昨日の『吾妻鏡』講読会&来週の授業+仏教学の講話

No.20247

 昨日の『吾妻鏡』講読会。例によって本題を離れた議論百出。横山党から高血圧の話まで縦横無尽。
 中国から来られている院生の方にとっては、読み下しよりも、原文の方が理解できるとのこと。なるほど、と思いました。
 日本における『三国志』のように、『平家物語』のような本が中国で普及すればいいのになぁ…と思っていたのですが、『吾妻鏡』は『平家物語』よりもその可能性があるのかも知れません。
 それから、この辺りの記事を読み進める上での参考文献としては、高橋秀樹「吾妻鏡と和田合戦」(『郷土神奈川』44)があり、これは必読。また、岡田清一『鎌倉の豪族Ⅱ』には、和田方についた武士たちに関する分析がなされています。
 なお、山本さんに教えて頂いた、源実朝の疱瘡に関する論文は拙宅の書庫で見つけることができました。
 ちなみに、来週は和田の乱の恩賞配分に関するあたりからです。

 授業の方ですが、来週火曜日のⅢ講時「基礎演習Ⅰ」は発表順の決定。「演習Ⅰ」は京都国立博物館の見学です。木曜日Ⅲ講時の「教養科目」は「中世の女性」に続いて「中世の子ども」をとりあげます。

 ☆ 名古屋学院大学の早川厚一先生より、先生による「源平闘諍録全釈(一〇-一上⑩(一六ウ10~一八ウ2))」(『名古屋学院大学論集(言語・文化篇)』26-2)、先生ほかによる「『源平盛衰記』全釈(一〇-巻三-3)」(『名古屋学院大学論集(人文・自然科学篇)』51-2)を御恵送頂きました。
 早川先生に、あつくお礼を申し上げます。

 【追加】 急に11日(月)Ⅳ講時史学科3回生の仏教学の時間に講話を担当することになりました。
 数年前にお話しした時と同じ「近現代の「意志ある」女性たち-山川登美子・柳原白蓮・須田春子-」というテーマですが、内容は少しアレンジしてお話しをさせて頂くことにいたしました。
編集:2015/05/08(Fri) 23:26

和田合戦講読中-次回の『吾妻鏡』-

No.20248

 実朝将軍期の鎌倉幕府の評価について、和田合戦の位置づけはとても重要だと思います。細かく読み込んでいきたいと思います。
 次回の『吾妻鏡』のご案内です。

◆次回の木曜日のご案内◆

 日時:2015年5月14日(木)15:00頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』建暦三年(建保元年、1213)五月七日・八日・九日・十日・十七日・二十一日・二十二日、六月二日・八日・十二日・二十五日・二十六日、七月九日・十一日・二十日・二十三日、八月一日・三日・六日・十四日・十七日・十八日・二十日・二十六日、九月八日・十日・十二日・十九日・二十二日・二十六日、閏九月十六日・十九日、十月二日・三日・二十九日、十一月五日・十日・二十三日・三十日、十二月一日・七日・十五日・十八日・十九日・二十日・二十一日・二十八日・三十日条

 ※木曜日の『吾妻鏡』ですが、5月は14日・28日に開催予定です(※21日は親鸞聖人降誕会ということでお休みです)。

◆次回の土曜日のご案内◆

 不定期開催の「土曜日の『吾妻鏡』」もやっております。こちらのほうは、“武士とはなにか”のようなテーマで史料を読んでおります。
 今後も、参加者の都合を勘案しながら、月に一回か二回程度のペースで開催していきたいと思います。(※新たにご参加を希望される方は、野口先生か岩田まで、事前にご連絡をいただけると幸いです)。

 日時:2015年5月30日(土)14:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:配付済みの史料を随次読んでいきます
    (『吾妻鏡』文治五年(1189)閏四月三十日条、天福元年(1233)五月二十七日条など)

 木曜日・土曜日の『吾妻鏡』講読会はいずれも、基礎的な史料読解のニーズには必ずしも対応しきれなくなってまいりましたが、初心者の方のご参加も歓迎致します。
 若葉の頃になにか新しいことをはじめてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

