2014年度のスタートにあたって。
No.11185
いよいよ今週から新年度の授業開始です。
現代社会学部の「基礎演習Ⅰ」については、すでにオリエンテーションで顔合わせも出来ましたので、それなりに準備が出来ていると思うのですが、「演習Ⅰ」の方は未着手。 これは、歴史・地域振興・歴史資産を活かした観光といったテーマの枠組みの中で、報告と討論、あるいは見学といった方法で進めるに如かずでしょう。
それから「教養科目」は、第一回目はまだ本題に入らないにせよ、今日の歴史学の課題とか歴史認識の問題などはお話しておかなければならないところでしょう。いつも、一度の授業内容が多すぎて、一方的に喋っておしまいという感じなので、今年度はポイントをしぼって余裕のある講義にしたいと思っています。配付資料も少な目にしましょう。
大学院家政学研究科の授業は、例年通り歴史学からのアプローチの方法を学んで貰う意味から、これまで履修された満田さん・山口さん・尾河さんたちと同じように、研究所ゼミのメンバーと一緒に勉強して貰う形をとりたいと考えています。
最近は評価のことを気にする人が多いのですが、大学は<性善説>を前提にして存在すべき空間ですから、成績評価もそのようにして対応します。もっとも、私など、学生時代、一番得意とする科目の成績が一番悪かったりいたしました。授業中に担当の先生(卒論の指導教授ではありません)の意見と私見が対立するところがあったのがその理由です。そもそも、大学における成績というのは高校までのそれとは尺度が違うのです。
一方、研究所ゼミナールですが、昨年度末、いよいよ新しい方は誰も来なくなるのかと思っていたのですが、うれしいことに千客万来の様相です。奈良女子大学からは窪田さんに加えて、同じく学部生の加藤さんや院生の大島さん・山浦さんが、京大から院生の弓山君、それに本学史学科の田口さんが復帰されました。そのほか、不定期参加ながら同史学科の井上さんもおられますし、ほかに田口さんの御紹介で現代社会学部の方もお出でになるとのことです。これに正副師範代の岩田君・山本さんと『紫苑』編集長の池嶋さんと私ということになると、総勢12人ということになり、さらに何人か加わるとなると、とても私の研究室(研究所教授室)では収まりきれず、これは何としても共同研究室の確保が必要のようです。
なお、関西圏で御活躍中のゼミ古参メンバーには、時にお時間がおありでしたら、史料講読会などにお運び頂ければ幸いです。遠方の方も公開講座の時などはぜひ。
ゼミの発展はヨコとタテの関係のバランスが重要で、そこに妙味・メリットも発生するものです。
ゼミ創設当初は諸姉兄の「おとうさんみたい」だった私も、すでに数年前には某君に「おじいさんみたいになりましたね」と言われました。ですから、今はおそらく学部新入生からは「曾おじいさん」と言われかねない状況に立ち至っているはずです。
身体・精神・能力の三拍子揃っての耄碌が際だって参りましたので、史跡見学やゼミ旅行のような活発な活動を展開しづらくなったことは否めません。
その辺りも踏まえて、今年度も頑張って参りたいと思います。よろしく御協力ください。
現代社会学部の「基礎演習Ⅰ」については、すでにオリエンテーションで顔合わせも出来ましたので、それなりに準備が出来ていると思うのですが、「演習Ⅰ」の方は未着手。 これは、歴史・地域振興・歴史資産を活かした観光といったテーマの枠組みの中で、報告と討論、あるいは見学といった方法で進めるに如かずでしょう。
それから「教養科目」は、第一回目はまだ本題に入らないにせよ、今日の歴史学の課題とか歴史認識の問題などはお話しておかなければならないところでしょう。いつも、一度の授業内容が多すぎて、一方的に喋っておしまいという感じなので、今年度はポイントをしぼって余裕のある講義にしたいと思っています。配付資料も少な目にしましょう。
大学院家政学研究科の授業は、例年通り歴史学からのアプローチの方法を学んで貰う意味から、これまで履修された満田さん・山口さん・尾河さんたちと同じように、研究所ゼミのメンバーと一緒に勉強して貰う形をとりたいと考えています。
最近は評価のことを気にする人が多いのですが、大学は<性善説>を前提にして存在すべき空間ですから、成績評価もそのようにして対応します。もっとも、私など、学生時代、一番得意とする科目の成績が一番悪かったりいたしました。授業中に担当の先生(卒論の指導教授ではありません)の意見と私見が対立するところがあったのがその理由です。そもそも、大学における成績というのは高校までのそれとは尺度が違うのです。
一方、研究所ゼミナールですが、昨年度末、いよいよ新しい方は誰も来なくなるのかと思っていたのですが、うれしいことに千客万来の様相です。奈良女子大学からは窪田さんに加えて、同じく学部生の加藤さんや院生の大島さん・山浦さんが、京大から院生の弓山君、それに本学史学科の田口さんが復帰されました。そのほか、不定期参加ながら同史学科の井上さんもおられますし、ほかに田口さんの御紹介で現代社会学部の方もお出でになるとのことです。これに正副師範代の岩田君・山本さんと『紫苑』編集長の池嶋さんと私ということになると、総勢12人ということになり、さらに何人か加わるとなると、とても私の研究室(研究所教授室)では収まりきれず、これは何としても共同研究室の確保が必要のようです。
なお、関西圏で御活躍中のゼミ古参メンバーには、時にお時間がおありでしたら、史料講読会などにお運び頂ければ幸いです。遠方の方も公開講座の時などはぜひ。
ゼミの発展はヨコとタテの関係のバランスが重要で、そこに妙味・メリットも発生するものです。
ゼミ創設当初は諸姉兄の「おとうさんみたい」だった私も、すでに数年前には某君に「おじいさんみたいになりましたね」と言われました。ですから、今はおそらく学部新入生からは「曾おじいさん」と言われかねない状況に立ち至っているはずです。
身体・精神・能力の三拍子揃っての耄碌が際だって参りましたので、史跡見学やゼミ旅行のような活発な活動を展開しづらくなったことは否めません。
その辺りも踏まえて、今年度も頑張って参りたいと思います。よろしく御協力ください。