栃木の調査から戻って参りました。

No.19976

 20~21日、栃木県の小山市から下野市、宇都宮市、さくら市にかけての寺院・神社・城跡・博物館の調査・見学に出かけてきました。もちろん、栃木県立博物館で開催されているテーマ展『中世長沼氏の軌跡-皆川文書の世界-』も初日にしっかりと見学。
 中世前期における宇都宮氏や小山氏の文化的事蹟と、その遺産・伝承に対する近世以後における当該地域社会の自己認識と対応についての情報をたくさん集めることが出来ました。また、中世武士の展開における河川水系の規定性についても多々考えさせられるところがありました。地元の方々の御親切にもたすけられて、大きな成果をあげることが出来たのですが、常ならぬ疲労感に加齢を自覚せざるを得ませんでした。
 25日からは、鎌倉で、ゼミに参加してくれている院生の方々たちに出来るだけ同行しながら調査を行うつもりでいたのですが、こんな調子では、私なりの日程とコースを考えなければならないでしょう。
 さて、栃木から帰宅すると、お送り頂いた沢山の素晴らしい本が私を待ち構えておりました。

 ☆ 山本幸司先生より、先生の御編になる『網野善彦対談集2─多様な日本列島社会』(岩波書店)を御恵送頂 きました。
 山本先生に、あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 荒竹賢一朗ほか編『日本史学のフロンティア2 列島の社会を問い直す』(法政大学出版局)を御恵送頂きました。
 市村高男「古代中世における自然大災害と社会の転換─復旧・復興過程に着目した視点の提示─」、大田壮一郎「中世仏教史の〈分水嶺〉─ポスト「顕密体制」を探る─」などの論文が収録されています。 
御恵送に、あつく御礼を申し上げます。

 ☆ 戸川点先生より、新刊の御高著『平安時代の死刑 なぜ避けられたのか』(吉川弘文館)を御恵送頂きました。
 武士論においても重要なテーマです。
 戸川先生にあつく御礼を申し上げます。
 
 ☆ 専修大学の湯浅治久先生より、先生の御高論「惣村と土豪」の収録された『岩波講座 日本歴史中世4』を御恵送頂きました。
 湯浅先生に、あつく御礼を申し上げます。

三月の『吾妻鏡』

No.19975

 来週(2/25~2/27)は鎌倉へゼミ旅行に出かけますので、『吾妻鏡』はお休みです。
 次回は三月に入る木曜日の『吾妻鏡』のご案内です。

 日時:2014年3月5日(木)14:00頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:『吾妻鏡』建暦三年(建保元年、1213)三月二日・六日・八日・九日・十日・十六日・十七日・十九日・二十一日・二十三日・二十五日・二十八日・三十日、四月一日・二日・四日・七日・十五日・十六日・十八日・二十日・二十四日・二十七日・二十九日、五月二日・三日・四日・五日・六日・七日・八日・九日・十日・十七日・二十一日・二十二日、六月二日・八日・十二日・二十五日・二十六日、七月九日・十一日・二十日・二十三日、八月一日・三日・六日・十四日・十七日・十八日・二十日・二十六日、九月八日・十日・十二日・十九日・二十二日・二十六日、閏九月十六日・十九日、十月二日・三日・二十九日、十一月五日・十日・二十三日・三十日、十二月一日・七日・十五日・十八日・十九日・二十日・二十一日・二十八日・三十日条

 ※木曜日の『吾妻鏡』ですが、3月は5日・12日・26日に開催予定です。

 『吾妻鏡』講読会は、基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。
 春恋しい季節に何か新しいことをはじめてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

当ゼミの長男が帰ってきました。

No.19971

 古参ゼミメンバーにとっては懐かしい山本陽一郎君が戻ってきてくれました。
 これまでは、ときどき、この掲示板に書き込んでくれる程度でしたが、これからはFacebookでいつでも連絡がとれます。
 Facebookを使っておられる方は、検索をかけて探してみて下さい。私の知っている限りの方には「紹介」をさせて頂きました。すでに田中さんや滑川さんとはお友達のようです。
 もうすぐ、ゼミは終末を迎えることになりますが、ここで作られた「御縁」は大切にしていきたいと思っています。
編集:2015/02/16(Mon) 16:54

