野口担当の「基礎演習Ⅰ」「基礎演習Ⅱ」「演習Ⅱ」履修者へ

No.10034


 本日締め切りの「基礎演習Ⅰ」のレポートですが、提出は私の研究室ドア横のBOXにお願いいたします。不在でも宗教教育センターの方にお預けする必要はありません。

 後期、「基礎演習Ⅱ」と「演習Ⅱ」の履修予定者のみなさんには、すでに後期の行事に関するメールを送信いたしましたので確認をお願いいたします。

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 研究所ゼミの機関誌『紫苑』第12号(来春刊行)に投稿を希望される方は、出来るだけ早々のうちに、編集長の池嶋さんか私にご連絡下さるように、お願いいたします。
 研究成果に限らず、近況、エッセイなど、日頃お世話になっている先生方や古参メンバーからの御投稿、歓迎いたします。

サイトアドレス変更告知のおねがい

No.10032

 急にドメイン名(サイトアドレス)の変更の必要が生じたため、御迷惑をおかけして申し訳ありません。
 アクセス数が一日あたりにして、10分の一ほどに減少しているので、諸連絡の徹底などについて心配致しております。

 Googleなどには、数日後に反映されますので、検索していただければ、アクセスはできると思いますが、ブックマークやお気に入りなどで登録されている場合には、変更が必要となります。
 お手数をおかけ致しますが、よろしく御対応下さいますようにお願い申し上げます。

 管理人の鈴木君からはFacebookで周知をはかって頂いておりますが、ほかに告知する手段もありませんので、お知り合いの間で、御連絡いただければ幸いとするところです。

 ☆ 愛知大学の山田邦明先生より、新刊の御高著『日本史のなかの戦国時代』(日本史リブレット 山川出版社)を御恵送頂きました。
 現代が、中世につながる時代が解体して、新しい時代が生まれる転換点にあたるという御指摘には、心底同感致しました。
 山田先生に、あつくお礼を申し上げます。

編集:2013/07/28(Sun) 13:23

闇の先に見える光明

No.10033

 世の中、「一寸先は闇」などと申しますが、この掲示板、最近は、アクセス数が急増して、書き込みの甲斐もあるものだと喜んでいたのですが、思わぬアクシデント。
 ところが、ものごとは表裏あるもので、こうした事態に、この掲示板をご覧下さっている諸姉兄がどのように対応されたのかを知ることで、情報への対応のあり方について学ばせて頂くことが出来ました。

 当方といたしましても、一応、対策としてFacebookに書き込んだり、アドレス帳を利用して日頃メールをやりとりしている方たちにはお知らせしたのですが(だいぶ戻ってきました。みなさん、結構、頻繁にアドレスを変えておられるようですね)、それに対する返信の中に、「すでに検索エンジンを利用して、新しいアドレスを割り出した」というものがあって驚かされました。どうやったのか、教えて頂きたいところです。

 この機会に、閲覧して下さる方が淘汰される結果になったことは間違いありません。しかし、「ちょっと面白いから」とご覧頂いている方々の存在も重要で、これまで、公開講座のご案内など、そのような方たちに向けての情報発信の場としても、(些か手前味噌ですが)お役に立てていた部分もあろうかと思いますので、その点はやはり残念です。

 というわけですので、HP・ブログ・ツィッター・Facebookなどを活用されている皆様には、ぜひ当方HPのアドレス変更の周知について御助力をお願い申し上げる次第です。

 大津雄一著『『平家物語』の再誕 創られた国民叙事詩』読了

No.10030

 先日、NHK出版の石浜さんからお送り頂いた大津雄一著『『平家物語』の再誕』。一気に読了致しました。

 西欧のもつ国民叙事詩を日本にも、ということで『平家物語』の叙事詩評価がはかられたというのは、まさに「騎士道」に対抗して創られた「武士道」と同じ。戦後も日本民族の独立を図るための英雄叙事詩として復活し、それにオーバーラップするように展開した国民的歴史学運動の中で武士の英雄化がはかられたという理解には納得。通説的な成立期武士論の陥穽について、これまでとは異なった見方を提示して頂けました。

 戦後歴史学の担い手として活躍された研究者(我々よりも一世代上の)の方たちからは、内乱期の事件や人物について、時に普段の理論的な言辞とは似つかわしくないロマンティックな認識を示されることがあるのですが、その理由もよく分かりました。もっとも、私なども同様なのかも知れませんが。

