いろはにほへと、ちりぬるを
No.9939
新緑の候。ようやく外気も暖かくなり、と喜んでいたら、京郊の新興住宅地に住む友人から、例年のごとくバーベキュー公害が始まったとの報が届きました。
「子曰く、共生とは忍耐と寛容に如かざるものなり」
「忍耐と寛容」というのは、どこかの首相のキャッチフレーズだったような記憶があるのですが、うまいことをいうものです。
だけど、大変でしょうね。堪忍袋の緒を切らさないように願いたいものです。
ところで、本日は京都女子大学の創立記念日。ゼミ草創期の頃は、宝物虫払い中の神護寺へ見学に出かけたものでした。50代になったばかりのあの頃、若い学生諸君たちと山上の文覚の墓まで登ったとき、我が身の体力の衰えを痛感させられたことをよく覚えています。
あのときのメンバーは、今日、どう過ごされたでしょうか?
本日は起床したときから背中が痛く、いささか不調だったのですが、長く機会を得られなかった宇都宮頼綱ゆかりの三鈷寺に行ってまいりました。足腰が重く、背中の痛みがこたえましたが、西山の善峯寺や三鈷寺からの京都盆地の眺めは、比叡山から宇治のあたりまで見渡せる壮大なパノラマで素晴らしく、まさに感動ものでした。宇都宮頼綱もよいところにいたものです。
善峯寺には、かの犬公方徳川綱吉の母桂昌院の墓もありました。昨今、綱吉が再評価されていることもあって、彼女の人生についても興味を抱いた次第です。
せっかくなので、近くにある在原業平や藤原高子ゆかりの十輪寺に大原野神社、それに花の寺として知られる勝持寺、鑑真和上の高弟智威大徳が開いたという正法寺を回ってまいりました。
それほど人出も多くなく、気温も暑からず寒からずで良かったのですが、何よりも自らの体力・脚力の衰えを、またあらためて実感させられてしまいました。
「少年老い易く学成り難し」。
学生諸姉には「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」「命短し恋せよ乙女」と言いたくなりますが、・・・結局のところは、「色即是空」「諸行無常」に行き着きます。
「子曰く、共生とは忍耐と寛容に如かざるものなり」
「忍耐と寛容」というのは、どこかの首相のキャッチフレーズだったような記憶があるのですが、うまいことをいうものです。
だけど、大変でしょうね。堪忍袋の緒を切らさないように願いたいものです。
ところで、本日は京都女子大学の創立記念日。ゼミ草創期の頃は、宝物虫払い中の神護寺へ見学に出かけたものでした。50代になったばかりのあの頃、若い学生諸君たちと山上の文覚の墓まで登ったとき、我が身の体力の衰えを痛感させられたことをよく覚えています。
あのときのメンバーは、今日、どう過ごされたでしょうか?
本日は起床したときから背中が痛く、いささか不調だったのですが、長く機会を得られなかった宇都宮頼綱ゆかりの三鈷寺に行ってまいりました。足腰が重く、背中の痛みがこたえましたが、西山の善峯寺や三鈷寺からの京都盆地の眺めは、比叡山から宇治のあたりまで見渡せる壮大なパノラマで素晴らしく、まさに感動ものでした。宇都宮頼綱もよいところにいたものです。
善峯寺には、かの犬公方徳川綱吉の母桂昌院の墓もありました。昨今、綱吉が再評価されていることもあって、彼女の人生についても興味を抱いた次第です。
せっかくなので、近くにある在原業平や藤原高子ゆかりの十輪寺に大原野神社、それに花の寺として知られる勝持寺、鑑真和上の高弟智威大徳が開いたという正法寺を回ってまいりました。
それほど人出も多くなく、気温も暑からず寒からずで良かったのですが、何よりも自らの体力・脚力の衰えを、またあらためて実感させられてしまいました。
「少年老い易く学成り難し」。
学生諸姉には「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」「命短し恋せよ乙女」と言いたくなりますが、・・・結局のところは、「色即是空」「諸行無常」に行き着きます。