今日は昔の夏が帰って来たようだね。

No.10038

 昔、私が青山学院大学の史学科で演習を担当していたときのゼミ生だった菅沼君がFacebookに書き込まれた一言ですが、何だかとても心を揺す振られました。
 こんなセリフを吐いてみたいと思います。還暦を過ぎたオヤジの感懐です。

 ところで、そのFacebookにも書いたのですが、私の最初の論文集『坂東武士団の成立と発展』の再刊が実現する運びとなりました。来週はじめに、新版の初校ゲラと「再刊にさいしての「あとがき」」を出版社にお送りする予定。その後、索引が付され、校正を重ねたら刊行という運びになるのだと思います。どんな姿であらわれるのか楽しみです。
 ちなみに、「そんな本、見たこともないぞ」と言われる方も多いと思いますので、旧版の写真をFacebookに貼り付けておきました。
編集:2013/08/03(Sat) 18:12

あ~(採点終わったら)夏休み

No.10039

 頼家・実朝将軍期の振り返りをやっていましたが、サマーブレイクということで『吾妻鏡』講読会も一旦お休みをいただきます。いちどサラッと読んだところも、あとから読み直して考えてみると、いろいろ気付くことも多いようですね。

 再開は9月19日の予定ですが、その日はおもに夏の間の出来事などについての意見交換や、後期に向けての種々ご相談でも致しましょう。さらに余裕があれば、ちょっと読みましょう。

 日時:2013年9月19日(木)午後3時頃~(予定)

 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:秋学期に向けての試運転

 ※しばらく“振り返り”を続けていきますが、それが終わった後の範囲は以下の通りです。
     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、再開する頃には秋を感じさせる季節になっていてほしいところですが、そんな季節に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。京都女子大の方限定ではありませんよ。

もう8月。現社1回生への期待&前期ゼミ史料講読会終了

No.10037

 「基礎演習Ⅰ」のレポート、全て提出されました。
 ゼミ発表の時、ちょっと突っ込み不足を感じていましたので、レポートの出来を心配していたのですが、読んでみると発表の時とは格段の差で、よくテーマを追いかけた内容になっており、なかなかの底力を感じました。

 本日で前期の研究所ゼミ史料(『吾妻鏡』)講読会は終了。とくに頼家政権期の公武関係について、史料の読みを深める中から浮かび上がるもの見えてまいりました。そして、「社会史」隆盛の時代に着目されていたことについて、別の側面から再評価してみる必要を認識することが出来たのも収穫といえると思います。
 牽引してくれた岩田君に感謝したいと思います。
 次回は9月19日の予定ですが、それまでの間に、また何か勉強会を企画することが出来ればよいと思っています。
 メンバーからの積極的な御提案をお待ちします。

 私は昨年度の研究所共同研究の成果をまとめる作業にかからなければなりません。とりあえず、12世紀末の阿波における最有力の武士田口成良(ただし「田口」は俗称)の存在形態について考えます。

 ☆ 青山学院大学の藤本頼人先生より、御高論「河川交通とその担い手-中世前期の吉野川を起点として-」収録の、小野正敏ほか編『水の中世』( 高志書院)を御恵送頂きました。
 御高論は中世前期における阿波国吉野川の交通をテーマにされているので、上記共同研究を進める際、大いに参考にさせて頂けるものと存じます。
 藤本先生に、あつく御礼を申し上げます。

 【追記】 
 ☆ 栃木県立博物館の江田郁夫先生より、御高論「応永の乱と奥州長沼氏-応永の乱後の奥州支配体制をめぐって-」(『栃木県立博物館研究紀要-人文-』30)を御恵送頂きました。
 江田先生に、あつくお礼を申し上げます。

8月10日~18日のご連絡について

No.10035

 ふだん連絡先としてご利用頂いている私のE・メールアドレスですが、今夏に京都女子大学で実施される受電設備点検及びサーバ機器の更新工事に伴い、下記の期間は終日、ご利用頂けなくなりますのでご注意下さい。
  日 程:平成25年8月10日(土)~8月18日(日)
この間のご連絡は、自宅PCのアドレス(学会誌などの名簿に掲載)宛でお願い申し上げます。

E・メール停止期間の訂正&高橋慎一朗先生の御新著拝受

No.10036

 上記の件について訂正の旨、大学からメールでの連絡がありました。

 すなわち、8月10日(土)は、停電のため全てのサービスが学内・学外を問わず利用できなくなりますが、当初11日から18日までの間利用できなくなる予定であったメールサービスは工事工程の見直しにより最大24時間の利用停止になったとのことです。

