元祖 『平家の群像』 を読む。
No.9407
出版社にお送りした『八幡太郎』の原稿は分量不足だったようで、これから書き足すことになりました。「終わりなき」原稿執筆の日々を楽しんでいます。
学生時代に読んだ「平家」関係の一般向けの本を捜し出して読んでいるのですが、なかなか勉強になる本が多い。今になって、ようやく書いてあることの意味が理解できたりしています。先学は、本当に史料をちゃんと読んでおられます。頭が下がります。
今読んでいるのは、安田元久『平家の群像』(塙新書、1967年)と村井康彦『『平家物語』の世界』(徳間書店、1973年)。
さすが碩学のお書きになった本です。この四半世紀ほどの間に、歴史学の世界で「平家」研究が、どれほど進んだのか等々、いろいろ考えさせてもくれます。
安田元久先生には、大学院生時代、学習院大学で『鎌倉遺文』のゼミに出席させて頂いたり、科研の「『吾妻鏡』の総合的研究」のメンバーに加えて頂いたり、たいへんお世話になりました。
村井康彦先生は、かつて本学で教鞭を執っておられましたので、御著書の中で本学周辺の史跡に触れられるところが多く、また、本学の大学祭で催された平曲の講演の写真なども収録されていて、そんなところも楽しめます。
30年後。たとえば、拙著『武門源氏の血脈』をまだ読んで下さる人がいるだろうか、などと要らぬ心配を致しております。
学生時代に読んだ「平家」関係の一般向けの本を捜し出して読んでいるのですが、なかなか勉強になる本が多い。今になって、ようやく書いてあることの意味が理解できたりしています。先学は、本当に史料をちゃんと読んでおられます。頭が下がります。
今読んでいるのは、安田元久『平家の群像』(塙新書、1967年)と村井康彦『『平家物語』の世界』(徳間書店、1973年)。
さすが碩学のお書きになった本です。この四半世紀ほどの間に、歴史学の世界で「平家」研究が、どれほど進んだのか等々、いろいろ考えさせてもくれます。
安田元久先生には、大学院生時代、学習院大学で『鎌倉遺文』のゼミに出席させて頂いたり、科研の「『吾妻鏡』の総合的研究」のメンバーに加えて頂いたり、たいへんお世話になりました。
村井康彦先生は、かつて本学で教鞭を執っておられましたので、御著書の中で本学周辺の史跡に触れられるところが多く、また、本学の大学祭で催された平曲の講演の写真なども収録されていて、そんなところも楽しめます。
30年後。たとえば、拙著『武門源氏の血脈』をまだ読んで下さる人がいるだろうか、などと要らぬ心配を致しております。