フェイスブック始めました&ハマりそうです。

山本陽一郎
No.19973

 野口先生のおっしゃるように、この度遅ればせながら、フェイスブックを始めました。まだシステムをいまいち理解していない面があるので、挨拶などがおくれてしまいましたが、野口先生をはじめ、たくさんのゼミのみなさんに友達登録していただきありがとうございます。それにしてもすごい時代になりましたね。フェイスブックのおかげで中学や予備校の時の友達とも連絡つきました。
 デザインは、我が愛猫の写真と我が愛すべきもはや宗教と言ってよいガンダム、そして映画(特にかなり頑張りました)と趣味が全面に出てしまったものになりましたが、徐々に他も充実させていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。
編集:2015/02/17(Tue) 00:05

再会で再開を期待します。

No.19974

 かつて好評だった美川先生との映画論議。ここでもFacebookでも、どちらでもかまいませんから再開を期待しています。
 それにしても、山本君が登場したら、この掲示板のアクセス数が一日で70件も増えたのには驚きました。スゲェ人気者なのですね。

2月21日(土)の『吾妻鏡』講読会は休会にさせて頂きます。

No.19969

 下に岩田君から土曜日の講読会の案内を告知して頂きましたが、2月21日(土)は当方大学に不在のため、講読会は休会とさせて頂きたくお願い致します。勝手な事で恐縮です。
 なお、せっかく予定をされていたのですから、たとえば京博などの見学などに振り替えて頂けたら幸いです。

『紫苑』第13号の初校ゲラが出ました。

No.19967

 入稿の遅れにも拘わらず、印刷屋さんの御厚意で早々に初校ゲラを出して頂くことが出来ました。執筆者各員一層奮励して校正につとめて下さい。提出締め切りは19日(木)です。 

 昨日の『吾妻鏡』講読会には坂口太郎先生も参加して下さり、いろいろ御教示を得ることが出来ました。興味深かったのは女院の実名に関する中世に作られた史料の存在。その文献によると、かの建礼門院こと平「徳子」は「ちかこ」とのこと。

 故・須田春子先生の旧蔵書の継承問題についても、おおよそ目途が立ってきたように思います。徐々に作業を進めていきたいと思います。

 ☆ 熊本中世史研究会より、工藤敬一編『中世熊本の地域権力と社会』( 高志書院)を御恵送頂きました。同会の50周年を記念して企画された論文集とのこと。
  工藤敬一先生・小川弘和先生をはじめ同会の皆様にあつく御礼を申し上げます。
  中世前期武士論研究の立場からすると、小川弘和「府官系武士団と肥後国」・中村一紀「筑紫の乱における菊池隆直と阿蘇惟泰」など、さっそく読ませて頂きたい論文です。
編集:2015/02/13(Fri) 18:18

次回は旅行の準備です

No.19968

 来週木曜日は、2/25~27のゼミ旅行(鎌倉)の事前学習会の予定です。準備を担当してくださっているみなさん、よろしくお願いいたします。
 見学先について少しでも知見を深めてから現地入りできると良いですね。
 開始時間は14:00ですのでご注意ください。

 日時:2014年2月19日(木)14:00頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 内容:ゼミ旅行の事前勉強会

 ※それとは別に、次回以降の木曜日の『吾妻鏡』の今後の講読範囲は以下の通りです。
  木曜日の『吾妻鏡』ですが、3月は5日・12日・26日に開催予定です。

 範囲:建暦三年(建保元年、1213)三月二日・六日・八日・九日・十日・十六日・十七日・十九日・二十一日・二十三日・二十五日・二十八日・三十日、四月一日・二日・四日・七日・十五日・十六日・十八日・二十日・二十四日・二十七日・二十九日、五月二日・三日・四日・五日・六日・七日・八日・九日・十日・十七日・二十一日・二十二日、六月二日・八日・十二日・二十五日・二十六日、七月九日・十一日・二十日・二十三日、八月一日・三日・六日・十四日・十七日・十八日・二十日・二十六日、九月八日・十日・十二日・十九日・二十二日・二十六日、閏九月十六日・十九日、十月二日・三日・二十九日、十一月五日・十日・二十三日・三十日、十二月一日・七日・十五日・十八日・十九日・二十日・二十一日・二十八日・三十日条