 日 時:平成25年8月11日(日)午前9時~翌12日午前9時まで
 (作業終了次第サービスを再開します)
 ただし、工事工程を分散させたため、9月上旬に再度利用停止を予定しているとのこと。
******************************
 ☆ 東京大学史料編纂所の高橋慎一朗先生より、新刊の御高著『北条時頼』(人物叢書 吉川弘文館)を御恵送頂きました。
 多くの方が待望していた本です。
 私の恩師である貫達人先生にも、ぜひ読んで頂きたかったと思いました。
 うれしい、業績の御紹介もありました。
 高橋先生に、あつくお礼を申し上げます。

野口担当の「基礎演習Ⅰ」「基礎演習Ⅱ」「演習Ⅱ」履修者へ

No.10034


 本日締め切りの「基礎演習Ⅰ」のレポートですが、提出は私の研究室ドア横のBOXにお願いいたします。不在でも宗教教育センターの方にお預けする必要はありません。

 後期、「基礎演習Ⅱ」と「演習Ⅱ」の履修予定者のみなさんには、すでに後期の行事に関するメールを送信いたしましたので確認をお願いいたします。

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 研究所ゼミの機関誌『紫苑』第12号(来春刊行)に投稿を希望される方は、出来るだけ早々のうちに、編集長の池嶋さんか私にご連絡下さるように、お願いいたします。
 研究成果に限らず、近況、エッセイなど、日頃お世話になっている先生方や古参メンバーからの御投稿、歓迎いたします。

サイトアドレス変更告知のおねがい

No.10032

 急にドメイン名(サイトアドレス)の変更の必要が生じたため、御迷惑をおかけして申し訳ありません。
 アクセス数が一日あたりにして、10分の一ほどに減少しているので、諸連絡の徹底などについて心配致しております。

 Googleなどには、数日後に反映されますので、検索していただければ、アクセスはできると思いますが、ブックマークやお気に入りなどで登録されている場合には、変更が必要となります。
 お手数をおかけ致しますが、よろしく御対応下さいますようにお願い申し上げます。

 管理人の鈴木君からはFacebookで周知をはかって頂いておりますが、ほかに告知する手段もありませんので、お知り合いの間で、御連絡いただければ幸いとするところです。

 ☆ 愛知大学の山田邦明先生より、新刊の御高著『日本史のなかの戦国時代』(日本史リブレット 山川出版社)を御恵送頂きました。
 現代が、中世につながる時代が解体して、新しい時代が生まれる転換点にあたるという御指摘には、心底同感致しました。
 山田先生に、あつくお礼を申し上げます。

編集:2013/07/28(Sun) 13:23

闇の先に見える光明

No.10033

 世の中、「一寸先は闇」などと申しますが、この掲示板、最近は、アクセス数が急増して、書き込みの甲斐もあるものだと喜んでいたのですが、思わぬアクシデント。
 ところが、ものごとは表裏あるもので、こうした事態に、この掲示板をご覧下さっている諸姉兄がどのように対応されたのかを知ることで、情報への対応のあり方について学ばせて頂くことが出来ました。

 当方といたしましても、一応、対策としてFacebookに書き込んだり、アドレス帳を利用して日頃メールをやりとりしている方たちにはお知らせしたのですが(だいぶ戻ってきました。みなさん、結構、頻繁にアドレスを変えておられるようですね)、それに対する返信の中に、「すでに検索エンジンを利用して、新しいアドレスを割り出した」というものがあって驚かされました。どうやったのか、教えて頂きたいところです。

 この機会に、閲覧して下さる方が淘汰される結果になったことは間違いありません。しかし、「ちょっと面白いから」とご覧頂いている方々の存在も重要で、これまで、公開講座のご案内など、そのような方たちに向けての情報発信の場としても、(些か手前味噌ですが)お役に立てていた部分もあろうかと思いますので、その点はやはり残念です。

 というわけですので、HP・ブログ・ツィッター・Facebookなどを活用されている皆様には、ぜひ当方HPのアドレス変更の周知について御助力をお願い申し上げる次第です。

 大津雄一著『『平家物語』の再誕 創られた国民叙事詩』読了

No.10030

 先日、NHK出版の石浜さんからお送り頂いた大津雄一著『『平家物語』の再誕』。一気に読了致しました。

 西欧のもつ国民叙事詩を日本にも、ということで『平家物語』の叙事詩評価がはかられたというのは、まさに「騎士道」に対抗して創られた「武士道」と同じ。戦後も日本民族の独立を図るための英雄叙事詩として復活し、それにオーバーラップするように展開した国民的歴史学運動の中で武士の英雄化がはかられたという理解には納得。通説的な成立期武士論の陥穽について、これまでとは異なった見方を提示して頂けました。

