東京下町・歴博・千葉・東大史料ゼミ旅行
No.3310
そろそろ、ゼミ旅行に参加したメンバーのほとんどが、帰洛されたことと思います。いつもゼミ旅行の幹事さんは、ほんとうに良くやってくれるのですが、今回も、山内さん(後見役・山本君)の活躍は見事なものがありました。
初日は東博見学の後、浅草・柴又など東京の下町を歩きましたが、小生にとって何よりもうれしかったのは、もう30年も昔、安田元久先生のゼミに参加させていただ時に学習院大学大学院で同学年だった並木優記さんにお目にかかれたことです。並木さんは現在、地下鉄田原町近くの臨済宗金龍寺の御住職。院生の頃は痩身・長髪に最新のファッションで目白の街を闊歩されていたのですが、今は墨染めの法衣に身を包み、なかなかの恰幅のよい優しげなお姿に変身されていました(もっとも、小生とて・・・ですが)。境内にある荷田在満の墓などを御案内いただいた後、本堂で暖かいおもてなしをいただき、また、『学習院史学』に執筆された御高論で御名前を存じ上げていた奥様にもはじめてお目にかかることが出来て、本当に楽しい一時を過ごさせていただきました。
そのあと、柴又では帝釈天の門前でお団子をほおばり(腹ぺこだった山岡さんが一気に元気を回復したのには驚きました)、寒風ふきすさぶ江戸川べりで国府台古戦場を望見の後、浅草へ。
仲見世の面白いお土産品を覗きながら、地元の人も顔負けの野口君による名ガイドを聴きながら浅草寺・浅草神社を参詣の後、雷門で待ち合わせて懇親会。御結婚の後、東京にお住まいの八木(現姓・山下)さんや当ゼミ顧問・NHK出版の石浜哲士さんも加わって楽しいひとときを過ごしました。銚子直送の鰯はさすがの味でした。
二日目は、佐倉の歴博(ここで小生の前任大学のゼミ生、山田敬子さんが合流。また、レストランで高橋一樹先生にお声をかけていただき、ゼミメンバーを紹介できたのは幸運でした)、千葉を見学の後、下総中山駅で佐伯真一先生のお迎えをいただき、御一緒に中山法華経寺・奥の院を見学しました。この寺は『源平闘諍録』を生んだ千葉氏の一流と関係が深く『平家物語』研究の大家である佐伯先生と同じ場に立つことが出来たことに何かの因縁を感じました。それから、また上野で懇親会。その晩は、東京在住のゼミ生の研究仲間が訪ねてくださって遅くまで盛況でした。
三日目は、池之端のホテルから東大まで歩きましたが、東大構内が工事中のために道に迷い、あわや遅刻と心配しましたが、なんとか10時前に史料編纂所に到着。保立道久先生・高橋慎一朗先生にはまるまる午前中、史料編纂所についての御説明や諸施設の御案内をいただきました。とくに保立先生には、わざわざ資料まで御用意していただいて、本当にありがとうございました。また、お仕事中で恐縮でしたが、久しぶりの山田邦明先生にお目にかかることが出来、さらに保立先生から古文書室の先生方を御紹介いただいたことも嬉しいことでした。
古文書室にはちょうど百瀬今朝雄先生がお出でになっておられました。学生時代、小生の師である貫達人先生から「史料」に行ったら百瀬先生をお訪ねするように言われていたのですが、それをようやく果たすことが出来、感慨一入でした。
史料編纂所の入口で記念写真を撮影していたところで、ここで研究をされているゼミ生にもお馴染みの若い研究者の方たちにお目にかかれたり、昼食を学士会館でとることが出来たのも幸いでした。それから鎌倉に行きましたが、さすがに頼朝より長生きしている小生は頼朝の法華堂跡あたりでガックリと疲れ、北条義時法華堂跡まで御案内して、解散ということにさせていただきました。
田中さんからの御提案、門屋君からの御希望もありましたし、参加者(現地で参加された方も)それぞれの御感想を頂ければ幸いであります。
☆ そんなわけで、『義経』2月27日放送分は視聴いたしておりませんので、何とも申し上げられません。
>佐伯真一先生 京都新聞へのコメント、ありがとうございました。小生もまったく同意見です。また、27日、御一緒下さいまして、とても充実したときを過ごすことが出来ました。「無事旅行中」の書き込みにも御礼を申し上げます。なお、例の入試問題は回答にたいへん迷いました。変な気持ちです。
>戸田靖久様 御案内ありがとうございました。貴会にはこちらのゼミ生が御世話になっておりますが、関学の院生にも武士論専攻の方が多いようなので、当方の例会などにもぜひお出かけ下さるようにお勧め下さい。
>源健一郎先生 お久しぶりです。今度の平家物語研究会での報告は順序が逆のようで申し訳ないのですが、紀要18号に書いたものの話です。よろしく、御批判下さいますよう、お願い申し上げます。
4月は23日に平家物語研究会、24日に軍記・語り物研究会がありますので、両方に出席させいていただきたいと考えております。
田中さん・門屋君は、学部以来の当ゼミ生としてはじめて、ついに完全に学問・研究の世界に踏み込みました。ますますの御教導、よろしくお願い申し上げます。
>石浜さん NHKブックス3冊拝受いたしました。また、『女性自身』情報をありがとうございました。
※ どなたか研究室にご用のある方にお願いですが、近藤好和先生の載っている『女性自身』持ってきて見せてください。さすがに買う勇気がありませんので。
