講演会 『騒乱の上総国府を治める』のお知らせ

No.10121

         ◇『騒乱の上総国府を治める』講演会◇

 日時:平成25年12月1日 午前9時30分 ~ 午後4時30分 (会場受付午前9時~)
 場所:市原市勤労会館(YOUホール)〒290-0050 千葉県市原市更級5丁目1番地18
    JR内房線 五井駅 東口から徒歩15分
    五井駅より国分寺台行へ乗車 保健センター前下車
 〔講演内容〕
  「上総国の成り立ち」 市原市教育委員会 ふるさと文化課 大村 直
  「国府と国司の役割」 公益財団法人 埼玉県埋蔵文化財調査事業団主査 田中広明
  「倒壊する上総国分僧寺」  市原市教育委員会 ふるさと文化課 櫻井敦史
  「揺れ動く坂東 俘囚から平将門・平維良の乱」早稲田大学文学学術院教授 川尻秋生
  「反乱の系譜と鎌倉開府 平忠常の乱から源頼朝の挙兵まで」京都女子大学教授 野口 実

 参加費:無料
 申込:当日先着300人

  ※ 詳細はこちらを御覧下さい↓
      http://www.city.ichihara.chiba.jp/320syougai/furubun2013/souran-kazusa-kokufu.html

ムサノ世ニナリニケルナリ―次回の『吾妻鏡』―

No.10119

 昨日(11/14)の講読会ではほぼまるまる『愚管抄』の記事を読みました。慈円のいう「武者」については、しっかり考えてみないといけないと思いました。

 次回の『吾妻鏡』のご案内です。

 日時:2013年11月21日(木)午後3時頃~(予定)

 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:頼家・実朝期の振り返り

 ※しばらく“振り返り”を続けていきますが、それが終わった後の範囲は以下の通りです。
     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。秋の深まりを感じる季節に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞ「ご自由に」ご参加ください。
 京都女子大の方限定ではありませんよ。

「ムサクルシイ世ニナリニケルナリ」(痔炎『求勧賞』)

No.10120

 タイトルは師範代に張り合ってみただけのことですので、悪しからず。

 目下、12月1日(日)に千葉県市原市で開催される市制50周年セミナー「動乱の上総国府を治める」で、お話しさせて頂く講演の資料を作成しています。
 18日までにお送りしなければならないのですが、どうも風邪をひいてしまったようで頭痛に苛まれていて捗りません。やはり何はともあれ「健康第一」です。
 しかし、そんな時でも、つまらないダジャレをタイトルに書いていたりして、悪癖は病に勝るのでしょうか?

 出版社の方から、復刊された論文集の売れ行きが好調であるというお知らせを頂いて安堵しております。関東では15日、関西では16日の『読売新聞』に広告が載るそうです。

 【追記】 1月5日の史跡散歩ですが、宇治陵では、当然、「岡屋関白」こと近衛兼経のお墓にも行く予定です。  

「冬の時代」を阻止せよ!

No.10117

 なぜか、このところ、私は、河内源氏、とくに源頼義・義家父子の再来を夢に見ることがあります。 
 
 ところで、本日(12日)の「基礎演習Ⅱ」・「演習Ⅱ」の発表は私にとってもよい勉強になりました。とくに「死刑」についての西川さんの報告は、要領よくまとめられていたと思いました。
 しかし、時間の関係で一度に二名で行わなければならないのが残念。やはり半期のゼミで17人というのは多すぎるようです。

 一昨日、「木幡浄妙寺跡・宇治陵の見学会」についてお知らせしましたが(>>No.10115)、なかなか反響が大きく、若手の研究者からフランス人の方まで、多彩な顔ぶれが集まりそうです。キャンパスプラザで私の講義を聴いて下さっている京都外大の学生さんからも申し込みを頂きました。
 また、新たなネットワークを作る機会になればよいと思っています。

 それにしても寒いですよね。
編集:2013/11/13(Wed) 00:09

『中世宇都宮氏の世界』が出ました。

No.10118

 来年正月の木幡浄妙寺などの見学会ですが、髙橋昌明先生から、参加される旨の御連絡を頂きました。

 ☆ 高知大学の市村高男先生、栃木県立博物館の江田郁夫先生、栃木県立小山南高校の松本一夫先生の御連名で、市村高男編著『中世宇都宮氏の世界』(彩流社)を御恵送頂きました。
 下野・豊前・伊予の宇都宮氏が様々な視角から論じられています。中世武士論に関心のある方は必読。
 私も、近く刊行予定の『中世の人物』(清文堂)の第三巻(平雅行先生の編)に「宇都宮頼綱」を執筆して、すでに提出してあるのですが・・・。
 市村先生・江田先生・松本先生に、あつく御礼を申し上げます。