明後日(7日)の教養科目B(歴史と文学3)「中世日本の社会」

No.20209

 今週木曜日(7日)Ⅲ講時の教養科目B(歴史と文学3)「中世日本の社会」のテーマは「日本中世社会の女性(2)」。
 中世における「貞女観」や「離婚」「再婚」、それに「貴種と遊女」、戦国時代に来日したキリスト教宣教師の見た日本女性などについて、お話ししたいと思っています
 配布プリントは昨日大学に行って印刷してきましたが、プリンターの不調で大騒動となりました。その顛末はFacebookの私のページを御参照下さい。
編集:2015/05/06(Wed) 14:55

次回とそれ以降の『吾妻鏡』

No.20225

 去る5/2(土)は生駒孝臣氏のご著書『中世の畿内武士団と公武政権』の書評会を開催致しました。今後もこのような企画を積極的に開催していきたいと思います。

 なかなか好天に恵まれた連休も終わりつつありますが、次回以降の『吾妻鏡』のご案内です。

◆次回の木曜日のご案内◆

 日時:2015年5月7日(木)15:00頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』建暦三年(建保元年、1213)五月四日条の残り・五日・六日・七日・八日・九日・十日・十七日・二十一日・二十二日、六月二日・八日・十二日・二十五日・二十六日、七月九日・十一日・二十日・二十三日、八月一日・三日・六日・十四日・十七日・十八日・二十日・二十六日、九月八日・十日・十二日・十九日・二十二日・二十六日、閏九月十六日・十九日、十月二日・三日・二十九日、十一月五日・十日・二十三日・三十日、十二月一日・七日・十五日・十八日・十九日・二十日・二十一日・二十八日・三十日条

 ※木曜日の『吾妻鏡』ですが、5月は7日・14日・28日に開催予定です(※21日は親鸞聖人降誕会ということでお休みです)。

◆次回の土曜日のご案内◆

 不定期開催の「土曜日の『吾妻鏡』」もやっております。
 今後も、参加者の都合を勘案しながら、月に一回か二回程度のペースで開催していきたいと思います。(※新たにご参加を希望される方は、野口先生か岩田まで、事前にご連絡をいただけると幸いです)。

 日時:2015年5月30日(土)14:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:配付済みの史料を随次読んでいきます
    (『吾妻鏡』文治五年(1189)閏四月三十日条、天福元年(1233)五月二十七日条など)

 木曜日・土曜日の『吾妻鏡』講読会はいずれも、基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。
 2015年度から何か新しいことをはじめてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

平成27年度宮城県職員(学芸員)の募集についてお知らせ

滑川敦子
No.20179

宮城県教育庁文化財保護課の滑川です。
昨年末は本当にお世話になりました。以来ご無沙汰しております。
一部の方々にはフェイスブックでお知らせしましたが、この度本県で学芸員(歴史分野、時代は問わないようです)を募集することになりました。この掲示板をご覧頂いている方もしくはお知り合いの方で、学芸員を志望されている方がいらっしゃいましたら、是非受験して頂けましたら幸いです。
ご一緒に宮城県の文化財行政を盛り立てていきましょう!!

詳しくは、下記URLをご覧頂けましたらと思いますが、概要まで明記しておきます。
◆申込受付期間:5月15日(金)~6月5日(金)
◆第1次考査:6月28日(日)

・採用予定人数:1名程度
・職務の内容:東北歴史博物館等に勤務し、古文書類を中心とする博物館資料等の調査研究、展示及び教育普及等に関する業務に従事します。
・応募資格:①昭和55年4月2日以降に生まれた者で、学校教育法による大学(短期大学を除く)又は大学院において歴史学に関する科目を履修し、卒業もしくは修了した者又は平成28年3月31日までに卒業もしくは修了見込みの者。
②博物館法第5条に規定する学芸員の資格を有する者又は平成28年3月31日までに資格を習得する見込みの者。

