実は昨日のことなのですが

No.1725

紫苑第2号が届きました。
どうもありがとうございましたm(_ _)m

>田中さん
歴史資料館でのお仕事が決まったそうで。
おめでとうございます(*゜▽゜)/゜・:*

Re: 実は昨日のことなのですが

永富 絵里子
No.1728

笠さん>お久しぶりです!!
「紫苑」届いたんですね?!嬉しいやら恥ずかしいやら・・・きゃ~
今度四月三十日~五月三日まで「博物館実習Ⅱ」の講義で九州へ研修旅行に行くことになりました。笠さんのいる久留米にも宿泊予定です。残念ながら自由時間がほぼないハードな旅行のためゆっくり笠さんにお会いできないのですが、また研修旅行に役立ちそうな情報などありましたらアドバイスいただければとおもいます。

野口ゼミ女子コン

No.1721

野口ゼミ男性諸氏へ
本日は仲間はずれにしまして・・・おかげさまで楽しい女子コンになりました(笑)川端七条の「まんぞう」で11時半くらいまで盛り上がってしまいました☆(男性諸氏はお向かいのカレー屋さんに居たそうですね。というのは、谷垣さんに聞きました)それにしても、たまには女子のみというのも良いものです(^o^)またたまに企画いたしましょう。(ますます「牧の方」化していきます(笑))特に、急に参加出来なくなった滑川さんを、2・3回生の皆様に紹介したいですね。私としては、滑川さんのほうが「姐御肌」だと思うのですが・・・。滑川さんの登場で「女人入眼の日本国」の完成です(笑)

《連絡網について》
そして、これは連絡事項ですが、野口ゼミの連絡網を作成することになりました。できるだけ早く、「名前」「学校・学部(研究科)・学年」「一番よく使うメールアドレス」「すぐに連絡ができる電話番号」を、上のメールアドレスに送ってください。今日の研究会に来ていない方もお願いしますね。
>野口先生
 連絡網には野口先生の連絡先も掲載するつもりでいるのですが、学校のアドレス、ご自宅のアドレスと研究室の電話番号を載せてもよろしいでしょうか?(ゼミ参加者のみに配布する物です)

Re: 野口ゼミ女子コン

山岡 瞳
No.1722

今日はとても有意義な(いろいろな意味で)時間を過ごすことが出来ました。企画してくださった田中さんに感謝です。またこういう機会があれば誘ってください。

ギックリ腰発動。

No.1724

 田中さん。アドレスの件、もちろん構いません。それにいたしましても、大幅にメンバーの増えた女性「軍団」を見事に御統率下さいまして、まことにありがたく思っております。もはや、「牧の方」どころか「尼将軍」と敬われる(慕われる・仰がれる)に相応しい・・・。あとは山本君におまかせします。
 山岡さん以外の参加者からも御感想をうけたまわりたいものですね。

 ところで、本日、これまで演習ばかりだった同志社で、初の講義(授業科目としての)を行ってきました。受講者は30人くらいで助かったのですが、社会人の方(おそらく定年退職後の男性)が多かったのには、最初いささか当惑いたしました。やはり、一般学生だけの講義とは話の内容を変えざるを得ないことになりますね。
 しかし、教室の設備は立派で、さすがは同志社。事務の方がわざわざマイクの使い方を教えてくださるために、教室の前で待っていてくださったのにも頭が下がりました。教員を事務部門の方たちが大切にする大学は確実に良い大学です。
 授業の後、国文の四回生の方から研究方法について相談を受けたのですが、ちゃんと田中さんのことはよく知っておられて、これまた「さすが」だと思いました。
 ただし、着席して使用すべきマイクを、立って中腰で使おうとしたところ、数年ぶりに「あの懐かしい激痛」が腰を走り、同志社構内では、なんとかごまかしておられましたが、以後たいへんな状況に陥って今にいたっております。

 昨日のゼミには関学院DCの岩田慎平氏がこのHPをご覧になったのを契機に「参観」を志願されました。氏にはカレー屋さんでの男子コンにお付き合いいただき、帰りの電車のなかで、ゼミ例会での研究発表をお願いいたしました。書架に続いてまたもHPの威力を思い知った次第です。そこでまた、私的利用を思い立ちました。

 ☆「全自動洗濯機」欲しい方はいないでしょうか(再掲)。また、五月初め頃、☆一つか二つ書架(木製)の余分も発生いたします。いずれも、取りに来られる方に差し上げますので御連絡下さい。
 もう一件。☆京阪中書島駅近くで、通勤用の自転車を預かっていただける所をご存じの方もぜひお知らせ下さい。

 >石浜さん 御台様からの御尋問には、京女「と」ではなく、京女「で」何かしているのだから、問題はない???・・・と御供述下さい。なお、GW以降御上洛の折りには、ぜひ書架をご覧においで下さい。

Re: 野口ゼミ女子コン

末松憲子
No.1726

昨日はゼミに間に合わずごめんなさい!
大学院生室の掃除を途中引きして顔を出そうと思っていたのですが、掃除を始めてみたらウチの研究室の卒業生の私物がわんさか出てきまして・・・
さすがにほっといたら捨てられるのがわかっていて帰るわけにはいかず、それらを片隅によせつつ掃除が終わった頃には6時を回ってました。
次の研究会はゼミ終了後にいくので、7時頃にたどり着けると思います。

>女子の皆様
昨日は楽しかったですね!(遅刻しましたが、、、)
またどこかへ行きましょう!!