 こういう本を、佐賀や鹿児島の研究者と協力して千葉氏でも出したいものですね。

 明日12日の「基礎演習Ⅱ」・「演習Ⅱ」の発表テーマ

No.10116

「基礎演習Ⅱ」
  小林さん 「伝統を持つ京野菜について~京野菜の抱える課題とその対策~」
  鶴見さん 「京都の三大祭り」 

 「演習Ⅱ」  
  西川さん 「死刑」
  犬渕さん 「東山区の成り立ち」  
 
  いずれも面白そうなテーマばかりで楽しみですね。

 来春 正月5日、木幡浄妙寺跡・宇治陵の見学会

No.10115

 以前より、この秋の間に藤原道長の菩提寺である木幡浄妙寺跡や平安~鎌倉時代における摂関家の要人たちの眠る宇治陵の見学会を行うことを計画していましたが、なかなか具体化できませんでした。 そんな中、古代学協会で開講されている『小右記』講読の講座に参加されている方たちの有志が同じような企画で、来年正月5日に実施するというお話をうかがいましたので、これに参加させて頂くことにいたしました。

 正月5日に開催されるのは、道長の死去が万寿4年12月4日で、これを太陽暦に換算すると、この頃がまさに命日にあたるということのようです。5日ならば、三賀日も過ぎ、日曜日ですから、多くの方が参加しやすいということのようです。帰省した学生さんも京都に戻ってくる頃ですし、タイミングとしては絶好なのではないかと思います。
 
 当ゼミメンバーや関係者には『小右記』講読の講座に出席されている方がおられますし、また、近隣の岩田君にも、もし仕事の調整の都合がつくようでしたら御参加頂ければ助かります。ゼミで参加させて頂く見返りに、資料の作成は、当方が請け負うことになりました(誰か手伝って下さ~い! 山本さんは修論があるから、頼めませんね)。
 先般、浄妙寺跡・宇治陵に行く機会があったら参加したいというお申し出を頂いていた神戸大学名誉教授の髙橋昌明先生にもお声をかけさせていただくつもりです。

 詳細は追って連絡して頂くことになっていますが、とりあえず、予定されている日程と行程の概略は以下の通りとのことです。
【日程】 2014年1月5日(日) 13:00~
【行程】 JR(地下鉄)六地蔵駅前集合→浄妙寺跡→宇治陵→松殿跡→木幡神社
       その後は、未定

 まだ、先のことながら、ゼミメンバーおよびOG・OB・関係者、それに現代社会学部野口ゼミ履修者で参加を希望される方は、当方までメールで御連絡下さい。

   【追記】 集合場所は地下鉄六地蔵駅の改札口前に変更されました。

顔で笑って心で泣いて

No.10114

 日本の男の美徳とされる行動様式ですが、私はこれが苦手です。老化して常に体調がよくないことも手伝って、こういう態度を意識的に行うのも辛くなりました。さすがに、泣くことは少ないと思いますが、怒りっぽくなっていることは実感しています。
 歴史を振り返ると、老人になってから人が変わったようになって失政を行う権力者がママ見られますが、こういうことなのでしょう。権力がないのが幸いでした。

 来年度前期、現代社会学部の「演習Ⅰ」を担当することになりましたので、そのシラバス(選抜方法)を書き込みました。閲覧期間はまだ先ですが、何か質問がある方は、メールでの問い合わせに応じます。

 紅葉の季節になりましたので、大学から2時間程度で歩いて往復できる範囲のお寺めぐり(観光客の少ないところ)を行いたいと考えています。

 ☆ 青山学院大学の佐伯真一先生より、御高論「書評 美濃部重克著『観想 平家物語』(『説話文学研究』48)・「熊谷直実・父性の変貌」(『国立劇場第285回歌舞伎公演解説書』)を御恵送頂きました。
 短い御論ですが、学ぶこと考えさせられるところが多大でした。
 佐伯先生に、あつく御礼を申し上げます。

