佐伯智広「鳥羽院政期王家と皇位継承」をゼミ生は必読のこと
No.9640
最近、樋口健太郎氏らによって、院政期の摂関家の存在形態について、従来の理解に再検討をせまる優れた研究がつぎつぎと発表されていますが、院権力の継承に関する説得力に満ちた実証的な論文が昨日届いた『日本史研究』598号に掲載されていました。保元の乱前夜の政治過程に関心のある方は必読。通説というのは、こうやって克服されていくものだということを示す着実な研究で、院政期を専攻する学生さんには、よいお手本になる論文でしょう。私自身、とても勉強になりました。
ゼミメンバー・関係者で、すぐに『日本史研究』の最新号に手の届く人は、今日のうちに読んでおくことをお勧めします。佐伯君には明日、お目にかかれるはずですから。
「こういう論文を若いうちに書いてみたかった。でもあの環境では仕方なかったよなぁ」などと、『能力』という基本的要素を無視して手前勝手な感慨(弁解的妄想)にふけっておりましたところ、宅急便で大きな封筒が届きました。
若くなくなってから、・・・というより、数ヶ月前に悪戦苦闘して書いた原稿が初校ゲラとなって届いたのでした。校正、頑張りたいと思います。
ちなみに、この本が世に出る予定は9月末とのこと。日本史教科書で有名な出版社さんからの刊行です。
☆ 東京都葛飾区郷土と天文の博物館の谷口榮先生と新宿歴史博物館の今野慶信先生の御連名で、埼玉県嵐山歴史博物館・葛飾区郷土と天文の博物館編『秩父平氏の盛衰 畠山重忠と葛西清重』(勉誠出版)を御恵送頂きました。
谷口先生は「畠山重忠と葛西清重-博物館から秩父平氏を考える-」・「葛西清重の軌跡」、今野先生は「武蔵国南部の秩父平氏-豊島氏と江戸氏の動向を中心に-」という御高論をお書きになっています。
谷口・今野両先生に、あつく御礼を申し上げます。
ゼミメンバー・関係者で、すぐに『日本史研究』の最新号に手の届く人は、今日のうちに読んでおくことをお勧めします。佐伯君には明日、お目にかかれるはずですから。
「こういう論文を若いうちに書いてみたかった。でもあの環境では仕方なかったよなぁ」などと、『能力』という基本的要素を無視して手前勝手な感慨(弁解的妄想)にふけっておりましたところ、宅急便で大きな封筒が届きました。
若くなくなってから、・・・というより、数ヶ月前に悪戦苦闘して書いた原稿が初校ゲラとなって届いたのでした。校正、頑張りたいと思います。
ちなみに、この本が世に出る予定は9月末とのこと。日本史教科書で有名な出版社さんからの刊行です。
☆ 東京都葛飾区郷土と天文の博物館の谷口榮先生と新宿歴史博物館の今野慶信先生の御連名で、埼玉県嵐山歴史博物館・葛飾区郷土と天文の博物館編『秩父平氏の盛衰 畠山重忠と葛西清重』(勉誠出版)を御恵送頂きました。
谷口先生は「畠山重忠と葛西清重-博物館から秩父平氏を考える-」・「葛西清重の軌跡」、今野先生は「武蔵国南部の秩父平氏-豊島氏と江戸氏の動向を中心に-」という御高論をお書きになっています。
谷口・今野両先生に、あつく御礼を申し上げます。