選考修了。それにしても暑いですね!

No.10017

 後期の「基礎演習Ⅱ」と「演習Ⅱ」で私の担当を希望した方の選考を終えました。Online登録システムによる配属結果の掲示は12日(金)の12時30分です。
 どうしても物理的な事情で、若干名の方に不可の対応をさせて頂かざるをえないことになりました。私としても残念ですが、ご了承下さい。第二次募集があります。

 予告したように、本日の「基礎・教養科目」の時間に授業アンケートをとらせて頂きますが、これは学生主体で行われるべきものだと思いますので、4回生の滝沢さんにお手伝いを頂くことにいたしました。ちなみに、今日の講義テーマは「多元的社会としての日本」。アンケートの時間をとれるように、時間を調整できるか?脱線しないように気をつけたいと思います。

 来週火曜日の「基礎演習Ⅰ」ですが、はやくも発表テーマのお知らせを頂きました。辻本さんと田中さんの共同報告で、「アイドルと秋元康の力」というお話だそうです。
 これが院政期なら「白拍子舞と信西入道の力」なんていうテーマになりそうですね。
 コメンテーターに辻君をお招きしたいところです。
編集:2013/07/12(Fri) 01:51

「式目」を少々-次回の『吾妻鏡』-

岩田 慎平
No.10018

 暑中お見舞い申し上げます。
 昨日はちょっとしたわけあって『御成敗式目』の三十四条と四十二条を読みましたが、あらためて読んでみると深いですね。

 次回の『吾妻鏡』のご案内です。

 日時:2013年7月18日(木)午後3時頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:頼家・実朝期の振り返り

 ※しばらく“振り返り”を続けていきますが、それが終わった後の範囲は以下の通りです。
     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 7月も毎週木曜(18日、25日)の午後に開催予定です。

 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、本格的な夏到来を感じさせる季節に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。京都女子大の方限定ではありませんよ。

2010年度の「基礎演習Ⅰ」も活況でした。

No.10016

 本日の「基礎演習Ⅰ」には、4回生の田島さんも出席。さすがの適切なアドバイスを頂きました。おかげで充実の1時間半でしたが、私は学生諸姉に肝腎なものをお出しするのを忘れました。ご容赦のほど。
 神話のお話では、私も日本史教師の立場から「皇国史観」の問題などについて口を挟ませて頂きました。テープマナーの方では、私の食事の仕方がほとんど100パーセント、マナーに反することが明確になりました。
 
☆ 名古屋学院大学の早川厚一先生より、先生による「源平闘諍録全釈(八-巻一上⑧(一三オ4~一五オ2))」(『名古屋学院大学論集(言語・文化篇)』24-2)および、先生とほか3名の共著になる「『源平盛衰記』全釈(八-巻三-1)」(『名古屋学院大学論集(人文自然科学篇)』49-2)を御恵送頂きました。
 ゼミメンバー用に複数冊頂いておりますので、必要な方はお申し出下さい。
 早川先生に、あつく御礼を申し上げます。

 地方武士論の陥穽

No.10015

 今日もひどく暑いですね。天候だけが理由ではありませんが、体調不良が日常化して困ります。

 中世前期の武士論をテーマに卒論を書いている人に、研究の前提として理解しておいて頂きたいのは、その時代の官位秩序や昇進制度。
 それから、とくに地方武士をテーマにする場合に注意しなければならないのは、ことさらに中央での活動を否定するような視角を「善」とするような価値観(思い込み)にとらわれてしまいがちなこと。過剰な下部構造重視と旧態依然とした郷土史的顕彰史観のドッキングが、基礎的な事実の解明をも阻害するというケースもみられるようです。

 明日(9日)の「基礎演習Ⅰ」の発表テーマは、俵さんが「テーブルマナーについて」、谷口さんが「日本神話について」とのこです。
 木曜日(11日)の「基礎・教養科目」では、日本社会の地域性を歴史的に考えてみたいと思います。それから、今週は授業評価のアンケートを実施する予定です。よろしく御協力下さい。

