Anti-Climax-そして『吾妻鏡』も続く-
No.7191
FIFAワールドカップ(TM)の開幕を来月に控え、近頃またサッカー関連の書籍・雑誌の発刊が相次いでおります。サッカー好きとしてはなかなか嬉しい状況です。
以前(4年前や8年前)は選手の内面に迫るようなノンフィクション系のものが多かったように思いますが、今回はそういったものに加えて、「戦術」にフォーカスしたものが増えたことが特色かと思います。多様なテーマの本の刊行は、ワールドカップ本戦での代表チームの成績に対する悲観的な観測に反して、日本サッカーの成熟の一端を見るような気がします。
そんななか、『「ジャパン」はなぜ負けるのか─経済学が解明するサッカーの不条理(サイモン・クーパー,ステファン・シマンスキー 共著,森田浩之 訳、日本放送出版協会、2010年)は、さまざまな数値を分析してサッカーを読み解いていくという好著で、最近読んだなかでも出色の一冊だと思います。物事が動いている中心から離れれば離れるほど、その物事の動きについていく上では不利である(※つまり、現代サッカーは西ヨーロッパを中心に動いているから、そこから遠くにある日本はすでに大きなハンディを負っている)といったような指摘は、サッカーの世界に留まらずいろいろと考えさせられました。
自分もちょっとは成長したかな…と思ったら、周りはもっと成長していたというようなことはよくありますね。怠けていないで、いろいろなものを学ぶため積極的に出かけて行きたいと思います。
次回の『吾妻鏡』の予定です。
日時:2010年5月25日(火)15:00~(予定)
場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
範囲:康元二年(正嘉元年、1257年)十月十三日・十六日・二十六日、十一月八日・十六日・十七日・二十三日、十二月六日・二十四日・二十九日、
正嘉二年(1258年)正月一日・二日・六日・十七日・二十日、二月十三日・十九日・二十八日、三月二十日、四月十九日・二十五日・二十六日、五月二日・六日・八日・九日・十日・十四日・二十九日、六月一日・二日・三日・九日、七月十日・十五日・二十二日・二十三日・二十九日、八月五日・六日・八日・十六日・十七日・十八日・十九日・二十日・二十八日、九月二日・二十一日・二十九日、十月十二日、十二月十日・十九日
の各条
『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。どなたさまでも、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加下さい。『紫苑』第8号も『吾妻鏡』講読会の成果が大きく反映されております。
以前(4年前や8年前)は選手の内面に迫るようなノンフィクション系のものが多かったように思いますが、今回はそういったものに加えて、「戦術」にフォーカスしたものが増えたことが特色かと思います。多様なテーマの本の刊行は、ワールドカップ本戦での代表チームの成績に対する悲観的な観測に反して、日本サッカーの成熟の一端を見るような気がします。
そんななか、『「ジャパン」はなぜ負けるのか─経済学が解明するサッカーの不条理(サイモン・クーパー,ステファン・シマンスキー 共著,森田浩之 訳、日本放送出版協会、2010年)は、さまざまな数値を分析してサッカーを読み解いていくという好著で、最近読んだなかでも出色の一冊だと思います。物事が動いている中心から離れれば離れるほど、その物事の動きについていく上では不利である(※つまり、現代サッカーは西ヨーロッパを中心に動いているから、そこから遠くにある日本はすでに大きなハンディを負っている)といったような指摘は、サッカーの世界に留まらずいろいろと考えさせられました。
自分もちょっとは成長したかな…と思ったら、周りはもっと成長していたというようなことはよくありますね。怠けていないで、いろいろなものを学ぶため積極的に出かけて行きたいと思います。
次回の『吾妻鏡』の予定です。
日時:2010年5月25日(火)15:00~(予定)
場所:京都女子大学L校舎 3階 共同研究室
範囲:康元二年(正嘉元年、1257年)十月十三日・十六日・二十六日、十一月八日・十六日・十七日・二十三日、十二月六日・二十四日・二十九日、
正嘉二年(1258年)正月一日・二日・六日・十七日・二十日、二月十三日・十九日・二十八日、三月二十日、四月十九日・二十五日・二十六日、五月二日・六日・八日・九日・十日・十四日・二十九日、六月一日・二日・三日・九日、七月十日・十五日・二十二日・二十三日・二十九日、八月五日・六日・八日・十六日・十七日・十八日・十九日・二十日・二十八日、九月二日・二十一日・二十九日、十月十二日、十二月十日・十九日
の各条
『吾妻鏡』講読会は、参加者のみなさんの自主的な積極性によって支えられております。どなたさまでも、まずは見学からでもどうぞお気軽にご参加下さい。『紫苑』第8号も『吾妻鏡』講読会の成果が大きく反映されております。