16・23日はこちらへ

No.7802

 16・23日と『吾妻鏡』の講読会は連続して休会になりますが、その代わりに、こちらにお出かけ下さい。
 ◇ 日本史研究会中世史部会 ◇
 【大会共同研究報告反省会】
 日時 11月16日(火)18:30~
 場所 機関紙会館3F
 報告者 長村祥知氏(日本学術振興会特別研究員)
 ※共同研究報告者の小原嘉記氏も参加されます。

 ◇ 「大泉 讃 陶展」オープニングトーク ◇
 日時 11月23日(火)17:00~
 場所 画廊ぐれごりお(京都市中京区蛸薬師堺町東入ル)烏丸四条駅より徒歩10分
 テーマ「京都の平和と源義経」
 講師 野口 実(京都女子大学宗教・文化研究所教授)
※ これはイベントの性格上、何をどのように話して良いのか悩んでいます。
  ちなみに、大泉さんの作品はとても味があります。焼物に興味のある方は是非どうぞ。

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 こちらも、ご予定をお忘れなく!

 ◎ 本年度研究所共同研究の一環として、下記のように当ゼミの例会を兼た形で研究会を開催します。広く、報告テーマに関して関心を持たれる研究者・院生・学生の方たちの参加を期待致します。

 ・ 研究発表のテーマ: 「北条師頼と伊賀国平等寺の禅院化-得宗一門・守護・禅宗-」(仮)
 ・ 講師: 大田壮一郎氏(本願寺仏教音楽儀礼研究所研究員・龍谷大学等非常勤講師)
 ・ 日時: 11月27日(土)14:00~
 ・ 会場: 本学宗教・文化研究所共同研究室

 ※ 共同研究員および当ゼミ関係者以外の方で参加される方は、席数の関係上、当ゼミ関係者を通じて申し込まれるか、私に直接御連絡下さい。
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 ☆ 先般、山梨県立博物館における講演の際に大変お世話になった秋山敬先生より、御高著『甲斐の荘園』(甲斐新書刊行会)と御高論「新羅三郎義光-甲斐源氏始祖伝説成立の検討を軸に-」掲載の『武田氏研究』第33号ならびに山梨郷土研究会・山梨県考古学協会・武田氏研究会 第2回合同シンポジウム「甲斐源氏とその時代」資料集を御恵送頂きました。
 秋山先生の精緻な御研究は、これからの山梨県中世史研究の発展に揺るぎない基盤を築かれたものだと思います。
 秋山先生にあつく御礼を申し上げます。

急告。16~22日のゼミは休止します。

No.7788

 今月16日(火)~22日(月)の間、入試業務のために共同研究室が使えなくなります。そのため、この間のゼミ講読会は休止いたします。

 なお、17日(水)Ⅴ講時の基礎・教養科目の履修者は、授業開始時刻に教授室にお出で下さい。
 
 本日は校正一件を片付けて発送。ついで、『芬陀利華』の連載原稿の第六回の分をなんとか書き上げました。法住寺殿跡から見つかった武将墓のお話しです。

 ☆ 京都府立総合資料館の西村隆先生より、先生も分担執筆されている同館と京都府立大学文学部日本・中国文学科の編になる『京都府立総合資料館の書庫から 古典籍へようこそ』(京都新聞出版センター)を御恵送頂きました。
 西村先生にあつく御礼を申し上げます。

腰痛胃弱のノグチゲラ。

No.7784

 今日の『吾妻鏡』も、固有名詞を忘れた私が「えー、だれだっけ」を連発しているうちに一時間半が経過していきました。もっとひどくならないように、青魚と赤葡萄酒の摂取に努めたいと思います。腰痛にも難儀しておりますが・・・。

 ところで、『紫苑』第9号の執筆陣がほぼ固まって参りました。ほんらい編集長から告知されるべき所ですが、編集長も執筆されますので私から。
 論文は、院生(国文)の粟村さん。
 研究ノートは、岩田君(史学)と山本さん(史学)
 ゼミ旅行記は、井草さん(史学)・尾田さん(国文)の共著
 それに、私が恩師貫達人先生の追悼文を書かせて頂く予定でおります。