是非ご検討下さいますよう、宜しくお願いします。

滑川さん、ありがとうございました。&書評会の記念写真

No.20185

 私も、と思ったのですが、応募資格①がネックとなりました。
 それにしても、イメージの選択、これで宜しいんですか???(笑)

 ちなみに、5月2日の書評会の記念写真をFacebookの宗教・文化研究所のページに貼りましたので御覧下さい。

研究所共同研究員(研究協力者)の皆様へ&明日の書評会

No.20146

 昨日、事務サイドより「平成27年度宗教・文化研究所研究助成金」の手続きが完了した旨の連絡を頂きました。研究費の執行についてお知らせ頂ければ、すぐに対応できるようになりましたので、よろしくお願い申し上げます。

 研究所ゼミ主催の明日の書評会→>>No.20115ですが、佐伯智広氏も御出席下さるとのことです。中世前期の武士論・政治・社会・法制史、あるいは軍記文学を御専攻されている方たちの積極的な御参加(要・御連絡)を期待致しております。

 ☆ 山本幸司先生より、先生の御編になる『網野善彦対談集4 鎌倉・室町期の日本』(岩波書店)を御恵送頂きました。
 さっそく安田元久・黒田俊雄氏らとの対談を読んでみましたが、論文では得られない情報が満載でした。今になって気づかされたことも多々。今になって、ようやく先生方の仰っていることが分かったりしております。
 山本先生に、あつく御礼を申し上げます。

『中世の畿内武士団と公武政権』の書評会のご案内

No.20115

 先日からご案内しておりますように、今週末の5/2(土)に下石敬太郎氏(龍谷大学大学院)の担当による生駒孝臣氏のご著書『中世の畿内武士団と公武政権』(戎光祥出版、2014年)の書評会を開催する予定です。
 いわゆる連休中ではありますが、武士のことなどに興味のある方でもそうでもない方でも、どなた様でも積極的なご参加をお待ちしております。

 日時:2015年5月2日(土)14:30~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 内容:書評 生駒孝臣氏 著『中世の畿内武士団と公武政権』(戎光祥出版、2014年)
 担当:下石敬太郎氏(龍谷大学大学院)

 生駒氏ご著書の書評のほか、近年の武士論をめぐるさまざまな問題についても自由闊達に(ゆるゆると)議論できればと思います。

 参加を希望される方、そのほかご質問等は野口先生か岩田(上記アドレス)まで、お気軽にお問い合わせください。

今週の「基礎演習Ⅰ」「演習Ⅰ」「教養科目」と研究所ゼミ・研究会について

No.20060

 下記(>>No.20059)の招待券のうち、鎌倉国宝館の分は御希望の方がおられましたので、その分については締め切らせて頂きます。

 さて、今週の授業のうち、火曜日Ⅲ講時の「基礎演習Ⅰ」ですが、予定どおり大学周辺の史跡散歩を行います。これから大学生活を続ける上で役に立ちそうな地理情報もお伝えできればと思っています。
 Ⅳ講時の「演習Ⅰ」はGW以後の発表の順番を決める予定です。各自、前期の火曜日の予定を確認しておいて下さい。

 木曜日Ⅲ講時の教養科目B(歴史と文学3)「中世日本の社会」は前回途中で時間切れになってしまった「日本中世社会の女性(1)」の話を続けますので、配布したプリントを忘れずに持参して下さい。なお、この科目の登録者は471名という多数になりました。そのため、前回配付したプリントの枚数では不足しますので、追加分は当日配布します。 また履修者が多数のため、成績判定の方法について再検討しています。このことについては授業時間中に報告したいと思います。

 研究所ゼミは、いつものように木曜日の『吾妻鏡』講読会のほか、土曜日(5月2日)に公開の形で書評会を行います。詳しくは岩田師範代による書き込み(>>No.20050)を参照して下さい。

 今週もかなりハードになりそうです(辛)。

 ☆ 栃木県立博物館の江田郁夫先生より、御高論「小山政光室・寒河尼の出自について」収載の『栃木県立博物館研究紀要─人文─』第32号を御恵送頂きました。
 江田先生に、あつく御礼を申し上げます。
編集:2015/04/26(Sun) 19:39