>野口先生
洗濯機欲しいです。(実家で使いたいんですが良いですか?)
叔父のパジェロに乗せて帰れるか知りたいので、お手数ですがサイズを教えていただきたいです。

Re: 野口ゼミ女子コン

永富 絵里子
No.1729

田中さん>昨日は女子コン、すっごく楽しかったです。企画してくださってありがとうございました。またぜひ行きましょうね♪それにしても、女が三つで姦しいと書きますが、昨日は十人だったから一体何になるのでしょう・・・笑
まさに無敵ですね!!
平田さん>夜は泊めていただきありがとうございました。
朝早いのに夜中までじっくり語れてよかったです。山田さんにもよろしくお伝えください。

国方さん>昨日研究会に初参加だったのに突然でびっくりしたでしょうが、参加してくれてありがとうございました。このゼミメンバーのこと、どんな人か少しはつかみとっていただけたでしょうか?またぜひゼミに参加してくださいね。

岩田さん>夜はメールをありがとうございました。さっそく西山先生にもお話していただけたそうで感謝いたしております。
昨日は女子コン・男子コンと分かれていましたがまた今度ぜひ全員で飲みにいきましょうね♪

野口先生>昨日は先日お話した手紙をうっかり先生にお渡しするのを忘れて返ってしまいました。また研究室へ持っていきますのでよろしくお願いします。

洗濯機・書架・・・。

No.1730

 末松さん。どこでお使いになろうと・・・です。ザッとですが、幅・奥行55センチ、高さ85センチといったところです。
 なお、書架は一つ、二つどころではないようです。小型のトラックでも借りて運ぶ事の出来る人ということになりますね。分解可能なカラーボックスもあります。一部を除いてすべて新品同様。長村君、一度見に来ますか?
 
 ☆京阪中書島の近くで自転車を預かってくれるところというのは、駐輪場に限らず、個人のお宅も含みます。近くの小学校に勤務している方が探しておられます。

 >永富さん  昨日、研究室に母利先生の「家庭訪問」がありました。

Re: 野口ゼミ女子コン

永富 絵里子
No.1731

野口先生(野口パパ?!)>「家庭訪問」・・・もしや古文書のことでしょうか?
それと書架の件ですが、「分解可能なカラーボックス」はどれくらいの大きさでしょうか?もし私の部屋に入るサイズであればぜひ譲っていただきたいです。

Re: 野口ゼミ女子コン

末松憲子
No.1733

>野口先生
さっそくのお返事ありがとうございます!
叔父に聞いてみて、またお返事したいと思います。

プリンセスのサムライ。

No.1736

>永富さん 「うふふ♪」ですね。野口パパというより、プリンセスにお仕えする「じい」はたまた「執事」みたいなものでしょうか?
 カラーボックスは、よくホームセンターなどで1900円くらいで売っている三段のもので、大きさは、高さ85センチ、幅45センチ、奥行き25センチほどです。これは、そのまま車で大学まで運べますので、いくつかは研究室に置き、ほかは、もし永富さんが気に入れば、鈴木君の車で運べばよいと思います。
 
>末松さん 伏見稲荷大社でアルバイトをしているのは山口博史さんのお嬢さんですから、お間違えなきように。

>ゼミ女性軍の皆さん まさか「お食事会」で二日酔いの人はいませんよね?
 小生「それにつけても、腰の痛さよ」です。←と書いていたところへ、山田先生からお見舞いのお電話を頂戴いたしました。恐縮、恐縮です。

Re: 野口ゼミ女子コン

末松憲子
No.1737

>野口先生
ご指摘ありがとうございます。
私も先ほど「はっ」と気付き、早雲の方へ訂正をいれました(恥)。「娘が」という所を思いっきり読み飛ばしてたんです。
ちなみに娘さんは一緒に働いてた山口さんだということも、早雲にあった永富さんの文章でわかりました。彼女が京樂先生の所の学生さんだということは知っていたのですが…世間は狭いものですね。
洗濯機は、五月の四日もしくは五月二十日以降の休日に取りにいかせていただきたいのですが、先生のご都合はいかがでしょうか?

岩田です

No.1738

 野口様、永富様からご紹介に与りました、岩田と申します。
 はじめて書き込みをいたします。昨日のことについて、僅か一日のうちにここまでレスが延びていることに仰天しております。

 昨日は、氏素性の知れぬ輩の推参を快く受け入れて下さいました皆さんに、深くお礼を申し上げます。
 人文社会系の学問が肩身の狭い思いをすることが多い世の中で、あんなにも元気な学生さん・院生さんが集まる場所もあるんだなぁと、私にとって嬉しい発見でありました。人が集まるということの長所を活かしながら、いい勉強ができるといいですね。

 野口様>ゼミ例会での研究発表をお願いいたしました。
     …わ~、「研究発表」は既成事実になってしまった      みたいですね…。
      いやしかし、緊張しながら、承りました。
 永富様>ありがとうございました
     …会合の間、黙って永富さんのお話しを聴きながら
      「こういう人が世の中をうまく廻してくれるんだ       なぁ」
      というようなことを考えておりました。
      西山先生も京女大の方との繋がりを喜んでいる様      子でしたよ。

追記

No.1739

上記、一部文中に空欄を生じてしまい、すみませんでした。

Re: 野口ゼミ女子コン

廣政 愛
No.1740

あの日はバスの都合で一足お先に失礼してすみません。皆さん11時半まで…!羨ましいです。
短い時間でしたがとても楽しかったです。2回生の皆さんとも交流できましたし…。又誘って頂けたらと思います。

P.S おこがましくもゼミ旅行補佐をさせてもらう事になりました。平田さん、山本さん、山内さん、他皆さん宜しくお願い致します。使えないヤツですが…。

洗濯機。

No.1744

 末松さん。一週間程度前に御連絡頂ければ、余程のことがない限り、いつでも構いません。

Re: 野口ゼミ女子コン

長村祥知
No.1746

野口先生

書架の件ですが、是非拝見させて下さい。
折角春休みに掃除した部屋が本に侵食されて・・・

そして、ご無理なされぬようお大事に、です。

女子コン

No.1748

喜んでいただけてよかったです☆
総勢10名の女子は、「女子大のコンパです!!」という感じがして、わたしもとても楽しかったです。次回の企画もありそうですが、擬制的女子を入れるかどうかがポイントになりそうですね(笑)

>野口先生
 腰の具合はいかがですか?
腰や背骨というのは、人間の体の根幹ですので、しっかりと労わってあげてください。
>岩田さんへ
 8日はあまりお話が出来なくて、ちょっと残念でした。だいたい、ゼミのテーブルの端の方からうるさいのが私です。(今年はもう少し落ち着く予定ですが)自己紹介でも言ったかと思いますが、国文学(中世軍記物語)を専攻しているので、武士の話にも興味ありです。というか、勉強中です。また、研究会でたくさんお話を聞かせていただきたいです。

