業として、以下のとおり、元木先生による講演会が開かれますので、御案内いたします。
 
 ■講演会
   「義経の実像」     5月29日(日)14時~ 兵庫県立歴史博物館講堂
     講師 元木 泰雄氏 京都大学大学院教授

行ってきました!!

山岡 瞳
No.3787

↑の書き込みにありますように、今日姫路の兵庫県立歴史博物館で、元木先生の御講演がありました。
佐川美術館の展示を見に行っていない私は、御講演にあわせて出掛けました。
展示会場はそんなに広くありませんでしたが、明日の吾妻鏡のいい予習になるものが展示されていました。詳しくはまた明日…。のんびり展示を見ていたら、偶然にも元木先生にお会いし、いろいろとお話を聞きながら、残りの展示を見ました。
>元木先生
ゆっくりご覧のところにお邪魔してしまい、すみませんでした。

講演会場は超満員でレジュメが足りなくなるほどの盛況ぶり、義経に対する関心の高さを知ることができました。会場での元木先生の白熱したお話は、最新の研究成果をふまえるのと同時に、楽しいお話で終始笑いが絶えませんでした。私は義経の生涯を再確認することができ、とても有意義な時間となりました。早起きしたかいがありました!!

>前川さん
最後になってしまいましたが、義経展のチケットありがとうございました。お蔭様で出費が電車代だけですみました。本当にありがとうございました。

また、行き帰り共に新快速乗ったところ、電車の窓から明石海峡大橋を見ることが出来ました。いつもは新幹線であっという間に通り過ぎてしまうので、在来線のよさを実感し、電車に乗ってどこかに出掛けたくなりました!!

義経の時代の三浦氏

No.3790

 山岡さん、ホットな御報告をありがとうございました。まさに「面白くてためになる」という言葉を地でいく御講演だったようですね。なお、これは佐川美術館で開催された企画展とは別で、姫路の前は千葉で開催されたものです。
 
 私も昨日、横須賀市のヨコスカ・ベイ・ポケット(横須賀芸術劇場小劇場)で、「三浦氏と京都-義経の時代を中心に-」という講演をしてまいりました。200名ほどの方たちが聴講にお出で下さいました。お世話になった横須賀の皆さまにあつく御礼を申し上げます。
 講演の後、会場に隣接する横須賀プリンスホテルの20Fで懇親会が開かれたのですが、ここからの景色は抜群で、対岸の房総半島が手に取るように見えました。何度も房総半島側から三浦半島の近さは実感していたのですが、眼前の海はまさに三浦氏武士団のテリトリーだったということが良く認識できました。

 なお、本日は歴研大会も中世文学会のシンポも出席することあたわず、富士川の合戦に敗れた平家軍の一郎等のごとく、ほうほうの体で京都に戻って参りました。

 明日は史学科の3回生にお話をさせていただく機会をいただいておりますが、目下、何を話そうかと切実に悩んでおります。
 夜は京都市勤労者学園で「後白河上皇と源義経」というお話をいたします。

 ☆ 上記、懇親会の席で、大本山護国寺図書室の小野妙恭様より御高論「〔調査研究報告書〕大本山護国寺蔵大般若波羅蜜多経 平安後期古書写経(久安-寿永)」(『智山学報』第53輯)を拝受いたしました。小野様はピアノの教師をされておられましたが、60歳になってから出家され、この大般若波羅蜜多経を発見されるに至ったとのお話しをうかがいました。

講演してきました

No.3792

 野口先生、御宣伝有難うございました。
 山岡さん、わざわざお越し頂き有難うございました。これで今年になって講演会9回目です。もうネタも尽きました・・・。
 それにしても、今日は疲れました。しゃべるのがだんだん辛くなってきましたし、全身の倦怠が抜けません。そろそろ日ごろの不節制の付けを払う時が来たようです。それにしても、三週連続で休みなしは、本当にこたえます。なお、先週の丹後は大変充実しておりました。長村君、古文書、温泉、出石そばと言った三題話をお願いします。
 それはともかく、今回の姫路の展覧会はなかなか充実した内容でした。ただ強いて言えば、やや牽強付会の趣もあります。全体として、一貫したテーマに基づく強い主張は見えず、そうした意味での重い感動にはつながらない面もあったように思います。しかし、美術工芸の優品が多数展示されているので、一見の価値ありです。なお、国宝類もかなり展示替がありますので、出かけるときは要注意です。当方の手元にも招待券が若干ありますので、入用の方は御連絡ください。
 なお、10月13日から12月4日までは、「聖徳太子と国宝法隆寺」と銘打って、法隆寺の国宝の展示や、斑鳩寺の史料の展示もあるとのことです。去年、古文書学会見学会を主催された前田先生のご担当なので、文書の展示も期待されます。
 
 ところで、山岡さん。新快速は高速で快適で、景色もよく、爽快ですね、事故さえなければ。できるだけ後ろの方にご乗車ください・・・。本日、当方が乗車した電車はひどく横揺れして、少し気味が悪くなってきました。まさかとは思うのですが・・・。

満員御礼

No.3795

こんばんは。ご無沙汰しております、薗田です。

元木先生>
 先生の講演にあわせ、意気揚々と出かけたものの…立ち見も入りきれないほど満員のため拝聴叶いませんでした。
 勤めてからというものなかなか研究会に顔を出せませんので、せめてご挨拶をと思っていたのですが、申し訳ありませんでした。
 三週連続お休み無しとのこと、どうかお体ご自愛くださいませ。


 会場は「平家納経」や神護寺の「頼朝像」をはじめ、美術系の展示が充実していたと思います。
 古文書の類は写真パネルのものがいくつかありましたが、6月中盤の展示替えの際に現物を入れるようです
 前にいたお子さんが「なあ、義経やのに、なんで白山信仰がでてくるんー?」と無邪気に質問し、お父さんを困らせていました。浅くも深くも義経に関係あるものを盛り込んだのでは、という印象です。

 今回みた中でおもしろかった展示品をひとつご紹介します。室町期の「義経由来記」というものです。 義経にまつわる様々な名場面を文章と絵で綴ったもので、義経の自害場面がある点で貴重なものなのだそうです。
 展示会場で開かれていた場面は、演技で主人を打擲してしまった弁慶が自責の念に駆られて袖で顔を隠して泣いているシーン。
 絵巻や本では美しい場面をポーズを決めてきらびやかに演出するものですが、素朴な筆致が登場人物の人間くささをひきたてているおもしろい作品でした。
 ちらりと解説ボードをみると…「所蔵先:株式会社 臨川書店」の文字。
 …知らなかった…一社員として面目ないです。