 後期演習の配属希望調査(第一次)終了

No.10014

 現代社会学部「基礎演習Ⅱ」「演習Ⅱ」の配属希望調査(第一次)の受付は本日19時で終了。結局、私の担当に登録されたのは「基礎演習Ⅱ」が19名、「演習Ⅱ」が17名でした。
 全員お引き受けしたいところですが、多少、人数の調整をせざるを得ないものと思われます。そのために、何人かの方には、メールなどで研究テーマに対する関心の度合いなどをお尋ねするかも知れません。選抜の可否の発表は一週間後になります。
 
 今年度も伏見区醍醐支所のイベント「もちもちぃんウォーク」に研究所ゼミをあげて参加させて頂くことになりました。
 さらに、歴史資産の活用・地域振興という観点から、後期の「基礎演習Ⅱ」・「演習Ⅱ」のメンバーも実習のつもりでお手伝いに加えて頂くことをお願いする予定でおります。
 なお、史跡案内などで昨年・一昨年に御協力頂いた諸姉兄には、ぜひ今年も御力ぞえを頂きたく、宜しくお願い申し上げる次第です。

  ☆ 奈良大学の河内将芳先生より、新刊の御高著『日蓮宗と戦国京都』(淡交社)を御恵送頂きました。
 河内先生に、あつくお礼を申し上げます。

現代社会学部「基礎演習Ⅱ」「演習Ⅱ」の配属希望について

No.10012

 現代社会学部「基礎演習Ⅱ」と「演習Ⅱ」の配属希望者数ですが、今朝の段階で当方には前者が14、後者が12です。早めに希望を出された方の方が、希望理由など明確でモチベーションの高さを感じますが、まだ熟慮されている方もおられることでしょう。先着順というわけではありませんから、後悔のないように、しっかり判断して下さい。
 なお、選択に際して相談のある方は、週末、研究室不在の場合が多いのでメールでお問い合わせ下さい。アドレスなど具体的なことは、配属希望調査のシラバスをよく読んで下さい。それから、私は現代社会学部所属ではありませんので、学籍番号のみならず、お名前も明記して下さい。

 先週末から今週にかけて、体調の不具合と様々な用務に追われている間に、予約していた歯医者さんに行くのを忘れたことに気づきました。ドタキャンどころかすっぽかしです。かつては多忙でもこのようなことはなかったのに、実に申し訳ない限りです。耄碌は諸方に御迷惑をおかけすることになるようです。本当に情けありません。
 関係者各位には、くれぐれも御留意いただきますように、お願い申し上げる次第です。

夏だ祭りだ『吾妻鏡』だ-次回の『吾妻鏡』-

岩田 慎平
No.10013

 京都は祇園祭の季節になりました。今年の7月14日~7月16日の宵山は、ちょうど連休を挟んだ(日)~(火)となっております。山鉾巡行は17日(水)ですね。

 次回の『吾妻鏡』のご案内です。

 日時:2013年7月11日(木)午後3時頃~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:頼家・実朝期の振り返り

 ※しばらく“振り返り”を続けていきますが、それが終わった後の範囲は以下の通りです。
     承元四年(1210)正月一日、二月五日・十日・二十一日、三月十四日・二十二日、四月九日・十九日、五月六日・十一日・十四日・二十一日・二十五日、六月三日・十二日・十三日・二十日、七月八日・二十日、八月九日・十二日・十六日、九月十一日・十四日・三十日、十月十二日・十三日・十五日、十一月二十二日・二十三日・二十四日、十二月五日・二十一日の各条
     承元五年(建暦元年、1211)正月十日、閏正月九日、二月二十二日、三月十九日、四月二日・十三日・二十九日、五月四日・十日・十九日、六月七日・二十一日・二十六日、七月四日・十一日、九月十二日・十五日・二十二日、十月十三日・十九日・二十日・二十二日、十一月二日・三日・四日・二十日、十二月一日・十日・十七日・二十日・二十七日の各条

 7月も毎週木曜(11日、18日、25日)の午後に開催予定です。

 『吾妻鏡』講読会は基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、本格的な夏到来を感じさせる季節に何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。京都女子大の方限定ではありませんよ。

「女人の往生」と久方ぶりの「ご縁」

No.10010

 うっかりしていました。本日の「基礎・教養科目」のテーマですが、「女人ナニノトガ〃アル、男子ナニノ徳カアル-女人の往生-」ということに致しました。
 建礼門院の話を導入にして、中世仏教と女性の問題について考えたいと思います。