 『吾妻鏡』講読会は、基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。
 2015年から何か新しいことをはじめてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

 美川圭著『後白河天皇』(ミネルヴァ日本評伝選)読了。

No.19966

 美川先生の『後白河天皇』を読みおえました。久しぶりに一気に読み進めたくなる内容の本に出会えました。後白河院の人物のみならず、保元の乱前の頃から幕府成立にいたる政治過程も、元木泰雄先生の御研究をさらに敷衍、具体化されたようで、さらに美川先生独特の視角からの考察が加えられていて、大変勉強になりました。いくつかの点で、まさに目から鱗が落ちる思い。
 治承・寿永の内乱に関心のある方には是非お読み頂きたい。
保元の乱のあたりでは、武士が官職を必要とする具体的な理由とか、為義の東国における家人の問題、崇徳上皇の配流に際してその護送にあたった武士の人選、要人の死によるポストの空席によって生ずる問題。
 平治の乱では、すでに元木先生が指摘されていることながら、藤原信頼による信西排除の意図が明確に示されている点、そして、これまた山田邦和先生も着目された藤原忠通の再評価。二条親政派だった平清盛の後白河支持への転換の事情、。
 内乱期に入ってからでは、後白河と頼朝の間での秘密裡の交渉、木曾義仲上洛過程に於ける篠原合戦の評価、元来頼朝が院の近臣にほかならない存在であったこと、通常の院とは異なって、後白河が二条の存在によって王権を保証されていたこと、後白河院およびその近臣である藤原頼輔の一族と豊後・陸奥の関係、奥州合戦に関する川合康先生の御研究の整理、建春門院の陵墓の位置についての山田邦和先生説への賛意など。
 平治の乱後のある時期から、それまで暗主そのものであった後白河が、結果的にではあれ無類の政治的力量を示し始めるのはなぜなのか、その辺りが些か釈然としませんでしたし、もちろん細かい点で御意見を申し上げたいところはあるのですが、やはり、美川先生は後白河院のことを一番わかっている研究者であろうことが、よく分かりました。
 分かっていても、それを文章で表現するのは大変な作業なのですが、それを見事に達成された先生に感謝しなければならないと思っています。
 私など、自分で納得したことをまたくどくどと文章で説明するのが面倒になってしまって、困ったものです。いくらちゃんと書いたつもりでも分かってくれなかったり、いつの間にやら、ほかの有名な方の説になっていたりするので、馬鹿らしいという気持ちに苛まれたりしてもおります。そんなことは、つまらない問題だ、もっと学問全体の発展を考えなければいけません、と仰っておられた大先輩の顔が浮かぶのですが・・・。
 どなたか、ゼミで書評をやってくれないかなぁ。

じっくりお読みいただき恐縮しております

美川圭
No.19970

 野口先生。じっくりお読みいただき、過大の評価に感謝しております。
 ご指摘のように、肝腎の暗主からの脱皮問題については、けっきょくよくわかっていません。ほんとうに脱皮できていたのかも含めて、謎は謎として残っております。このままでは、いくら時間がかかるかわからないので、この辺が出版の踏ん切りだと思い、えいや、と出してしまいました。問題点は多々あると思いますし、不勉強による研究の見落とし、誤読なども限りなくあると思います。そのあたり、厳しいご指摘をいただきたいと思います。50代の後半になってくると、1冊本を出すことは難行苦行になってきますが、読んでいただける方がおられるのが、とてもうれしいです。あと何冊かの出版の約束も、何とかはたして行きたいと思います。ただ、しばらくは、後白河とも、この時期の歴史とも、少し離れたいと思います。
 とにかく、野口先生、ありがとうございました。

鬼怒川水系を遡り、京都に戻ってから鎌倉、そして薩摩へ

No.19965

 例によって2月後半から3月はじめにかけては調査出張で忙しくなりそうです。年度末の道路工事のようだとお叱りを受けそうですが、当節、夏休みも短く、研究に没頭できる期間というのは本当に極僅かな期間なのです。
 
 ようやく入稿できた『紫苑』第13号ですが、結局、構成は下記のようになりました。
**************************************************************
 論 文
実朝室周辺の人々をめぐって ―鎌倉前期公武関係史に関する一考察―・・・・・岩田慎平