今週末は書評会です-次回の『吾妻鏡』-

No.20066

 世の中では連休についていろいろ話題も出ておりますが、木曜日の『吾妻鏡』は通常営業で、今週末の土曜日(5/2)には書評会も開催予定です。

◆次回の木曜日のご案内◆

 日時:2015年4月30日(木)15:00頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』建暦三年(建保元年、1213)五月三日条の残り・四日・五日・六日・七日・八日・九日・十日・十七日・二十一日・二十二日、六月二日・八日・十二日・二十五日・二十六日、七月九日・十一日・二十日・二十三日、八月一日・三日・六日・十四日・十七日・十八日・二十日・二十六日、九月八日・十日・十二日・十九日・二十二日・二十六日、閏九月十六日・十九日、十月二日・三日・二十九日、十一月五日・十日・二十三日・三十日、十二月一日・七日・十五日・十八日・十九日・二十日・二十一日・二十八日・三十日条

 ※木曜日の『吾妻鏡』ですが、今月は4月30日と、以後も基本的に毎週木曜日に開催予定です。

◆書評会について◆

 先日来ご案内のとおり、5/2(土)には下石敬太郎氏(龍谷大学大学院)の担当による生駒孝臣氏のご著書『中世の畿内武士団と公武政権』(戎光祥出版、2014年)の書評会を開催する予定です。
 いわゆる連休中ではありますが、武士のことなどに興味のある方でもそうでもない方でも、どなた様でも積極的なご参加をお待ちしております。

 日時:2015年5月2日(土)14:30~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 内容:書評 生駒孝臣氏 著『中世の畿内武士団と公武政権』(戎光祥出版、2014年)
 担当:下石敬太郎氏(龍谷大学大学院)

 生駒氏ご著書の書評のほか、近年の武士論をめぐるさまざまな問題についても自由闊達に(ゆるゆると)議論できればと思います。

◆次回の土曜日のご案内◆

 不定期開催の「土曜日の『吾妻鏡』」もやっております。
 今後も、参加者の都合を勘案しながら、月に一回か二回程度のペースで開催していきたいと思います。(※新たにご参加を希望される方は、野口先生か岩田まで、事前にご連絡をいただけると幸いです)。

 日時:2015年5月30日(土)14:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:配付済みの史料を随次読んでいきます
    (『吾妻鏡』文治五年(1189)閏四月三十日条、天福元年(1233)五月二十七日条など)

 木曜日・土曜日の『吾妻鏡』講読会はいずれも、基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。
 2015年度から何か新しいことをはじめてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

三井記念美術館と鎌倉国宝館の招待券があります。

No.20059

 今日の午後は本年度初回の土曜の『吾妻鏡』。国文学専攻の方たち主体の講読会です。
 飛び入り歓迎。詳細は下に岩田君が書いてくれたとおりです。

 ところで、私の手もとに三井記念美術館(東京都中央区日本橋室町)の「三井の歴史と文化」展と鎌倉国宝館で開催されている「長谷寺と鎌倉の国宝」展の招待券が各2枚あります。
 GWに東京方面に出かける方、あるいは首都圏にお住まいで利用したいという方がおられましたら連絡して下さい。

 私のGWは、GWではなくてGWW(Golden Working Week)になります。

ほうれんそうの恋しい季節-次回の『吾妻鏡』-

No.20050

 ポパイさんも大好きなホウレンソウは冬が美味しいそうですね。鍋によし、ソテーにしてもよし。栄養価も高いです。
 そういうのとはちょっと違うほうれんそうも欲しいよね…と思うこともあります。

 今週末は「土曜日の『吾妻鏡』」です。

◆次回の土曜日のご案内◆

 不定期開催の「土曜日の『吾妻鏡』」もやっております。
 今後も、参加者の都合を勘案しながら、月に一回か二回程度のペースで開催していきたいと思います。(※新たにご参加を希望される方は、野口先生か岩田まで、事前にご連絡をいただけると幸いです)。

