佐伯先生著『戦場の精神史』刊行さる。
No.1994
本日、『地名を歩く 別冊歴史読本』(新人物往来社)と佐伯真一『戦場の精神史 武士道という幻影』(NHKブックス)の二冊を拝受いたしました。後者は例によって石浜さんから頂いたものですが、前者は発送元が著者代送などのコメントを付しておらず、執筆者も多数なので、どなたからお送りいただいたものか不明です。御送付下された方、恐縮ですがお知らせ頂ければ幸甚に存じます。
さて、タイトルの佐伯先生の御著書ですが、この掲示板でもラスト・サムライをめぐる議論白熱の際、刊行が待望されていた本です。ざっと拝読したところ、おそらく中世成立期の武士の実像から新渡戸稲造の武士認識までを通観した最初の研究成果であり、また、まさに時宜を得た内容で、この場での武士論に関する議論再開のきっかけになるものと期待いたしております。
佐伯先生はもとより、美川先生、近藤先生、そして元木先生、さらにいつも覗いてばかりで書き込みを「一流研究者としての矜持に関わる」などと言って避けて通っておられる武士論御専攻の先生方にも積極的に参加をお願いしたいところであります。行司役は佐伯先生が「あとがき」で<羊飼い>と評しておられた石浜さんが勤めるべき事は言うまでもありません。
なお、本書122ページで、「東国武士の暴力的で野蛮・残酷な面を批判する野口実は、八幡太郎義家を広域暴力団の組長にたとえた」と御紹介下さいましたが、河内源氏=広域暴力団説の最初の提唱者は、斯界の最高権威である上横手雅敬先生にほかならないようです(『日本史の快楽』講談社)。
この佐伯先生の御著書には、「サムライは嘘つきだ。」と大書された黄色い帯がついておりますので、これを人目に触れさせないためにサムライオタクたちが買い占めに走る恐れがなきにしもあらずです。ですから、ご購入はお早めに!急いで書店に走りましょう。本体価格1120円です。
なお、遅れましたが、石浜さん、御恵送ありがとうございました。でも、今回はいささかお役に立ちましたよね。
☆ 大丸ミュージアムで開催中の「藤原新也の聖地」、行ってきました。とても良かったです(あえて小生の下らないコメントは付しません)。25日までですから、ぜひご覧になって下さい。
> プリンセス(永富さん)・笠さん
小生も「野口 実@もうすでに53歳」とやりたかったのですが、流石に・・・。しかし、お若くてうらやましいですね。
黒髪どころか、鬢には白髪がやたらと増えて、このところ「野口はたちまちお爺さん♪♪」です!
さて、タイトルの佐伯先生の御著書ですが、この掲示板でもラスト・サムライをめぐる議論白熱の際、刊行が待望されていた本です。ざっと拝読したところ、おそらく中世成立期の武士の実像から新渡戸稲造の武士認識までを通観した最初の研究成果であり、また、まさに時宜を得た内容で、この場での武士論に関する議論再開のきっかけになるものと期待いたしております。
佐伯先生はもとより、美川先生、近藤先生、そして元木先生、さらにいつも覗いてばかりで書き込みを「一流研究者としての矜持に関わる」などと言って避けて通っておられる武士論御専攻の先生方にも積極的に参加をお願いしたいところであります。行司役は佐伯先生が「あとがき」で<羊飼い>と評しておられた石浜さんが勤めるべき事は言うまでもありません。
なお、本書122ページで、「東国武士の暴力的で野蛮・残酷な面を批判する野口実は、八幡太郎義家を広域暴力団の組長にたとえた」と御紹介下さいましたが、河内源氏=広域暴力団説の最初の提唱者は、斯界の最高権威である上横手雅敬先生にほかならないようです(『日本史の快楽』講談社)。
この佐伯先生の御著書には、「サムライは嘘つきだ。」と大書された黄色い帯がついておりますので、これを人目に触れさせないためにサムライオタクたちが買い占めに走る恐れがなきにしもあらずです。ですから、ご購入はお早めに!急いで書店に走りましょう。本体価格1120円です。
なお、遅れましたが、石浜さん、御恵送ありがとうございました。でも、今回はいささかお役に立ちましたよね。
☆ 大丸ミュージアムで開催中の「藤原新也の聖地」、行ってきました。とても良かったです(あえて小生の下らないコメントは付しません)。25日までですから、ぜひご覧になって下さい。
> プリンセス(永富さん)・笠さん
小生も「野口 実@もうすでに53歳」とやりたかったのですが、流石に・・・。しかし、お若くてうらやましいですね。
黒髪どころか、鬢には白髪がやたらと増えて、このところ「野口はたちまちお爺さん♪♪」です!