 それにしても、すでに21世紀も10年以上の歳月が経過したとはいえ、戦後の時期に至る多くの『平家物語』研究者の思想的評価を述べるのはかなり勇気の要ることではなかったのかと想像されます。

 私が国文学(軍記)の研究者の方たちに親しくして頂けるようになったのは、この20年ほどの間のことですが、歴史学の学会の大会が組合の集会の如くあるのに対して、国文学の学会の大会は宛も大企業の株主総会の如き様子で驚いたり、国文の世界では師弟関係が厳格であることや若い方たちが礼儀正しいことなどに遭遇し、その理由についていろいろ思いを巡らせておりましたが、そんなことにも回答を与えてくれたと思います。

 161ページに掲げられた石山徹郎による「国文学会の諸学派」は、今日の国文学研究者の色分けにも適用できそうで、参考になりました。同じ国文学の研究者といっても、かなりタイプの異なる先生方がおられて対応に窮することがありますので。
 近年の歴史学も、なんだかよく分からなくなって参りましたが、個々の研究者のスタンスは、国文学よりは分かりやすいのではないでしょうか。

 私は、若いころ、(幸か不幸か?)戦後歴史学とは外れたところで研究生活を送りましたので、「英雄時代論争」を知らず、その話題を提示した先輩の研究者から唖然とされた経験があるのですが、本書で、そのあたりの事情もよくつかむことが出来ました。

 近代軍国国家における国民教化の材料として『太平記』がいかに利用されたのか、また国文学の学界が歴史学ほど戦後に変化(反省)が見られないことなどについては、かつて同じ職場におられた中村格先生から御教示を頂いており、それらを踏まえて「近代国民道徳としての「武士」認識-軍国国家形成の前提-」(京都女子大学『現代社会研究』創刊号、2001年)なる拙文を纏めたこともあるのですが、この本に接して、またよい勉強をさせて頂くことが出来ました。

 いずれにしても、この本は武士論・鎌倉幕府成立史など中世前期の政治史を専攻する方には必読でしょう。いつまで経っても改まらない通説的認識(著者も指摘されていますが、昨年の大河ドラマのような)の背景がよく理解出来ると思います。

 私に課せられた課題は、やはりあくまでも基礎的な「事実」を解明していくこと、これに尽きると思いました。物語は「事実」に乖離するものですから、一部の国文学の研究者のお役にも立てるところがあるのではないか思うのです。
編集:2013/07/26(Fri) 01:15

『吾妻鏡』の夏物語

No.10031

 前回の告知で「8月は『吾妻鏡』もお休みさせていただく予定です。」と書いてしまいましたが、やります。開始時間をいつもより早める予定ですので、お間違えのないようお願い致します。

 日時:2013年8月1日(木)午後1時頃~(予定)

 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:頼家・実朝期の振り返り

 ※しばらく“振り返り”を続けていきますが、それが終わった後の範囲は以下の通りです。
     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、本格的な夏到来を感じさせる季節に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。京都女子大の方限定ではありませんよ。

 会うは別れのはじめなり。

No.10029

 今日は、先月17歳でこの世を去った当家の猫ペン(Pen)さんの四十九日にあたります。丸くなって寝ていた跡を見つけては寂しい思いをしていましたが、もう切り替えなければなりませんね。

 そして、今日は本年度の現代社会学部「基礎演習Ⅰ」の最終回。何人かは、後期の「基礎演習Ⅱ」でも御一緒できますが、これまた寂しい。メンバーの今後の活躍を期待しています。記念の写真はFacebookに貼っておきました。 

 ☆ 文教大学の中村修也先生より、新刊の御高著『戦国茶の湯倶楽部』(大修館書店)を御恵送頂きました。
 副題は「利休からたどる茶の湯の人々」。その人々には、鎌倉時代の金澤貞顕、そして平安時代に遡って菅原道真、さらには嵯峨天皇も。
 いつも乍ら、中村先生の守備範囲の広さには羨望を禁じ得ません。

 ☆ 伊豆の国市教育委員会の池谷初恵先生より、先般御案内を頂いた>>No.10009国立歴史民俗博物館の企画展「時代を作った技-中世の生産革命-」の図録を御恵送頂きました。
 池谷先生に、あつくお礼を申し上げます。