なお、岩田さんと国方さんにお伺いしたいのですが、連絡網に組み込んでも良いでしょうか??8日が初参加だったので・・・。メールか掲示板でお返事いただけたら、良きように計らうつもりでおりますので、お返事をよろしくお願い致します。

Re: 野口ゼミ女子コン

永富 絵里子
No.1750

野口先生>執事だなんてとんでもない!!
カラーボックス、まさに私が欲していたサイズです。ぜひぜひいただきにまいります。よろしくお願いします。

岩田さん>うちのゼミの場合、「私が世の中をまわしている」というより、「私も一緒にまわってる」といった感じです 笑
ついていくのが大変大変・・・☆
それと蛇足かとおもいますが、掲示板の記事の空欄やまちがいは投稿したあとでもあらかじめ書き込む時に暗証キーを設定しておけば修正や削除が可能ですよ♪

Re: 野口ゼミ女子コン

山内 梓
No.1752

 先日の女子コンはとても楽しかったです。女性ばかりだからこそ話せることってたくさんあるんですね。田中さん、企画してくださって本当にありがとうございました。

Re: 野口ゼミ女子コン

平田樹理
No.1756

遅くなりましたが、先日は女子コンに参加された皆様、お疲れ様でした。七時前に入店して、あっという間に十一時半になってしまいましたね。ぜひまた次回もやりましょう!(ケーキバイキング希望です☆)

広政さん>旅行幹事は一度やってみれば、要領が分かります(経験者は語る)。実りある旅行にできるよう、共に頑張りましょう。

再び岩田です

No.1757

田中様>MLの作成、ごくろうさまです。こちらこそ、不都合無ければ、連絡網に組み込んで頂いて結構ですよ。

永富様>ご教示をありがとうございます。暗証キー、ですね。
こういう掲示板は読むのは好きなんですが、書き込むのは苦手なので、そういう仕組みにも無知でありました。

本年度研究所公開講座の御案内(第一弾)

No.1717

 シリーズ 東山から発信する京都の歴史と文化⑥
      「清盛の夢-『平家物語』の成立」
     6月26日(土)午後1:00~5:00
 講演
    午後1:00~2:30
    「福原の夢-清盛と神戸」
      神戸大学文学部教授(歴史学) 高橋昌明氏
    午後3:00~4:30
    「平家物語のテクスト生成」
      学習院大学文学部教授(国文学)兵藤裕己氏

        司会 本学宗教・文化研究所教授 野口 実 
 教室は未定。決定次第お知らせします。また、ゼミメンバーには昨年同様、受付等のお手伝いをお願いしたいので、当日空けておいて下さい。

Re: 本年度研究所公開講座の御案内(第一弾)

廣政 愛
No.1718

2限に講義があるのですが、出来るだけお手伝いさせて下さい。

Re: 本年度研究所公開講座の御案内(第一弾)

No.1719

ようやく教材が手元に来た門屋です。
土曜日も授業があり、一時にはとても間に合わないですが、
なんとか三時には着いて最低限の務めを果たしたいと
思います。

濡れた刀と時代劇とロジスティック

No.1711

仕事の合間に、逃避してまいりました。おじさんの逃避行をお許しください。
先日、といっても3月の半ばごろ、東京ではフジテレビが放映していた、藤田まこと主演の池波正太郎時代劇『剣客商売』の最終回がありました。私は、『剣客商売』と『八丁堀の七人』を毎週楽しみに見ておりましたので、終ったのが残念でなりません。時代劇はそんなに好きではなかったのですが、どういうわけか、この二つはとても面白く見ることができました。
で、問題は、刀です。最終回、対戦相手を切り捨てた藤田まことの息子が、血にまみれた刀を、川の流れにざっぶと突っ込んでしまったのです。これにはびっくりしました。先月の屋島・壇ノ浦ツアーで、近藤先生から、刀をぬらしたら、すぐにダメになって使い物にならなくなってしまうということを伺っていたので、道場主ともあろうものが、簡単にそんなことをしてしまっていいのかと、気になったのでした。ドラマとしてはしっかりとした作りだったのですが、さすがに、ここにまでは頭が回らなかったのでしょうか。
しかし、そんなに刀を大切にしたのは、太平の世の中だからこそであって、実際に戦乱が打ち続く時代には、きれいきれいに刀を使うわけにはいかなかったのでしょう。だとすると、刀は戦闘中に雨が降ってきたら、次の戦闘には使えなくなってしまうものでしかなく、いったん馬をひいて…となると、新しいものと交換するものだったのでしょうか。
刀のメンテナンスは想像以上に大変だったような気がしてきました。それとも、そんなことは専門家の間では常識なのでしょうか。第二次世界大戦で、ドイツは高性能の戦車を創ったけれども、燃費は悪いは、すぐ故障するはで、結構使いづらかったようです。それに対して、アメリカやソ連は、ちゃっちくとも、整備しやすい戦車を山のように作ったというのは、まあ知られた話なのかなと思いますが、中世の戦争で、ロジスティックがどうなっていたのか、興味がわいてきました。特に武士は、刀のメンテナンス担当の部下を連れていたのでしょうか。

