追悼。そして明日の授業予告。
No.8109
今日で、JR福知山線脱線事故から6年。本学史学科で西洋史を専攻されていた四回生がこの事故で亡くなられました。御冥福を祈りたいと思います。
そしてまた4月25日は、私が千葉に住んでいた時代に大変お世話になった吉野幸久先生の御命日でもあります。先生は、私が1972年6月に母校千葉東高校で教育実習をしたときの担当教員。私を大いに評価して、二週間で28時間も授業をさせて下さいました。院生時代には生活を心配して塾講師のアルバイトや高校の非常勤講師の仕事を紹介して下さり、高校に就職する際もいろいろ相談に乗ってもらいました。常に、こちらからお願いするというより、先生の方から先回りして手をさしのべてくれるといった有様だったと思います。先生は校長になると、さっそく私を日本史担当の教員として招いてくださいました。人生の大恩人の一人です。しかし、1995年、還暦にいたる前に亡くなられました。
同じ年の数日前、私はもう一人、人生の恩人を失っています。千葉県における中世城郭研究の先鞭をつけた清川一史(いっし)さんです。清川さんは兄のような存在で、たしかまだ私が大学一年だったとき、千葉の城跡でお目にかかったのをきっかけに、知己を得たのだと思います。当時、清川さんは早稲田大学の学生でした。清川さんは聴覚障害者だったので、意志の疎通は筆談。作家をされているお母様が電話で連絡をして下さり、よく市川駅前の喫茶店で筆談で遣り取りをしていたことを思い出します。清川さんは精悍な風貌、行動的な人で、いろいろ城跡に連れて行って下さり、自ら現地を歩いて作成した沢山の城郭の縄張図を頂きました。御健在ならば、まだまだ活躍されていた世代です。
という次第で、四月の末はいろいろ昔のことが思い起こされる時期なのです。
さて、明日の授業。まず、Ⅲ講時の現社「基礎演習Ⅰ」ですが、いよいよ個別発表が始まります。先陣を切るのは角田さん。
発表のテーマは「お茶」とのこと。お茶の歴史について話をしてから、市販のペットボトルのお茶を何本か持って来て、みんなに飲み比べてもらって、アンケートを取るというような段取りをお考えのようです。
お茶が出るなら、御菓子を用意しないといけませんね。
それから、オリエンテーションと史跡見学の時に撮影した記念写真を配付します。
Ⅴ講時の「基礎・教養科目」のテーマは「日本女性史概説」です。資料は100部用意しましたが、足りるかな?
【追記】
☆ 栃木県立宇都宮商業高校の松本一夫先生より、新刊の御高著『日本史へのいざない2-考えながら学ぼう-』(岩田書院)を御恵送頂きました。
松本先生に、あつく御礼を申し上げます。
そしてまた4月25日は、私が千葉に住んでいた時代に大変お世話になった吉野幸久先生の御命日でもあります。先生は、私が1972年6月に母校千葉東高校で教育実習をしたときの担当教員。私を大いに評価して、二週間で28時間も授業をさせて下さいました。院生時代には生活を心配して塾講師のアルバイトや高校の非常勤講師の仕事を紹介して下さり、高校に就職する際もいろいろ相談に乗ってもらいました。常に、こちらからお願いするというより、先生の方から先回りして手をさしのべてくれるといった有様だったと思います。先生は校長になると、さっそく私を日本史担当の教員として招いてくださいました。人生の大恩人の一人です。しかし、1995年、還暦にいたる前に亡くなられました。
同じ年の数日前、私はもう一人、人生の恩人を失っています。千葉県における中世城郭研究の先鞭をつけた清川一史(いっし)さんです。清川さんは兄のような存在で、たしかまだ私が大学一年だったとき、千葉の城跡でお目にかかったのをきっかけに、知己を得たのだと思います。当時、清川さんは早稲田大学の学生でした。清川さんは聴覚障害者だったので、意志の疎通は筆談。作家をされているお母様が電話で連絡をして下さり、よく市川駅前の喫茶店で筆談で遣り取りをしていたことを思い出します。清川さんは精悍な風貌、行動的な人で、いろいろ城跡に連れて行って下さり、自ら現地を歩いて作成した沢山の城郭の縄張図を頂きました。御健在ならば、まだまだ活躍されていた世代です。
という次第で、四月の末はいろいろ昔のことが思い起こされる時期なのです。
さて、明日の授業。まず、Ⅲ講時の現社「基礎演習Ⅰ」ですが、いよいよ個別発表が始まります。先陣を切るのは角田さん。
発表のテーマは「お茶」とのこと。お茶の歴史について話をしてから、市販のペットボトルのお茶を何本か持って来て、みんなに飲み比べてもらって、アンケートを取るというような段取りをお考えのようです。
お茶が出るなら、御菓子を用意しないといけませんね。
それから、オリエンテーションと史跡見学の時に撮影した記念写真を配付します。
Ⅴ講時の「基礎・教養科目」のテーマは「日本女性史概説」です。資料は100部用意しましたが、足りるかな?
【追記】
☆ 栃木県立宇都宮商業高校の松本一夫先生より、新刊の御高著『日本史へのいざない2-考えながら学ぼう-』(岩田書院)を御恵送頂きました。
松本先生に、あつく御礼を申し上げます。