 研究所の『研究紀要』の方は早くも初稿ゲラが届いています。どういうわけか、一つゲラが届くと、今まで遅滞していたのに、急に続々とゲラが届きます。そのたびに、執筆時に使用した資料をひっくり返す事になるわけです。
 ゲラゲラゲラと笑いが止まりません。

 マスコミはYou Tubeに流出したビデオの話題で騒然としていますが、私は大学関係者の皆さんに、是非これを視聴して頂きたいと思っています。
 「大学とは ひょうたん島」で検索してみて下さい。

上横手雅敬先生の叙勲御受章を祝う。

No.7777

 11月3日付で、2010年秋の叙勲受章者が発表されました。
 朝刊を開くと、上横手先生の笑顔が目に飛び込んできました。先生は瑞宝中綬章を御受章。まことに、おめでとうございます。

 ひねくれ者の私は、叙勲というのは政治的なもので、遠いところのお話しとしか思っておりませんでしたが、今度ばかりは素直に喜んでいます。

 昨今、さまざまな局面で日本史の研究・教育が軽視される風潮の中、文化面のみならず社会的にもとても意味のある慶事だと思います。
 最近の日本中世史研究の場においては、史料を徹底的に検証し、しかも血の通った深い洞察に裏付けられた政治史研究が脇に追いやられ、そのために研究成果の社会(市民)還元も果たし得なくなっているような状況が見受けられるように思います。僭越な申し様ですが、そうしたなかで、あらためて上横手先生の御業績が見なおされるようになることは、たいへん意味深いことだと考えております。

 上横手先生には、ますますお元気で、いつまでも日本中世前期政治史研究を牽引して下さることを願っております。

 ◇ 1988年1月3日にTBSで放送された映画「グーニーズ」は、日本語吹き替え版の最高傑作の一つだと思います。こればかりは字幕版よりも楽しめました。

山口博史さんを偲ぶ。

No.7769

 昨日は、歴史グループ早雲で活躍された山口博史さんの御命日でした。あれから、もう5年も経ってしまったことになります。最近、大学からの帰りに東福寺の駅まで歩くことが多いのですが、日赤病院の前に来るたびに、山口さんがここに入院されていたことを思い起こします。享年55歳というのは早すぎでした。あらためて御冥福を祈りたいと思います。

 今年もあと2ヶ月を切ってしまいました。トップページの月間予定を更新しましたので、御確認下さい。
 今月のメインイベントは何と言っても27日(土)の公開研究会(NO.7709)です。多くの方たちの御出席を期待しております。

 ちなみに、「元木プロジェクト」は順調に進んでおります。近々のうちにその全貌を御紹介したいと考えております。

 目下、今月の編集委員会に諮らなければならない査読論文2件と9日締切の原稿に追われています。紀要の初校ゲラの校正、23日の講演「京都の平和と源義経」の準備もあり、またしても儘ならぬ年末を迎えることになりそうです。
 12月締切の原稿は、旧暦で御容赦を!

冬支度の『吾妻鏡』

No.7776

 夏の猛暑を忘れさせるほど、すっかり冬の装いとなりつつあります。
 11月の火曜日の『吾妻鏡』は9日、30日と開催予定です。

 日時:2010年11月9日(火)午後3時~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:お配りした史料を引き続き読みましょう。

 再開後の範囲:正元二年(文応元年、1260年)七月八日・十日・二十五日・二十六日・二十九日、八月六日・七日・十二日・十五日・十六日・十七日、九月五日、十月十五日、十一月十一日・十八日・二十一日・二十二日・二十六日・二十七日・二十八日、十二月一日・二日・十六日・二十日・二十一日・二十三日・二十五日・二十六日・二十九日
 文応二年(弘長元年、1261年)正月四日・十日・二十五日・二十六日、二月二十日・二十五日・二十九日、三月五日・十三日・二十日・二十五日、四月二十一日・二十三日・二十四日・二十五日・二十六日、五月一日・十三日、六月一日・三日・六日・十日・十八日・二十二日・二十三日・二十五日・二十七日・二十九日・三十日、七月二日・九日・十七日・十八日・二十二日・二十九日、八月二日・七日・十日・十二日・十三日・十四日・十五日、九月三日・四日・十九日・二十日、十月四日・二十九日、十一月一日・二日・三日・二十六日、十二月二日の各条