 戦後歴史学の担い手として活躍された研究者(我々よりも一世代上の)の方たちからは、内乱期の事件や人物について、時に普段の理論的な言辞とは似つかわしくないロマンティックな認識を示されることがあるのですが、その理由もよく分かりました。もっとも、私なども同様なのかも知れませんが。

 それにしても、すでに21世紀も10年以上の歳月が経過したとはいえ、戦後の時期に至る多くの『平家物語』研究者の思想的評価を述べるのはかなり勇気の要ることではなかったのかと想像されます。

 私が国文学(軍記)の研究者の方たちに親しくして頂けるようになったのは、この20年ほどの間のことですが、歴史学の学会の大会が組合の集会の如くあるのに対して、国文学の学会の大会は宛も大企業の株主総会の如き様子で驚いたり、国文の世界では師弟関係が厳格であることや若い方たちが礼儀正しいことなどに遭遇し、その理由についていろいろ思いを巡らせておりましたが、そんなことにも回答を与えてくれたと思います。

 161ページに掲げられた石山徹郎による「国文学会の諸学派」は、今日の国文学研究者の色分けにも適用できそうで、参考になりました。同じ国文学の研究者といっても、かなりタイプの異なる先生方がおられて対応に窮することがありますので。
 近年の歴史学も、なんだかよく分からなくなって参りましたが、個々の研究者のスタンスは、国文学よりは分かりやすいのではないでしょうか。

 私は、若いころ、(幸か不幸か?)戦後歴史学とは外れたところで研究生活を送りましたので、「英雄時代論争」を知らず、その話題を提示した先輩の研究者から唖然とされた経験があるのですが、本書で、そのあたりの事情もよくつかむことが出来ました。

 近代軍国国家における国民教化の材料として『太平記』がいかに利用されたのか、また国文学の学界が歴史学ほど戦後に変化(反省)が見られないことなどについては、かつて同じ職場におられた中村格先生から御教示を頂いており、それらを踏まえて「近代国民道徳としての「武士」認識-軍国国家形成の前提-」(京都女子大学『現代社会研究』創刊号、2001年)なる拙文を纏めたこともあるのですが、この本に接して、またよい勉強をさせて頂くことが出来ました。

 いずれにしても、この本は武士論・鎌倉幕府成立史など中世前期の政治史を専攻する方には必読でしょう。いつまで経っても改まらない通説的認識(著者も指摘されていますが、昨年の大河ドラマのような)の背景がよく理解出来ると思います。

 私に課せられた課題は、やはりあくまでも基礎的な「事実」を解明していくこと、これに尽きると思いました。物語は「事実」に乖離するものですから、一部の国文学の研究者のお役にも立てるところがあるのではないか思うのです。
編集:2013/07/26(Fri) 01:15

『吾妻鏡』の夏物語

No.10031

 前回の告知で「8月は『吾妻鏡』もお休みさせていただく予定です。」と書いてしまいましたが、やります。開始時間をいつもより早める予定ですので、お間違えのないようお願い致します。

 日時:2013年8月1日(木)午後1時頃~(予定)

 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:頼家・実朝期の振り返り

 ※しばらく“振り返り”を続けていきますが、それが終わった後の範囲は以下の通りです。
     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、本格的な夏到来を感じさせる季節に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。京都女子大の方限定ではありませんよ。

 会うは別れのはじめなり。

No.10029

 今日は、先月17歳でこの世を去った当家の猫ペン(Pen)さんの四十九日にあたります。丸くなって寝ていた跡を見つけては寂しい思いをしていましたが、もう切り替えなければなりませんね。

 そして、今日は本年度の現代社会学部「基礎演習Ⅰ」の最終回。何人かは、後期の「基礎演習Ⅱ」でも御一緒できますが、これまた寂しい。メンバーの今後の活躍を期待しています。記念の写真はFacebookに貼っておきました。 

 ☆ 文教大学の中村修也先生より、新刊の御高著『戦国茶の湯倶楽部』(大修館書店)を御恵送頂きました。
 副題は「利休からたどる茶の湯の人々」。その人々には、鎌倉時代の金澤貞顕、そして平安時代に遡って菅原道真、さらには嵯峨天皇も。
 いつも乍ら、中村先生の守備範囲の広さには羨望を禁じ得ません。

 ☆ 伊豆の国市教育委員会の池谷初恵先生より、先般御案内を頂いた>>No.10009国立歴史民俗博物館の企画展「時代を作った技-中世の生産革命-」の図録を御恵送頂きました。
 池谷先生に、あつくお礼を申し上げます。