 現代社会学部、後期の演習配属希望ですが、登録サイトによると、昨日までのところ、基礎演習Ⅱは6名、演習Ⅱは7名の希望が出ています。

 昨夕、九州出身の史学科1回生の学生さんが、研究所ゼミについて尋ねに来てくれました。驚いたのは、この方の高校時代の日本史担当の先生が私の大学時代の同窓生であったこと。彼も授業中に大学時代の思い出話を盛んにされていたようで、とても話が合いました。

歴博の企画展「時代を作った技-中世の生産革命-」

No.10009

 昨日の「基礎演習Ⅰ」。ユニクロについては、そこでアルバイトをしている人がおられたので、話が具体的になりました。What do you think of japan?はレジュメが工夫されていました。

  「基礎演習Ⅱ」と「演習Ⅱ」の配属希望調査は佳境に入りつつあるようです。選択は主体的に、自分で動いて行って下さい。受身の人生は後悔と禍根を招きます

  伊豆ゼミ旅行や公開講座でお世話になった伊豆の国市教育委員会の池谷初恵先生より、国立歴史民俗博物館で開催されている企画展についてご案内を頂きました。以下に、貼り付けます。
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開催期間 7月2日~9月1日
会場   国立歴史民俗博物館 企画展示室
入館料   一般 830円 大学生・高校生 450円
 中世は技術が大きく飛躍した時代です。効率のよい大量生産技術は、人々の日常を豊かにして生活変化をもらたしました。また、高い工芸技術は海外でも大きく評価され、鏡や漆工芸品が日本ブランドとして輸出されたのです。ほかにも、外来技術を取り入れた鉄砲生産、権力者による巨大な石垣作りなど、さまざまな生産技術を取り上げ、考古・文献史・民俗・分析化学といった多角的視点から、「中世を作った技術」の歴史を描きます。 (展示案内チラシより)

 主な展示資料としては、
 草戸千軒町遺跡、一乗谷遺跡の技術・職人関連遺物、瀬戸大窯や越前焼きの窯関連遺物、大分豊後府内や長崎の外来系技術資料、
 京都に関係するところでは、
 京都八条町の鏡や刀装具鋳型、伏見城・聚楽第城下町出土金箔瓦などがあります。
 また、職人に関係する文献史料や民俗資料なども展示しています。
 関連する講演会、シンポジウムなどもありますので、詳しくは、歴博HPをご覧下さい。
   http://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/project/index.html
 なお、9月からは、福山の広島県立歴史博物館でも同じ企画展示を開催いたします。
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  池谷先生、ありがとうございました。
 佐倉か福山、出かける機会を得たいものです。
 池谷先生からお勧めを頂きましたが、国宝に指定された願成就院の仏様も拝観に行きたいところです。また、計画してみますか?   
編集:2013/07/03(Wed) 09:34

ありがとうございます。

池谷初恵
No.10011

野口先生、案内を掲載していただき、ありがとうございました。
地味な展示資料ですが、中世の技術史に興味のある方には、必見の展示と思います。
ぜひ多くの方にご覧いただきたいです。よろしくお願い申し上げます。

明日(2日)の「基礎演習Ⅰ」と後期演習の配属希望調査

No.10008

 2日の「基礎演習Ⅰ」の発表テーマは、谷さんが「世界から見たニッポン」、寺島さんが「ユニクロについて」。

それから、今日から現代社会学部「基礎演習Ⅱ」・「演習Ⅱ」の配属希望調査がはじまります。
  第1次募集:07月01日(月)19時 〜 07月05日(金)19時
私は基礎演習Ⅱ・演習Ⅱを担当します。
 シラバスをよく読んで、それぞれ適切に対応してください。

☆ 鹿児島県歴史資料センター黎明館の栗林文夫先生より、御高論「島津氏の虚空蔵信仰-安房国清澄寺を中心に-」(『黎明館調査研究報告』25)を御恵送頂きました。
近世以降の話とはいえ、千葉県を本貫地とする私には実に興味深い事実を知ることが出来ました。
 ちなみに、黎明館では明日(7月2日)から10月6日までの会期で、「歴史のなかの桜島」という企画展が開催されるとのことです。
 栗林先生に、あつくお礼を申し上げます。

 義経ファンによる義経本 

No.10007

 大阪歴史学会の大会は如何でしたか?