『ヒストリア』第189号。

No.1712

 石浜さん。遅くまでお仕事ごくろうさまです。編集者というのは大変ですね。
 『剣客商売』と『八丁堀の七人』は小生も楽しみにしていました。安心してみていられる時代劇でしたね。 
 刀のことは近藤先生にうかがうのが一番ですが、戦国時代の合戦などでは砥石を携行していたという話をきいたことがあります。よくよく考えると、命中しなかった矢を拾い集めることもしなければならなかったてしょうし、分からないことだらけですね。いずれにしても、お引っ越しをすまされた近藤先生の御登場を待つことにしたいと思います。
 ところで先日、近藤先生からも書架についてご教示をいただいたのですが、専門家に現状をみてもらうのが一番だと思い、箕浦尚美先生に御紹介いただいた建築士の方に本日拙宅を御覧いただくことになりました。末松さんからも「支持」の書き込みを頂きましたので、また事後報告させていただきます。
 それから、昨日届いた『ヒストリア』189には、興味深い論文が満載ですので、御紹介いたします。これだけ集まるのも珍しいことです。
 まず、山本君・平田さんの先輩である樋口健太郎氏の「平安末期における摂関家の「家」と平氏」。最近活況の平家研究に摂関家との関係で新しい切り込みがなされたと思います。摂関家に関連しては、今度の平家物語研究会で高松百香氏の御報告があるようで楽しみにしています。
 それから、須田牧子氏「中世後期における赤間関の機能と大内氏」。昨年末に山口・長府・下関・門司を見学してきたばかりですから、興味津々の内容でした。先般の壇ノ浦ツアーに御参加の方にも一読をお薦めします。防府出身で山口市の高校に通った山内さんや中世の対外関係を勉強しようとしている山岡さんも是非に。山内さん・山岡さんには「室町期における大内氏の対朝鮮関係の先祖観の形成」(『歴史学研究』761)という須田氏の別の論文も紹介しておきます。これも、とてもすぐれた内容です
 そして、一番小生の研究テーマに関係するのが、白井克浩氏の「承久の乱再考」。これまで深く追究されていなかった院方の軍事動員の構想について、実に切れ味の良い検討がなされています。小生は数年前に某大手出版社から『承久の乱』執筆を依頼されており(例によってなかなか書かないので、もう企画からはずされているかもしれませんが?)、東国御家人、とくに三浦義村の視点からこの乱について述べてみたいと考えていたのですが、やる気が起きてきました。長村君・山本君、それに国文専攻の田中さん・門屋君にも加わっていただいて、ゼミで承久の乱の研究プロジェクトを立ち上げませんか?ちなみに、小生は秋までに慈光寺本『承久記』の史料性に関する論文をまとめる段取りです。
 なお、今年の6月27日に開かれる大阪歴史学会の大会では、中世の部会報告に栗山圭子氏「中世王家の成立と院政」があるそうです。研究所公開講座の翌日ですが、拝聴に行きたいものです。
 ・・・というわけで、『ヒストリア』御覧おき下さい。
 
 末筆ながら、田中さんが京都市の歴史資料館でお仕事をされることになったことを御報告いたします。もちろん門屋君同様に、「捲土重来」を期してのことですが。京都市史編纂事業の推進にとっては大変な朗報だと思います。ちゃんと、落ち着くべき人は、しかるべきところに落ち着くものです。

刀剣のメンテナンス

No.1714

呼ばれて名乗るも烏滸がましいが・・・、振られたので書き込みます。

戦場での刀剣のメンテナンスの問題は難しい問題ですね。折れてしまえば仕方ないでしょうが、血液・汗・雨などによる錆、刃こぼれ、曲がりなど、修復可能なトラブルは、戦場ではどうやって修復してたのでしょうか。

刀剣を水に浸けると使い物にならないというのは袈裟ですね。すぐに錆びるということです。ただ、水に浸けて水分を拭わずにそのまま放置しても、錆朽ちるわけではありませんし、すぐに水分を拭えば、仮に錆びても軽度ですみます。そもそも、程度にもよりますが、錆や刃こぼれは実用的にはそれほど問題にならなかったと思います。甲冑武者同士の戦闘では、切れ味の鋭さよりも、打撃の方が重要であったと私は考えます。

また、錆びれば研げば良いのです。その点で、野口先生の書き込みにもあるように、戦場には砥石を携帯したようです。それは、すでに軍防令にみえる兵士が自備すべき物品の中にもみえますし、遡れば、鉄製の武具が北部九州地方に普及する前一世紀後半からみられることのようです。鉄を始めとする金属製の武具のメンテナンスには砥石は必携のようです。

現在の研ぎは、鑑賞のための美術研ぎ(化粧研ぎ)ですから、専門の研ぎ師が必要ですが、錆び落としだけに限らない、実用のための研ぎ(鏃の研ぎも含む)は、むろん身分にもよるでしょうが、戦闘参加者自身が行ったようです。なお、古代の武具と砥石の関係については、上田正昭先生の「古代日本の武器」(大林太良編『戦』社会思想社 1984年)という論文があります。また、刀工(鍛冶)集団が戦場に伴われることもあります。

曲がりについては、軍記物語に「押し直し、押し直し」という太刀による戦闘での慣用句のようにでてきますが、これも特に古い刀剣ではあながち文飾ではありません。古い刀剣はそれだけ鉄が柔らかく折れないということです。

なお、折れた刀身も、鋒からある程度の程度の長さが残っていれば、磨上の応用として、折れた部分を茎に仕立てて短刀などとして再利用することも可能です。

いずれにしろ、実用時代の刀剣の扱いと、現在の美術刀剣としての扱いには、色々な面で相違があったと考えます。





追伸

No.1715

野口先生、私も箕浦さんからメールをいただきました。先生のご紹介があったようですね。ありがとうございます。ただし、新居は新築ではありません。

刀・書架、そして入学式。

No.1716

 近藤先生。勝手な呼び出しにお応え下さり、ありがとうございました。「軍防令」に兵士の砥石携行が記されているとは、また上田正昭先生が武器に関する論文をお書きであったとは、ともに存じませんでした。石浜さんの振り出された課題のおかげで大いに勉強をさせていただきました。ロジスティックという言葉の意味もしっかり把握できましたし。
 
 書架の件は、本日、箕浦先生ご推薦のキノシタ建築研究所代表の一級建築士・木下洋氏が拙宅にお出で下さり、書斎の書架の形態ならびに配置について検討していただき、開発された書架そのものも気に入りましたので、ちょっと奮発して大改造に踏み切ることに致しました。GWには新しい書架が設置され、書斎の模様替えを済ませる予定です。箕浦先生からメールをいただいてから、話はトントン拍子に進みました。あつく御礼申しあげます。

 ところで、昨日は神戸大学、本日は京都大学の入学式がありました。山本君、平田さん、長村君。もう正式にそれぞれの院生ですが、気分は如何ですか?「初心忘るべからず!」で、おおいに才能を開花させてください。

Re: 濡れた刀と時代劇とロジスティック

長村祥知
No.1720

石浜さん・近藤先生こんばんは
とても勉強になりました。ありがとうございます。

野口先生
夕食御馳走様でした。酒無しとは言え、野口パパ主催の「男子コンパ」(?)もなかなか素敵な企画でしたよ。
入学式の後は、昨日・今日と時間割を考えたり他研究科の時間割を確認したりと、新入生気分を楽しんでます。

承久の乱は卒論で言及した事もあり、思想史上極めて大きな意義を有すると考えるので、研究プロジェクトには大変興味深いものがあります。ただ、現時点では先の予定が全く分からないので、お返事はもう少し後にさせてください。

新設書架拝見!