 2013年度 前期「基礎演習Ⅰ」最終回

No.10028

 後期の「基礎演習Ⅱ」・「演習Ⅱ」の配属についてですが、野口担当はすでに受け入れを終了していますので、よろしく御了承下さい。

 前期の「基礎演習Ⅰ」は、明日で終了。みんなで全体の総括を行いたいと思います。
 レポートが完成している人は提出して下さい。「評価表」の添付もお忘れなく。

 ☆ NHK出版の石浜哲士さんから、石浜さんが編集を担当された、大津雄一著『『平家物語』の最誕 創られた国民叙事詩』(NHKブックス)を御恵送頂きました。
 中世武士論を研究する立場から裨益するところは多大。
 近代における軍記物の受容という点で、かつて同僚としてお世話になった中村格先生の御研究「天皇制教育と太平記」(『日本文学』45-3)や「『太平記』と小学唱歌」(『国文学 解釈と鑑賞』1991年3月号)を参照しながら、読み進めております。
 まさに、現在の「研究と教育」を取り巻く環境をも考えさせてくれる内容です。
 戦後歴史学に関して論及されている部分も興味津々。
 石浜さんに、あつくお礼を申し上げます。

 「禍根」やら「後の祭り」やら「岐路」やら

No.10027

 今回の選挙は、これからの日本にとって大きな岐路になりそうです。「戦争を知らない子どもたち」がオジイサン・オバアサンになってしまった今。
 高校生の時、世界史の先生が歴史の発展というのは螺旋状に考えるべきものだ、と語っていたことが思い出されます。

 日本経済の今後が懸念されますが、この本には厳しい予測が示されています。

 山広恒夫『2014年、アメリカ発「金融緩和」バブル崩壊が日本を襲う』 (2013/6/26 中経出版 、239ページ、 ¥ 1,470 )

著者は、私の大学以来の親友で、現在、ブルームバーグワシントン支局に勤務するアナリスト。彼の人生の転機は、大学4年生のときに単身シベリヤ経由で出かけたヨーロッパ旅行。実は私も同行する可能性があったのですが、国内引き籠もりの道を選択。私にとっても人生の岐路でした。

 いま、私が取り組んでいる校正ゲラは二つ。もう一つありましたが、先ほどポストに投函してきました。のこる二つのうちの一つは31年前に出版した最初の論文集の復刊用のゲラです。

『坂東武士団の成立と発展』

 この本のタイトルについて、最初は「坂東武士団の成立と展開」にしようと考えたのですが、いろいろ迷ったあげくに「展開」を「発展」に改めたことが思い出されます。

 閑話休題。
 「学校で政治のことを教えてくれなかったのに急に20歳になったから選挙に行けなんて無理よね」なんて言っている若いお方もおられますが、今回、意志を表明しておかなかったことに、後で自分自身として悔いを残すことにならないように。
 老婆心ながら。

レポートの締切近し、夏の空

No.10025

 猛暑です。大学に来る途中、駅で倒れてしまい、病院から欠席のメールをくれた学生さんもおられます。すでに、すっかり快復されていることを念じております。
 なにしろ健康が第一ですから、お互いに気をつけたいものです。私も疲労と頭痛がとれません。

 さて、昨日のゼミには、久しぶりに教育実習から戻った大平さんも出席。お土産の「う米」という御菓子は美味かったです。
 史学科の一回生も「文覚書状」の講読の様子を見学していかれました。こういうのが、歴史の勉強です。

 ゲラに追われる毎日を憂いておりましたところ、本日、また速達でゲラが届きました。ゲラゲラゲラゲラ・・・。
 前に届いたゲラの封筒を探していたら、ある出版社から届いた別の封筒が見つかり、そのなかに12日までに返信しなければならなかった書類が入っているのに気がつきました。なにしろ、集中のしすぎです。原稿は間を空けて書いたのに、なぜ、かくも校正は同一時期に集中するのでしょうか?
 
お昼に、公立の小学校の終業式のニュースが流れていました。大学の前期は、まだまだ続きます。学生諸君!ともに頑張りましょうぞ。

暑いときは暑いなりに-次回の『吾妻鏡』-

No.10026

 暑いとパソコンの動作も鈍ってきてしまい作業効率が上がらずお困りの方も多いと思います。私はいまそれで困っております。
 そんな次回の『吾妻鏡』のご案内です。

 日時:2013年7月25日(木)午後3時頃~(予定)

 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:頼家・実朝期の振り返り

 ※しばらく“振り返り”を続けていきますが、それが終わった後の範囲は以下の通りです。
     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 8月は『吾妻鏡』もお休みさせていただく予定です。

 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、本格的な夏到来を感じさせる季節に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。京都女子大の方限定ではありませんよ。