 2013年度 前期「基礎演習Ⅰ」最終回

No.10028

 後期の「基礎演習Ⅱ」・「演習Ⅱ」の配属についてですが、野口担当はすでに受け入れを終了していますので、よろしく御了承下さい。

 前期の「基礎演習Ⅰ」は、明日で終了。みんなで全体の総括を行いたいと思います。
 レポートが完成している人は提出して下さい。「評価表」の添付もお忘れなく。

 ☆ NHK出版の石浜哲士さんから、石浜さんが編集を担当された、大津雄一著『『平家物語』の最誕 創られた国民叙事詩』(NHKブックス)を御恵送頂きました。
 中世武士論を研究する立場から裨益するところは多大。
 近代における軍記物の受容という点で、かつて同僚としてお世話になった中村格先生の御研究「天皇制教育と太平記」(『日本文学』45-3)や「『太平記』と小学唱歌」(『国文学 解釈と鑑賞』1991年3月号)を参照しながら、読み進めております。
 まさに、現在の「研究と教育」を取り巻く環境をも考えさせてくれる内容です。
 戦後歴史学に関して論及されている部分も興味津々。
 石浜さんに、あつくお礼を申し上げます。

 「禍根」やら「後の祭り」やら「岐路」やら

No.10027

 今回の選挙は、これからの日本にとって大きな岐路になりそうです。「戦争を知らない子どもたち」がオジイサン・オバアサンになってしまった今。
 高校生の時、世界史の先生が歴史の発展というのは螺旋状に考えるべきものだ、と語っていたことが思い出されます。

 日本経済の今後が懸念されますが、この本には厳しい予測が示されています。

 山広恒夫『2014年、アメリカ発「金融緩和」バブル崩壊が日本を襲う』 (2013/6/26 中経出版 、239ページ、 ¥ 1,470 )

著者は、私の大学以来の親友で、現在、ブルームバーグワシントン支局に勤務するアナリスト。彼の人生の転機は、大学4年生のときに単身シベリヤ経由で出かけたヨーロッパ旅行。実は私も同行する可能性があったのですが、国内引き籠もりの道を選択。私にとっても人生の岐路でした。

 いま、私が取り組んでいる校正ゲラは二つ。もう一つありましたが、先ほどポストに投函してきました。のこる二つのうちの一つは31年前に出版した最初の論文集の復刊用のゲラです。

『坂東武士団の成立と発展』

 この本のタイトルについて、最初は「坂東武士団の成立と展開」にしようと考えたのですが、いろいろ迷ったあげくに「展開」を「発展」に改めたことが思い出されます。

 閑話休題。
 「学校で政治のことを教えてくれなかったのに急に20歳になったから選挙に行けなんて無理よね」なんて言っている若いお方もおられますが、今回、意志を表明しておかなかったことに、後で自分自身として悔いを残すことにならないように。
 老婆心ながら。

レポートの締切近し、夏の空

No.10025

 猛暑です。大学に来る途中、駅で倒れてしまい、病院から欠席のメールをくれた学生さんもおられます。すでに、すっかり快復されていることを念じております。
 なにしろ健康が第一ですから、お互いに気をつけたいものです。私も疲労と頭痛がとれません。

 さて、昨日のゼミには、久しぶりに教育実習から戻った大平さんも出席。お土産の「う米」という御菓子は美味かったです。
 史学科の一回生も「文覚書状」の講読の様子を見学していかれました。こういうのが、歴史の勉強です。

 ゲラに追われる毎日を憂いておりましたところ、本日、また速達でゲラが届きました。ゲラゲラゲラゲラ・・・。
 前に届いたゲラの封筒を探していたら、ある出版社から届いた別の封筒が見つかり、そのなかに12日までに返信しなければならなかった書類が入っているのに気がつきました。なにしろ、集中のしすぎです。原稿は間を空けて書いたのに、なぜ、かくも校正は同一時期に集中するのでしょうか?
 
お昼に、公立の小学校の終業式のニュースが流れていました。大学の前期は、まだまだ続きます。学生諸君!ともに頑張りましょうぞ。

暑いときは暑いなりに-次回の『吾妻鏡』-

No.10026

 暑いとパソコンの動作も鈍ってきてしまい作業効率が上がらずお困りの方も多いと思います。私はいまそれで困っております。
 そんな次回の『吾妻鏡』のご案内です。

 日時:2013年7月25日(木)午後3時頃~(予定)

 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:頼家・実朝期の振り返り

 ※しばらく“振り返り”を続けていきますが、それが終わった後の範囲は以下の通りです。
     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 8月は『吾妻鏡』もお休みさせていただく予定です。

 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、本格的な夏到来を感じさせる季節に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。京都女子大の方限定ではありませんよ。