No.1723

野口先生、近藤先生、いろいろとご教授いただき、ありがとうございます。
近藤先生、メール差し上げた件、今、ご著書の該当部分を拝読しておりますので、また、後ほどご連絡差し上げます。今しばらくお待ちいただければと存じます。
野口先生、『紫苑』やフォトアルバムなどお送りいただき、誠にありがとうございます。お礼が遅くなり、申し訳ございません。しかし、こんなものまで造れるとは、野口ゼミは人材が揃っていますね。うらやましい限りです。で、恥ずかしながら、例の私の写っている写真がジャケットに使われておりますが、これを見て家内が、京女で何しているのかと疑いの眼で見られてしまいました。
また、書架を新設されるとのこと、是非拝見させていただければと存じます。

ご無沙汰しております

山口博史
No.1708

野口先生
この度は、『研究紀要』並びに『紫苑』を御恵与下さいましてありがとうございました。早速、娘の同級生(高校のときの)で『永富政権』の実力者、永富絵里子さんの『村落における葬送』を手始めに、皆さんの作品を拝読し、先生の『六波羅の軍事的評価と法住寺殿を含めた空間復元』も拝読させて頂きました。特に野口先生と山田邦和先生の論文は私の住んでいる近辺について言及しておられ、なおかつ、昨年高橋昌明先生に講演して頂きました『小松殿』に触れておられるので興味深く拝読いたしました。また野口孝子先生の『大いなり』の「神苑のかたち」も興味深く読ませていただきました。娘が、毎年年末年始に伏見稲荷大社でアルバイトをするもので余計に興味深く拝読いたしました。
さて、歴史グループ早雲の宣伝をさせていただきます。
野口先生ご紹介いただきました母利美和先生(京都女子大学助教授)のご案内で、今月18日(日)、「京における幕末維新の彦根藩」と題する歴史ハイキングを実施いたします。よかったらご参加下さい。詳しくは歴史グループ早雲のホームページをご覧下さい。アドレスはhttp://www.geocities.co.jp/HeartLand-Icho/5478/
です。以上お礼並びに宣伝でした。

歴史グループ早雲。

No.1709

 山口さん、拙文などへのご感想をありがとうございました。以前、話題になっていましたが、当ゼミメンバーの末松さんも伏見稲荷大社でアルバイトをされています。
 ところで、歴史グループ早雲の歴史ハイキングおよび学習会への参加について、小生からも皆様におすすめします。歴史グループ早雲の沿革については、上記HPにくわしく紹介されていますが、なにしろ故・戸田芳実先生との熊野古道踏破とか、とてもカルチャーセンターなどでは体験できない企画が実現された歴史があります。ほんとうに学問・科学としての歴史を愛する市民によって主体的に運営されていて、講師にお呼びいただくたびに、いつも頭の下がる思いをさせられています。
 小生はこのような理想的な組織を他に知りません。ですから、将来、博物館など社会教育の仕事に従事したいと考えている学生さんは、一度参加してみてほしいと思います。また、当ゼミにご縁の深い先生方もしばしば講師をつとめておられますから、ゼミメンバーならびに京都近郊ご在住の方々の積極的な参加をお勧め致します。
 そういえば、一月の仁木宏先生が講師を勤められた学習会には、当ゼミ「プリンセス」と鈴木君が出席されていましたね。とても充実した内容だったとうかがっております。
 ちなみに、18日の母利先生の歴史ハイキングには、小生も出席したかったのですが、あいにく別の所用があって叶わなくなり残念に思っています。
 京都の幕末を知る貴重なチャンスです。花園大学歴史博物館の企画展とセットで、多くの方に「幕末の京都」の実像をおおいに学んでいただきたいと思っています。
 山口さん、ありがとうございました。京樂先生のゼミに所属されていて、鈴木君たちと同窓生のお嬢さまにもどうぞよろしくお伝え下さい。

理想的組織

鈴木 潤
No.1710

 理想的組織とは、と考えると、自主的に自ら決めた目標に向かって努力している集団という感じでしょうか?
 そういった中に身を置くと、卒論のゼミや義務化された奉仕活動では味わえない心地よさに浸ってしまいそうになります。
 でも、理想的な状態を持続させるのはとても難しいですね…。四回生になり、自分のやってきたことの引継の時期になって強く感じます。(グチになってしまいました)

仁木先生のお話の時は、とても勉強になりました☆それと高木さんも参加でした!