元末明初雲南謫居僧とその周辺・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・真鍋亜衣

 研究ノート
平安初期の相撲儀式の奏楽―相撲司と近衛府を中心に―・・・・・・・・・・・・田口愛実

 巻末寄稿
吉田近衛の史的変遷─福勝院を中心に─・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 野口 実
 **************************************************************
 ※ 真鍋さん・田口さんは京都女子大学の学部生です。

 ☆ 髙橋昌明先生より、御高論「西行と南部荘・蓮華乗院」(『西行学』第5号、2014年)を御恵送頂きました。
 高橋先生に、あつく御礼を申し上げます。

明日はいよいよ『紫苑』13号の入稿。美川先生の『後白河天皇』拝受。

No.19962

 Facebookには気晴らしのために、いろいろ書き込んでいたのですが、こちらには長い間御無沙汰をしてしまいました。
 ちょっとアクシデントがあり、急いでまとまったノートを書き上げる必要が生じたのですが何とか乗り切れました。
 よく言えば「離れ業」、悪く言えば「でっち上げ」、あるいは「原稿転がし」みたいなことをしておりました。しかし、それでだいぶいろいろな発見が出来ました。人生すべて塞翁が馬であります。
 
 いよいよ明日は『紫苑』13号の入稿です。ゼミ史料講読会は13時からですが、特別に編集長と師範代・副師範代に御足労頂いて11時半から臨時の編集委員会を開くことになりました。
 印刷屋さんが来てくれるのは夕刻です。すでに池嶋さんから連絡があったかも知れませんが、執筆された方で、とくに印刷屋さんにお伝えしておきたいことのある方は、その場に来て下さるか、事前に池嶋さんに御連絡をお願い致します。今回は出来るだけ、校正の期間を短縮したいと思いますので、御協力のほど。

 それから、19日のゼミですが、昼過ぎから共同研究室で会議が行われるため、開始時間を繰り下げて14時からとさせて頂きます。御了承下さい。

 【追記】
 ☆ 上の記事を書き込んだ後、ポストを見に行くと、美川圭先生からお送り頂いた御新著『後白河天皇 日本一の大天狗』(ミネルヴァ書房)が届いていました。
 美川先生に、あつく御礼を申し上げます。
 待望の日本評伝選の一冊。読むのが大変楽しみです。
 その一方、『北条時政』執筆が捗っていないことに対する後ろめたさも。
 なんとか、後に続かなければなりません。   
編集:2015/02/04(Wed) 19:59

次回の『吾妻鏡』

No.19964

 『紫苑』もひとまず入稿となり、執筆者および関係者の方々もほっとひと息かと思います。が、大事な作業(校正)はまだまだつづくよ。

 次回の木曜日の『吾妻鏡』のご案内です。開始時間が13:00頃~ですので、お気を付けください。

◆次回の木曜日のご案内◆

 日時:2014年2月12日(木)13:00頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:建暦二年(1212)十二月十一日・二十一日・二十四日・二十九日の各条
    建暦三年(建保元年、1213)正月一日・十二日、二月一日・二日・十五日・十六日・十八日・二十日・二十五日・二十六日、三月二日・六日・八日・九日・十日・十六日・十七日・十九日・二十一日・二十三日・二十五日・二十八日・三十日、四月一日・二日・四日・七日・十五日・十六日・十八日・二十日・二十四日・二十七日・二十九日、五月二日・三日・四日・五日・六日・七日・八日・九日・十日・十七日・二十一日・二十二日、六月二日・八日・十二日・二十五日・二十六日、七月九日・十一日・二十日・二十三日、八月一日・三日・六日・十四日・十七日・十八日・二十日・二十六日、九月八日・十日・十二日・十九日・二十二日・二十六日、閏九月十六日・十九日、十月二日・三日・二十九日、十一月五日・十日・二十三日・三十日、十二月一日・七日・十五日・十八日・十九日・二十日・二十一日・二十八日・三十日条

 ※木曜日の『吾妻鏡』ですが、2月は12日・19日に開催予定です。

 なお、19日は>>No.19962の野口先生からのご案内にもあるように、14:00~となりますので、お気を付け下さい。
 また、その19日は2/25~2/27に開催のゼミ旅行の事前学習会と致します。事前学習の準備を分担される方々は、よろしくお願い致します。