 毎週火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、秋から何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

*ところで、1988年1月3日にTBSで放送された映画「グーニーズ」の日本語吹き替え版が、「グーニーズ25周年記念コレクターズ・エディション」(2010年12月22日発売予定、初回限定生産)に収録されるそうです。
 マイキー:藤田淑子
 マウス:野沢雅子
 チャンク:坂本千夏
 データ:菅谷政子
 ブランド:古谷徹
 アンディ:富沢美智恵
 ステフ:岡本麻弥
 フラッテリー一家:遠藤晴(ママ)、徳丸完、納谷六朗、郷里大輔(スロース)

平先生と坂井先生にお願い致しました

No.7758

 ◇ 来年度の公開講座(6月25日予定)の講師は、平雅行先生と坂井孝一先生にお願い申し上げることになりました。今から楽しみです。詳細は追々告知させて頂きます。

 ◇ 京都文化博物館(三条高倉)2Fの歴史展示が、コンセプトから根本的にリニューアルされることになりました。これまでの歴史展示は12月5日までしか見ることができません。
 京都の博物館施設で、都市「京都」に関して、しっかりした通史展示を行ってきたのはこの展示室だけでしたので、従来のコンセプトを保ったままのリニューアルでなく、まったく異なった展示形態に変更されてしまうのはとても残念に思っています。
 この機に際して、在来の歴史展示に関係した、もと学芸員などによるギャラリートークが行われることになりました。私もこの歴史展示の担当者の一人ですので(1989年3月まで学芸第二課主任学芸員として在職)、「歴史展示『武者の世に』の構想」というタイトルでお話しをさせて頂くことになりました。12月2日(木)14時から歴史展示室においてです。

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 ところで、一昨日、山梨県立博物館で開かれた開館5周年記念「甲斐源氏の世界」は、おりしも台風14号が迫り来る中にも拘わらず、たくさんの方がお出でになられ、たいへんな盛況でありました。
 私の講演は、話の分量と展開に問題があり、甚だ不満足な結果になってしまいましたが、一緒に登壇させて頂いた講師の先生方や博物館の皆様にはたいへんお世話になり、とても充実した時間を過ごすことが出来ました。あつく御礼を申し上げます。

 翌日(昨日)は、歴研の例会報告をされた長村君と一緒に佐倉の歴博(国立歴史民俗博物館)で開催中の特別展「武士とは何か」を見学して帰洛致しました。
 ちなみに山梨県立博物館の館長の平川南先生は、佐倉の歴博の館長でもあられ、両所で御挨拶する機会を頂きました。
 
  山本君(>>No.7739)に続いて、八井君( >>No.7750)からも書き込みを頂きました。お二人とも、教育現場で御活躍中のようで嬉しい限りです。かれらと同輩の諸姉兄も、宜しければ近況をお伝え下さい。当ゼミの真骨頂は人のネットワークにあるのですから。

 ☆ 茨城大学の高橋修先生より、先生がその編集を指導され且つ執筆も担当されている『週刊絵で知る日本史1 長篠合戦図屏風』(集英社)を御恵送頂きました。
 高橋先生にあつく御礼を申し上げます。

十一月の『吾妻鏡』

No.7753

 いままで読んだ箇所の振り返りをやっているうちに十月は過ぎてしまいました。すみませんがもうしばらく振り返り続けたいと思います。復習も大事ですからね。

 日時:2010年11月2日(火)午後3時~(予定)
 場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
 範囲:前々回(10/5)お配りした史料を引き続き読みましょう。