Re: ご無沙汰しております

末松憲子
No.1713

>山口さん
はじめまして。野口先生にご紹介いただきました末松です。
年末年始はどのようなお仕事をされるのですか?
男性の方なので奥村さん率いる男の子軍団でしょうか?
私は奉賽課のデーター入力の仕事を毎年しています。
歴史グループ早雲には一度参加してみたいと思っていますので、いつかお会いする機会があるのではないかと思います。
その時はよろしくお願いします。

ウイルスが猛威を

No.1704

どうやら、ちまたではPCウイルスが猛威を振るっているようです。私から、英語タイトルの添付ファイル付きメールが送られたかもしれません。また、野口先生のアドレスで、添付ファイル付きの英語タイトル・メールが送られてきました。みなさんのところへはいかがでしょうか。(ちなみに、このメールは野口先生とはなんの関係もありません。)私のPCは会社のサーバーで保護されているので、ウイルスファイルは即刻削除されてしまいますが、そうでなければ、怪しいメールは、添付ファイルを開かないことはもちろん、メールそのものも開封しないことをお勧めします。そのためには、表示メニューでレイアウトを選択し、プレビューウインドウを表示しないようにすればOKです。以上、念のためでした。

Re: ウイルスが猛威を

No.1705

 石浜さん、名前だけでもnoguchiが、御迷惑をおかけして恐縮です。実は以前にもそのようなケースがあり、鈴木君に対応していただいております。一方、青山学院大学史学科同窓会事務局から、メールを送信した際に、受信者の選択欄をBBCで送信すべきところを宛先欄に入力したために、受信した側にKlezというウィルスに感染した可能性があって、差出人を詐称したメールが多く流れているという(紙の)手紙が来ました。意味はさっぱり分かりませんが、言われたとおりに、一応、このKlezの駆除も行ったのですが、困った話です。何よりも、野口は英語が大苦手ですので、英語タイトルのメールなんかお送り致しません。また、鈴木君のアドバイスを仰ぎたいと思います。
 ちなみに、上記同窓会は、今後は重要なお知らせは葉書を使うのだそうです。やっぱり、紙に文字を書いて意思を伝達するのが、一番だということです。

博物館レポートfrom福井県

山本陽一郎
No.1695

 先日の『吾妻鏡』講読会の日に地元である福井県に帰省しました。短期間しか居られないのですが、その間にしばらく閉館して、リニューアルオープンした福井県立歴史博物館(旧福井県立博物館)と福井市郷土歴史博物館(旧福井市郷土資料館)に行って来ました。今回の2つの博物館リニューアル計画に伴って、福井県立歴史博物館は遺物・資料などの収集をメインに、またもう一つの福井市郷土歴史博物館が福井県の大まかな歴史の流れを解説するという役割分担がなされていました。先ず、資料の展示がメインの方は、考古学の遺物や民俗学関係の資料が収蔵庫ごと展示されておりビックリしました。特に中世の代表的な焼物である越前焼の窯跡の復元はとてもわかり易かったです。しかし、資料展示にメインを置き過ぎてしまったためか、日本の歴史の大きな流れの中における福井県といのが掴みにくく、やや取っ付きにくい印象を覚えました。
 そうなると、ミーハーな自分にとっては必然的にもう一つの福井市郷土歴史博物館に、概説的な展示に期待をかける訳です。しかし開けてビックリ玉手箱ではありませんが、自分の勉強している平安~鎌倉時代の福井県(特に越前国)の展示・解説が無いではありませんか!何故そのような事になってしまったかというと、この博物館のコンセプトが、「郷土歴史博物館」というだけあって、福井県の歴史でも全国的に有名な箇所に重点を置いて解説・展示することにあったと思います。その内容は「継体天皇と古墳時代」・「道守庄と東大寺初期荘園」・「新田義貞と南北朝時代」(一番時間かけて見た唯一の展示)・「結城秀康と福井」・「松平春嶽と幕末」など、確かに豪快ラインナップです。ただ展示内容を見ても分かるように、古墳時代から奈良時代までが飛鳥時代を省略していて、また奈良時代から一気に南北朝時代まで、平安時代と鎌倉時代がゴソッと省略されているのには、かなり落胆・唖然としてしまいました。しかも自分の研究テーマである「越前斉藤氏」などはあるはずも無かったです(泣)。しかしこの博物館は、短期間に入館者数が3万人を超えるなど、好評だそうです。確かに古墳時代や幕末などは、政治史の流れから言ってもかなり重要な役割を福井県が果たした意味はわかりますが、しかしその展示内容には、「歴史は英雄が動かす」といった安易な英雄史観的なものに見えたのと同時に、福井県人の歴史認識の一端を垣間見ました。大きな歴史の流れの中で。、地域史としての「越前国」や「福井藩」を認識するという視点が無い限り、「郷土福井万歳」だけに終わってしまう気がします。
 また、最近福井県でも「歴史の見える街づくり」運動が盛んになって来たらしく、近世城下町のとしての「福井」が見直されてきています(実際城下町に関する展示はかなり充実していて面白かったです)。それは最近の考古学の発掘成果を踏まえたものであると思いますが、しかし城下町としての「福井」を考える上で一番重要なはずの資料である「福井城」跡に、権力の象徴である福井県庁がデカデカと建っている現状を考えると根本的なところが間違っているのではないかと思ってしまいます。またそれは前回の山田先生が御指摘の地名に反映されています。以前は「大名町通り」という歴史を感じさせる名前だったのが、バブル経済が始まる時期に「フェニックスプラザ」という文化施設(?)を建てたことから、その通り名を「フェニックス通り」という、何ともミスマッチなものなってしまったという点からも、大事なものを見過ごしてはいないのかと思います。
 しかし、自分が福井県から京都に出てくる頃は、まだそのような「歴史の見える街づくり」など言ったものはなく、歴史を大事にしていこうという事自体は、歴史好きの自分にとっては本当にうれしい事です。ただ「歴史の見える街づくり」=歴史に対する客観的な視点ではないことは言うまでもないことだと思います。
 以前から(高校生時より)いつかこういう事を公の場で発言したかったので、もと福井県人、福井市民として思うところを述べました(特に福井城跡に県庁を建てた福井県の県民性など。

>野口先生
 間違った事実の修正を指摘する事は、全然言論弾圧には当たりません。それより前回のレスでは、一字一句大事にすると言った矢先に早速やらかしました。すいません。



Re: 博物館レポートfrom福井県

No.1696

>山本君 
 小生、タダの意地悪オヤジです。
 故郷の歴史への思い入れと現実のギャップ、小生の心境とあい通ずるものがあるようですね。NO.1628参照。
 それにしても、これは福井県の教育委員会のえらい人にぜひ御覧いただきたいレポートだと思いました。故郷に錦を飾ったからには、貴兄には、福井県民にたいする地域の歴史の啓蒙のために、ぜひこれから大いに活躍してほしいと思います。
 ちなみに、東大史料編纂所の藤原重雄先生が、当掲示板を「高名な研究者が出入りしている掲示板」の一つに挙げておられましたよ。
http://www.asahi-net.or.jp/~YE6S-FJWR/