 『紫苑』第13号に関する御連絡。

No.19949

 『紫苑』の印刷・製本は例年通り日東印刷にお願いすることになりました。昨夕、日東印刷の黒澤さんが研究室を訪ねてくれました。
 『紫苑』執筆のみなさんは、修整原稿を2月2日までに池嶋さんに送って下さい。
 2月5日は午後に史料講読会がありますが、夕刻に黒澤さんが来て下さいますので、入稿時に印刷屋さんにとくにお願いのある方はこの日はかならずお出で下さい。

 かく言う私ですが、まだ成績処理も論文の執筆も進んでおらず、あまり立派なことの言える立場にはありません。

 それはともかく、なにしろ寒いので、御身体を大切にお過ごし下さい。

次回の『吾妻鏡』とゼミ旅行

No.19950

>日東印刷の黒澤さん
 今回の『紫苑』でもお世話になります。どうぞよろしくお願い致します。

 下記(>>No.19938)でもご案内しましたように、ゼミ旅行へのご参加を受付中です。
 参加をご検討中の方はご連絡をお急ぎくださいますようお願い致します。

 今週はお休みだった『吾妻鏡』のご案内です。
 開始時間が前回とは異なります(13:00頃~)のでお気を付けください。

◆次回の木曜日のご案内◆

 日時:2014年2月5日(木)13:00頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:建暦二年(1212)九月十五日・十七日・二十一日、十月十一日・十九日・二十二日、十一月八日・十一日・十三日・二十一日、十二月十一日・二十一日・二十四日・二十九日の各条
    建暦三年(建保元年、1213)正月一日・十二日、二月一日・二日・十五日・十六日・十八日・二十日・二十五日・二十六日、三月二日・六日・八日・九日・十日・十六日・十七日・十九日・二十一日・二十三日・二十五日・二十八日・三十日、四月一日・二日・四日・七日・十五日・十六日・十八日・二十日・二十四日・二十七日・二十九日、五月二日・三日・四日・五日・六日・七日・八日・九日・十日・十七日・二十一日・二十二日、六月二日・八日・十二日・二十五日・二十六日、七月九日・十一日・二十日・二十三日、八月一日・三日・六日・十四日・十七日・十八日・二十日・二十六日、九月八日・十日・十二日・十九日・二十二日・二十六日、閏九月十六日・十九日、十月二日・三日・二十九日、十一月五日・十日・二十三日・三十日、十二月一日・七日・十五日・十八日・十九日・二十日・二十一日・二十八日・三十日条

 ※木曜日の『吾妻鏡』ですが、2月は5日・12日・19日に開催予定です。

◆次回の土曜日のご案内◆

 不定期開催ですが、土曜日にもやっております。
 今後も、参加者の都合を勘案しながら、月に一回か二回程度のペースで開催していきたいと思います。(※新たにご参加を希望される方は、野口先生か岩田まで、事前にご連絡をいただけると幸いです)。

 日時:2014年2月21日(土) 13:00~
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:配付済みの史料を随次読んでいきます
    (『吾妻鏡』建永二年(1207)八月十七日条、建保六年(1218)十二月二十六日条など)

 『吾妻鏡』講読会は、基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。
 2015年から何か新しいことをはじめてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

『紫苑』13号(最終前号)の「あとがき」を書きました。

No.19943

 今日は朝から『紫苑』13号の「あとがき」を書いていました。
 論文や研究ノートを執筆された皆さん、そろそろ修整原稿提出の御用意をお願い致します。

 明日、事務方に見積もり依頼の結果をうかがって、池嶋さんと相談した上で、出来れば原稿が揃い次第、印刷所にファイルを送信しておければと思っています。

 ☆ 藤本正行先生より、新刊の御高著『再検証 長篠の戦い 「合戦論争」の批判に答える』(洋泉社)を御恵送頂きました。
 藤本先生に、あつく御礼を申し上げます。

 戦国時代は具体的なテーマでいくつも論争があるようです。
 そんなところも、歴史ファンの関心を呼ぶところなのかも知れないと思います。
 ある意味、中世前期の研究にたずさわる者として羨ましい気も致します。
 果敢に論破しなければならない「通説」も多いのですが。そんなことを書いても本にはならないでしょうね。