 正元二年(文応元年、1260年)七月八日・十日・二十五日・二十六日・二十九日、八月六日・七日・十二日・十五日・十六日・十七日、九月五日、十月十五日、十一月十一日・十八日・二十一日・二十二日・二十六日・二十七日・二十八日、十二月一日・二日・十六日・二十日・二十一日・二十三日・二十五日・二十六日・二十九日
 文応二年(弘長元年、1261年)正月四日・十日・二十五日・二十六日、二月二十日・二十五日・二十九日、三月五日・十三日・二十日・二十五日、四月二十一日・二十三日・二十四日・二十五日・二十六日、五月一日・十三日、六月一日・三日・六日・十日・十八日・二十二日・二十三日・二十五日・二十七日・二十九日・三十日、七月二日・九日・十七日・十八日・二十二日・二十九日、八月二日・七日・十日・十二日・十三日・十四日・十五日、九月三日・四日・十九日・二十日、十月四日・二十九日、十一月一日・二日・三日・二十六日、十二月二日の各条

 毎週火曜日の『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。基礎的な史料読解のニーズにも対応しておりますので、秋から何か新しいことを始めてみようという方は、まずは見学からでも、どうぞお気軽にご参加ください。

伊勢の「平氏」から六波羅の「平家」へ

No.7732

 26日(火)のキャンパスプラザの講義ですが、いよいよ伊勢平氏から「平家」へと話しを進めます。

 学外からゼミに参加されている皆さんは、早めにお出でになって錦華殿で開催されている松尾大社に関する展示を御覧になるとよいと思います。たしか、会期は明日までであったと思います。私も、なんとか見に行くつもりです。

 ☆ 青山学院大学の佐伯真一先生より、御高論「〔書評〕樋口大祐著『「乱世」のエクリチュール 転形期の人と文化』」掲載の『説話文学研究』第45号を御恵送頂きました。この号、鳥羽離宮や建築史の関係など、歴史学ジャンルからも興味津々の内容です。
 佐伯先生にあつく御礼を申し上げます。

 ☆ 和歌山県の阪本敏行先生より、御高論「治承・寿永の内乱と紀伊熊野-『平家物語』などの関係諸本における熊野関係逸話の物語性と事実性-」掲載の『御影史学論集』35を御恵送頂きました。
 阪本先生にあつく御礼を申し上げます。

ご無沙汰しております。

山本陽一郎
No.7739

 ご無沙汰しております。福井の山本陽一郎です。
現在は小学校勤務で、3年生の担任をしております。と言っても、規模の小さい学校なので、3年生は1クラスで、7人しかいません。最初赴任した時TTかとおもっていたら、校長先生から「担任をしてくれますか?」と言われたので、大変度肝を抜かれました。でも何とかかんとかやっております。というか毎日が教育実習の日々です(泣)。毎日児童の指導などで勉強になる面が多いです。またイベントも多く、1週間があっという間に過ぎていきます。
 現在赴任先の学校は福井県越前町の織田という所にあります。織田は、そうあの織田信長一族の発祥の地です。また越前国の二の宮剱神社というのがあり、織田氏は代々そこの神官をしていたそうです。学校には「伊部」(いべ)という姓の人が多いのですが、元々は古代の祭司を司った忌部氏からきていて、織田しも含めて、その末裔だそうです。またこの剱神社には、「神護景雲四年(770)」の銘の梵鐘があります。おそらく神仏習合が奈良時代に認められる貴重な神社だと思われます。
 またこっちに戻ってきてあらためて分かったのですが、北陸は本当に真宗王国で、来年の親鸞上人の750回忌に合わせて、博物館やお寺で各種イベントがあります。
 北陸地方は、白山信仰や若狭地方や能登地方など、歴史的遺産の多いエリアが多く、暇を見つけては、見に行くようにしています。仕事で忙しくなったのですが、相変わらず書店の歴史書のコーナーはいつもチェックしています(最新の研究動向には付いていけてないですが)。仕事をして思ったのですが、野口先生にお会いした頃に、たくさんの歴史学の名著や論文などを紹介してもらって、読んでいた頃がなつかしく、本当に貴重な時間を過ごさせてもらったと思います。
 ところで、昨年の中学校で、国語の先生が、教科書を大型コピー機で印刷していたのですが、印刷機から出てくる文字が「八幡大菩薩」や「鏑矢」、「平家」などの文字が出てきたので、即座にその国語の先生に「『平家物語』の屋島の那須与一の場面ですね」と思わず言ったら、「なんで字だけで分かるの?」と驚かれました。職業病でしょうか?