Re: 博物館レポートfrom福井県

No.1702

 山本さんの書き込みにあるような「時代に偏りがある…」という事は、大阪歴史博物館に行ったときに感じました。
 3日のお花見ツアー(僕は途中から行ったのですが)で、高台寺での観光客の拝観のスタイルを見ていると、
 テレビや雑誌などの有名なポイントでは「あっ、ここ有名だよねぇ~」と人だかりができ、有名では無いが趣のある茶室などはほとんど素通り。という感じでした。
 一般人的なミーハーさだと、結局は有名どころを集めるのが、手っ取り早い集客の方法となってしまうのでしょうか。(伊勢での斎宮歴史博物館のおばちゃんたちもすごかったですね)

 藤原先生のページ、見ました。
 「正直、何か肝腎なところを共有できていない者にとって、会話についてゆくのはしんどい。なので、掲示板は当面作りません。」とありました。ただ、内輪だけの内容だと掲示板としての規律(マナーといったほうがいいでしょうか?)は守られやすいですが、逆に公開されたものだと(所謂)一見さんは入りやすいが荒れてしまう、というトレードオフの関係になってしまいます。このバランスは特に難しいですね。
 新年度が始まり、今年は「一見さん」と「常連さん」のギャップをどう埋めるのか、この掲示板の発展への課題ではないでしょうか?

同感。書架・洗濯機。

No.1703

 鈴木君の提示された課題はきわめて重要なことと思います。
小生など、まさしくいい加減にこの掲示板を「利用」させていただいており、具体的な問題発生の下手人だと反省しています。研究・学術上の情報交換の場であって欲しいことはもちろんですが、この掲示板設置の目的は、あくまで「ゼミメンバーの役に立つこと」だと思いますから、そのあたりは明確にしておくべきだと思います。なによりも、メンバーが自分たちのものであるという気持ちで、大いに遠慮無く(ただし、不特定多数の読者がおられることを念頭に置いて)書き込んでくださればと考える次第です。また、他の大学の歴史学関係のゼミの掲示板(たとえば、滋賀県立大の京樂先生、東京学芸大の木村茂光先生、三重大の山田先生など)のHPのあり方から学ばせていただくことも一つの方法だと思います。

 さきに書架の購入について、掲示板の「私的」利用をさせていただきましたが、この件について大阪工業大学の講師をされている箕浦尚美先生から貴重な情報を頂きました。あつくお礼申し上げます。とても魅力的なお話しなので、検討させていただきます。箕浦先生は中世文学を御専攻とのことですが、この掲示板の威力を思い知った次第です。

 書架との絡みで、当家に全自動洗濯機が一台余分にあることに気づきました。スペースを確保するために、処分しようかと思うのですが、もし中古でも洗濯機が必要な方がおられましたら、取りに来ていただくことのみを条件にして差し上げますので御連絡下さい(また私的利用でしたね)。

Re: 博物館レポートfrom福井県

末松憲子
No.1706

>鈴木君
高台寺は本当にすごいですよね。私は夜間ライトアップに何年か前に行ったんですが、入口から出口までぎっしり人が詰まって排出先へとうごめく様は、まるで腸内蠢動かと思いました(笑)
京都の観光は本当に「打てば響く」感じで、観光学的に考えると面白いんですが、飲み込まれると辟易してしまいますねぇ。
私は修論でそのへんの「江戸後期の寺社と周辺商人の観光客誘致」が絡んでくるので、辟易しながらも楽しんでるんですけどね。

>野口先生
私的利用とおっしゃっていますが、先人の先生方の書庫情報、全く皆に無関係ではないとおもいます。
自分で書庫を持つ日が来るのかはまだわかりませんが、実際膨大な本を管理・利用している先生方の生の声は、私の本棚活用にも参考になりました。
なかなかゼミには顔を出せませんが、ここでの雑談(?)はちゃんとチェックして日々役に立てていますよ!

たくさんの課題提出に感謝・感激!!

No.1690

 ゼミメンバー諸姉兄。お気遣いと御配慮、ありがとうございました。研究会後のお花見は如何でしたでしょうか?
 >田中さん そのうちに「○○に出会いさえしなかったら、私の人生はこんな事にはならなかった」-と言われやしないかなぁ?心配です。
 >永富さん 「プリンセス」→当ゼミ代表の呼称はこれでいきましょう。
 「みんなと一緒じゃないと心のどこかで不安」・・・よく分かります。でも、「みんなと一緒」の方を不安に思うこともあってよいでしょう。
 >笠さん 去年、一回生の笠さんと出会いました。山岡さんといいます。
 >長村君 教師という職業は「サービス」業です。
 >門屋君 週21時間。かなりハードだと思いますが、自信をつける良いチャンスです。
 >山本君・門屋君・鈴木君 女装での研究室への立ち入りは禁止いたします。
 >平田さん 神戸大では赤子でも、京女に来たら母になったような気持ちで後輩の御指導をお願いいたします。
 >谷垣さん 「山椒みそ」ありがとうございました。但馬には美味しいものが沢山あるようてすね。
 ところで、3日の研究会でいただいた「ごまたまご」は田中さんからのお土産でしたが、「なんとかサブレー」はどなたからでしたっけ?ごちそうさまでした。
 >渡邊さん 源頼朝が貴族の装束を身につけているのは、かれが太政大臣になった平清盛や右大臣になった源実朝と同様に、紛れもない貴族だったからです。(当ゼミの棟梁は「プリンセス」ですが)「武家の棟梁」は貴族なんですよ。
 >廣政さん 合気道部40周年行事、がんばってください。
 >山内さん 『吾妻鏡』の読解、初めてなのに「大変よくできました」。史学の才能有り!太鼓判です。