来年度の公開講座について、早過ぎるお知らせ。

No.10112

 来年の話をすると鬼に笑われますが、大いに笑わせたいと思います。
 毎年6月の第四土曜日に実施する公開講座の講師の先生が決まりました。
 
  <シリーズ 東山から発信する京都の歴史と文化⑯>
   講師(お話し頂く順) 

  岩田慎平氏 (立命館大学非常勤講師・当研究所共同研究員,日本古代・中世史)
  湯浅治久氏 (専修大学文学部教授,日本中世史)

  両先生にはすでに御内諾を頂いております。
  個別テーマは未定ですが、全体のテーマは「中世前期の京都と地方社会の交流」のような内容になるものと考えております。

 ※ 正式な公示は新年度になってから行いますが、期日は6月28日(土)で、時間は例年通り(13時~17時)。ゼミメンバー・関係者による懇談会・懇親会もいつも通りです。
 ゼミメンバー・関係者(とくにOB・OGのみなさん)は、この日を空けておいて下さい。競合するイベントの実施にもご配慮のほど。ても、ジューンブライドなどと言って結婚式を行うという人が出る「かも」知れませんね。その場合は諸手を挙げて「祝福」!
編集:2013/11/07(Thu) 12:22

鬼に大受け-まずは次回の『吾妻鏡』-

No.10113

 野口先生、ご案内いただきましてありがとうございます。
 これまでご講演された先生方に恥じぬよう精一杯に取り組みたいと思います。
 いまごろオニさんたちはドカンドカン大うけしてくれていると思いますが、そういうわけですので、関係の皆さま、どうぞよろしくお願い申しあげます。

 それはさておき、次回の『吾妻鏡』のご案内です。

 日時:2013年11月14日(木)午後3時頃~(予定)

 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:頼家・実朝期の振り返り

 ※しばらく“振り返り”を続けていきますが、それが終わった後の範囲は以下の通りです。
     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。秋の深まりを感じる季節に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞ「ご自由に」ご参加ください。
 京都女子大の方限定ではありませんよ。

「もちもちぃんウォーク」の反省?会をいたしましょう。

No.10111

 急に朝晩寒くなりましたね。
 腰が痛くなったのは例年通りですが、今年は膝も痛くなり、いよいよ本格的に高齢者化が進行しつつあるようです。
 本日は、午前中の講義の終わったキャンパスプラザに、近くに所用で見えたゼミOBが訪ねてくれたのですが、彼からも「白髪が増えた」と宣告されてしまいました。

 明日は研究所の運営委員会があり、ここで来年度の研究所ゼミの活動内容も決定されます。
 そういえば、明日は来年度「演習Ⅰ」のシラバスや配属希望への対応なども考えなければなりません。
 あな、忙しや。
 
 明後日(木曜日)の15時からはゼミ史料講読会の予定ですが、土曜日の「もちもちぃんウォーク」を主催した伏見区役所の職員の方がお見えになるということなので、せっかくですからウォークの反省会を行いたいと思いますが、如何でしょうか。
 それに、よい季節ですから、また別のイベントの企画も考えたいところですね。

昨日は「もちもちぃんウォーク」

No.10107

 昨日の「もちもちぃんウォーク~醍醐三水と天皇陵をめぐる~」。伏見区の担当部署の方や地元の皆さんなど、沢山の方々の御尽力によって実施されました。当方は見学先の歴史解説とウォーク後の歴史講座を担当させて頂きました。御助力頂いたゼミ関係の皆さんにお礼を申し上げる次第です。

 家に帰ってケータイの万歩計機能を見ると、13850歩でした。ここ数年では、フィレンツェの2万歩以上の記録には及ばないまでも、よく歩いたと思います。当然のことながら、本日は腰痛。ヤワな身体で困ります。
 ウォークの途中、とくに地元の年長の方々とお話しが出来たのは収穫でした。みなさん共通した思いをお持ちのようです。それから、見学先のお寺の方たちのお話も面白く聴かせていただきました。

 最後の講座はさすがに疲れていて、口舌も円滑ならず、内容ともどもお聞き苦しかったのではないかと思うのですが、予告した時間内ぴったりに収まったというのは褒めて貰えました。でも、これは偶然の成果です。