今秋の「もちもちぃんウォーク」

No.10023

今日は祇園祭、山鉾巡行の日。今頃、洛中は大賑わいのことでしょう。私は、東山は鳥部山の麓から観望するのみ。

 京都市伏見区醍醐支所地域力推進室主催の「もちもちぃんウォーク」ですが、今年は11月2日(土)の開催になる模様です。醍醐寺周辺の史跡を歩きます。
 ちょうど、学園祭の期間なので、後期に野口担当の「基礎演習Ⅱ」・「演習Ⅱ」に所属する人で、サークルなどの活動のない方は予定を空けておいて下さい。「歴史資産を活用した地域振興」について大いに学べるチャンスだと思います。

さて、明日(18日)の「基礎・教養科目」は「中世から近世へ-近世薩摩藩のイデオロギー支配-」というテーマでお話ししたいと思います。そろそろ、まとめの段階。来週はレポートを提出して頂きます。

芥川賞と更生しなければならないノグチゲラの話。

No.10024

 さすが、同志社!! ゼミ古参メンバーの田中さんのお友達のお友達が芥川賞をとられたそうです。

 それとは関係ありませんが、醍醐のゆるキャラ「もちもちぃん」さんの絵の入った透明ファイルをたくさん(数枚)頂きましたので、ほしい方はお申し出下さい。まず、後期の「基礎演習Ⅱ」と「演習Ⅱ」のメンバーに。先着順ですよ。

 それから、ボランティアで「もちもちぃん」さんの中に入って、地域の方たちとの交流を実感したいという人も募集します。いろいろ面白い経験が出来るようです。

 また、ゲラが私の所に届きました。ゲラに身も心も縛られております。これがホントのノグチゲラ。はやく校正を済ませなければ更生できません。
 「真人間」(もはや死語か?)になりたい!

 明日の「基礎演習Ⅰ」

No.10022

 今日は国民の祝日ですが、通常授業日。
 私の故郷の千葉では、たしか稲毛の浅間神社のお祭りの日だったと思います。昔は神社のある台地の下まで海岸が迫っており、海の中に立てられた鳥居の向こうに富士山が望めましたが、今は如何?母親や親戚の大人につれられて妹や従妹弟たちと京成電車に乗って出かけたことが思い出されます。

 さて、明日(16日)の「基礎演習Ⅰ」ですが、辻本さんと田中さんが「アイドルと秋元康の力」というテーマで発表されます。現代社会の問題として、どのように斬り込まれるのか?そして、初めての共同発表をどのように進めるのか、お手並み拝見。楽しみなところです。

 それから、後期「基礎演習Ⅱ」の配属について、うまく行かなかった人は、第二次募集に向けて、積極的に対応して下さい。受身の大学生はいけません。

 木幡浄妙寺で西門検出 本日現地説明会

No.10020

今朝になってから知った情報ですが、藤原道長によって建立された浄妙寺の西門跡が宇治市の発掘調査で検出され、その現地説明会が本日午後1時30分から行われるとのことです。

 宇治市のHPでは見つかりませんでしたので(私には)、詳細は↓を御覧下さい。
     http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130711/wlf13071119500016-n1.htm
JRと地下鉄六地蔵駅からは東へ500メートルくらいのところです。近所なので散歩がてら出かけてみようと思っています。
編集:2013/07/13(Sat) 09:50

遠くの雷鳴を聴きながら。

No.10021

 猛暑の中、行ってきました。西門は礎石も出ていました。白川金色院の惣門と同規模の四脚門だったとのことです。門の前から柵列が出ていて、その理由はいろいろ考えられるようですが、この門は西方浄土に向かう門ですから、そういった側面からの検討が必要なように思いました。そして、今も機能している門前を南北に走る道路は、大亀谷を経て京都に繋がるものだったようです。
 現説(現地説明会)の間中、遠くで雷鳴。しばしばマイクの音が途切れたのはそのためか?現説が終わって30分ほどすると大豪雨。私は近くのスーパーで買い物をする予定があったので、幸い雨には降られませんでしたが、低地の道路が冠水している怖れがありますので、帰路、ガソリンスタンドに寄るのは断念しました。

それにしても、いつも思うのは、発掘調査の現説に来るのがお年寄りばかりであることです。私もその一人ですけれども。
 若い人の歴史離れは「異常」を通り越しています。こんな状況でグローバリズムだとかいって、国語や日本史の教育(学校のみならず家庭や地域におけるものも含む)を疎かにしていると、「日本」(さまざまな意味を込めて)は消滅すると思います。杞憂であれば良いのですが。

 現説の写真は、追ってFacebookの方に掲載したいと思います。