どうもありがとうございます。

廣政 愛
No.1694

中途半端な存在の私ですが、なんとか皆さんについていける様、頑張ります。

Re: たくさんの課題提出に感謝

山内 梓
No.1697

 久しぶりの書き込みです(^-^)。昨日の『吾妻鏡』の講読は緊張しましたがとても勉強になりました。また、初めての発表ということでお聞き苦しい点も多々あったと思いますが、私自身は今回やらせて頂いてとても楽しかったです。やっぱり自分で発表すると理解も深まるし、系図や異体字もすんなり頭に入ってくるように感じました。それに、昨日の講読会では私が従来持っていた時政のイメージも随分変わりました。私は今まで彼に対してやりての政治家というような印象を持っていたのですが、元久2年6月21日条を読んでみると政子・義時姉弟と牧の方との間で右往左往している時政の姿が見えてきてとても面白かったです。    

サブレ―ネタ。

平田樹理
No.1698

>野口先生
どうもありがとうございます。

「なんとかサブレ―」の話ですが、私が持ってきたのは「ひよこサブレ―」です。
一応福岡土産なんですが、東京にもいたるところで普通に売っています…。「はとサブレ―」だけで十分だと、いつも思うのですが(怒)。

同感!>平田さん

笠@福岡県民
No.1699

「ひよこ」は福岡が本場です(怒)!

そういえば、福岡のひよこから「幻のサブレー」が期間限定で
発売されましたね。>平田さん

私は先日「ヒトデ」サブレーを頂きました。
が、個人的には「ヤマアラシ」サブレーが欲しかった・・・。

地元民しか分からないレスですみませんm(_ _)m

前途有望。

No.1701

 >廣政さん 国文のゼミ生の存在は大きいですよ。まだ、みんなスタートラインに近いところにいますし。
 
 >山内さん その感想、いよいよ「史学向き」が明らかです。一生をかけて歴史学の醍醐味を大いに楽しんでください。
 小生監修の「畠山重忠」のマンガ(小学生向き)は、できれば8日にコピーをお渡ししたいと思っております。
  
 >笠さん ビックリしてメールの返信に「と」の一字をおとしてしまいましたよ。いずれ、公式発表をよろしく。そうなると、久留米・小城にはぜひ行きたいですね。
 
 >ゼミメンバー諸姉兄 みんな、前途有望で、今年度も「目出度し、めでたし」です。

財前助教授の実弾

No.1679

4月1日ねたになんのレスもつかなかったので、
少々落胆ぎみです。

そこで、身近に経験した、「物語」の虚構と真実について。

話題のドラマをほとんど見られなかったので、
仕事の合間に原作を読んでいます。
例の「白い巨塔」の山崎豊子の原作です。
まだ、1冊目なのですが、個人的にえっ、と思うシーンが。

財前助教授が、なにわ大学の医学部長鵜飼にはじめて、
ある洋画を賄賂(実弾)として贈る部分があります。
その洋画家は「染井青児」となっています。
日本の洋画家で、「青児」という名前のもちぬしは、
私の祖父と、東郷青児と2人しか知りません。
一般によく知られているのは、後者なので、そうだろう、
と思って読んでいくと、
その絵は「パリのノートルダム寺院を描いたもので、やや抽象化され、褐色の絵具を厚く塗り重ねた絵であった」と書かれています。祖父の絵の特徴そのままなので(ちなみに東郷青児の絵の特徴はまったく違います)、まちがいなく、これは祖父の絵をモデルにしているのです。

いやー、これは知らなかった。

ちなみに「心斎橋画廊」での「滞欧作品展」で、
財前が購入したことになっています。
祖父の年譜をひもとくと、原作が書かれたはずの
昭和30年代、祖父の展覧会が、さかんに、
大阪の梅田画廊とか、阪神百貨店とかで、
開かれていますが、「滞欧」と名を冠した展覧会は、
昭和8年の大阪阪急百貨店での「滞欧洋画展」に遡ります。

作家がどういうものを作品のモチーフとして使うのか。
あまりに身近な例なので、いろいろと考えてしまいました。
財前がいくらで買ったかも書いてあるし。
当時の貨幣価値もわかるし。

実際に、鵜飼のモデルとされるO大学医学部長に、
祖父の絵が渡っているとは考えがたいですが、
当時の、医学部内での教授昇進の際の、
賄賂の相場などは、かなり正確なのかもしれません。

もしかしたら、この原作を当時読んだ医学部の助教授が、
こうしないとだめかと思って、
実際に、祖父の絵を医学部長におくっていたりして。

うーん。

やはり、この話がおもしろいのは、私だけかな。

えいぷりるふーる

長村祥知
No.1682

美川先生

半信半疑だったのですが、下の「4月1日ねた」は
所謂「四月馬鹿」というやつなんでしょうか??

白い巨塔ねたでなくてすいません・・・

Re: えいぷりるふーる

No.1684

長村君 こんばんは。
もちろんですとも。

続えいぷりるふーる

長村祥知
No.1691

美川先生

「4月1日」の書き込みという意味には気づかず、単純にお話を読んで、まさか?と思いました。
しかし、日本のあちこちが市町村合併のせいで妙ちきりんな名称になってしまったり、東京のほうでは学問の府たるべき場が変なことになっていたりするので、そんな話があってもおかしくないなぁなどとも思っていたのです・・・

「半信半疑」ってこんな感じなんですね

Re: えいぷりるふーる

美川圭
No.1693

長村君、まじめに勉強しているだけでは、
研究者はつとまらないよ。
史料にだまされちゃうから。

えらそうに、小言です。

Re: 財前助教授の実弾

長村祥知
No.1700

美川先生

同列に論ぜられるものでは無い事を承知で申しますと、私の美川先生に対する尊敬・信用と史料に対する猜疑心とは大きく隔たっていますが、私の性格をよく見抜いてくださっているお小言、ありがたく承っておきます。

花見のお知らせ~

野口 洋平
No.1678

みなさんこんにちわ。突然ですが明日の研究会終了後花見でも行きませんか?
場所はいろいろ考えてますがどこにするかはまだ秘密です。当日発表するので楽しみにして下さい。研究会に行けない人で参加希望の方は集合場所等しらせますので野口まで直接連絡願います。たくさんのご参加お待ちしてます。guccinet_0529@k.vodefone.ne.jp