三日遅れの便りをのせて~
No.8081
本日から社会復帰を始めます。何人かの方から、お見舞いのメールをいただき、恐縮しています。
今日は午後、研究室で来週の講義の準備をしたいと思います。最近、大学の駐車場はいつも満車なので、大量の資料をもって自宅と研究室の間を往復するのには、人のすくない土曜の午後が最適なのです。研究というのは、けっこう肉体労働でありまして、重いカバンをぶら下げているために、私の腕と腰には常に「桐灰カイロ」やら「ハリックス55」が貼ってあるわけであります。
藤本正行先生から、鎌倉の下馬周辺遺跡で鎌倉時代の甲冑が出土したという情報(現地見学会の資料や新聞記事のコピーと共に)をいただきました。これは生産・流通の側面のみならず、法住寺殿出土の甲冑と埋葬形態など比較の価値がありそうです。
また、藤本先生からは大河ドラマ「江」に関する先生のコメントの載った『週刊新潮』3月17日号の記事コピーもお送り頂きました。
大河ドラマもここまで来たか、と私も仰天して、最初の一、二回しか見ておりませんが、いよいよ大変なことになっているようですね。授業で前近代の女性をとりあげているのですが、あんな話を事実だと思い込んだ学生さんを相手にするとなると、説明を二倍しなければならなくなります。
中世後期~近世前期御専攻の心ある先生方は、さぞお困りのことと思います。
それにつけても、来年の「平清盛」が海賊キッドみたいなことにならないか心配です。どうせなら、瀬戸内海賊ののこした宝探しで地上げ屋から故郷を救った少年少女たちのお話、みたいな方が面白いかも知れません。もちろん、お手本は「グーニーズ」です(岩田君御推薦)。
☆ 愛媛大学の寺内浩先生より、御高論「押領使・追捕使関係史料の一考察」(『愛媛大学法文学部論集 人文科学編』30)ならびに「平安時代中期の地方軍制」(『古代文化』62-4)を御恵送頂きました。
最近にわかに平安時代の軍制研究が活況を呈してきたように思います。昔書いた平維良に関する研究などが再検討されるようになり、嬉しい限りです。
寺内先生にあつく御礼を申し上げます。
☆ 國學院大學の細川重男先生より、御高著『北条氏と鎌倉幕府』(講談社選書メチエ)を御恵送頂きました。
矢継ぎ早の御出版。頭が下がります。
細川先生にあつく御礼を申し上げます。
私もはやく『北条時政』に取り組みたいのですが、なかなか。
☆ 青山学院大学の佐伯真一先生と国立歴史民俗博物館の菱沼一憲先生の御連名で、新刊の延慶本注釈の会編『延慶本平家物語全注釈 第二末(巻五)』(汲古書院)を御恵送頂きました。
いよいよ頼朝が挙兵し、房総半島で再起を果たしたあたりの内容です。少年時代の私が、この本を手にしたなら狂喜乱舞だったと思います。あのころの熱い想いが懐かしい昨今です。
佐伯先生、菱沼先生にあつく御礼を申し上げます。
それにしても、優れた内容で高価な御本を頂く一方、私の方からは貧弱な内容の粗末な抜刷ばかりしかお返しできず、申し訳ない限りです。
今日は午後、研究室で来週の講義の準備をしたいと思います。最近、大学の駐車場はいつも満車なので、大量の資料をもって自宅と研究室の間を往復するのには、人のすくない土曜の午後が最適なのです。研究というのは、けっこう肉体労働でありまして、重いカバンをぶら下げているために、私の腕と腰には常に「桐灰カイロ」やら「ハリックス55」が貼ってあるわけであります。
藤本正行先生から、鎌倉の下馬周辺遺跡で鎌倉時代の甲冑が出土したという情報(現地見学会の資料や新聞記事のコピーと共に)をいただきました。これは生産・流通の側面のみならず、法住寺殿出土の甲冑と埋葬形態など比較の価値がありそうです。
また、藤本先生からは大河ドラマ「江」に関する先生のコメントの載った『週刊新潮』3月17日号の記事コピーもお送り頂きました。
大河ドラマもここまで来たか、と私も仰天して、最初の一、二回しか見ておりませんが、いよいよ大変なことになっているようですね。授業で前近代の女性をとりあげているのですが、あんな話を事実だと思い込んだ学生さんを相手にするとなると、説明を二倍しなければならなくなります。
中世後期~近世前期御専攻の心ある先生方は、さぞお困りのことと思います。
それにつけても、来年の「平清盛」が海賊キッドみたいなことにならないか心配です。どうせなら、瀬戸内海賊ののこした宝探しで地上げ屋から故郷を救った少年少女たちのお話、みたいな方が面白いかも知れません。もちろん、お手本は「グーニーズ」です(岩田君御推薦)。
☆ 愛媛大学の寺内浩先生より、御高論「押領使・追捕使関係史料の一考察」(『愛媛大学法文学部論集 人文科学編』30)ならびに「平安時代中期の地方軍制」(『古代文化』62-4)を御恵送頂きました。
最近にわかに平安時代の軍制研究が活況を呈してきたように思います。昔書いた平維良に関する研究などが再検討されるようになり、嬉しい限りです。
寺内先生にあつく御礼を申し上げます。
☆ 國學院大學の細川重男先生より、御高著『北条氏と鎌倉幕府』(講談社選書メチエ)を御恵送頂きました。
矢継ぎ早の御出版。頭が下がります。
細川先生にあつく御礼を申し上げます。
私もはやく『北条時政』に取り組みたいのですが、なかなか。
☆ 青山学院大学の佐伯真一先生と国立歴史民俗博物館の菱沼一憲先生の御連名で、新刊の延慶本注釈の会編『延慶本平家物語全注釈 第二末(巻五)』(汲古書院)を御恵送頂きました。
いよいよ頼朝が挙兵し、房総半島で再起を果たしたあたりの内容です。少年時代の私が、この本を手にしたなら狂喜乱舞だったと思います。あのころの熱い想いが懐かしい昨今です。
佐伯先生、菱沼先生にあつく御礼を申し上げます。
それにしても、優れた内容で高価な御本を頂く一方、私の方からは貧弱な内容の粗末な抜刷ばかりしかお返しできず、申し訳ない限りです。