西村隆「平氏「家人」表」
No.9336
いよいよ講義もゼミも今年最後の週となりました。
そして、4回生には卒論、私たちには原稿の締め切り日が目前。
拙著『武門源氏の血脈 為義から義経まで』(中央公論新社→>>No.9206)は、お正月の松の内には大都市の書店には配架されることになるものと思います。
元木先生の『河内源氏』(中公新書)はベストセラー街道をばく進中。来年、さらに売れ行きを伸ばすのではないかと思います。研究者から高校生まで、誰が読んでも面白い本だと思います。中公新書の歴史にのこる傑作でしょう。
岩田慎平『平清盛』(新人物往来社)は『平氏政権の研究』(思文閣出版)を書かれた田中文英先生を修士課程時代の指導教官に仰ぎ、現在は元木先生の研究会に参加されている著者が、最新・最高の研究成果を分かりやすく還元している点が高く評価されているようです。
いわゆる「歴史愛好家」という方たちばかりでなく、中世前期を専攻しようとする学生さんに読んで頂きたい、大学のテキストに使えるようなしっかりした内容の本です。
なお、来週日曜日(25日)の『京都民報』6面に本書の書評が掲載される予定です。
☆ 京都市歴史資料館館長の井上満郞先生より、新刊の御高著『秦河勝』(吉川弘文館・人物叢書)を御恵送頂きました。
井上先生に、あつく御礼を申し上げます。
☆ 神戸大学名誉教授髙橋昌明先生より、平凡社ライブラリーの一冊として再刊された『増補改訂 清盛以前』を御恵送頂きました。
佐伯真一先生による解説が付せられ、新しい研究成果が補注の形で紹介されています。 まったく埋もれてしまっている、拙稿「院政期における伊勢平氏庶流-「平家」論の前提作業-」(京都女子大学宗教・文化研究所『研究紀要』16)・同「院政期における伊勢平氏庶流(補遺)」(同17)を取り上げて下さり、うれしく思っております。
髙橋先生に、あつく御礼を申し上げます。
ちなみに、『平家政権』を語るに際して、拙稿などより余程重要な研究成果として、西村隆先生による「平氏「家人」表-平氏家人研究への基礎作業」(『日本史論叢』10)があります。もちろん、髙橋先生も上記の本の中で紹介されておられます。
これを参照しないで、「平家政権」を論ずることはできません。
そして、4回生には卒論、私たちには原稿の締め切り日が目前。
拙著『武門源氏の血脈 為義から義経まで』(中央公論新社→>>No.9206)は、お正月の松の内には大都市の書店には配架されることになるものと思います。
元木先生の『河内源氏』(中公新書)はベストセラー街道をばく進中。来年、さらに売れ行きを伸ばすのではないかと思います。研究者から高校生まで、誰が読んでも面白い本だと思います。中公新書の歴史にのこる傑作でしょう。
岩田慎平『平清盛』(新人物往来社)は『平氏政権の研究』(思文閣出版)を書かれた田中文英先生を修士課程時代の指導教官に仰ぎ、現在は元木先生の研究会に参加されている著者が、最新・最高の研究成果を分かりやすく還元している点が高く評価されているようです。
いわゆる「歴史愛好家」という方たちばかりでなく、中世前期を専攻しようとする学生さんに読んで頂きたい、大学のテキストに使えるようなしっかりした内容の本です。
なお、来週日曜日(25日)の『京都民報』6面に本書の書評が掲載される予定です。
☆ 京都市歴史資料館館長の井上満郞先生より、新刊の御高著『秦河勝』(吉川弘文館・人物叢書)を御恵送頂きました。
井上先生に、あつく御礼を申し上げます。
☆ 神戸大学名誉教授髙橋昌明先生より、平凡社ライブラリーの一冊として再刊された『増補改訂 清盛以前』を御恵送頂きました。
佐伯真一先生による解説が付せられ、新しい研究成果が補注の形で紹介されています。 まったく埋もれてしまっている、拙稿「院政期における伊勢平氏庶流-「平家」論の前提作業-」(京都女子大学宗教・文化研究所『研究紀要』16)・同「院政期における伊勢平氏庶流(補遺)」(同17)を取り上げて下さり、うれしく思っております。
髙橋先生に、あつく御礼を申し上げます。
ちなみに、『平家政権』を語るに際して、拙稿などより余程重要な研究成果として、西村隆先生による「平氏「家人」表-平氏家人研究への基礎作業」(『日本史論叢』10)があります。もちろん、髙橋先生も上記の本の中で紹介されておられます。
これを参照しないで、「平家政権」を論ずることはできません。