 日時:2014年4月25日(土)14:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:配付済みの史料を随次読んでいきます
    (『吾妻鏡』建永二年(1207)八月十七日条、建保六年(1218)十二月二十六日条など)

◆次回の木曜日のご案内◆

 日時:2014年4月30日(木)15:00頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』建暦三年(建保元年、1213)五月三日条の残り・四日・五日・六日・七日・八日・九日・十日・十七日・二十一日・二十二日、六月二日・八日・十二日・二十五日・二十六日、七月九日・十一日・二十日・二十三日、八月一日・三日・六日・十四日・十七日・十八日・二十日・二十六日、九月八日・十日・十二日・十九日・二十二日・二十六日、閏九月十六日・十九日、十月二日・三日・二十九日、十一月五日・十日・二十三日・三十日、十二月一日・七日・十五日・十八日・十九日・二十日・二十一日・二十八日・三十日条

 ※木曜日の『吾妻鏡』ですが、今月は4月30日と、以後も基本的に毎週木曜日に開催予定です。

 木曜日・土曜日の『吾妻鏡』講読会はいずれも、基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。
 2015年度から何か新しいことをはじめてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

◆書評会について◆

 先日来ご案内のとおり、5/2(土)には下石敬太郎氏(龍谷大学大学院)の担当による生駒孝臣氏のご著書『中世の畿内武士団と公武政権』(戎光祥出版、2014年)の書評会を開催する予定です。
 いわゆる連休中ではありますが、武士のことなどに興味のある方の積極的なご参加をお待ちしております。

 日時:2014年5月2日(土)14:30~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 内容:書評 生駒孝臣氏 著『中世の畿内武士団と公武政権』(戎光祥出版、2014年)
 担当:下石敬太郎氏(龍谷大学大学院)

 生駒氏ご著書の書評のほか、近年の武士論をめぐるさまざまな問題についても自由闊達に(ゆるゆると)議論できればと思います。

今週の「教養科目」・「現社演習」・「研究所ゼミナール」

No.20031

 先週木曜日Ⅲ講時の「教養科目」。授業か終わってから「プリントが足りません」と申し出て来た学生さんがおられましたが、それは勿体ない話。ぜひ、時間中に申し出て欲しいところです。実際、別の列には後ろの方に残部がありました。
 それにしても、今のところ登録人数が決まっていませんので、今週はさらに20部を増刷して持っていくつもりです。

 順序が逆になりました。今週火曜の現代社会学部の演習ですが、Ⅲ講時の「基礎演習Ⅰ」は大学周辺の歴史のお話。Ⅳ講時の「演習Ⅰ」は、史跡散歩に出かけます。時間厳守で集合して下さい。

 研究所ゼミ。岩田君が告知してくれたように(>>No.20030)、土曜の講読会も今週25日から始まります。木曜に出られない方のほか、古参メンバーもぜひ御参加下さい。継続的でなくても大丈夫です。

 『紫苑』13号のデータは既に鈴木御夫妻宛にお送り致しましたので、近々アップされることと思います。鈴木君、どうぞよろしくお願い致します。

 ☆ 高橋秀樹先生より、御新著『三浦一族の中世』(吉川弘文館)を御恵送頂きました。高橋先生は貴族社会にも深く通じておられるので、在地・地方武士一辺倒の研究者の書かれたものとは異なり、気持ちよく拝読させて頂くことができます。また、あとがきに示された安田元久先生の「郷土史」にたいするお考えにも同感させられました。研究者たる者として、「一族会」とか「顕彰会」に対するスタンスはかくありたいものです。
 いずれにしても、この本は『吾妻鏡』講読会メンバーは必読。
 高橋先生に、あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 中央大学の白根靖大先生より、御高論「日本海側からの視座による地域史研究-中世出羽の研究動向-」(中央大学人文科学研究所編『島と港の歴史学』中央大学出版部)を御恵送頂きました。
 かつて、この掲示板でも議論された清原氏の「貞」「真」衡問題が取り上げられています(私は、もう決着がついたと思っているのですが)。
 白根先生に、あつく御礼を申し上げます。 
編集:2015/04/20(Mon) 00:07

紫苑 第13号 アップロードしました。

No.20032

ISSNコードがどうこうと言っていたころから、もう10年も経ってしまったのですね。
取り急ぎ、最新号をページにアップしましたので、ご確認&ご覧ください。
http://rokuhara.sakura.ne.jp/organ/

確認しました!