>岩田さん
 『吾妻鏡』講読会を牽引していただきありがとうございます。
 岩田さんには、足を向けて眠れません。
 ところで、『草燃ゆる』がCSで全話放送したと聞いたのですが、本当でしょうか? 

「藤原利仁から織田氏まで」を目標に!

No.7740

 山本君、出てきてくれてありがとうございます。
 久しぶりですね。
 小学校3年生7人のクラス担任なんて、教育者の頂点にいるようなものです。
 織田氏発祥の地に勤務されているとは、奇遇ですね。中世後期も勉強せよと言う啓示なのかも知れません。「藤原利仁から織田氏まで」を目標に掲げて下さい。

 『吾妻鏡』の講読会は、今日も四時間ほど続けました。岩田君がしっかりリードしてくれています。時に、山本君の時代の話に花を咲かせることもあります。研究室の前では伊豆旅行の写真の中で、いつも山本君が微笑んでいます。

 後輩たちにも紹介したいので、御上洛の折は必ず訪ねてきて下さい。

 『草燃える』ですが、高校以来の親友から贈呈されたDVDを所蔵しております。さすがに永井路子氏の原作だけあって『吾妻鏡』の実写版の如しです。

 下に紹介した『歴史評論』の落合義明先生の論文は是非読んでみて下さい。手に入りにくかったら、コピーを送付しますので御連絡下さい。

ジェネラル芋粥の凱旋

No.7742

 山本さん、ご無沙汰しております。ご当地でのご活躍、祝着至極に存じます。どしどし職業病を炸裂させてください。僕は京近郊でひもじい思いをしてますから、福井の芋粥をたらふく食べさせていただきたいものです(僕はまったく五位に届かない身分ですが)。

 『吾妻鏡』の講読会は月曜から火曜に引っ越してしまいましたが、順調に継続中です。六年前は二俣川合戦の頃などを読んでいたのですが、いまは宗尊将軍の時代を読んでおります。

 大河ドラマ『草燃える』(1979年、NHK)は、昨年CSの時代劇専門チャンネルで放送され、今年も10月18日からまた時代劇専門チャンネルで再放送されているそうです。
 藤九郎盛長役は、ほがらかな武田鉄矢さんです。武田鉄矢さんは1991年の『太平記』では楠木正成役でしたが、役柄の違い(※武田さんは『草燃える』の直後に金八先生などもやっている)などに思いを馳せながら見るのもおもしろかったです。もちろん、考証のすばらしさなどは言うまでもありません。

 京都においでの際は、ぜひお立ち寄りください。

平安京・京都研究集会 第20回 御案内

No.7726

 世話人の「末席」を汚させて頂いているにもかかわらず、まったくお役に立っていない「平安京・京都研究集会」。せめて、開催告知のお手伝いが出来ればと思います。
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 ◇ 山田邦和著『京都都市史の研究』を読む―京都研究の方法と実践をめぐって― ◇

平安京・京都研究集会では、「検証 考古学が明らかにした古代・中世の京都像」の第2回目として、山田邦和著『京都都市史の研究』(吉川弘文館、2009年)をとりあげます(http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b35005.html)。
 同書で山田氏は、平安京成立期から戦国時代にいたる多彩な都市構造をとりあげ、巨視的に、また遺構論から京都の特性を解明しておられます。とりわけ「巨大都市複合体(コンプレックス)」の提案は多くの注目をあつめているところです。
 本集会では、考古学、文献史学の立場から本書を検証し、その成果と課題をうきぼりにしたいと考えています。単なる「書評」の枠を越え、山田氏が目指す学際的な京都都市研究の方法論について議論します。

