「 比企氏の乱」は比企氏による乱なのか?
No.10123
後になって気がついたのですが、昨日は当ゼミ師範代岩田君のお誕生日でした。「生誕○○周年」の大祝賀会を開くべき所でしたのに残念。メンバー諸姉は日ごろの御指導に「論文」でお応えになるのが最大のプレゼントというものでしょう。
昨日のゼミ講読会は、一部を例会に変更。山本さんに、いわゆる「比企氏の乱」に関する評価の見直しをテーマに報告していただきました。近年の『吾妻鏡』に対する書誌的検討を踏まえた成果で、政治過程に関する研究にも整合する、説得力のある報告でした。『吾妻鏡』の曲筆に関心を向けておられた、私の恩師である貫達人先生が、この報告を聴かれたらさぞ喜ばれたことでしょう。(私も褒められたかも)。
執筆中の修士論文に反映されるのを楽しみにしています(池嶋さん・滝沢さん・大平さんも卒論頑張ってくださいね!)。
私も、山本さんの報告を聴いて、早々に執筆しなければならないのに頓挫している『北条時政』に取り組む意欲がフツフツと湧いて参りました。
ちなみに、山本さんは、最近刊行された古代学協会の年報『初音』3に「『小右記』長和4年4月13日条の検討」と題する論文を発表されているので、このことも紹介しておきます。記録(漢文日記)で歴史に取り組もうとしている方には一読の価値があります。
☆ 京都市歴史資料館館長の井上満郞先生より、新刊の御高著『人をあるく 桓武天皇と平安京』(吉川弘文館)を御恵送頂きました。
井上先生に、あつくお礼を申し上げます。
ちなみに、この『人をあるく』のシリーズでは、当ゼミ草創期(神話時代)に貢献してくれた前川佳代さんが『源義経と壇ノ浦』を書かれることになっています。
「義経といえば、前川さん!」 期待して待ちましょう。
昨日のゼミ講読会は、一部を例会に変更。山本さんに、いわゆる「比企氏の乱」に関する評価の見直しをテーマに報告していただきました。近年の『吾妻鏡』に対する書誌的検討を踏まえた成果で、政治過程に関する研究にも整合する、説得力のある報告でした。『吾妻鏡』の曲筆に関心を向けておられた、私の恩師である貫達人先生が、この報告を聴かれたらさぞ喜ばれたことでしょう。(私も褒められたかも)。
執筆中の修士論文に反映されるのを楽しみにしています(池嶋さん・滝沢さん・大平さんも卒論頑張ってくださいね!)。
私も、山本さんの報告を聴いて、早々に執筆しなければならないのに頓挫している『北条時政』に取り組む意欲がフツフツと湧いて参りました。
ちなみに、山本さんは、最近刊行された古代学協会の年報『初音』3に「『小右記』長和4年4月13日条の検討」と題する論文を発表されているので、このことも紹介しておきます。記録(漢文日記)で歴史に取り組もうとしている方には一読の価値があります。
☆ 京都市歴史資料館館長の井上満郞先生より、新刊の御高著『人をあるく 桓武天皇と平安京』(吉川弘文館)を御恵送頂きました。
井上先生に、あつくお礼を申し上げます。
ちなみに、この『人をあるく』のシリーズでは、当ゼミ草創期(神話時代)に貢献してくれた前川佳代さんが『源義経と壇ノ浦』を書かれることになっています。
「義経といえば、前川さん!」 期待して待ちましょう。