No.20033

>鈴木くん お忙しいところありがとうございます。さっそく拝見させていただきました。

 『紫苑』第13号も、より多くの方にご味読いただけましたら幸いです。

 若者は希望を捨てずに進め。然而、老人は諦めが肝腎である。

No.20029

 「老人は諦めが肝腎である」というのは、紛れもない老人である私が、今日厳しく実感したことです。こんなことを書いていることからも明らかなように、実はまだ、諦め切れていません。ほんとうに今日という日は重い一日でした。とてもいいお天気だったのですが。
 明日は午後になったら仕事をしに大学に出かけようと思っています。
 
 ☆ 文教大学の中村修也先生より、御新著『利休切腹 豊臣政権と茶の湯』(洋泉社)を御恵送頂きました。
 中村先生に、あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 学習院大学の兵藤裕己先生より、先生の校注になる新刊の『太平記』三(岩波文庫)を御恵送頂きました。
 兵藤先生に、あつく御礼を申し上げます。
編集:2015/04/17(Fri) 21:41

『吾妻鏡』と書評会のご案内

No.20030

 木曜日の『吾妻鏡』のほうでは、老兵・和田義盛率いる和田一族の奮闘ぶり(和田合戦)を描いた条文を随次読んでおります。

◆次回の木曜日のご案内◆

 日時:2014年4月23日(木)15:00頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』建暦三年(建保元年、1213)五月二日の残り・三日・四日・五日・六日・七日・八日・九日・十日・十七日・二十一日・二十二日、六月二日・八日・十二日・二十五日・二十六日、七月九日・十一日・二十日・二十三日、八月一日・三日・六日・十四日・十七日・十八日・二十日・二十六日、九月八日・十日・十二日・十九日・二十二日・二十六日、閏九月十六日・十九日、十月二日・三日・二十九日、十一月五日・十日・二十三日・三十日、十二月一日・七日・十五日・十八日・十九日・二十日・二十一日・二十八日・三十日条

 ※木曜日の『吾妻鏡』ですが、今月は4月23日・30日に開催予定です。

◆次回の土曜日のご案内◆

 不定期開催ですが、土曜日にもやっております。
 今後も、参加者の都合を勘案しながら、月に一回か二回程度のペースで開催していきたいと思います。(※新たにご参加を希望される方は、野口先生か岩田まで、事前にご連絡をいただけると幸いです)。

 日時:2014年4月25日(土)14:00~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:配付済みの史料を随次読んでいきます
    (『吾妻鏡』建永二年(1207)八月十七日条、建保六年(1218)十二月二十六日条など)

 木曜日・土曜日の『吾妻鏡』講読会はいずれも、基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。
 2015年度から何か新しいことをはじめてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

◆書評会について◆

 先日来ご案内のとおり、5/2(土)には下石敬太郎氏(龍谷大学大学院)の担当による生駒孝臣氏のご著書『中世の畿内武士団と公武政権』(戎光祥出版、2014年)の書評会を開催する予定です。
 いわゆる連休中ではありますが、武士のことなどに興味のある方の積極的なご参加をお待ちしております。

 日時:2014年5月2日(土)14:30~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 内容:書評 生駒孝臣氏 著『中世の畿内武士団と公武政権』(戎光祥出版、2014年)
 担当:下石敬太郎氏(龍谷大学大学院)

 生駒氏ご著書の書評のほか、近年の武士論をめぐるさまざまな問題についても自由闊達に(ゆるゆると)議論できればと思います。