 吉川弘文館から『本郷』(106)が届きました。最後のページにシリーズ「人をあるく」の広告が載っていましたが、続刊予定書の中に前川佳代著『源義経と壇ノ浦』がありました。
 前川さんは、当ゼミ草創期以前、否、神話時代に活躍してくれた最古参メンバー。義経への思い入れは日本一、否、世界一。刊行が楽しみです。
 >前川さん 執筆、頑張ってください!

 ☆ 京都大学の山田徹先生から、御高論「摂津国中島と河内国十七ヶ所・八ヶ所」(『ヒストリア』238)・「「分郡守護」論再考」(『年報中世史研究』38)ならびに『東近江市史 能登川の歴史』の執筆担当部分(中世 第一章第一・二節)抜刷を御恵送頂きました。
 山田先生に、あつくお礼を申し上げます。

 『古代文化』第65巻第1号が出ました。

No.10003

 本日、内科の医院に行き、受診して参りました。今のところ、なんとか乗り切れそうです。
 なにしろ、あの痛みは「耐えがたきを耐え」という訳には参りませんから。

 さて、『古代文化』第65巻第1号が刊行されました。
 今号で、おもに平安末から鎌倉時代を扱った論稿としては、
 〈研究展望・動向〉に、佐藤泰弘「反転する平安時代史-上島享著『日本中世社会の形成と王権』について-」
 〈書評〉に、樋口健太郎「佐古愛己著『平安貴族社会の秩序と昇進』」
 〈新刊紹介〉に、山岡瞳「曽我良成著『王朝国家政務の研究』」 
が、掲載されています。
 また、筆者無記名の〈書棚〉の欄には、拙著『坂東武士団と鎌倉』が取り上げられています。短文ながら、著者として嬉しい評価を書いて頂きました。執筆された方に、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
編集:2013/06/29(Sat) 17:30

お見舞い

美川圭
No.10004

 結石の痛みはほんとうに耐えがたいですね。一昨年の夏、忘れもしない山鉾巡行の翌日、阪急西宮北口で激痛に襲われ、そのまま救急車で搬送してもらったことを思い出します。死なせて、という痛みでした。しかし、石が出てしまうと、まったく何の痛みもなくなるのですから・・・・。二度と味わいたくないですが、体質的になりやすいということで、またなるのでしょうか。私の師匠は、20年ほど前、そのとき遺書を書かれたそうです。もちろん、野口先生もご存知のように、まだお元気ですが(笑)。とにかく、お大事に。

 私は疫神かもしれない?

No.10006

 美川先生、ありがとうございます。
 私が結石と仲良くなってしまったのは、千葉に住んでいた40歳代の時からです。京都に再び赴任した2000年、奇しくも美川先生と同じく祇園祭の翌日に発症。翌々日に、研究室で立っていられないほどの大激痛に襲われたことがありました。
 その後も、疲労やストレス(これは当事者の体質や主観によるところが大きい)が蓄積した後に、左右交互というように発症したことがありますが、その都度、病院に行って鎮痛剤を処方して貰ったり、知らぬ間に排石されたりして、やり過ごして参りました。
 石はかなり長期間体内に留まっていることもあるようです。調査出張での旅行先で出てきたときもありました。その日は、近世の地誌に紹介されている巨大な石碑を見に行く予定だったのですが、出発直前に別の石を発見してしまったという次第です。
 かの先生が「遺書」を書かれたというのは流石(さすが)だと思います。しかし、あの激痛の最中には遺書どころではありません。「すべての価値は無に帰する」。

 この病気はオヤジ世代の男性病のように思われがちですが、近年では、かなり若い世代や女性にも広がっているようですから、みなさん、お気を付け下さい。ストレスや過労を避け、暑いときには、しっかりと水分を補給することが肝要なようです。
 なお、排石にビールの多飲が効果的というのは、誤った俗説であるとのことです。

 しかし、人生に意志を持つのはよいのですが、身体に石を抱えたままの生活は不安です。できるだけ、周囲に迷惑を及ぼさない、というより、仕事以外の場で、発症しても周囲に気をつかいながら痛みを我慢しないで済む環境に身を置くように心しなければならないと思う次第です。