  日時:2010年11月7日(日) 13:30~17:00
  会場:機関紙会館 5F大会議室
      京都市上京区新町通丸太町上ル東側。日本史研究会事務所の建物
  市バス「府庁前」バス停すぐ。
    地下鉄「丸太町」駅下車、2番出口より西へ、2筋目を北へ。徒歩6分
    http://homepage2.nifty.com/kikanshi-keiji/kaizyou.html

報告(評者);
 山本雅和氏((財)京都市埋蔵文化財研究所、日本考古学)「『京都都市史の研究』と京都の遺跡」
 仁木 宏氏(大阪市立大学、日本中世史)「京都都市史研究のなかの山田邦和氏 ―学際的研究のめざすもの―」
コメント;高橋昌明氏 (神戸大学(名誉教授)、日本中世史)
コーディネート;仁木 宏氏
   *著者・山田邦和氏(同志社女子大学)も参加されます。
    *山田さんの著書をお読みいただいてから参加いただくのが望ましいですが、お読みでない方にも十分理解いただけるように配慮します。
   *事前の申込不要。一般来聴歓迎。
   *当日、資料代をいただきます。

  主催  平安京・京都研究集会
電子メールにて今後の開催案内が必要な方は、事務局(山田、FZK06736@nifty.ne.jp)までその旨、お聞かせください。
集会案内のHP http://ucrc.lit.osaka-cu.ac.jp/niki/kenkyu/staff.html
  後援  日本史研究会
  問合先  平安京・京都研究集会事務局(山田方) 090-9697-8052

*以前の御案内では、第2回として堀内明博著『日本古代都市史研究』をとりあげるとしていましたが、諸般の都合で変更しました。御寛恕ください。

◆平安京・京都研究会 今後の予定
  ・2011年4月24日(日) 書評;仁木 宏『京都の都市共同体と権力』
     評者:久留島典子氏、河内将芳氏など
  ・2011年夏 「信長の京都」 -河内将芳『信長見た戦国京都』をめぐって-
  ・2011年秋 「上賀茂神社と社家町」 ―現地見学とシンポジウム―

来週の土曜日は・・・。

No.7721

 さて、来週の土曜日には下記のようなイベントがございます。

【その1】 歴史学研究会日本中世史部会例会
 日 時:10月30日(土)14:00~ 
 場 所:早稲田大学戸山キャンパス39号館第6会議室
 報告者:長村祥知氏(日本学術振興会特別研究員)
 報告テーマ:「承久鎌倉方武士小考」
 
【その2】山梨県立博物館開館5周年記念特別展
    「甲斐源氏―列島を駆ける武士団―」関連イベント
     http://www.museum.pref.yamanashi.jp/3nd_tenjiannai_10tokubetsu003.htm
     開館5周年記念講演会「甲斐源氏の世界」 
  講師:小笠原 敬承斎 氏(小笠原流礼法宗家)
      野口 実 (京都女子大学教授)
      守屋 正彦 氏(筑波大学教授)
  主催:山梨県立博物館、山梨郷土研究会、武田氏研究会
  日時:平成22年10月30日(土曜) 午後1時~5時
  場所:山梨県総合教育センター 大研修室(博物館となり)
    ※参加費、事前予約は必要ありません。
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 長村君の御報告は、武士論および中世前期政治史を専攻の方には是非お聴き頂きたい内容。
 私の講演のテーマは「東国武士団の中の甲斐源氏」。安田義定を中心にお話しするつもりでおります。
 なお、時間の都合で、当初の計画とは異なり、身延線ではなく、名古屋・塩尻経由で甲府に出ることに致しました。
 翌日曜日は(体調が悪くなければ)長村君と合流して歴博の特別展を見学する予定です。

 ● このところ、書類づくりで神経をすり減らし、耄碌がらみで諸事につけて腹の立つことが多く、そのうえ生活のリズムが不規則になっているために、胃腸の具合をさらに悪くしております。おつき合いの御遠慮、おゆるしください。