 京女の学生さんは、史学科の4回生3人、3回生1人、それに現社の1回生2人が参加。なにか得るものがあったとしたら幸いです。
 前日は岩田君の引率で、有志が大原、朽木谷をへて琵琶湖を周回されましたが、また、そのような機会を積極的に設定したいと思います。
 やはり、老いも若きも、動かないと錆び付いてしまいますからね。

いま滋賀があつい-次回の『吾妻鏡』-

No.10108

 11/2(土)は「もちもちぃんウォーク~醍醐三水と天皇陵をめぐる~」に参加させていただきました。伏見区醍醐支所のみなさん、地域の皆さん、一般参加の皆さんとご一緒して地元の史跡を歩いて見て回ることができて、とても貴重な経験となりました。

 その前日の11/1(金)は、琵琶湖周辺の日帰り旅行を致しました。
 大原寂光院から、葛川明王院、朽木の旧秀隣寺庭園、朽木資料館、若狭熊川宿、海津大崎、大浦、賤ヶ岳などを巡ってまいりました。好天にも恵まれ、なかなか行く機会のない琵琶湖の北側を見て回ることができたのはよかったと思います。

 次回の木曜日の『吾妻鏡』のご案内です。

 日時:2013年11月7日(木)午後3時頃~(予定)

 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:頼家・実朝期の振り返り

 ※しばらく“振り返り”を続けていきますが、それが終わった後の範囲は以下の通りです。
     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しております。秋の深まりを感じる季節に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞ「ご自由に」ご参加ください。
 京都女子大の方限定ではありませんよ。

滋賀はまだ「暑い」のかと???

No.10109

 「滋賀があつい」というのを「滋賀が暑い」と誤解してしまいました。
 もう半月ほども前なら、そういうこともあったかも知れませんね。

 熱いといえば、焼鯖寿司のお土産をありがとうございました。今度は本物の焼鯖を買いに鯖街道を北上して小浜に行く計画を立てたいものです。

 あと、滋賀と言えば、安土城の博物館と蓮華寺も。観音寺山は行きたいけれども、体力が問題。
 湖東三山や小谷城跡、長浜も行っておきたいところ。日帰りで簡単に行けるので、誰か言い出しっぺになって下さい。

 比叡山や三井寺も行くべきだし、かつて学習院の兵藤ゼミの皆さんと訪れた竹生島も面白かったな。
編集:2013/11/04(Mon) 12:57

暑い・熱い・厚い・篤い

No.10110

 日が暮れると涼しくなりましたが、滋賀の旅は快適でした。

 フリーアナウンサーの金子勝彦氏は、しばしばテレビ等で連呼される「熱い戦い」が、「厚い戦い」に聞こえて仕方ない、とおっしゃっていたそうです。なんでもかんでも「あついあつい」と煽るのも考え物ですね。

 11/1、11/2の写真は宗教・文化研究所のfacebookページにも掲載したいと思います。

 就職って、「おサムライさん」になること?

No.10105

 近年、自らをビジネスマンと自負する一部サラリーマンの間で武士・サムライの物語が人気を集めていたり、会社の社訓に「武士」だの「侍(サムライ)」という言葉を掲げる企業があったりするようです。
 
 ビジネスマンを前近代の武士になぞらえようとする発想もよく見受けますが、ビジネスマンは近世社会の身分秩序に当てはめれば、あくまでも商人です。
 そして、「商」は儒教的価値観からすると職業身分上は最低に位置付けられるものです。だから商業学校に「士魂商才」などと書かれた石碑が建てられたりするのでしょう。

 サラリーマン≒ビジネスマンという前提で考えると、ビジネスマンというのは国家の税負担者という意味から、農民になぞらえるのが妥当なのではないでしょうか。
 ビジネスマンは武士であるという認識には、特別な、あるいは意図的な「気負い」を感じざるを得ません。

明日はもちもちぃんウォーク

No.10106

 今日は琵琶湖周遊の日帰りドライブに出かけた方たちも。
 お土産に頂いた鯖寿司は美味この上なし。

 当方は地味な一日を送りました。
 時間が空くと、小谷先生の『ジェラシーが支配する国』を読んでいましたが、これは本当に頷きながら読み進められる、我が意にかなった内容の本で、うれしい限りです。
 「現代日本文化論」などという科目を担当していればテキストに即決なのですが。

 さて、明日はいよいよ「もちもちぃんウォーク」。なによりも、自分の体調ばかりが心配です。
 関係者の皆様、どうぞ宜しくお願い致します。