>鈴木君 3月1日がお誕生日だったのですね。おめでとうございます。貴兄のようなしっかりした人物が僅か22歳というところが、人間社会の面白いところだと思います。4月から同志社での御活躍を楽しみにしています。
初日は東博見学の後、浅草・柴又など東京の下町を歩きましたが、小生にとって何よりもうれしかったのは、もう30年も昔、安田元久先生のゼミに参加させていただ時に学習院大学大学院で同学年だった並木優記さんにお目にかかれたことです。並木さんは現在、地下鉄田原町近くの臨済宗金龍寺の御住職。院生の頃は痩身・長髪に最新のファッションで目白の街を闊歩されていたのですが、今は墨染めの法衣に身を包み、なかなかの恰幅のよい優しげなお姿に変身されていました(もっとも、小生とて・・・ですが)。境内にある荷田在満の墓などを御案内いただいた後、本堂で暖かいおもてなしをいただき、また、『学習院史学』に執筆された御高論で御名前を存じ上げていた奥様にもはじめてお目にかかることが出来て、本当に楽しい一時を過ごさせていただきました。
そのあと、柴又では帝釈天の門前でお団子をほおばり(腹ぺこだった山岡さんが一気に元気を回復したのには驚きました)、寒風ふきすさぶ江戸川べりで国府台古戦場を望見の後、浅草へ。
仲見世の面白いお土産品を覗きながら、地元の人も顔負けの野口君による名ガイドを聴きながら浅草寺・浅草神社を参詣の後、雷門で待ち合わせて懇親会。御結婚の後、東京にお住まいの八木(現姓・山下)さんや当ゼミ顧問・NHK出版の石浜哲士さんも加わって楽しいひとときを過ごしました。銚子直送の鰯はさすがの味でした。
二日目は、佐倉の歴博(ここで小生の前任大学のゼミ生、山田敬子さんが合流。また、レストランで高橋一樹先生にお声をかけていただき、ゼミメンバーを紹介できたのは幸運でした)、千葉を見学の後、下総中山駅で佐伯真一先生のお迎えをいただき、御一緒に中山法華経寺・奥の院を見学しました。この寺は『源平闘諍録』を生んだ千葉氏の一流と関係が深く『平家物語』研究の大家である佐伯先生と同じ場に立つことが出来たことに何かの因縁を感じました。それから、また上野で懇親会。その晩は、東京在住のゼミ生の研究仲間が訪ねてくださって遅くまで盛況でした。
三日目は、池之端のホテルから東大まで歩きましたが、東大構内が工事中のために道に迷い、あわや遅刻と心配しましたが、なんとか10時前に史料編纂所に到着。保立道久先生・高橋慎一朗先生にはまるまる午前中、史料編纂所についての御説明や諸施設の御案内をいただきました。とくに保立先生には、わざわざ資料まで御用意していただいて、本当にありがとうございました。また、お仕事中で恐縮でしたが、久しぶりの山田邦明先生にお目にかかることが出来、さらに保立先生から古文書室の先生方を御紹介いただいたことも嬉しいことでした。
古文書室にはちょうど百瀬今朝雄先生がお出でになっておられました。学生時代、小生の師である貫達人先生から「史料」に行ったら百瀬先生をお訪ねするように言われていたのですが、それをようやく果たすことが出来、感慨一入でした。
史料編纂所の入口で記念写真を撮影していたところで、ここで研究をされているゼミ生にもお馴染みの若い研究者の方たちにお目にかかれたり、昼食を学士会館でとることが出来たのも幸いでした。それから鎌倉に行きましたが、さすがに頼朝より長生きしている小生は頼朝の法華堂跡あたりでガックリと疲れ、北条義時法華堂跡まで御案内して、解散ということにさせていただきました。
田中さんからの御提案、門屋君からの御希望もありましたし、参加者(現地で参加された方も)それぞれの御感想を頂ければ幸いであります。
☆ そんなわけで、『義経』2月27日放送分は視聴いたしておりませんので、何とも申し上げられません。
>佐伯真一先生 京都新聞へのコメント、ありがとうございました。小生もまったく同意見です。また、27日、御一緒下さいまして、とても充実したときを過ごすことが出来ました。「無事旅行中」の書き込みにも御礼を申し上げます。なお、例の入試問題は回答にたいへん迷いました。変な気持ちです。
>戸田靖久様 御案内ありがとうございました。貴会にはこちらのゼミ生が御世話になっておりますが、関学の院生にも武士論専攻の方が多いようなので、当方の例会などにもぜひお出かけ下さるようにお勧め下さい。
>源健一郎先生 お久しぶりです。今度の平家物語研究会での報告は順序が逆のようで申し訳ないのですが、紀要18号に書いたものの話です。よろしく、御批判下さいますよう、お願い申し上げます。
4月は23日に平家物語研究会、24日に軍記・語り物研究会がありますので、両方に出席させいていただきたいと考えております。
田中さん・門屋君は、学部以来の当ゼミ生としてはじめて、ついに完全に学問・研究の世界に踏み込みました。ますますの御教導、よろしくお願い申し上げます。
>石浜さん NHKブックス3冊拝受いたしました。また、『女性自身』情報をありがとうございました。
※ どなたか研究室にご用のある方にお願いですが、近藤好和先生の載っている『女性自身』持ってきて見せてください。さすがに買う勇気がありませんので。
>鈴木君 3月1日がお誕生日だったのですね。おめでとうございます。貴兄のようなしっかりした人物が僅か22歳というところが、人間社会の面白いところだと思います。4月から同志社での御活躍を楽しみにしています。